オードリー若林 南原清隆に能・狂言の稽古に誘われている話

オードリー若林 南原清隆に能・狂言の稽古に誘われている話 オードリーのオールナイトニッポン

(若林正恭)で、「やってみるというよりかは、見てみたいんです」って。それで南原さんがCMにパンと入ったら「若林。俺、先生を紹介できるから。稽古場とかも押さなくても用意してくれると思うから」って。

(春日俊彰)いいねえ。いい流れだ。

(若林正恭)で、俺は言ったの。「ダンスとか全くやったことないんで。ちょっと俺は難しいとは思うんですけど」って言ったら南原さんが「ああ、関係ない!」って(笑)。

(春日俊彰)はいはい。言ってた。覚えている、覚えている。

(若林正恭)「いや、関係あれよ!」って思って(笑)。

(春日俊彰)ああ、思い出した。言ってたわ。「それ、関係ない。うん、できる!」って言っていた。その時に私も「よしよしよし……」って思ったのを今、思い出したわ。

(若林正恭)いや、俺は本当にお前のことが怖くなる時があって。この間さ、俺が救急車で運ばれた時もさ、なんかさ、本当に100%、ビッチビチに「よしよしよし」って思ってるじゃん?

(春日俊彰)いや、100%は思ってないよ。

(若林正恭)いや、そうだよな。サトミツな。俺、こいつちょっと怖くて。こいつの怖いところが、うちの親父死んだ時に……もし春日の親父が死んだら俺はお線香をあげて。感謝の気持ちは伝えたいなって思っているんだけど。春日は「残念なことでございやしたね」っていうのが返ってきたんだよね。「うちの親父が死んだ」っていうのを送ったら。ラジオでしゃべるから。そしたら、その1行だけ。そのくせにさ、自分の娘の名前はさ、長文で。「○○になりました」って送ってきて。俺、ちょっと怖いよ。

(春日俊彰)なにが怖いのよ?(笑)。

(若林正恭)なんか……なんだろう? なんていうんだろうな? なんか、怖いんだよね。

(春日俊彰)いや、そんなことはないよ。そんなことはないというか、救急車の時もね、100%「よし」とは思っていないよ。高校の時だったら思ってるかもしれない。100%ね。

(若林正恭)あと、お前ってさ、なんかサイコパス感を出すのがかっこいいと思ってるじゃない? なあ。

(春日俊彰)思ってないよ(笑)。

(若林正恭)で、俺はそれを言うのも面倒くさくて。「いい、いい、いい」みたいに思って。「春日、ヤバい人」みたいな。「よしよしよし」みたいな。で、俺がだから能・狂言をもう舞い始めているよ。なんなら、その時は。で、またVに行って。「関係ない。1から教えてくれるから」って言われて。その後にVを見ながら「えらいことになったぞ」って。

(春日俊彰)フフフ、確実に進んでいっているからね。

「えらいことになったぞ」

(若林正恭)で、俺はその世阿弥っていう人にめちゃくちゃ興味があるから。そこは、わかってよ。この話。

(春日俊彰)いや、もちろん。もちろん。

(若林正恭)で、南原さんとメシを食いに行って。めちゃめちゃ聞いてみたい。あと、南原さんが狂言をやられてるっていうことの、「その上手い、下手っていうのはどういうことなんですか?」っていうのを、話としてはめっちゃ勉強したいんだけど。でも、「やってみる」がないっていうだけよ。

(春日俊彰)はいはい。そこまでは行っていない。もしかしたら、その話を聞いて「やってみたい」と思うかもわからんけども。

(若林正恭)ああ、それはなさそうなんだよね。俺ね、本当にダメな人間で。習うことが嫌いなの。

(春日俊彰)ああ、なるへそ(笑)。

(若林正恭)もう、漫才でもダメだったから。ほら、「ツッコミに抑揚がない」ってさ、リーダーに台本にさ、こういう強調する点を言葉のところに打って。

(春日俊彰)なるほど。「この言葉を強調する」とか。

(若林正恭)「なんでだよ」の「な」のところとか。「どうしてだよ」の「ど」のところとか。「これをやってみた方が君のためになるよ」って言われて。一切、やらなかったんですよ。

(春日俊彰)「やってダメ」とかじゃなくて、そもそもやらなかったのね?

(若林正恭)だって、その時にもう強調してないんだからって思って。だから、いろんなことをリーダーでは教わったけど。「笑い合いは2回入れた方がいいよ」とか。「バズ・ライトイヤーを見な」とか。いろんなことを教えてもらったけども。

(春日俊彰)なるへそ。すぐにできることは、まあね。

(若林正恭)そう。点を打つとか、本当に嫌なの。俺。野球で「脇を閉めろ」とかも本当に嫌で(笑)。

(春日俊彰)反復練習的なこととかね。

(若林正恭)そう。それで、それはいいんだけども。でね、VTR中にね、「歌で攻めよう」って思って。ほら、声を出すからさ。で、俺は音痴じゃないですか。歌下手だから。「歌が全然ダメだっていうことで行こう」と思って。で、VからCMにポンと行ったCM中に「若林さ。何曜日、空いている?」「いや、南原さん。僕は本当に歌が下手で。全然抑揚とかがなくて」「ああ、関係ない!」って。

(春日俊彰)いいですねえ! たしかに。うん。そういうやり取り、ラリーもあったわ。

(若林正恭)いや、入ってこいや、お前! 「こいつ、絶対にやんないっすよ。こういうこと言って、調子こきで」って言えば……。お前、俺が……俺、お前のこと、怖いんだよな。

(春日俊彰)なんだよ! さっきと同じ流れじゃん!(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)同じ流れよ(笑)。いや、それは入れないですよ。入ったとしても、そういう入り方はできないよ。「いやー、南原さん。連れて行ってやってくださいよ」って。そっち側の入りだったら全然できるけども。「やらないっすよ」ってやらない方に持っていくことはできないよ?(笑)。

(若林正恭)でも、これはマズいよな。この話。ほら。『ゴールデンカムイ』だって「11巻以降はどうなってるんだろう?」って言っていたら持ってきてくださるっていうことは、なんかたぶん南原さんの周りの人が聞いてて言ってるのかもしれない。近くにいる人が。ちょっとその人にピンポイントで言いたいんだけど。この話は伝えないでちょうだいよ(笑)。

(春日俊彰)たしかにね。うん。これは難しいかもね。

(若林正恭)それで「春日、入ってこいや! というか、春日が入ってきて能と狂言に食いついて。『僕が習いたいです』って言えや!」って思って。

(春日俊彰)おかしいだろ? そんなやつ。急に。

(若林正恭)俺、本当に袴のまんま救急車で運ばれるぞ? このスケジュールでさらに能のレッスンが入ったら。烏帽子みたいのをつけたまま、ストレッチャーで運ばれるぞ?(笑)。いや、それで……こういうのって人生の経験上、もうこういうタイミングでぶっきらぼうに「いや、大丈夫っす」って言わないとダメなんだな、みたいな。俺の経験上。もう超早めに飲み会とかも「行かないっす!」とか。目上の人でも「ああ、行かないっすね」「おいっ!」っていう。じゃないと、日にちが経つと「行かないっすね」って言ったら「えっ、どういうこと?」っていう、そういう時間ってあるから。

(春日俊彰)ちょっとボケにになる……。

(若林正恭)ぐらいの。もう先手先手で。

(春日俊彰)「なんで来ないんだよ?」って突っ込んでもらえるぐらいのタイミングね。

(若林正恭)タイミングってあるから。それを逃したら、こういうのってシリアスなゾーンに入るから。もう、エンディングの手前のCMぐらいで。「いや、あの、やるのはちょっと、ないっすね」って俺、言ったのよ。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! 番組、2時間かけて(笑)。

(若林正恭)そしたら、いまだにちょっと解明してないんだけど。南原さんの返しが「またー!」っていう返しだったのよ(笑)。で、これを俺……(笑)。

(春日俊彰)それをボケだと……やらないのがボケだと思われて。ああ、これはもう、やるしかないよ。

(若林正恭)笑いながら「またー!」って。この「またー!」の意味が、まだわからないんだよね。「若林って1回、すかすよな」っていう。遠慮と思っているのか、それともストレートに入ったのか。「やっぱりやる気ないのか。なんだよ、お前」っていう意味の。「やるんじゃなかったのかよ」の「またー!」なのか。

「またー!」の意味がまだわからない

(春日俊彰)その「またー!」の言い方がわからないから。今の話からすると、もうやる前提で。急に「やらない」って言われて「いや、やるくせに。お前、なに言ってるんだよ。またー!」だと思うけどね(笑)。

(若林正恭)でもさ、アメフトでさ、「手首のスナップって……」「いや、あれは結構腰が大事で。手首のスナップもそうなんだけど、そこに行くまでには握り方から……あ、今度、行く?」ってなって。「ああー。僕、運動が全然ダメなんですよね」「ああ、関係ないから。球、投げられるから」とか言った後に「いや、やっぱりアメフトをやるのはいいっす」って言われたら、「またー!」っておかしいじゃん? 「やるのはいいのかい! なんだったんだよ!」の「またー!」だと思うのよ。

(春日俊彰)ああ、そうなのかな。まあまあまあ。それだけだとどっちとも取れるよね。その後がないからね。

(若林正恭)だから、これは本当にまず、南原さんにはいろいろと聞いてみたいっていうのはある。どういう世界なんだろうっていう。でも、その一線はあるわな。自分がやるかどうかは。それをなんか、マズいことになったなとは思っていて。それで、春日が……今週の『ヒルナンデス』で仕事、してほしいんだけども。本当にちょっとCM中の会話の流れでやる流れになったら、春日が「こいつ、ラジオで『やりたくない』って言ってましたよ」って入ってこいよ?

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!  ああー、いやー、まあ、不本意ではあるけどね。私的にはね。

(若林正恭)ああ、そう?

(春日俊彰)そうね。やっぱりやってもらった方が面白いなっていうのはあるじゃん?

(若林正恭)お前、本当に俺、怖くなる時があるのよ……。

(春日俊彰)なにがだよ(笑)。全部その着地じゃないかよ! 出口が全部それだよ!(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ!

<書き起こしおわり>

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