R-指定とDJ松永 KOPERUを早熟さを語る

R-指定とDJ松永 KOPERUを早熟さを語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

Creepy Nutsのお二人が2021年5月20日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』ミクチャ配信限定アフタートークの中で梅田サイファーのKOPERUさんの早熟さについて話していました。

(DJ松永)いやー、俺はRよりも先に知ったのがKOPERUだからさ。その時、俺らが10代の時ってまだ『高校生ラップ選手権』もなかったし。10代のプレイヤーっていうのもそんなにいなかったから。結構みんな、全国各地、みんなつながろうみたいな意識が強かったから。顔見知りだったんだけどさ。でも、KOPERUは頭角を現すのが早かったよね。全国の俺らの同世代の中で。

(R-指定)ああ、たぶんそうやな。ちょっと上とかやったらZORNさん、輪入道さんとか。

(DJ松永)同世代とかよりはちょっと……。

(R-指定)ちょっと上か。

(DJ松永)輪入くんも、KOPERUの方が先だったかな?

(R-指定)ああ、そうか!

(DJ松永)先だった、先だった。

(R-指定)KOPERUは16とかで『ENTER』で優勝してますからね。ヒダさん(HIDADDY)を倒してるんですよ。

(DJ松永)ええっ?

(R-指定)15、16とかちゃうかな? たぶん。

(DJ松永)やっぱりあいつ、本当に早熟だったというか。あの頃からスタイル、確立されているじゃん? で、10代のMCバトルとかも稀にあったんだけどさ。そういう映像とか、B BOY PARKとか見ていて、1人だけなんか完成されているんだよね。

1人だけ完成されていた

(R-指定)発声がもうしっかりプロやったよな。製品として、ちゃんと賞品として梱包されたような上手いラップをちゃんとしていたよな。

(DJ松永)やっぱりなんか、ライブ終わりとか一番KOPERUの周りに人が集まっていた感じ、したもん。それこそ東京のライブとかで。はじめて見た時、すごかったわ。そのティーンズで、UMBの10代のやつが1年だけあったんですよ。それに出た時にはじめて全国に行って。全国で……新潟から出て、外のプレイヤーと同じ場所に居合わせたんだけどさ。みんな、結構その時は屈強な感じのBボーイとかが多かったからさ。

(R-指定)おったな。

(DJ松永)その時、1人だけちっちゃい、キャスケットをかぶった、「小学生みたいな見た目だな、君」みたいな。

(R-指定)で、結構デカめの灰色のパーカーを着て。

(DJ松永)ダボダボの服を着て。「未熟な密偵」ね。

(R-指定)『遊戯王』の「未熟な密偵」にそっくりやった時期な(笑)。

(DJ松永)で、そこにピンクのアフロで頭にクシを差した大柄の女性がいて。

(R-指定)シキブ?

(DJ松永)シキブがいて(笑)。「なに、この変な2人? 怖っ!」って思って。マジでアニメから飛び出してきた2人みたいな。どこにいても異物だろうなっていう2人。で、関西弁でしゃべっているから。俺、関西弁でしゃべっている人とか、あんまり会ったことがなかったから。「えっ、変な人!」みたいな。

(R-指定)その屈強なのと違う怖さよな。

(DJ松永)そう。一番ヤバいのよ。なんか頭が追いつかなくて。「怖っ!」って思って。それでMCバトルが始まったら、その時ってさ、予選があったのよ。当日予選で。それで結構、当日エントリーでブワーッと人がいる中、すごかったんだけども。エントリーMCで円になって。で、真ん中に今からラップするやつが2人、出てくるみたいな。

(R-指定)ヤベえ! なにそれ?

(DJ松永)で、MCバトルをはじめて見たのがそれだったからさ。「すげえな!」とかって思って。で、バチバチやりあっているのを見ていたら、真ん中にちっちゃいのが出てきて。

(R-指定)KOPERU? さっきの灰色のキャスケットのやつや!

(DJ松永)「えっ、お前、やんの?」って。で、相手は正統派のBボーイみたいないかついやつ。それとゴリゴリにやりあったら、もうモノが違うから。ボッコボコ。声量が違いすぎるのよ。「お前、ガタイでけえのに声聞こえねえな」みたいなことを言っているのよ。

(R-指定)いいねえ!

(DJ松永)「おおっ!」みたいな感じで。で、俺はその時にDJで大会とか出ていたからそこまで細かくは見れなかったんだけども。まあ、後から「KOPERUがその日、優勝していったよ」みたいな話を聞いて「まあ、そりゃそうだよね」って。MCバトルをはじめて見た俺でも、それは当然だって思うぐらい、あいつは初見で人の耳を持っていく力があるよね。

(R-指定)そうよな。いや、KOPERUは本当に声の通りやったりね、ライブパフォーマンスやったり、やっぱりいまだに梅田サイファーとかで一緒に横に並び立つと「こいつ、強っ!」ってホンマに思うもんな。毎回。パフォーマンスとかも含めて。

(DJ松永)で、そんなKOPERUとある時、話していると、KOPERUが「いやー、僕が大阪に戻ったら絶対に敵わないやつがいるんですよ。一緒にオープンマイクでそいつにマイクが渡ったら、俺とかなんにもできなくなるんですよ」って言っていて。「お前、なに言ってんだよ?」って言って、その人の中を教えてもらって。それで後から俺がパソコンで見て驚いたのがR-指定ね!

(R-指定)この話、好きやねん(笑)。

R-指定の好きな話

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 好きな話(笑)。「ああっ! 本当にすごいやつ、いた!」ってその場でなったっていう。

(R-指定)これ、これ! この話、まだまだずっとしていこうな(笑)。

(DJ松永)ずっとしていく(笑)。

<書き起こしおわり>

R-指定 KOPERU & ISSEI『Codename』を語る
R-指定さんが2021年5月18日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でKOPERU & ISSEI『Codename』を紹介していました。
タイトルとURLをコピーしました