安住紳一郎 ラジオへの投稿をAIに乗っ取られる日を語る

安住紳一郎 人生で唯一のスピリチュアル体験を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2023年2月26日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で毎週、AIにラジオ投稿メールのネタ出しをさせていることについてトーク。リスナー投稿がAIに乗っ取られる可能性について、話していました。

(安住紳一郎)先週、たくさんメッセージいただいて紹介しきれてないので、引き続き今週のテーマはこちらです。「家族の恥ずかしい話」。また、自分じゃなくて家族の恥ずかしい話だと途端に皆さんの筆が奮うというか。すごい力作揃いですよね。

(中澤有美子)本当(笑)。楽しいのがいっぱいなの!

(安住紳一郎)また皆さん、文章が上手だから。

(中澤有美子)上手だから。

(安住紳一郎)というとね、なんか他の人が書きづらくなったりなんかするのもあるのかもしれないですけども。あと「本当にこれはリスナーの方が書いてるんですか? 専属の作家が1人3枚、4枚ずつ書いてるんじゃないですか?」なんていうこともありますけどもさ。作家さんは書いてないんですよね。私もね、書いてもらおうと思ったこと、あるんですけどね。そんなに面白くないですよ。

(中澤有美子)そんなこと言わないでください(笑)。

(安住紳一郎)えっ、なんでですか? いや、本当にそうなんですよね。

(中澤有美子)やっぱりね、皆さんからのお便りって思いもよらない発想ですものね(笑)。

(安住紳一郎)さらに最近はほら、AIくんがいるでしょう? で、私、AIくんが今後のラジオの番組のキモになるんじゃないかなと思って。ずっとね、3週続けて書かせてるんですよね。急にAIになると、言い方がきついんですけども。皆さん、知ってます? AI。今、すごい、もうなんでもやってくれるんですよね。普通に「ラジオのメッセージを投稿したい。こういうテーマです」って言うと、ものの5秒でバーっと書いてくるんですよね。

先々週ですか? 紹介しましたけど。ちょっとね、学習機能というか、こちら側のオーダーの仕方によって、いろいろ面白みが変わってくるんですね。当然ですよね。なので、もっと具体的に「なんかゼリーで恥ずかしい経験があったんじゃない?」とかって砕けて聞くと、返してくれたりとか。あと意外に褒めると伸びるんですよね。

(中澤有美子)へー!

褒めると伸びるAI

(安住紳一郎)わからないですけど。なんか急に「この話は面白かったね! こういうテイストでもう一通、お願いします」なんて言うと「わかりました。早速取りかかります!」なんて。ちゃんと応えてくれて、やるんですよ。これはね、もしかすると本当に1年、2年以内ぐらいにラジオのメッセージ投稿は全部AIがやるかもしれませんね。驚いちゃう。本当に。それでそのうち学習機能なんか充実してくるでしょう? そうすると、たぶんもう過去50年間ぐらいのラジオにあった投稿の記憶なんかを全部アーカイブしていって。「じゃあ、これだ、これだ、これだ……」みたいな。

で、人間の記憶なんか、適当なもんだから。50年前に聞いたラジオの投稿とか、忘れてたりするから。また新しい……令和に入ってから同じことを言われたて。「ガハハハハッ! 誰だ? こんなことするやつ。恥ずかしいな。えっ、土浦の、誰?」なんて言って。実は50年前の投稿とかをアレンジしてやって、みたいな。もう完全にAIに乗っ取られますよ。どうですか? ねえ。恐ろしい。何のために人間が生まれてきたのか? わかんない。本当ですよ。ちょっと恐ろしいぐらいの気持ちになったでしょう?

(中澤有美子)本当です。不安です。

(安住紳一郎)不安になりますよね。そうなんですよ。このあたりもね、ちょっとね、いろいろトライしていきたいと思ってます。私が今、抱えてる課題はね、「ラジオでしゃべるVTuber」と、それから「AIが出してくるメッセージ」ね。この2本でちょっと、やってみたいと思います。

(中澤有美子)ああ、そうですか(笑)。芹ゆう子さんかな?

(安住紳一郎)芹ゆう子さんね(笑)。芹ゆう子さんもさんも説明しないといけないから、大変だよね。芹ゆう子さんはあれ、俺ですからね。完全に(笑)。あれ、ただの声の高い俺ですから(笑)。

(中澤有美子)カミングアウト(笑)。

(安住紳一郎)カミングアウトね。そう。VTuberの正体とかって、あんまり突き詰めようとするっていうのは、あんまり良くないらしいです。モラル的に。もうちゃんとそこで存在してるわけですからね。「いけません」って言ってましたね。さて、今日は生の人間の皆さんからのメッセージを読んでいていきたいと思います。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)ちょっとなんか、ざわざわするよね? そう。『銀河鉄道999』のさ、機械の人間と生身の人間との共生みたいなの、ありましたもんね。ああいう世界になってくるんでしょうね。きっとね。鉄郎が好きなラーメン。よく、アニメでも出てきましたけど。あれ、「合成ラーメン」っていう本当のラーメンじゃないラーメンまであるんですよね。「合成ラーメンでもうまいな」なんて言って。「鉄郎、食べなさい」なんて。なんかね、40年くらい前の話ですけど。ちょっとリアルになりつつありますよ。「家族の恥ずかしい話」……なんか皆さんの気持ちを落としちゃって、ごめんなさいね。今日、また番組の一番最後で「今週のAIくん」をやりますから。

(中澤有美子)そうですか(笑)。

(安住紳一郎)でもね、やっぱりラジオ番組の温かいところで、そのAIくんのメッセージ。さっき紙でプリントアウトしておいたから(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! アナログな(笑)。

(中略)

(安住紳一郎)小金井市の52歳女性の方、ありがとうございます。「私が小学生低学年だった頃の話です。新聞広告を見ていた母が『何? これ、安いじゃない!』と私にチラシを見せてきました。『スカート500円、ブラウス400円、コート2000円』。それぐらいの値段だと思います。『こんなお店、あるの?』と大興奮。地図を見ると、我が家の近所です。『あら? 新しくできたのかしら? 行ってみよう! 売り切れては大変、大変!』と小走りで2人で向かいました。

そして店の前で呆然。そこはクリーニング屋でした。ああ、恥ずかしかった。何十年ぶりに思い出した懐かしい記憶です。思い出させていただき、ありがとうございます。感謝感謝」。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! いえいえ、そんな……(笑)。

(安住紳一郎)ねえ、面白い! 最高ね(笑)。でも、たしかに箇条書きで書いてあったらさ、ねえ。写真は入ってない? 入ってるかな? 「スカート500円、コート2000円……これはずいぶん安い!」って。もう大興奮ね。

(中澤有美子)急いで、急いで(笑)。

(安住紳一郎)「売り切れては大変、大変!」って小走りで。2人で、家の近くだから(笑)。面白いよねー。最高!

(中澤有美子)最高!

AIの追随を許さない生身の人間メール

(安住紳一郎)しばらくね、生身の人間、行けますね(笑)。これにAIは勝てないでしょう?

(中澤有美子)これは追随を許さない(笑)。

(安住紳一郎)追随を許さないね。くぅー! しびれちゃう。最高ですね!

(中澤有美子)最高です(笑)。

<書き起こしおわり>

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