オードリー 若者の部活離れを語る

オードリー 若者の部活離れを語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリーのお二人が2024年5月11日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で若者の部活離れについて、話していました。

(若林正恭)それでちょくちょくさ、高校生のアメフトを見に行くんだけどさ。学校名は言わないけどさ、春日も見に行ってたらびっくりすると思うよ? 俺たちの時代だったら部員が100人ぐらいいた強豪校のチームとか見ていて。サイドラインを見たら「えっ、控えが8人!?」みたいな。俺たちの時の超強豪校。

(春日俊彰)ああ、そういうびっくりね?

アメフトの強豪校でも部員がびっくりするぐらい減っている

(若林正恭)で、両方出ていて。「マジか……」みたいな。で、アメフトに詳しい人……「詳しい人」っていっても佐野さんだけどさ。聞いたらさ、まず少子化ね。で、トーナメントも俺たちの時代より……俺たちの時代付近がマックスらしいんだよね。

(春日俊彰)ああ、そうなの? やっていた人数が? へー!

(若林正恭)そう。で、今はトーナメントも減っていて。あと、合同チームっていうのがいっぱいあって。人数の少ない高校同士の。で、その合併チームだけのトーナメントがあるから。こっちのトーナメントなんて、すごい減っていて。全国大会常連のチームだけが常に部員数がいるみたいな。やりたい人が集まるみたいな感じで。それで少子化にプラスして、部活離れっていうのがあるんだってね。今の若い子は。部活をあんまりやらない時代というか。

(春日俊彰)はー! いろんなことがあるのか。学校が終わってから、やりたいようなことが。

(若林正恭)そうだな。今はな。

(春日俊彰)そうだよ。だって前も話したけども。高校ロケーションに行った時、男の子がさ……。

(若林正恭)「ロケ」な。なんだよ、高校ロケーションって? またお前、Huluで始めるのかよ? 『春日ロケーション』のスピンオフでお前、『高校ロケーション』って。

(春日俊彰)あの3人が高校に行ってね、いろいろと盛り上げるみたいな? やれるな。『春日ロケーション』の特別版。『高校ロケーション』みたいな。それで、行ったら男の子がダンスをやってるからさ。「えっ、なに? ダンス部とかって、この学校にあるの? すごいね」なんて言っていたら、「いや、個人的にやってます」「えっ、じゃあダンススクールとかに通って、教えてもらっているの?」「いや、独学で」「ええっ?」っつってて。だから、公園とかに自転車に乗って行ってさ。カゴのところにスマートフォンを置いて、そこで踊っているのを撮って。それを自分でチェックして。その好きな韓流の、韓国のアイドルの振りを全部、自分で見て、覚えてさ。それでブワーッとやっていて。「へー! そんなことあるんだ」なんつってさ。

(若林正恭)なんだよ、その「『へー!』なんっつって」で終わる話? お前、部活やれよ! オープニングトーク部……お前、幽霊部員だな?(笑)。いや、わかるよ。まあ全然いいんだけどさ。「『へー!』っつって」って(笑)。

(春日俊彰)「へー!」っつって。「がんばりな」っつって。我々の頃は考えられないよ。

(若林正恭)わかるよ。スマホで勉強も独学でできるし……みたいなやつでしょう?

(春日俊彰)で、それをたぶんいじられないんだよね。我々の頃はそういうのをやっていたらさ、「おい、なにしてんの?」っつってさ、公園とかに見に来られたりするじゃん? 練習してる様を。

(若林正恭)そう。それがあるんだよ。

(春日俊彰)今の子たち、そんなことはしないよね。

(若林正恭)それがさ、本当に大きく違うよね。前もしゃべったけどさ。いやいや、本当にさ、なんかもう自分で言うのも恥ずかしいわけよ。で、どんだけできてないかもわかった上でさ、ターンテーブルとか……ドームライブでDJとか、やったからさ。それで「ラップのところ、聞きました」って後輩が言ってくれた時にさ、それを「いじられてる」と思って入っちゃうっていうか。そうすると向こうが「えっ?」みたいな。「なんか話したい感じと違うんすけど?」みたいな。でも、三つぐらい上からは当然、いじってくる感じで言ってくるから。その感じがあって。きっと若い子はいじるとか、ないんだよな。

(春日俊彰)ないんだよ。

(若林正恭)そんなの、ない方がいいしな。

(春日俊彰)そうだね。

(若林正恭)なんか、そういうの、あったよな。

(春日俊彰)今は感覚が違うんだよ。それがおかしいことじゃないっていうね。

(若林正恭)みんな、やってるからね。楽しみ方だ。だからもう、感覚が全然変わってんだろうな。俺ら、「部活の部室の感じ」とか言ってるけど、わけがわかんないだろうな。高校生とか。「なに? その部室の感じって?」みたいな感じになっちゃうんだろうな。

(春日俊彰)「なんでそんなことしてたんですか?」って。なるんだろうな。

(若林正恭)もうなっているんだろうな。もう、そこはわからないからな。しょうがないな。

もう若い人たちに「部活の部室の感じ」は伝わらない?

(春日俊彰)「そんなこともあったんだな」っていう風に聞いているのかな? わからないけども。「そういうことが昔、あったんだな」っていうね。

(若林正恭)あのさ、俺たちもフォークソングの感じって、全然わかんないだろう?

(春日俊彰)わかんない。生まれる前だしね。

(若林正恭)あんな感じなんじゃない? 「なんだよ? そんな部活の放課後の部室の話って?」って。あのさ、『神田川』の「小さな石鹸カタカタ鳴った」っていう歌詞の意味、わからないだろう?

(春日俊彰)わからない。

(若林正恭)「スマホを置いてダンスする」ぐらい「小さな石鹸カタカタ鳴った」がわからないだろう?

(春日俊彰)わからない、わからない。「寒いじゃん」って思うもんね。

(若林正恭)なんだよ、「寒いじゃん」って。おもしれえな(笑)。

(春日俊彰)面白くはないよ。

(若林正恭)あれって、なんか当時、同棲ブームだったらしいんだよ。で、「同棲は良くないことだ」っていう雰囲気がある中、同棲をするという、青春っていうの?

(春日俊彰)ああ、親の反対を押し切って……みたいな。で、風呂なしが結構、当たり前だからっていう。

(若林正恭)なるほど。実家じゃなくて。一緒に銭湯に行って……そら、歌にするわな!

(春日俊彰)そりゃあするよ。なんか待ってるだの、待ってないだのって。先に出た方が……みたいな。

(若林正恭)わからないだろう? 髪を長くしてパンタロンみたいなのを履いている感じとか。

(春日俊彰)わかんない。おもしろでやってんのかな?って思っちゃうよね。

(若林正恭)いや、お前それは失礼すぎるだろう(笑)。

フォークソングの歌詞がわからないのと同じ感覚

(春日俊彰)いや、でもその時は生きてないから(笑)。だから今の若い子でも、そうでしょう? 我々が「部室で」とか「長楽で」みたいなことを言っていても「ああ、そういう時代があったんだ」っていう(笑)。そういう風に聞いてるんだよ。きっと。わからんけど。経験したこと、ないけども。

(若林正恭)ああ、そうか。部活をした後、町中華的なところに学ランで行くなんてことが、わけわかんないっていう。同棲相手と銭湯に行ってるみたいな話なんだな。そうなっているのか。

(春日俊彰)そうかもしれないね。

(若林正恭)でも「だからなんだよ?」っていうね。

(春日俊彰)そうだね。だから別にそういう話をしないわけじゃないっていう。

(若林正恭)「慌てるなよ」っていうところもあるということなんですね?(笑)。

(春日俊彰)まあ、しょうがないね(笑)。

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<書き起こしおわり>

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