荻上チキさんが2021年9月21日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』に出演。星野源さんと『ブエノス・ディアス、ニッポン―外国人が生きる「もうひとつのニッポン」』について話していました。
(星野源)リアクションのメールが来ました。宮城県の方。「ブルデューの『ディスタンクシオン』は自分の言葉づかいや行動習慣がいかに規定されているかを考えさせられるよい著書でした。源さんも荻上さんもお読みになっているという共通点に驚きと喜びを感じました」。
(星野源)でも本当にチキさんから教えてもらったものですごく面白いというか、グッと来てとか、自分に影響を与えられているものはすごく多くて。で、まずあれですよね。『ブエノス・ディアス、ニッポン』。僕が『MIU404』というドラマをやっていた時に、技能実習生のお話があって。
(荻上チキ)第5話でしたっけ?
(星野源)そうだったと思います。それでこの本の……チキさんがラジオでご紹介されていたんでしたっけ?
(荻上チキ)僕はラジオでも紹介していると思いますね。もしかしたら星野さんに「この本、いいですよ」とも伝えたかもしれませんし。あとは同じく山口元一さんという方が解説を書いているナディさんという方がお書きになった『ふるさとって呼んでもいいですか』っていう本もあって。そちらと合わせて、もしかしたら星野さんに「いいですよ」と教えた……ご連絡したかもしれません。
『ブエノス・ディアス、ニッポン』と『ふるさとって呼んでもいいですか』
(星野源)そうですよね。これ、今もとても問題になっていることだと思いますけども。それも含めて、ドラマで志摩という役をちょうどリアルタイムで演じている時、とてもこの本が感情にすごく理由を持たせていただいたというか。そういうところがあったりとか。
(荻上チキ)演じる必然性とか。
(星野源)怒るシーン、ブチ切れるシーンがあるんですけども。そこが、頭だけではなくて感情で……その感情に理由をもらえた本でしたね。
(荻上チキ)入国管理について書かれた本ですね。
『MIU404』第5話の志摩の感情に理由を持たせる
<書き起こしおわり>