RYO-ZとR-指定『関ジャム』RIPSLYMEとBESリリック解説を語る

RYO-ZとR-指定『関ジャム』RIPSLYMEとBESリリック解説を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

RIPSLYMEのRYO-Zさんが2020年12月15日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』に出演。Creepy Nutsのお二人と『関ジャム』でのRIPSLYME&BESのリリック解説について話していました。

(R-指定)でも俺ら的にすごいね、いろいろ聞いたことがあるんすですけど。それこそやっぱりRIPSLYMEは俺ら的にはずっとすげえイケてる感じというか。インディーズ時代の曲とかも……。

(RYO-Z)いやいや、恐縮でございますよ。俺はね、この前非常にヤバい二日酔いの日があってさ。年に1回あるかどうかぐらいの結構キツめの二日酔いを味わったの。それがね、たまたまその日は「結構お酒が続いていたからちょっと今日は休肝日だな。今日はお酒はやめよう」って思ってた日。その昼ぐらいに、なんかたまたまハードディスクに録ってあったやつを「ちょっと覗くか」って思ってつけたら……それが君らが出ているやつでさ。それが関ジャニ∞との方たちとの……。

(R-指定)ああ、『関ジャム』!

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(RYO-Z)で、その番組を見だしちゃったのよ。そしたらさ、ぶっちぎりに褒めるじゃん?

(R・松永)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)たしかに褒めてましたねー!

(RYO-Z)すげえ褒めるじゃん?

(R-指定)それはもう、当たり前ですよ!

ぶっちぎりに褒められる

(RYO-Z)いや、あんまりないのよ。この歳になって褒められることが。それでもうぶっちぎりに褒められたから、「ハイボール飲んじゃおうかな?」って思って。

(R・松永)フハハハハハハハハッ!

(RYO-Z)もう昼間からガバガバ飲んで!

(DJ松永)タモリさんの教えを守って(笑)。

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(RYO-Z)そう。教えを守って。「明るいうちから飲むのが玄人だ!」って思って(笑)。それでずっと飲んでいたらさ……翌日死ぬほど二日酔いで(笑)。

(DJ松永)へー!

(RYO-Z)「ちょっと……本当に勘弁してくれ……」って思うぐらいの。それはもうなかなかの仕上がりになったんですけど。いや、でもあれは嬉しかった! 「もう2人に次、会ったら絶対に1杯おごらなきゃな」って思っていたんだけども。でも、そう思ったんですけど、あんまり飲まないんだよね?

(DJ松永)そうなんですよ。俺ら、飲まなくて……。

(R-指定)お酒があんまり……。

(RYO-Z)それ、前に会った時にも言っていたもんね。

(R-指定)それで前に会った時もチラッと話したんですけど。俺、すげえRYO-Zさんのラップってどこから影響を受けたのかな?っていう。俺、すごいいろんなラップを聞いてもやっぱり不思議やなと思うのは、RYO-Zさんのラップの特徴的なところ。『関ジャム』でも言いましたけど。それこそ、すごくパーカッシブやったりもするし。でも基本的に言葉の持つグルーヴから派生してラップのフロウが出来上がっていってる感じというか。それがめちゃくちゃ気持ちいい聞き心地になってるんやろうな、みたいな。

(RYO-Z)だから、その『関ジャム』でも言ってくれてたけど。「たぶん天性の勘で……狙ってこれを作ってたらすごい!」みたいなことを言っていて。俺、全然狙ってないんだよ。完全に勘で。

(DJ松永)ええっ! 天才じゃないですか!

(RYO-Z)いや、違う、違う。そんなの、狙えないよ。

(R-指定)やっぱり自分でもラップを書くからわかるんですけど。言うてもロジカルに韻の配置とかを考えたりするんですけども。RYO-Zさんは結構、たしかにロジックで出てけえへん場所に音が置いてあったりする。それはたぶんね、スキャットからじゃないと生まれへんやろうなっていうようなラップがあったりする。たとえばその『Rock it !』で「そんじゃこじ開けろ Z on the mic ご存知」みたいなところとかは「♪♪♪♪」みたいに音をたぶん想像してから……。

(RYO-Z)フフフ、よくそんな曲を……(笑)。

(DJ松永)R、めちゃめちゃ聞いてるもんな(笑)。

(RYO-Z)随分昔の曲だけども(笑)。いや、でもその番組でも『BLUE BE-BOP』を話してくれていて。「I&Iで通じ合うはず」なんだけどね。これね。

(R-指定)これ! これ、会った時に「ヤバいの、着てますね!」っていうことで。「I&Iで通じ合うはず」ってそこから来ているんですね。

(RYO-Z)そうそう。

(R-指定)でもそれこそ、『BLUE BE-BOP』。俺はもう1個、不思議なのがそのスキャット的なところもあったりとか。なんやろう? やっぱり「ああ、そこで言葉をこうすることによって一発、グルーヴのちっちゃい拍が埋まるんや」っていうところが「銀のリング 奪い取ってまで One Make」みたいな。その……それまでは言葉を結構、多少英語っぽいフロウに当てはめていたところが急にそこでがっつり日本語の発音に振ったりするっていう。その振り幅で結構いろんなリズムが生まれいるなって思って。

(RYO-Z)だからさ、それこそBESくんのことも(『関ジャム』で)やっていたじゃない? SEEDAくんのアルバムのさ。

(R-指定)『Ill Wheels』の「スキルがなくても力持ちか?」って。

(RYO-Z)「ため息出るほどお金持ちか?」。

(R-指定)この文章にある「力持ちか」「お金持ちか」のこの文章の2文字の「ちか」を引っ張り上げるだけで特別に長く韻を踏まんでもラップのリズムとして成立をするっていう。

(RYO-Z)俺はその後にさ、「ビーツとライムが、水と油」ってあるじゃない? それは「ビーツとライムがみずとあぶら」では韻を踏んでいる感じには聞こえないけど、「ビーツとライムが、水と油♪」ってするとすごいライムしているみたいになるっていう。あれね、俺も結構衝撃受けたんだよね!

(R-指定)ああ、やっぱりそうなんですか!

(RYO-Z)「BESくん、かっこいい!」って。もう結構心のアイドルでさ。

(DJ松永)へー! そうなんすか!

心のアイドル・BES

(RYO-Z)で、本人にも会ったんだよね。漢くんの「漢さんぽ」で。あの時にさ、俺はあれが収録しているのが近所だったから。「なんかラップの子が収録しているらしいよ」なんて町の情報で入ってきて。「へー」って。千鳥足でフラフラッとそこに行ったらいてさ。で、BAKUくんは俺、面識があったから。そしたらBAKUくんが「ああ、RYO-Zくん、なんで? こっち、こっち!」みたいな。「えっ、いいの? 俺、すげえ酔っ払っているけど……」みたいな(笑)。

(DJ松永)そこで漢さんがいて、DJ BAKUさんがいて。

(RYO-Z)で、BESくんがいて。いろいろといて。それで「うわーっ! BESくんだ!」って思って。SEEDAにはディスられたけど、BESくんにはディスられてないっていう(笑)。

(DJ松永)フフフ(笑)。

(R-指定)いや、俺も結構この話、センシティブやなと思って聞いていたんですけども(笑)。

(RYO-Z)全然センシティブじゃないよ(笑)。

<書き起こしおわり>

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