(若林正恭)欽ちゃん、80でしたっけ? 80で……自分が80で、イマジンのドアが開いた瞬間にしゃべれるかな?
(春日俊彰)しゃべらない。なんだったら、しばらくしゃべんないと思う(笑)。しばらくしゃべれないと思う。なんか明らかに聞かれるまで。「いや、春日さんね」って聞かれるまで、しゃべれないと思うよ。
(若林正恭)しかも、こう言うのなんだけど、欽ちゃんって友達いないんだぜ?(笑)。
(春日俊彰)フフフ、そうなの? そんな話もしたの?(笑)。
(若林正恭)した(笑)。
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!
(若林正恭)でも、すごいなんだろう? まあ、なんかしゃべり方とかが東京の下町なのよ。やっぱり。で、しゃべり方が親父に似ているの。っていうのもあるからなのかな?
(春日俊彰)ちょっと親近感というか。こっちが勝手に思う。
(若林正恭)そうそうそうそうそう。で、なんか面白いことを言うから。「80でこんなにしゃべれてすごいな」って思ったんだけども。だから、生意気に聞こえなければいいなと思うね。
(春日俊彰)まあ、甘えてるな、みたいなね。向こうの懐の大きさにね。
(若林正恭)向こうが「大人げない」ってなっちゃう、その逆のハラスメントになってなければいいなと思うけど。結構、序盤で「うるせえな!」みたいなことを……(笑)。「しゃべるなあ、おい!」みたいなことをたぶん……(笑)。
(春日俊彰)まあ、でもそれは「しゃべるなあ」っていうことだから、いいんじゃないの? なにかちょっとしたことをでっかく言うみたいなことじゃないじゃない? 拾い上げて「なんだ、これ?」って言うわけじゃないからね。おかしなことをだって、しているわけだから(笑)。
(若林正恭)で、もういつ回りだしたかもわからなかったから。だから青銅さんは始まるまで、絶対に会わせたくなかったんだって。でも、やっぱり緊張ってそういうもんなんだなって思ったのは、「コント55号のネタが好き」っていうので、その他の情報を俺も逆に一切、入れないようにしたの。緊張しちゃうから。伝説とかを聞くと。
(春日俊彰)ああ、いろいろと調べたりとかして。
(若林正恭)そうそう。で、調べなかった。資料も見なかったんだけど、とにかくコント55号のネタが好きなおじさんとして俺はその場に行ったんだけど、あまりの大人の多さに緊張してくるのね(笑)。「ああ、やっぱりそうだよな」と思って。
(春日俊彰)改めてね。やっぱりすごいっていうのはもちろんわかってる。レジェントだってのはわかっているけど。
(若林正恭)でも、それにしちゃあなんだろう? 「オードリーのラジオ・チャリティ・ミュージックソンのお出迎え、少なすぎたな」と思って(笑)。あと、ニッポン放送内にこんなに偉い人っているんだって思ったの(笑)。あ、でもわからない。そうか。欽ちゃん側のスタッフさんの偉い人も来てるからか。
(春日俊彰)だからニッポン放送の勇退された方とかも来てるってことなんじゃない? 当時、番組をやってたとか、欽ちゃんにお世話になったみたいな人たちもいらしているからじゃない? おじさんばっかりでしょう? いらしていたのって。
(若林正恭)それで結構しつこく「住所、教えてくれ」って言ったんだけど、教えてくれなかったんだけどね。
(春日俊彰)なんで住所、聞きたかったのよ?(笑)。
欽ちゃんに住所を聞きたかった
(若林正恭)いや、なんかLINEとかのやり取りというよりは、急に欽ちゃんの家に行きたいなと思って。しゃべりに。でも、住所は聞けなかったな。「住所、教えてくれ」って言ったんだけど。でも「お前にだったらいいよ」ぐらい、言ってましたっけ? でも結局、聞けなかったんだよな。欽ちゃんってどこに住んでると思う?
(春日俊彰)どこなんだろうね?
(若林正恭)欽ちゃんってどこに住んでるんだろうな? マンションに住んでるのかな?
(春日俊彰)いや、一軒家でしょう? それはもう豪邸……それこそ、世田谷やらなんやらのところに住んでるんじゃない?
(若林正恭)欽ちゃん、世田谷とかに住んでるのかな?
(春日俊彰)イメージよ?
(若林正恭)でもさ、欽ちゃんって家を豪邸にしないっぽくない? 欽ちゃんが西麻布とか六本木で飲んでるイメージって、ないだろう?
(春日俊彰)ない。
(若林正恭)「欽ちゃんって何してたの?」って思わない?
(春日俊彰)ああ、当時? バッと一番、勢いのある、売れてる頃に?
(若林正恭)それも聞いたけど。欽ちゃんに西麻布の匂い、しないだろう?
(春日俊彰)しないね。
(若林正恭)俺、だからそれ……先週もしゃべったっけ? 「西麻布とか六本木に結構行かないとテレビってゴールデンにMCになれないんじゃないかって思う」って。先週俺、言ってなかった?
(春日俊彰)ラジオでは言ってないんじゃない? 『あちこち』かなんかで言ってたんじゃない?
(若林正恭)『あちこち』で言ってたんだ。そうだ、そうだ。それ、思わない?
(春日俊彰)まあ、わかる。言われてみれば。そうだね。人付き合いというかね。人のコミュニケーションの取り方というか。そのあたりで飲んでいる人の感じはするよね?
(若林正恭)芸能界ってだって、そうだろう? だって。
(春日俊彰)まあ、そうだよね。あのあたりが中心じゃない?
(若林正恭)でも春日もちょっとそこ、入ってるよな。もう。
(春日俊彰)そこ?(笑)。そこは入れないですよ、それは。
(若林正恭)でも結構ほら、『体育会TV』の中で今田さんとか、いらっしゃるから。俺よりは行ってると思うよ。
(春日俊彰)たしかに。たしかにそうだ。うん。まあ、「連れていってもらって」みたいなレベルのね。たしかに。
(若林正恭)で、聞いたら「意外とそうでもない」とか言ってたけど。シソンヌが『あちこちオードリー』に来てた時か。なんか西麻布とかで指原さんとかシェリーとか峯岸みなみとかとご飯食べないと俺、ゴールデンのMCになれないと思うんだよね。そんなこと、ないのかな?
(春日俊彰)それはかならずじゃないと思うよ? そこを通らないと絶対になれないっていう……。
(若林正恭)そういう人たちとつるとんたんとか行かないと……あと、ヒロミさんとか坂上さんとか、そういう人たちとつるとんたんに行かないと。俺、それで行きたくないの。
(春日俊彰)まあまあ、ねえ。合わないのね。若林さんとはね。
(若林正恭)なんか、そういう仕事の後に。で、欽ちゃんってそのイメージないだろ?
(春日俊彰)ない。
(若林正恭)だからその話にもなったよ。でも春日は、ちょっとそうしてきてもいいんじゃない?
(春日俊彰)ええっ? その西麻布やら、なんやらって?
(若林正恭)フワちゃんとかヒロミさんとか……わかかんないけどタカさんの番組とか、出るじゃん?
(春日俊彰)まあ、何回か出してもらったね。
(若林正恭)だから、それで西麻布とかでご飯食べる人になっていくと、関係値が生まれるじゃん? で、関係値ってゴールデンのバラエティで強いだろう? 「こういうLINEをもらって」とか。
(春日俊彰)まあ、振りやすいだろうね。MCの人もね。
(若林正恭)なんかちょっとなってない? 春日って。俺、最近思うのよ。横で見てて。でね、俺はこれね、すごいいいと思う。それ。
(春日俊彰)ああ、そう? まあ、行ったことはなくはないけど。そんなにないよ。それこそ……。
(若林正恭)グイグイ行けば、行けるだろう?
(春日俊彰)まあ、そうだね。本気を出せば。
(若林正恭)だから坂本さんとかと「ご飯、行きましょう」とかって言って。
(春日俊彰)あの人はもう本当におでこに「西麻布」って書いてあるからね(笑)。「麻」って(笑)。
(若林正恭)めちゃめちゃ偉い人なのよ、坂本さんって(笑)。これね、怖いのがね、春日が言ったことが俺が言ったことみたいに坂本さんに伝わってて。誰が伝えてるのか知らないけど。坂本さんに会って「なんかラジオで俺のこと、言っていたんだって?」って。「いや、それ春日ですよ!」っていうことがあるのよ(笑)。お前今、「坂本さんのおでこに『西麻布』って書いてある」って言ったんだからな? めちゃめちゃ偉い人だからな?(笑)。
(春日俊彰)まあ、そうね。めちゃくちゃお世話になっているけども。でも、そうだね。いろいろと……いろんなお店も知ってるしね。あのあたりね。
(若林正恭)だからそれでいいと思うのよ。春日がそうなって。
(春日俊彰)ああ、積極的に参加させてもらおうかな? お誘いいただいたらね。
(若林正恭)で、お前にそっちに行ってもらうっていうのは、俺にとってすごい居心地がいいのよ。
(春日俊彰)ああ、そうですか?
(若林正恭)俺はね、ちょっとね、「じゃない方」を目指そうかなと思っているんだよ。
(春日俊彰)今から?
今から「じゃない方」を目指したい
(若林正恭)うん。でね、この間ね、探った。テレビ出演本数ランキング、あるじゃん? あれ、なんかね、俺の名前を消すことができないのかって、ちょっといろんな人に探っちゃった。「誰が数えているのか?」って聞いて。その数えてる人に俺、土下座しに行って。「名前、入れないでくれ」って言ったらそうできないのかな?って思って(笑)。
(春日俊彰)できないでしょうよ?
(若林正恭)できないかな?(笑)。で、俺がランキングに現れないのよ。で、春日はトップで現れるだろう? それで、西麻布に行くだろう?
(春日俊彰)西麻布に行ったらもっと増えるのかな?
(若林正恭)そしたらなんか、「もう本当、春日ばっかなんですよ」っていうところに行こうかなって(笑)。
(春日俊彰)ああ、たしかに「じゃない方」だね。
(若林正恭)そうそうそう(笑)。いろいろと動きやすくなるなと思って。
(春日俊彰)ああ、来年、2022年、ちょっと挑戦してみれば?
(若林正恭)ちょっと、だから数えている人を探して。その人に頭下げて。「俺の名前を数えないでくれ」って(笑)。
(春日俊彰)「カウントしないでくれ」って(笑)。
(若林正恭)そうそう(笑)。
(春日俊彰)できるかなー? どうだろう、それ?
(若林正恭)でもそれがすごい……「この人、すごいテレビ出てるけどな」って人が何人か、いるのよ。でもランキングに入ってない人っているのよ。
(春日俊彰)全くっていうか、思ったよりも?
(若林正恭)だから謎だなと思ったことはあって。
(春日俊彰)じゃあなんか、もしかしたら土下座しに行ってる人がいるかもって?(笑)。
(若林正恭)そう。数えている人に(笑)。
(春日俊彰)若林さんよりも先に土下座しに行っている人が?(笑)。
(若林正恭)なあ(笑)。
<書き起こしおわり>