オードリー若林『桃太郎電鉄』のエグさを語る

オードリー若林『桃太郎電鉄』のエグさを語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2021年1月30日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でゲーム『桃太郎電鉄』についてトーク。奥さんと対人対戦をした際に感じたエグさを話していました。

(若林正恭)『桃鉄』をね、なんかゲームやったりする番組、あるじゃないですか。それを見ていたら、結構『桃鉄』をやりながらすごい盛り上がってる番組を見て。で、ワインを飲みながら『桃鉄』とかやっていて。「ああ、これは楽しそうだな」と思って。その番組を見て、面白そうだからと思っても、『桃鉄』を買ったのよ。

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(春日俊彰)いや、私それに出てたな。ワインを飲みながらやっていたよ。顔を真っ赤にして。

(若林正恭)でも、お前は別に出ていなくて。その『桃鉄』をやっていた番組が……ほら、新しいのが出たから。

(春日俊彰)そんないろんな番組でやっている? まあ、やっているだろうけどもさ。「ワインを飲みながら」って言ったらさ、有吉さんの『有吉ぃぃeeeee!』じゃないの?

(若林正恭)いや、その番組じゃなくて……。

(春日俊彰)逆になんで見ねえんだよ! 見ろや! それで『桃鉄』、ほしくなれや!

(若林正恭)いや、結構俺が見た番組は中堅の先輩の、いろんなもので笑ってきた芸人さんがあんなに楽しく、ワインを飲みながらやってるとなると……。

(春日俊彰)いや、絶対にそれは『有吉ぃぃeeeee!』だろ?

(若林正恭)「これはすごい面白いゲームなんだろうな」って思ってさ。

(春日俊彰)まあ、面白いね。『桃鉄』ってずっと面白いじゃん。今回だけじゃなくて。

(若林正恭)それが、俺は『桃鉄』をずっとやったことがなくて。子供の時から。

(春日俊彰)ああ、そう?

(若林正恭)そう。それで、2、3年前にSwitchじゃなくてまだ3DSだったんだけども。それで、『しくじり先生』の収録の時に澤部がたとえで「キングボンビーじゃねえか!」みたいなことを言って。それでスタジオがすごいウケて。これ、たしかラジオでも話したかな? それで「キングボンビーじゃねえか!」っていう澤部の一言でバーン!ってウケて。でも、俺はあんまり意味が分からないから。「へっ、へへっ、へへへっ……」みたいにバレないように笑っていたのよ。

(春日俊彰)お得意の(笑)。

(若林正恭)「お得意の」じゃねえよ!(笑)。そんな頻発してねえよ!

(春日俊彰)合わせ笑いね。「へっ、へへへっ、たしかに。そうなんですけれども……」みたいなやつね?(笑)。

(若林正恭)いや、俺はそんな風に芸能界を渡っていないよ? 俺、あんまり笑わないで有名だから(笑)。

(春日俊彰)まあ、だからわからなかったと。そうだよね。知らないとわからないから。

(若林正恭)それでその帰り、1人で笑えなかったのが寂しかったから、『桃鉄』を買ったのよ。それで3DSでやってたんだけど、その時って独身だから1人でやっていて。それですぐにやらなくなっていたのよ。今、思えば。気づいたら、すぐにやらなくなっていて。そういうゲームってあるじゃん?

(春日俊彰)うん。あるね。

(若林正恭)でさ、今ね、先に言うと『桃鉄』を毎晩、奥さんと俺はやってるんだけど。

(春日俊彰)いいねえ!

毎晩、奥さんと『桃鉄』対戦

(若林正恭)あれって、1人でやるゲームではないの?

(春日俊彰)1人でもやるよ。私はそれこそ、その3DSの時にずっと1人で。

(若林正恭)コンピューターと対決して?

(春日俊彰)そうそう。4人ぐらいにして。春日社長が青かなんかで。1コンだからさ。で、あとはみんなコンピューターで。それで、目標を勝手に決めればさ。たとえば物件で桃太郎ランドを何とかして買うとか。物件を全部買うとか。

(若林正恭)ああ、だから大阪のお笑い興業を買おうとか決めれば、そこに向かって……みたいな。

(春日俊彰)そうそう。「○○王になる」とかさ。自分で目標を決めてやれば、できるというか。1人でやる。でも、みんなでやった方がぱ楽しいっていえば楽しいよね。楽しみ方が違うよ。

(若林正恭)ああ、やっぱりそうなんだ。

(春日俊彰)それで家で奥さんとやっているんでしょう?

(若林正恭)そうそう。それで奥さんもやったことなかったんだけども。でもさ、俺は人と本当に『桃鉄』をやったことなかったから。俺が見ていたテレビでは、先輩の芸人さん3人ぐらいと春日が普通に……。

(春日俊彰)出てるじゃねえかよ! タカトシさんと有吉さんだろ?

(若林正恭)いや、悔しいじゃない? 春日が出てる番組で面白そうなゲームだなって思って買ったなんて……(笑)。負けて気がするじゃない、それは。

(春日俊彰)なにがだよ! 負けも勝ちもないでしょうよ! まあ、たしかに逆だったら私も「くぅ~!」って思うかもね。若林さんがやっていて(笑)。

(若林正恭)思うでしょう? 俺は、先に言っておくけども、春日の有吉さんのゲーム番組を見る前から買おうとは思ってたからね。で、売り切れてたから『どうぶつの森』を買って。それで斧を持って裸で走り回って以来、1回もやってないけども(笑)。

(春日俊彰)やってないの?(笑)。なに、進めてないの、あそこから?(笑)。

(若林正恭)そうそうそう(笑)。

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(春日俊彰)まあ、でも『桃鉄』はまた違うパターンのゲームというか。

(若林正恭)で、思いのほかハマっていて。それでさ、最初は2人とも慣れてなくて。「ああ、これがこうやるんだ」「これは何? この人がついたらこうなの?」とか。コンピューターとかとやっていて。それで、なんかあのゲームってさ、やっぱり相手にダメージを食らわすというか、借金を負わすっていうゲームだよな?

(春日俊彰)まあ、そうだね。順位がつくしね。

(若林正恭)そうだよな。

(春日俊彰)だからそれこそキングボンビーとかボンビーをなすりつけあってね。

(若林正恭)なすりつけあうゲームだから。あれ、みんなで仲良くなるゲームじゃないよな?

(春日俊彰)仲良くは……そうだね。

(若林正恭)いや、あれはえげつないゲームだよな?

(春日俊彰)まあ、そうかもね。よく考えてみれば。

(若林正恭)だよね? それで、だいたいの遊び方に慣れてきた頃に、「負けた方がコンビニで水とかアイスを買ってくることにしよう」とか言って。それで対決をしたらさ、うちの奥さんが、3年決戦みたいなのでやっていたんだけど。なんか尋常じゃないキングボンビーのつき方をして。借金が3億、10億……っていう風にキングボンビーに札束をブワーッて巻き上げられるみたいなの、あるじゃん?

(春日俊彰)あるね。

(若林正恭)サイコロを振らされて。

(春日俊彰)そうね。たくさんのサイコロを振らされてね。

(若林正恭)それで「マイナス10億です」みたいな。そしたら、奥さんが一言もしゃべらなくなったのよ。マイナス10億ぐらいから。

(春日俊彰)なるほど。マズいね。

(若林正恭)それで、その時点でもう2年半ぐらいまで行ってたから、絶対もう逆転は無理なんだけど。でも「絶対に無理じゃん」とか俺が言えないぐらい、一言もしゃべらなくなって。無言でサイコロを振って。それで10億とか巻き上げられていくのよ。それで俺、「これ、マジでちょっとキングボンビー、やめてくれない?」っていう空気に……。

(春日俊彰)「もういいだろう?」って。

(若林正恭)そう。それで、今はこうすればこうなのかなとか。こういう時もあるとかってわかるけど。でもその時は「キングボンビーってとんでもないな!」って2人で思ってるから。で、一言もしゃべらなくなって。俺も結構いいサイコロが出て。いい物件とか買わなきゃいけないけど、なんかちょっと買うのを控えた方がいいのかな?っていうぐらい、奥さんが一言もしゃべらず。なんか一点を見つめていて。それで、3年決戦で奥さんのグラフがもう垂直に下がっていて。もう36億マイナスみたいな感じなって。それで、勝ったんだけど。なんか「楽しかったね」って言うのも変な空気で。「こういうゲームなんだねー」って俺、言って。

(春日俊彰)それも不自然だろうがよ(笑)。逆も言った方がいいんじゃないの? 「ひどかったな」みたいな。言えないの?

(若林正恭)いや、そんなの言える空気じゃないのよ。

(春日俊彰)そんなに……(笑)。まあ、そうだよね。おかみさんの方から「いやー、きつかったわー!」とか言ってくれないと、もう無理な空気だ。

対戦後の家庭内の空気

(若林正恭)空気なの。で、2人で終わって。それで、なんか俺は夜、次の日の台本を見たりとか。出演者のことを調べたりっていうのをリビングでするんだけども。なんか無言で食器を洗ってるのよ(笑)。

(春日俊彰)そんなに引きずる?(笑)。

(若林正恭)いや、なんかちょっと意識して……普段からそうなのかもしれないけど。なんか、どう会話していいか、わからないというか。なんか、その流れでさ、「コロナってどうなっていくのかね?」とかもおかしいし。

(春日俊彰)それはおかしいよ。1回、『桃鉄』をなんかいじらなきゃダメじゃない? 押さえないと。

(若林正恭)いや、なんかその『桃鉄』を振り返る空気でもないっていうか。もうしょうがないぐらいキングボンビーが……それで、だからちょっとムカついていて。今。

(春日俊彰)なに? 若林さんが?

(若林正恭)いや、『桃鉄』に。「なにしてくれているんだよ?」って思って。

(春日俊彰)いや、それはしょうがないじゃん。それは。『桃鉄』はだって、悪くないでしょう?

(若林正恭)それで、「おやすみ」みたいになったんだけども。「今のおやすみでよかったのかな?」みたいな。でも、わざわざ寝室に行って「ごめんね」っていうことでもないのよ。キングボンビーの……。

(春日俊彰)まあ、若林さんのせいじゃないでしょう。それは、なすりつけたわけじゃないんでしょう?

(若林正恭)うん。で、「すごいゲームだな」って思って。で、ヒロシ(チェ・ひろし)にこの間、「桃鉄ってえげつないゲームだな」って言ったら「いや、あれはえげつないですよ」って。ヒロシ、小学校の時に友達の家でやっていて。ガキ大将みたいなやつがいて。友達が何人かでやってたんだって。そういうもんなんだよね。『桃鉄』って。

(春日俊彰)まあ、友達とやったりするよ。

(若林正恭)それでさんざんワーッとやっていた時に結構みんな厳しい状況でやっていて。それで、お金がゼロ円になっちゃうカードみたいなの、あるじゃん? すごい頑張っていたのに。で、そのカードをゴールの1ヶ月前ぐらいの時、あるじゃん? その時にガキ大将に向かって使って。それでゼロ円にして……本当に1000万とかっていうすごい少ない額なんだけども。みんなゼロ円なんだけど、ヒロシだけ1000万とかになって、10年とかやった最後にゴールしたら、そのガキ大将にボコボコにされたんだって。

(春日俊彰)ええっ? でも、子供なら手が出ちゃうか。まあ、わからんでもない。

(若林正恭)そいつの家でボコボコにされたんだって。

(春日俊彰)ゲームだからなー。でも、そうか……。

(若林正恭)「でも、ちょっとその感じ、わかるわ」っていう話にこの間、なって。「恐ろしいゲームだな」って思っていたら、奥さんが死ぬほど有吉さんの番組を見て。『桃鉄』をめちゃくちゃ勉強しているのよ。していたんだね。そしたら、次の日にやった時に俺をなんかめちゃくちゃにキングボンビーとかなすりつけてくるし。俺をものすごい吹っ飛ばしたり。それで「ヒャヒャヒャッ!」って笑っているのよ。で、俺が今度、マイナス30億とかで負けて。それで俺も一言もしゃべらなくなってさ。

(春日俊彰)なんでだよ! もうやるなよ! やるな!(笑)。

(若林正恭)で、俺は言ったよ。「あ、こういうゲームなんだね」って。

(春日俊彰)腹が立っているじゃん(笑)。そこはさ、若林さんの方がさ、「いやー、ちょっとカンベンしてちょーよ!」とかさ。「うわーっ!」とかなんとかやってくれないと。

(若林正恭)でも俺、やっぱりテレビで春日は人気者じゃん? で、俺はいつまでたってもテレビの人気者になれないけどさ。

(春日俊彰)まあ、頑張ってるけどな。

(若林正恭)その理由が……お前、殺すぞ!

(春日俊彰)なんでよ(笑)。

(若林正恭)なにが「頑張っているけどな」だよ? 調子こいてんじゃねえよ! それで、俺は奥さんにも言われたんだけど。北海道とかまでバーン!ってなんか知らないんだけども、飛ばされるんだよ。おならみたいなやつで。それで奥さんは「ヒャーッヒャッヒャッ!」って笑っているの。そしたら、「なんでさ、飛ばされたのに真顔なの?」って言われて。俺、その時に本当にテレビで人気者になれない理由がわかった!

(春日俊彰)なにそれ? リアクションが薄いっていうこと?(笑)。

(若林正恭)なんか、これはすかしているわけじゃないんだけど。なんか物事をちょいメタで見る癖があるんだと思うんだよね。生意気にも。

(春日俊彰)ほう。たしかに生意気だわ。

(若林正恭)「ああ、こういう風に人を妨害してワーッと盛り上がるように……よくできてるな」って思ってるの。

(春日俊彰)なるへそ。だから「悔しい」とかじゃなくて、感心して。「へー!」って思っちゃうんだ。

(若林正恭)「へー! ああ、なるほどな」って思って。それでバーン!って飛ばされていて。まあ、はらわたは煮えくり返っているよ?

(春日俊彰)腹立ってるじゃん! そっちだよ、本当の理由! 腹が立っているからなんにもリアクションができないんでしょうよ?(笑)。よく言うんじゃないよ。「感心している」とか。

テレビの人気者・春日のリアクション

(若林正恭)でも俺、これは本当に俺みたいな人って結構いると思うんだよね。感情を……あれさ、春日って「くぅ~!」って言うじゃん? 有吉さんのゲームの番組とかでも。あれって、「くぅ~!」はいいよな。

(春日俊彰)そうだね(笑)。

(若林正恭)なんかワサビ寿司とか食べても「ああー、こんぐらい辛いんだ。なるほど」って思っちゃって。まあまあ、はらわたは煮えくり返っているんだけどもね。

(春日俊彰)じゃあ、なんなんだよ! そっちだよ、原因は!

(若林正恭)でもなんか「くそーっ!」とか言っても俺ってウケないんだよ。

(春日俊彰)ああー、似合わないのかな? 想像が……。

(若林正恭)で、いろんなことを……この俺の長い長い芸能生活でいろんなことを試してきたんだけども。たとえば今、ヒルナンデスでボウリングをやって。倒れたらヒントみたいなの、やっているじゃん? あれ俺、全然その仕事が来ないじゃん? まあ、回しだからなんだけども。でも、あれのボウリングを外した場合、俺が「くぅ~!」とか「くそーっ!」とか言っても全然ウケないんだよ。俺、それは何度も経験してるから。

(春日俊彰)「おいっ!」って言いづらいのかね? 周りも。「何やってんだよ!」っていう……。

(若林正恭)どう思う? 春日さ、そういう時、あったでしょう? 俺が無理して「くそーっ!」とか言ってあんまりウケてないっていう。見たことあるでしょう?

(春日俊彰)まあ、あるね(笑)。でも「くそーっ!」って言うしかないじゃない?

(若林正恭)で、俺のいろいろ長い長い芸能生活の中で……。

(春日俊彰)そうでもねえよ! なんだよ、その言い方?(笑)。

(若林正恭)で、いろいろと試してきたけども。一番俺がウケる時って、ボウリングで外したとするじゃん? そしたらやっぱり真顔で棒立ちしてる時がウケるんだよね。あれは、いろいろやってみて。今まではなんか吉村くんみたいな感じとか澤部みたいな感じとかイメージしてやってみたけど、やっぱりウケない。で、俺もワサビ寿司とかを食べたら「辛い! くぅ~!」とかやっても絶対にウケないの。俺は。それで、ただただ1点を見つめてるとかの方が俺はウケるのよ。そっちは本当だからなのかな?

(春日俊彰)まあ、そうなんじゃない? やっぱり「辛い!」とかっていうのは「ああ、ちょっと若林さん、無理しているのかな?」っていうのがあるんじゃない? 空気というか。わからないけども。

(若林正恭)それであれ、おみくじとかも引いて。なんか末吉とか出た時にリアクション的に「くっそー! 俺の1年、どうなるんだよ!」みたいなリアクションをした方がいいじゃん? でもなんか「ああー、末吉が出るかー」って思っちゃって。まあ、腹の中ではね、「ふざけんじゃねえよっ!」って思っているんだけども。

(春日俊彰)じゃあ、それを出せや! それを出したら、たぶんウケるよ。

(若林正恭)いや、これはウケないのよ。本当に。

(春日俊彰)本当に思っているのに?

(若林正恭)うん。これはね、何度かやっているけども、本当にウケない。だからあれ、本気の時じゃないとそういうのってウケないじゃん。

(春日俊彰)まあ、そうだね。うん。

(若林正恭)それで奥さんに「なんでさ、北海道までおならで飛ばされてるのに真顔で見てるの?」って言われて。そんなの、めっちゃムカつくし。で、あとなんかすごい俺のラーメン屋さんとか、買った物件からめちゃめちゃお金が入ってきたりするじゃん? あと、目的地に一番乗りした時とかも「一番乗りです。地元住民が歓迎しています!」みたいになっても俺は結構真顔で画面を見ているのね。

(春日俊彰)そこは別に……喜ぶこともできんかね? 「よし!」とか。

(若林正恭)いや、なんか「やったー!」とかって言うと、うーん。俺、ウケないんだよね。

(春日俊彰)別にウケなくていいのよ。家なんだから。

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