R-指定さんが2021年10月5日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でTARO SOUL&KEN THE 390『今がBEST』を紹介していました。
(R-指定)じゃあ早速、楽曲紹介をしていこうと思うんですけども。タロケンでございます。TARO SOUL&KEN THE 390。このお二人ね!
(DJ松永)アルバムを出したよね。復活したんだっけ?
(R-指定)そうなんですよ。『LAP RECORD』っていうのを出して復活して。まあシングルで『We Back』っていうのは去年に出していたんですけども。それこそケンさんが来てくれた時にはそのシングルを出していて。
(DJ松永)そうだ、そうだ。
TARO SOUL & KEN THE 390『We Back』
(R-指定)で、ケンさんが「タロケン、復活するよ。アルバム、作るよ」って言っていて、めっちゃ楽しみにしていたんですよ。俺ら、青春時代はTARO SOUL&KEN THE 390って……。
(DJ松永)ヤバかったよね。無双していたね。
(R-指定)言うたらTARO SOULさんもKEN THE 390さんも同じDa.Me.Recordsっていうところにいて。お互いにRHYMESTERがいた早稲田のGALAXYっていうブラックミュージック研究会。サークルから出てきたラッパーで。
(R-指定)まあ、言うたら高学歴で。全然やんちゃじゃない、普通のラップ好き、ヒップホップ好きなお兄ちゃんなんですよ。やのにスキルはバチバチに高くて。ケンさんはタイトにど真ん中を貫くラップをしていくし、TARO SOULさんは歌いながら……歌メロとかも歌えるし、歌っぽいテクニカルなフロウもできるしっていう、めっちゃバランスの良い感じで。
(DJ松永)TAROさんのスタイルとか、めちゃくちゃ新鮮だったよね?
(R-指定)めっちゃヤバかった。
(DJ松永)何に影響を受けたのか?っていうぐらい、他にいなかったよね。
(R-指定)おらんかったっすね。
(DJ松永)で、あの当時はマジで客演キングだったよね。
(R-指定)キングやし、今ほどラッパーたちが歌う時代じゃなかったから。
(DJ松永)衝撃だったよな。
(R-指定)で、衝撃なのが今回のアルバム『LAP RECORD』。やっぱりその2人の良さが健在で。TAROさんもさらにそのメロの切れ味とかが増しているわけですよ。で、歌詞がやっぱり何年も経ての、お互いの経験を積んできてから再び再結成したタロケンがにじみ出ていて。俺がそれを一番感じてグッと来たがの今から紹介する曲なんですけども。まずは聞いてもらいましょう。あの頃のタロケンを思い出してこれ、聞いてください。TARO SOUL&KEN THE 390で『今がBEST』。
TARO SOUL&KEN THE 390『今がBEST』
(DJ松永)いいねえ!
(R-指定)今のTAROさんとケンさんがこれを歌うっていうのがめちゃくちゃいいんですよ。
(DJ松永)うん。なんか、本当に俺らが組んでほしいとか、復活してほしいとかって普段の駄話で妄想でしゃべっていたじゃん? 「タロケン復活しねえかな?」とか「ジブさん、Dさん、もう1回やらねえかな?」とか。やってくれたね!
(R-指定)そう。やってくれたし、なんかやっぱりめちゃくちゃね、そのアップデートっぷりもさすがっす!っていう感じやし。これを同じような内容なわけじゃないじゃないですか。いろいろと経てきた2人がこの歌詞っていうのが。で、表現の仕方もTAROさんのヒップホップ好きが伝わってくる入り……「やっぱNASのアルバムなら『Illmatic』 いつでも好き勝手言う権利はリスナーに 機会あれば教えて俺の過去作品フェイバリット」って。全部ライムしながらメロディーできれいに行って。「けれど俺のこの興味はこのペンが書くこの次の1行さ」みたいな。ライムもすごいし、何よりもこのメッセージが響きました。ありがとうございます。TARO SOUL&KEN THE 390で『今がBEST』でした。
(DJ松永)いいですねえ。
<書き起こしおわり>