オードリーの若林さんが2021年4月3日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『エヴァンゲリオン』についてトーク。春日さんの過去の発言を根に持っている話や、『プロフェッショナル 仕事の流儀』の庵野秀明特集などについて話していました。
(若林正恭)それで、全然関係ないんだけど。春日ってさ、ひょっととして最近、『エヴァンゲリオン』を見てる?
(春日俊彰)うん? なんで?
(若林正恭)なんかこの間、誰かがたとえで「使徒だ」とか「エヴァの暴走だ」みたいなことを収録中に言ったのかな? なんか、春日が知ってる人のタイミングで笑っていて。で、俺はなんかお前に、本当に『エヴァンゲリオン』がリアルタイムでやってる時に。それこそテレビ東京で……テレビ東京の話で思い出したんだけど。
(春日俊彰)うんうん。
(若林正恭)その時にお前に「面白いから、見れば」って言ったの。そうしたらお前が「いやー、なんか戦うところじゃないのがあれなんでしょう? そういうの、いいや」って言ったのよ。俺はそれを根に持っていて。「なに、こいつ?」って思って。
(春日俊彰)よく覚えているね(笑)。ああ、言ったかもしれない。たしかに。
(若林正恭)あと俺、『ピンポン』っていう漫画があったでしょう? 松本大洋さんの。
(春日俊彰)はいはいはい。
(若林正恭)映画にもなってね。それでさ、ペコとスマイルっていうさ、2人がいて。この2人の話なんだけども。1回、ペコが挫折するんだよね。
(春日俊彰)ああ、そうだね。:
(若林正恭)それで俺がお前に「これでペコが挫折して。また復活してドラゴンを倒してスマイルと決勝だな。ペコが」って言ったの。そしたら「そんなベタなストーリーになるわけないだろ?」ってお前が言ったのよ。高校の部室で。高2の時だよ。あれ、絶対に許さねえからな、お前!
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! なにがよ?(笑)。
(若林正恭)その通りになったじゃねえかよ!
(春日俊彰)その、バカにしたことを?
(若林正恭)「そんなベタなストーリーになるわけないだろ?」って。絶対に許さねえからな、お前! あの高2の部室で言って。それで俺はお前に言い返さなかった。お前は議論をしないで。「そんなわけないだろ。なるわけないだろ」だけで終わるやつだから。俺はもう足掻かなかった。でも俺はあれと『エヴァンゲリオン』……お前、『エヴァンゲリオン』、見てないだろうな? 見たのか?
(春日俊彰)まあ、見たね。
(若林正恭)見てるんじゃねえぞ、お前!
(春日俊彰)全部。うん。その、だから若林さんから勧められたちょっと後ぐらいに見ているね。
(若林正恭)ふざけんなよ、お前! 見てるんじゃねえぞ!
(春日俊彰)テレビシリーズ、全部(笑)。
実は『エヴァンゲリオン』を全部見ていた春日
(若林正恭)ふざけんなよ! なんだよ、お前? スカしてんの?
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! スカしちゃいないけど(笑)。
(若林正恭)スカしているよな? 「えっ? そうなの?」で……こいつ、絶対にそうなんだよ。荻窪の丸福のラーメンもだよ。「醤油味が一番うまい」って俺が言ったら「いやー、醤油味はどこも変わらないよ」って。それで「うまい、うまい」っつって食って。味つけ玉子まで付けて。お前、もやしも増量してたわ。絶対に許さないからな!
(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! じゃあ、どうしたらいいのよ? もういいじゃないのよ。
(若林正恭)俺に言えよ。報告してこいよ。「『エヴァンゲリオン』、実は見たんだ」とか。「林の言う通りになったね」って。「キポさん」か。高校の時の呼び方で言うと。なにをシレッとしているんだよ。お前は。間違ったのに(笑)。
(春日俊彰)ああ、そうかそうか。その1回、挨拶がないっていう。
(若林正恭)見ているの、お前? じゃあ、今回も映画とか、見に行ってるの?
(春日俊彰)いやいや、今回のはまだ見てないけど。でも一応、ビデオには全部撮ってあるよ。ちょっと前にやっていたじゃない? この映画公開になるからって。映画版のやつが。
(若林正恭)じゃあお前、もしかしてそれも見たら、なんか一通りストーリーを押さえて、映画館に行くってこと?
(春日俊彰)うーん。まあ、行きたいなとは思ってるよね。
(若林正恭)なんだよ、こいつ。言ってたんだよ。「『乗る、乗らない』とか、なんかそういうところが多いんでしょう? 俺、そういうの、嫌」って。お前、言ったんだよ。俺は覚えている。お前は言ったんだよ。
(春日俊彰)うん、言ってそう(笑)。
(若林正恭)スカしてんじゃねえぞ、お前!(笑)。
(春日俊彰)たしかに言ってそうだな(笑)。でも、気になってね。
(若林正恭)あれは見た? 『プロフェッショナル』の庵野秀明監督の?
(春日俊彰)ああ、まだ見ていないのよ。
(若林正恭)「まだ見ていない」ってどういうこと? 録画したっていうこと?
(春日俊彰)録画した。
(若林正恭)お前、『エヴァンゲリオン』大好きじゃねえかよ! じゃあ、言っちゃダメね?
(春日俊彰)当たり前じゃないのよ、そんなの!
(若林正恭)ああ、その話をしたかったんだけども。今日。オープニングで。
(春日俊彰)ダメダメダメ。
(若林正恭)「こういう『プロフェッショナル』はなかった」っていう話をしちゃ、ダメ?
(春日俊彰)ダメダメダメ。
(若林正恭)すごかったよ。『プロフェッショナル』のスタッフさんがすごいね。やっぱり。
(春日俊彰)へー。それは長いこと密着してるっていうこと?
(若林正恭)違う違う。なんか最初のオープニングのナレーションが「この男に手を出すべきではなかった」って言うんだよね。『プロフェッショナル』がさ、そのドキュメンタリーの対象者にだよ?
(春日俊彰)いや、それ言わないでくれよ!
(若林正恭)「安易に手を出すべきではなかった」って。
(春日俊彰)言わないでくれよ。なんで言うのよ? 見てないのに。
「この男に安易の手を出すべきではなかった」
#庵野秀明スペシャル、ご覧下さり、ありがとうございました。#NHKプラス で配信中です。見逃された方、もう一度ご覧になりたい方、是非ご利用ください。#NHK #プロフェッショナル#庵野秀明 #シンエヴァhttps://t.co/vE2E4DhBJ6
— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) March 22, 2021
(若林正恭)それでさ、庵野監督が1回、『エヴァンゲリオン』のことじゃなくて、『プロフェッショナル』のスタッフを1回、ちょっと集めて話しをさせてっていうシーンをオンエアーしているのよ。で、それがなにかっていうと、本人の『プロフェッショナル』だよ? 「俺のこと、あんまり撮らないで」っつって(笑)。
(春日俊彰)どういうことなんだよ?
(若林正恭)あれ、すごいよ!
(春日俊彰)なんでオファーを受けたのよ? そしたら。
(若林正恭)それで俺さ、ドキュメンタリーを見ていて、その対象のタレントやら有名人が……まあ、タレントだな。だいたいそういうことを言うの。「なんか自分の株が上がるようなドキュメンタリーにしないでほしいんですよ」とか言うやつ、いるじゃん? すっごい腹が立つんだよね。
(春日俊彰)なんでよ?(笑)。
(若林正恭)それを言うことで……「株を上げるためにやるんじゃないですよ」って言うけども。そんなの、カメラが回っていたらそんな普段の感じ、出るはずないよ。タレントなんか、得をするんだから。でも、それを見るたびに「もし、自分が出るとしたらどうやってそこを……方法、あるのかな?」って考えたら、定点で何時間も経っちゃったって、『黄金伝説』とかもそうだったけど、忘れるじゃん。だからやっぱりリアリティーがあるなって思ったけども。追ってくるやつは……たまに「もう演技しているな。オンステージだな」っていう人、いるじゃん? ドキュメンタリーなのに。
(春日俊彰)もうほぼ、そうだけどな。
(若林正恭)ほぼな。俺は「ほぼ」とは思わないけども。「たまに見るな」って思って。
(春日俊彰)ズルいな! ズルいよねー!(笑)。
(若林正恭)フフフ(笑)。でも庵野監督は得はしないじゃん。自分がタレントじゃないから。
(春日俊彰)まあ、そうだね。
(若林正恭)スタッフを集めてさ。「俺を撮らないで」って言ったあれ、面白かったな。
(春日俊彰)へー! ちょっと見てみたいな。見てみよう。
(若林正恭)でも、そういうことで言うと、別にほら。映画のネタバレは言わないけども。綾波レイのあのキャラクターって、知ってますよね? だいたい。
(春日俊彰)もちろんよ。
(若林正恭)たとえば心が温かくなったら「これが……感動?」とか言うのって知っているでしょう?
(春日俊彰)うんうん。
(若林正恭)だから、そういう状態なんだろうね。(新しいミキサー担当の)林さんもね。今ね。「急に電話が切れた……これが、ガチャ切り?」っていう(笑)。
(春日俊彰)なるほど。1個1個、収集していっている状態。スポンジの状態だね。
(若林正恭)「今、話しているのが……TAIGAさん?」っていう(笑)。嬉しいですよ、我々は。本当に(笑)。
(春日俊彰)うん。それは別に悪くはないからね。1個1個、だから知っていってもらえれば。
(若林正恭)林さん、『エヴァンゲリオン』は結構知っている? ああ、そうですか。そっちは知っているか(笑)。まあ、そういうことですね。そうなんですね。
(春日俊彰)うん(笑)。
<書き起こしおわり>