安住紳一郎さんが2022年1月9日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でかつて、『信長の野望』にハマりすぎて肩を壊してしまったことについてトーク。その治療でお医者さんとのやり取りを話していました。
(安住紳一郎)「2022年、私の目標」です。神栖市の37歳女性の方からいただきました。ありがとうございます。「2022年、私の目標は金魚すくい大会で優勝をすることです。数年前にはじめて参加した時には完全なお遊びだったので、エントリーシートでの『関東大会で優勝した場合、大和郡山市で行われる全国大会に出場しますか?』の欄に『全国大会だって。行けるといいね』と冷やかし半分で『はい』に○をしました。何度か出場をしてだんだんコツを掴み、少しずつですがすくえる数も増え、全国大会も夢ではないかも……というところまで来ているように思います。
去年は大会1ヶ月前に利き手を骨折してしまい、整形外科の先生に『ちょっと関東大会のようなものを控えているのですが……』と言うと先生は急に親身になってくださり、『なんの大会ですか? それまでになんとか治しましょう』と言ってくれたので『金魚すくいです』とは言いづらかったのですが、『そんな大会、あるんですか?』と看護師さんともども前のめりに聞いてくださりました。電子カルテにも『1ヶ月後に金魚すくい大会』と書いてくれ、無事に出場できました。今年の目標は大きく全国大会優勝、頑張りたいです」という。37歳の方。へー! これは優勝の可能性、ありますよ。すごーい!
(中澤有美子)へー! 楽しい!
症状を電子カルテに入力
(安住紳一郎)あらららら。へー! 全国大会優勝。まずは全国大会に出るところからだと思いますけども。整形外科の先生とかね、電子カルテは今、パソコンでね、症状を打ち込んでくださいますけども。患者さんの言ったことを全部、律儀に打つ先生、いらっしゃいますからね。「言っているの、全部打ち込むんですか? 恥ずかしい」なんて時、ありますよね。先生の方も躊躇しながらパチパチやりながら。「この話、全部打ち込んでいいのか? とりあえず、全部打つか……」みたいな感じの時、ありますもんね。
私も『信長の野望』っていうプレイステーションのゲームをやりすぎて、ちょっと肩を壊して整形外科にお世話になった時、四谷の整形外科で。ちょうど学校が近くにあって、そこの学校の運動部の生徒たちがよく通うような整形外科だったもんですから。なんかその「大会が近い」みたいなそういうフレーズに関しては、このお便りにもあったようにすごく反応をしてくださるんですよね。で、私も全部ことを仔細に語ろうとする癖があるから。『信長の野望』っていうのがテレビゲームだということをちゃんと伝えずに、「まもなく天下統一できそうなんで……」って。
「えっ、統一ですか? 天下を? それは武道の大会かなにかですか?」ってなっちゃって。「違うんです。テレビゲームなんです」「テレビゲーム? ああ、テレビゲーム? テレビゲームの大会ですか?」みたいな。「大会ではありません。個人で楽しんで」「個人で楽しんでいる? ああ、そうですか。WEBでつながって?」「いや、WEBではつながっていません。怖いんで、WEBではつなげられないです」なんて。「天下統一?」「天下統一ですね!」って。
(中澤有美子)恥ずかしい(笑)。
(安住紳一郎)武将になりきって天下統一するゲームなもんですからね。それをカルテに全部書かれちゃて。そしたら1階が整形外科で。ちょっとビルが離れて、そこに整体……理学療法士の先生方がつめている、そういうリハビリの部屋があって。そうすると、電子カルテがパソコン上で送られているんですよね。すると、その理学療法士の先生方も「ええと、安住さんね。天下統一ですね?」なんて言われて(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
「今週中に天下統一」
(安住紳一郎)「天下統一じゃないんですけど……」「今週中に天下統一ですね?」「ええ、今週中に天下統一したいもんですから、どうにか治りますか?」みたいな話をして。で、首を吊られちゃって。グーンッ!ってなって。「安住さん、これスポーツの話じゃないんですね?」「はい。テレビゲームの話です」「ちょっと牽引しますよ」「ああっ、ううっ!」って。「電気、流します!」「おねげえしやーす!」なんて(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!
(安住紳一郎)整形外科はね、仔細にことを話すと独り歩きしはじめますからね。
(中澤有美子)瞬時に伝わるんですね(笑)。
(安住紳一郎)瞬時に伝わっちゃうんでね。
(中澤有美子)「来た来た、その人、来た」って(笑)。
(安住紳一郎)なんかほら、全国大会とか関東大会とか、空手で出なきゃいけないとかっていう生徒の並びになっちゃうからさ。
(中澤有美子)そうですね。間に合わせようとしてくれちゃってね(笑)。
<書き起こしおわり>