DJ松永とR-指定 ケンタッキーフライドチキンへの愛を語る

DJ松永とR-指定 ケンタッキーフライドチキンへの愛を語る Creepy Nutsのオールナイトニッポン0

R-指定さんとDJ松永さんが2019年9月3日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でケンタッキーフライドチキンについてトーク。和風チキンサンドやクリスピー、ツイスターなど大好きなKFCの商品について話していました。

(DJ松永)じゃあ、今週もヒップホップニュースにまいりましょうかね。人気フライドチキンチェーン、ポパイズが発売したフライドチキンサンドが売り切れ続出でラッパーが盛り上がっています。

(R-指定)なんや、そのニュース?(笑)。

(DJ松永)ケンタッキーのサンドみたいなやつですかね?

(R-指定)かな? 「フライドチキンサンド」っていうことだから。

(DJ松永)美味しそう!

(R-指定)美味そうやな。

ポパイズのフライドチキンサンドイッチ

(DJ松永)実際にケンタのやつとか超美味しいですからね。いいね。で、このポパイズのチキンサンドでどうやら盛り上がっているという。

(R-指定)どういうこと? 「チキンサンドで盛り上がっている」って?

(DJ松永)ラッパーたちが。ミーゴスのラッパー、クエヴォ。

(R-指定)いや、すごいよ。いま後ろでかかっているミーゴスって言ったらもう、今のヒップホップの主流となっているトラップとかの流行りを作ったと言っても過言ではない、そのど真ん中にいるグループよ?

(DJ松永)そのクエヴォがフライドチキンサンドを大量に買い占めて、それを1個1000ドルで売ると言い出しました。

(R-指定)1000ドル……約10万円。1個10万円で!? なに言ってんの?

(DJ松永)言い出しました。クエヴォがフライドチキンサンドを大量に買い占めて「これ、1個10万でどうだ、お前?」って……えっ、ちょっとミーゴスって、音楽でメシが食えてないの?(笑)。

(R-指定)そんなわけないやろ? いや、そんな……全世界のトレンドセッターよ。今のこの流行りのラップの乗せ方、歌い方みたいなのをどんどん開発してるイケイケ集団よ? それが……。

(DJ松永)大量に買い占めて「1個10万!」って……転売ヤーなのよ(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ! なにしてんの?

クエヴォ転売ヤー説

(DJ松永)どうやって働かずにして食うかっていうのを考えている本当に転売ヤーなのよ(笑)。もう朝から行列に並んで……。

(R-指定)夢ないって! クエヴォがそんなことしたら!

(DJ松永)「買い占めるんだ! 1個10万で売ります!」って。

(R-指定)ミーゴスがそれしてたら夢ないねん(笑)。

(DJ松永)で、ヤフオクとかで売るの(笑)。

(R-指定)なにしてんの、ミーゴス(笑)。

(DJ松永)あと、ラッパーのフューチャーが……。

(R-指定)これまたフューチャーも今のトレンドを作った……言ったらこのミーゴスとフューチャーが広めたと言っても過言ではないですから。今っぽいラップみたいなのをね。

(DJ松永)そうですよ。ラッパーのフューチャーがただのチキンサンドをポパイズのチキンサンドに偽装し、ガールフレンドにプレゼントしたという。

(R-指定)だからなにしてんねん! なにしてんの、あっちのラッパーは? 全員で。特に売れてるラッパー、なにやってんの?(笑)。

(DJ松永)フフフ、えっ、実はフューチャーも音楽でメシが食えてない?

(R-指定)そんなわけない! フューチャー、めちゃくちゃ売れてんのよ。

(DJ松永)1週間前から車にあったポパイズの袋に入れてプレゼントしたらしいです。

(R-指定)えっ、ただのチキンサンドを? 1週間前からあったポパイズの袋に入れて「これ、ポパイズのチキンサンド」ってガールフレンドにプレゼント?

(DJ松永)フューチャーは後に「知能が全てだ」と語っているらしいです(笑)。

「知能が全てだ」(フューチャー)

(R-指定)フフフ、まあ、たしかにそうよ。逆にこの件を聞かされて「知能が全てやな」って思った。「知能があれば、お前みたいなアホなことはせん」っていう(笑)。フューチャー、お前の言う通り。知能が全て。知能があれば、そんなことはせえへん。

(DJ松永)そう。「知能が全て。ただ、解釈はお前と違う! 意味合いはお前と違う!」っていう(笑)。

(R-指定)フューチャー的にはあれやろ? 「みんな『ポパイズがない!』と大騒ぎしている。バカバカ、ポパイズの袋に普通のチキンサンドを入れて『ほら、ポパイズだよ』って言えばみんなポパイズだと思う。ガールフレンドも喜ぶ。知能が全てだ!」って……アホやろ、こいつ!(笑)。

(DJ松永)ヤバい(笑)。ラップの本場がとんでもないことになってる(笑)。

(R-指定)名前、フューチャーやろ? たまらんて。その未来がそんなことに……。

(DJ松永)希望もクソもねえな。これkら生きていこうって思えないよ(笑)。ねえ。このチキンサンド、怖いね。このチキンサンドをめぐって人間たちがおかしくなっている。ラッパーたちがキショいことになっている!

(R-指定)フフフ、たしかにな(笑)。これ、それこそドラッグの売買みたいな、ハスラーとかみたいなやり方をしているわけでしょう? 偽装したりとか、買い占めて高く売ったりとか。

(DJ松永)重曹を混ぜて……みたいなことですよね?(笑)。

(R-指定)えっ、そんな虜にするぐらい美味いの? 言うたら、もう中毒なわけでしょう?

(DJ松永)それで戦争みたいなのが起きるぐらい美味いんじゃない?

(R-指定)だって聞いた話によると、ホンマにこのポパイズのチキンサンドほしさに銃で脅して、チキンサンドを持っているやつから強奪するみたいな事件もあったらしいよ?

(DJ松永)もうヤバいじゃん。阿片戦争でも起きるの?

(R-指定)だからチキンサンド狩り、ポパイズ狩り。

(DJ松永)エアマックス狩りじゃなくて? エアマックスって結構いい値段するけどさ、チキンサンドは数百円じゃん?

(R-指定)それを銃で脅して(笑)。

(DJ松永)「おい、そのチキンサンド、よこしな!」。

(R-指定)「あ、ああ……やめてください。これ、1個だけなんですよ! 家に家族もおって、娘とかも待っているんですよ。ポパイズのチキンサンドを……」って。

(DJ松永)でもさ、ケンタの和風チキンカツサンドとかよりも美味いのかな?

(R-指定)じゃないとおかしいよ。いや、でも……ケンタの和風チキンサンドやぞ?

ケンタの和風チキンサンドはヤバい

(DJ松永)めちゃくちゃ美味いよ? バンズのふわふわ感、エグいよ? ほぼ空気! バンズ、超美味いんだよな。

(R-指定)正直、ポパイズ勝てるのかな?

(DJ松永)そうだよね?

(R-指定)和風チキンサンド……あの甘辛の……。

(DJ松永)甘しょっぱい辛いの。エグいよな!

(R-指定)あのタレ、ヤバイよ。正直、あのタレだけ売ってもエグいことになるぐらいや。あのタレをパケに入れて……。

(DJ松永)グラムいくらで?

(R-指定)そうそう。道端とかでこっそり受け渡すだけでもすごい商売になるぐらい。それをケンタッキーは普通に売ってるねんから。

(DJ松永)いや、本当よ。でもどう? そのフューチャーがとかさ、クエヴォがさ、和風チキンカツサンドとかの存在に気がついちゃったら、また正直戦争が始まるよ。

(R-指定)正直、ヤバいな。それをフューチャーが日本で食って、アメリカに帰って普通のチキンカツサンドに砂糖醤油みたいな……自分なりに考えた甘しょっぱいやつを乗せて。それで日本で食った後の包み紙で包んで。「This is Japanese Chicken Tatsuta Sandwich!」って彼女にあげて。「Wow! Future, Wow! I love you!」「知能が全てだ!」って(笑)。

(DJ松永)その通りだよ!(笑)。

(R-指定)それで彼女が「ワオ、フューチャー、アイラブユー!」って食っている彼女の横でフューチャーがパッとカメラの方を向いて……。

(R・松永)「知能が全てだ!」(笑)。

(R-指定)それで終わり。なんや、それ!(笑)。まあね、そんなことにならないようにちゃんとした……日本のは美味いから。だからポパイズが調子に乗って日本に来たら、えらい目にあいますよ。今、アメリカではチヤホヤされているけど、日本に来てこの和風チキンサンドとチキンタツタサンド。これを知ってしまったら正直……。

(DJ松永)でも、争いが起きないためにケンタッキーはちゃんとした数を供給することが大事です。ちゃんの需要に見合った数、今から準備しておいてください。戦争起きます。じゃないと。血が流れます。

(R-指定)何としても戦争は食い止めましょう!

(中略)

(DJ松永)メールが来ています。「おいおいおい、お前らマジかよ。こんな時間にケンタの話するとか、空腹にヤキ入れてるのと大差ねえぞ? マジでコンプラだわ」。フフフ、たしかにな。これはそうだな。リスナーのみんな、すまんな。

深夜のケンタッキー飯テロ

(R-指定)ごめん。正直、空腹に対する根性焼きでしたね、これは。エグいわ。この時間ケンタッキーの話をするのは。

(DJ松永)エグい。本当に。内側にな。

(R-指定)胃にジューッ!って。めっちゃ食いたなるもん。ごめん、こんな時間に……(笑)。

(DJ松永)いや、本当だね。ケンタッキーって美味いよな!

(R-指定)一番この時間にしゃべったらアカン。マジで美味いから。あれ。

(DJ松永)ケンタッキーをたのんで、コールスローもたのんで、クッキーも。あのメイプルシロップで。

(R-指定)ああ、はいはい!

(DJ松永)ポテトもたのもう! あのさ、ほら。めちゃめちゃうめえ粉のついた鶏を揚げてる油で揚げたポテトだから、やっぱり他で食うポテトとは一味違うのよ!

(R-指定)ちゃうのよ。正直、今までマクドのポテトが一番やと思ってた。その概念をやすやすと超えてくるから!

(DJ松永)それがケンタのポテトよ!

(R-指定)まあ、もちろん骨なしもな。

(DJ松永)ウエーイ!

(R-指定)骨ありも。骨ありの皮が主役なのは大前提やけど。でも当然、骨なしもほしいやん?

(DJ松永)クリスピーとかな。美味いのよ!

(R-指定)そうそう。あれな!

(DJ松永)ツイスターとか食ったこと、ある?

(R-指定)あるよ! ツイスターもヤバいよ!

(DJ松永)ツイスター、ヤバいよな! ツイスター、あれ、なんなの? お前、なんだよ、教えろよ!

ツイスターの謎

(R-指定)いや、わかんないよ! あれが説明できてたら俺、ここにおらんって。NASAとかに連れて行かれるって。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! NASAとかだな!

(R-指定)あれを解明できたら。

(DJ松永)たぶんあれの論文をかけたら、俺らノーベル賞。

(R-指定)余裕で。平和賞な。ヤバいから。

(DJ松永)あれえしょう? ツイスターを言語で説明できたやつはいないんだよ。あれはヤバいよな。いろんないろんな小説家が試してるって。あの言語化を(笑)。

(R-指定)ああ、やっぱり無理やねんな。それでも無理やねんな。

(DJ松永)ツイスターの言語化をいろんな小説家が……。

(R-指定)じゃあ松永さんが中のいい朝井リョウとかも当然?

(DJ松永)あいつ、お手上げだよ!

(R-指定)フハハハハハハハハッ! 朝井リョウがお手上げ!(笑)。

(DJ松永)ツイスターに関してはお手上げよ。本当に。もうカーネル・サンダースでも、無理! あいつでも無理!

(R-指定)作った本人がわからん(笑)。作った本人がわからん、美味いもんができてしまった。

(DJ松永)たぶんね、適当に調味料をぶち込めだのよ。

カーネル・サンダース本人にもわからない

(R-指定)カーネルもスランプやってん。美味いチキンを何個も作ってきた。でも、チキンだけやったら語れへん。それこそハンバーガーとかいろいろ出てきた。サンドイッチも出てきた。ホットドックも出てきた。ヤバい。どうする、このジャンクフード業界で?ってウワーッて悩んで。もう混乱状態。何かわからんけども、とりあえず「もういいや!」ってヤケクソになって放り込んだら、できててん。で、一口食ったら「これ、なに? 俺、どうやって作った? ちょっと待って……」って。それでスタッフを全員集めて。「ちょっとこれ、間違いかもしれん。俺、いま混乱しているから。できてもうたやつがあるねんけど。間違いかもしれんから、食ってみてほしいんやけど……たぶんこれ、世界を取る味やねん」って。それで食わしたら……。

(DJ松永)「取ります!」。

(R-指定)「取ります! というか、アニキ……この薄い皮、なんすか? どうやって作ったんすか!?」って(笑)。

(DJ松永)「ほ、骨に近いところが美味いっす!」って(笑)。

(R-指定)「この薄い皮、どうやって作ったんすか、アニキ!」「いやー、俺も知らねえけどなんか、粉にまみれてわけのわからない幻覚を見ていたら、もう目の前に出来てたんだ……」「おい、監視カメラをもう1回、見直せーっ!」って(笑)。

(DJ松永)「そ、その時間だけ砂嵐だ!」って(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)「クッソー! 何度見てもその時間だけ! どうなっているんだ、クソッ!」って(笑)。となると、もう調味料にも数に限りがあります。あれ、いつかなくなるから。

(R-指定)せやねん。これ、これヤバいよ。

(DJ松永)今のうちに食ったらいいよ。

(R-指定)だからもう、一番最初にカーネル・サンダースが作った、その薄い皮に継ぎ足し継ぎ足しでその皮をどんどんと伸ばしている状態やから。タレも全部。

(DJ松永)タレもな。

(R-指定)だから一発目がまだ続いてるってことよ。だから危ないよ、これ。継ぐやつが出てこんと。

(DJ松永)二代目よ。二代目は本当はね……いや、でも結構俺ら、情熱というか、気持ちはある方だよね。

(R-指定)せやねん。

KFC二代目問題

(DJ松永)あれは正直、金稼ぎとかじゃなくて単純に愛とか情熱を持ってるやつが継いだ方がいいと思う。二代目は。

(R-指定)せやな。意外と技術論やないのかもしれん。ツイスター、マジで美味い。「ホンマにこれが世界で一番美味い食い物や」って信じてやまないやつじゃないと、あの味にはたどりつけへんかもしれん。

(DJ松永)そう。本当に信じてるか否かだけ。

(R-指定)それだけ? フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)それだけ(笑)。

(R-指定)カーネルのオヤジを信じてついていけるかどうかや。

(DJ松永)一番信じてるやつが二代目になるべき。

(R-指定)そういうことやな。それかもしれん。

(DJ松永)だから俺ら、結構信じているけどね。

(R-指定)せやねん。だから……まあこれ、言っちゃとあれやねんけど。だからそのカーネルも作り上げた時に「ああ、これは世界を取るぞ。世界を巻き込むぞ。世界に旋風を起こすぞ」って。だから名前、ツイスターやねん。

(DJ松永)ヤベッ! でも……もうコピーライターとしても天才じゃん。ヤバいね!

(R-指定)カーネル、ヤバいねん。

(DJ松永)いや、本当に……カーネルさん、あなたの思い描いた通りになってます。世界は。

(R-指定)あなたが作ったあの薄い皮はまさに今、世界に旋風を巻き起こし、どデカいツイスターになっております!(笑)。

(DJ松永)いや、素晴らしいな、本当に。

(R-指定)すごいわ(笑)。いや、正直……今の俺ら。俺らも……だからCreepy Nutsはカーネルさん、あなたの作品です。Creepy Nutsもあなたが作りました。

(DJ松永)フフフ、ちょっと待って。今、葬式中? 何、弔辞を読んでんの?

Creepy Nutsもカーネル・サンダースの作品

(R-指定)タモリさん(笑)。赤塚不二夫や(笑)。正直、うーん……もう、言っちゃうけど、クリスピーナッツです(笑)。

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! えっ、ちょっと待って?

(R-指定)あの、ケンタッキーで組みました!

(DJ松永)あのさ、「クリスピーナッツ」っていう間違い、めちゃめちゃよくあって。俺、散々訂正していたんだけど?

(R-指定)そっちが正解!

(DJ松永)ああ、そっちが正解? そうなの?

(R-指定)ホンマは。だから松永さんも最近、あれやねんもんな? KFCの日本一を取ったもんな? KFCの世界大会に今度、出るんだもんな?

(DJ松永)おい、ぶち殺すぞ! ぶち揚げるぞっ!

(R-指定)殺されるよりも、揚げられるの?(笑)。

(DJ松永)粉つけて、ぶち揚げるぞ!

(R-指定)KFC JAPAN FINALのチャンピオンやったっけ?

KFC FINALのチャンピオン・DJ松永

(DJ松永)そうそうそう。9月28日にKFCのワールドファイナルがあります。優勝してきます。優勝して、二代目を継ぎます!(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)絶対に俺は……悪いけど、アメリカ代表より、スペイン代表より、ドイツ代表より、ロシア代表よりも俺は、カーネルのこと信じてっから! マジで!

(R-指定)フフフ、KFC?

(DJ松永)信じてることに関して、誰にも巻けねえよ。一番信じているやつが世界チャンピオンを取るべきだと思っているからね。

(R-指定)だからまあ、この調子でフロアとチキン、あげて(上げて/揚げて)いこうや!

(DJ松永)お、お……お前、ラップ、ダサッ!

(R-指定)いまの部分、ラップやないから。心外やな!

(DJ松永)ダサッ! お前のラップ、ダサッ!

(R-指定)ちょっと待ってくれ。今のが俺の本リリックやと思われたら悲しいねん。本パンチラインだと思われたら困る。

(DJ松永)お前の本イキ、ダサいな(笑)。

(R-指定)いや、DMCね。KFCじゃなくてね。DMCでしょう、松永さんが優勝したのは。

(DJ松永)DMCでしたね。DMCか。

<書き起こしおわり>

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