Creepy Nutsのお二人が2021年3月23日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中で一人暮らしの部屋に飾っている観葉植物や絵について話していました。
(DJ松永)お部屋に飾りますか、お花?
(R-指定)フフフ、お花ね。ああー。お花は……どう?
(DJ松永)俺は今は飾っていないの。昔というか……去年9月に家を引っ越したんだけど。前の家は観葉植物とかむちゃくちゃ……9つ、観葉植物が。
(R-指定)めっちゃあったよな?
(DJ松永)そう。全部屋にね、観葉植物を置いていたんだけども。でも、引っ越しのタイミングでなに? 正直、「処分」って言うとちょっと残酷ですけども。
(R-指定)残酷やな! えっ、処分したの? 全部? なんかすごい嬉しそうやったやん。引っ越した時に。一人暮らしで自分の思った通りのきれいな部屋とかに住めたら、全部が自分のコントロール下。そんな全部自分のコントロール下の生活なんてつまらない。だから不確定要素。ちょっと生物、生き物がほしいって言って観葉植物を9個も……命をあなたは家に招き入れたわけですよ。
(DJ松永)まあ結果、うん。邪魔……?
(R-指定)こいつ……人間ってさ、ホンマ……(笑)。
(DJ松永)邪魔なんで。うん。処分しましたけども。うん。
(R-指定)やっぱり正しいやん。アメコミとかで人間を消そうとする敵! 平和にするために人間を消そうとする敵、やっぱり正しいねん。一番地球のことを考えて、正義として人間を消すっていうね。
(DJ松永)あれ、処分するの、手間取ったわ!
(R-指定)うわっ……。
(DJ松永)請け負ってくれる業者が少なくてよ。やっぱりなかなか土とか処分するの、大変なんだよ。高い金を払って処分してもらったわ。
(R-指定)うわっ、怖……殺し屋雇ってるのと一緒やん。高い金を払って。
(DJ松永)随分と高い金……普通にゴミを捨てる感じじゃなかったね。うん。
(R-指定)でも、あれもやっていたやん。部屋にいっぱいなんか……。
(DJ松永)ボタニカルアートですか?
(R-指定)なんか知らんけども。押し花みたいな。花みたいなのを額に入れて飾って。おしゃれな。
(DJ松永)そう。あれは昔のお花の標本のアンティークみたいなやつを飾ってましたね。額縁に入れて。
(R-指定)うんうん。あれは?
(DJ松永)邪魔。
(R-指定)お前さ……全部、バイバイ?
(DJ松永)うん。邪魔。
(R-指定)「邪魔」って……(笑)。
(DJ松永)すんごい邪魔。いらない。
(R-指定)フハハハハハハハハッ! じゃあ、今は?
(DJ松永)そうそう。そういうの、今はないんだよね。
もう今はない観葉植物たち
(R-指定)ないんか。ほんで、撮影とかね、「お疲れ様でした」とかでもらった花とかもお前、すぐに捨てるだろ、どうせ?
(DJ松永)そこは皆まで言わんでよ(笑)。あの、なに? スタッフみんなに分ける。みんなで楽しく分けて。
(R-指定)楽しく分けて。全員でいただきましたって(笑)。
(DJ松永)Rさんは?
(R-指定)俺はね、ひとつだけ観葉植物があるんですよ。
(DJ松永)えっ、意外! そうなの? 観葉植物があるの?
(R-指定)前の家に住みだした時からおって。そいつを引っ越した先にも持っていって。大きく成長したから、その鉢とかも替えてやって。
(DJ松永)えっ、植え替えしてんの?
(R-指定)そう。植え替えしてる。
(DJ松永)そんなことできる人だったっけ? えっ、植え替えしたの? 偉い!
(R-指定)やし、でも俺、結構不精やから。それこそ、水をあげているんですけども。なんか光の加減とかちょっと体調悪くなって枯れちゃう時もあるんですよ。で、枯れちゃった時とかに……ホンマに俺と同期してて。俺がマジで生活がぐちゃぐちゃの時に枯れてきたりとかしていたから。
(DJ松永)ああ、わかるわかる。鏡だよね。
(R-指定)そう。で、枯れた葉っぱとかを全部取ってあげて。で、またもう1回、復活して……みたいなのを繰り返して。4年ぐらい、一緒におるから。「ドラゴン」っていう名前なんやけども。ドラゴンって名付けているから。
(DJ松永)怖っ! ちょっ、R……怖いけど、詳しく聞かせて?
(R-指定)だからお家の来た時からドラゴンって……その天翔ける龍みたいに空に登っていくような姿やったから。「お前、ドラゴンやな!」っつって。「ドラゴン」って呼んでいる。帰った時に。
(DJ松永)えっ、それ、お前、1人?
(R-指定)うん。1人よ。
(DJ松永)怖っ!
(R-指定)しゃべってるよ。
(DJ松永)えっ、観葉植物ですか?
(R-指定)うん。植物。生き物やから。
(DJ松永)えっ、なんで名前をつけようと思ったの? 名前をつけて愛着を持って、それで途中で俺みたいになったら大変よ? ドラゴン、全燃やしするわけだから。無慈悲に。どうするの? 大変よ。なんで名前なんかつけようと思ったの?
(R-指定)なんか、その……俺、その種類がわからんかったから、なんかこれを呼ぶ時とか……。
(DJ松永)呼ぶ時? ねえよ! 俺、観葉植物と一緒にめっちゃ暮らしてきたけども、あいつらを呼ぶ時なんて、ねえよ! ちょっと、写真を見せてよ。その、かわいいドラゴンの写真、見せてよ。
(R-指定)いや、写真がないんよ。探したけど。
(DJ松永)それ、照れてるだけっすよね、これ?
(R-指定)でもあんま、映りのいいやつがないから……。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 照れてるじゃねえかよ(笑)。
(R-指定)あれ、ちょっと微妙……変顔してるやん(笑)。
(DJ松永)変顔はしない。あいつ、ずっと同じ顔している。真顔。ドラゴン、めちゃくちゃ真顔だと思うよ。
(R-指定)ブスに映っているから……。
(DJ松永)いや、俺はその品種が気になるの。俺、その9つの品種を育てていたから。その俺からすると、品種が……。
(R-指定)品種がだから俺、わからへんのよ。ドラゴンって言っているから、ドラゴンやねん。
(DJ松永)えっ、ウンベラータかな?
(R-指定)ウンベラータ? なにそれ?
(DJ松永)だって、デカいんでしょう?
(R-指定)デカい、デカい。でも松永さんの持っていたやつの中に同じやつがおったりするのかな?
(DJ松永)デカくて、めっちゃ不精でも育てられるってなると、ウンベラータじゃない?
(R-指定)ええとね、水はホンマに1週間に1回とかでも行ける……。
(DJ松永)こういうやつ?
(R-指定)ああ、でも葉っぱがちゃうな。この葉っぱじゃないか……? ウンベラータじゃないかもな。
(DJ松永)へー。なんなんだろう?
(R-指定)でも、そうっすね。そいつがおるだけですね。俺の部屋には。でも松永さん、絵とか飾ったりせんの?
(DJ松永)絵は飾らないね。元々、絵をか有りたいからそのアンティークのさ、植物の標本。ボタニカルアートを買うに至ったんだけども。絵って何を買ったらいいのかがわからないからさ。なかなかね、やっぱり……そういうのってさ、俺、生活に余裕ができてから買いたくなるんだなとか思う。やっぱり今、生活に余裕がないもん。なんかお金とかさ、生活に時間とかの余裕があると、やっぱりそういうものを買ってさ、日々の生活楽しむ。家の生活を楽しむみたいになるけどさ。
(R-指定)後回しになっちゃうよな。
(DJ松永)でも、その家の生活を楽しむみたいなところ、方向になかなか向かないよね。
(R-指定)だから俺も……だからその絵とかはわからへんからさ。でも一応、俺も家に絵はあるっちゃあるんですよ。
(DJ松永)ああ、そう? なんの絵?
(R-指定)自分で書いたやつ。
(DJ松永)怖っ!
(R-指定)楽屋の空き時間とかで……。
部屋に自作の絵を飾るR-指定
(DJ松永)ちょっと待って? こいつの知らないところを今日、めっちゃ知れるじゃん? めちゃくちゃアーティストじゃん? えっ、そうなの?
(R-指定)フハハハハハハハハッ! なんか楽屋の空き時間とかに書いて……1回、松永さんにも見せたやん? その、俺がスヌーピーとかバックスバニーショーとかを見ながらやけども書いて。意外と上手く書けたからテンションが上がって。「俺、意外と絵、うまないですか?」みたいに松永さんに見せたやつ、あるやん? あれ、あまりにも出来がよかったから嬉しなって家に持って帰って、飾ってある(笑)。
(DJ松永)えっ、お前ってそんなかわいい一面、あるの? それ、やっていることが小学生の時の俺と一緒じゃん? なんか家で絵が上手く書けたから、学校に持っていって。みんなが通る教室のドアのところに貼った時の……R、あれ、めちゃめちゃ嫌われているよ? すごい空気が読めていない……。R、お前の住んでいるマンションのみんな、ドン引きしているよ?
(R-指定)いやいや、俺がマンションの部屋の前に飾っていたら、マンションのみんなも嫌うよ? 自分の家の俺しか見いひん場所に飾っているの! だからええやん!
(DJ松永)管理人のみんな、出入り業者の……ヤマトのみんな、佐川のみんな! それを見たら、もう感想を言わなきゃいけない空気にさせるのよ。それ、ヤバいよ? みんなもうそろそろ、小学4年生になって。部活をはじめて、運動に興味が向いているのよ。文化系の趣味なんかで学校のみんなの興味を引きつけられると思ったら、大間違いなのよ。お前は大人になれって!(笑)。
(R-指定)俺はもう部活も学校の友達も全部から解放された、俺だけの城に飾ってあるから! なんも、誰にも恥じることがない。俺だけが見るんやから、エエの!
(DJ松永)おお、すげえ(笑)。本当にアーティストじゃん。本当にマジで自分が書きたいがために……その、なんていうか、他人の評価なんかどうでもいいっていう。「俺はこれで金を稼ぐんだ。俺はこの絵を書いて評価をされたい、名声を得たい。地位、名誉、上にあがりたい、人に認めたれたい」っていうんじゃなくて、「ただ単純に書きたいから書いてます」っていう?
(R-指定)で、それがよくて。自分で書いたものが自分でいいと思ったから、自分の家に持って帰って飾っているだけですから。
(DJ松永)それってなんか、台本の裏とかに書いてなかった?
(R-指定)そうそう。
(DJ松永)あれを飾っているんだ?(笑)。
(R-指定)そうそう。あれを持って帰ってる。
(DJ松永)えっ、ちょっと待って? 個展やれって! その、台本の裏側に書く、あの落書き。あれだろう? だって日テレの『任意同行』の最終回の収録の時に楽屋で書いていたやつだろう?
(R-指定)そうそうそう。
(DJ松永)マジで? すごいじゃん。個展、やりなよ。そういうなんか……オールナイトの台本の裏とかに書いちゃったようなやつ。そういえば、お前、そういうやつがグッズになっていたな?(笑)。
(R-指定)あれ、カードになってんねん。
(DJ松永)えっ、お前の本気、あれ?
(R-指定)いや、あれは下手やん。正直な。
(DJ松永)すごい下手。
(R-指定)あれは下手で、変な絵やんか。だからあれを俺の実力やと思っているやつにはたしかに見せたい。ちょっとここに飾っていいですか? オールナイトのここに、俺の書いたやつを。
(DJ松永)うん。まあまあ、いいよ。
(R-指定)正直、俺の書いたやつ、上手かったやろ? バックスバニーとか。
(DJ松永)いや、上手いんだけど……。
(R-指定)上手いな?
(DJ松永)上手いんだけど、あの、周りが困る上手さなのよ。なんかR、小3の時の俺と全く同じ現象になっているんだけども。あのね、割と中途半端な上手さなの。だって、この30歳なんて俺ら、年下でいわゆるラップのプロ、DJのプロでやっていてさ。いろんな芸能の同業のプロがいっぱいいますけども。絵を書いているとんでもない上手い人が世の中にはいっぱいいてさ。そういう人にジャケットアートとかをたのんだりとかしているわけじゃない? で、本当にRの絵って、ちょっと絵が上手い小学生のクラスメートのレベル? なんかそれをメイクさんとか俺が「上手い!」って、そりゃそんなもん、褒めるわ。待機時間に楽屋で書いていて「うわっ、なに書いてるの? 下手だよ」とは言わないよ。みんな、大人だから(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハハッ!
(DJ松永)それで書いて、Rがいい気になって……お前、「個展を開こう」とか今、思っちゃっているじゃん?
(R-指定)いや、俺は言ってへん。お前が言ったんやろ? 俺はそこは……。
(DJ松永)これ、止めた方がいい?
(R-指定)俺はお前みたいな激痛自己顕示欲人間じゃないから、そこらへんがわかって、踏まえているから自分の家に持ち帰っているだけで。自己満足でやってんのよ。
(DJ松永)だってこの間、EXITとやっている番組『イグナッツ!!』の収録でEXITとCreepy Nutsの4人で絵を書いて、紙芝居を書くみたいなやつで。俺と兼親さんとりんたろー。で絵を書いて一緒に物語を作るみたいな企画をやったんですけども。やっぱりなんか、1枚絵を書いた時に兼親さんと俺が「お前、下手!」「下手!」みたいな。りんたろー。さんも「わーっ!」みたいな感じでいじられている中、Rは小学5年生のクラスで絵が上手いやつぐらいのクオリティーのやつをバンと出したら、それはみんな褒めるじゃないですか(笑)。めちゃくちゃ褒めたらRだけ、なんか話を進めるんじゃなくて絵を書くのにめちゃくちゃ時間をかけて。Rがもう本気で絵を書き始めちゃって。もう全然、その紙芝居が進まなくて(笑)。
(R-指定)周りが見えてないんよ(笑)。
(DJ松永)もうみんながRに「絵、上手いね」って言わなきゃダメな空気になって(笑)。俺、なんか『任意同行』の楽屋で「Rさん、バックスバニー、上手い」って言っていたメイクさんの姿を思い出して。あれを重ねたね(笑)。
(R-指定)じゃあ、松永やん。最悪やん(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! いや、小3松永、小4の松永よ。
(R-指定)言ってくれよ。人間扱い、してくれよ。たのむわ。
(DJ松永)めちゃくちゃ人間扱いしてるよ(笑)。
(R-指定)それだけはやめてくれよ。『かつて天才だった俺たちへ』ツアーが今日、終わりましたよ。あんなに直近で歌った最後の曲が自分に刺さってくるとは……。
(DJ松永)でも、ある種実践しているっていうことじゃない? 俺は可能性を狭めた男だろ。でもRは……。
(R-指定)俺はいまだに広がり続ける銀河! 俺は! ナメんなよ!
(DJ松永)フハハハハハハハハッ!(拍手)。でも、なんかアーティスト本人が自分で書いたっていう感じがするね。
(R-指定)地で行かな!
Creepy Nuts『かつて天才だった俺たちへ』
(DJ松永)でも地で行っている本人を見た結果、やっぱり狭めた方がいいかもしれない。
(R-指定)なんでや!
(DJ松永)あの、痛い?
(R-指定)お前だけは共感してくれよ!
(DJ松永)痛めの30歳?(笑)。
(R-指定)最後まで共感しろよ、俺の歌詞に。お前は!
(DJ松永)痛い30歳の出来上がり(笑)。
<書き起こしおわり>