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朝井リョウ『世にも奇妙な君物語』実写ドラマ化を語る

朝井リョウ『世にも奇妙な君物語』実写ドラマ化を語る高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと
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朝井リョウさんが2020年12月13日放送のニッポン放送『朝井リョウと高橋みなみ ヨブンのこと』の中で自身の小説『世にも奇妙な君物語』の実写ドラマ化について話していました。

(高橋みなみ)『世にも奇妙な君物語』実写ドラマ化ということで。

(朝井リョウ)ゲストに来たみたい(笑)。高橋さんの番組のゲストに来たみたい。クリス智子さんみたい(笑)。

(高橋みなみ)クリス智子さん(笑)。

(朝井リョウ)クリス智子さん、すごい好きなんですよね。

(高橋みなみ)ああ、「今日はね朝井リョウさんをお迎えしますけども……」。

(朝井リョウ)嬉しい(笑)。前髪が短く見える! よろしくお願いいたします。

(高橋みなみ)いかがですか? でも3月から放送ということは、撮影もきっと始まってるのかなと思うんですけども……。

(朝井リョウ)フフフ、しっかり(笑)。私、前回『チア男子!!』という作品が映画になったことをこのラジオで話した時に、「もし次に原作者撮影見学がある時はホログラムでしたい」っていう話を……(笑)。

(高橋みなみ)なんか言っていたね(笑)。なんだろうね、あのホログラムって(笑)。

(朝井リョウ)そういう話をしたんですけども。今回はやっぱりさすがにこのご時世ということで。本当に気を遣っていて。撮影現場で。誰も体調不良にならないように本当に気を遣って撮影されているということですから、その原作者挨拶という文化ももうないということになって。いや、でもすごくほっとしました。

(高橋みなみ)あら? それはどうして?

(朝井リョウ)あ、もういいです。クリス智子さんは(笑)。

(高橋みなみ)あ、もう大丈夫ですか?(笑)。

(朝井リョウ)クリス智子模写はもう……緊張してしまうので(笑)。だってあのJ-WAVEの番組、最後に黒板に一言、書くんですよ。クリス智子さんの番組って。で、なんかそれに緊張しちゃうの。しゃべりながら。「ああ、何を書こう。何を書こう……」って。謎の緊張感があって、それ思い出して緊張しちゃったんで。で、戻っていただいて……そう。原作者見学もなくて。だから心穏やかに過ごしていたんですけど。でもなんかこれはこの作品の映像化から考えはじめて。

でも結構もっと大きい話というか……これまでもいろいろあったな、みたいなことに繋がるですけど。だから今回、5話あってさ。2時間分。まあ、『世にも奇妙な物語』を好きな私が勝手に2時間分書いちゃいましたっていう本を今回、WOWOWさんで2時間分を5週に分けて全5話、やっていただけるってことになったんですが。私が『世にも奇妙な物語』をなんで好きか?っていうと、やっぱりすごい嫌な気持ちになるのが好きなんです。

(高橋みなみ)ああー、ありますね。

(朝井リョウ)たまに感動系の話もあるけど、基本的にはいい気持ちでは終わらないでしょう?

(高橋みなみ)なんか本当に心がモジャモジャッとするんだよね。

(朝井リョウ)モジャモジャッてするじゃん? 中には本当に後味が悪いというか、「うわあ……」っていう感じになるものもあるじゃない? で、私はそういう話がすごい好きっていうのもあって。まあ、そういう話を書いたわけ。自分でね。自分がそういう、嫌な気持ちになるのが好きだから、そういう気持ちを自由に書けるなと思っていろいろ書いたんですけど。

それで今回、5話あるから5人、主人公がいて。それぞれ主演の方が発表されて。それぞれすごく、もちろんファンがたくさんいらっしゃる方にやっていただけることになって、ありがたいんですけども。私、ずっと中島健人さんの話をこの番組でしてたじゃないですか。

(高橋みなみ)してた、してた(笑)。

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(朝井リョウ)それでSexy Zoneの佐藤勝利さんが出てくれたりとか、あとKAT-TUNの上田竜也さんが出てくれたりもするんですけども。その……すごいファンがたくさんいるじゃない? もちろん全部の話の俳優さんにファンは付いていらっしゃるんですけど、馬力のあるファンがまた付いてくださっているじゃないですか。俳優以外の別のお仕事をされてる方々には。で、私もそういう気持ち、すごく分かるから。

自分が応援してる人がドラマに出てすごく嬉しいみたいな気持ちが分かるから、すごくその……「その人を見たい」というモチベーションで見ていただける方もきっとたくさんいらっしゃるだろうと思うんです。でもね、嫌な気持ちになるんですよ(笑)。だから、なんかそれが申し訳なくて。でも、それはどの俳優さんにも当然言えるし、そんなことを言ったらキリがないんだけどね。

(高橋みなみ)そうね。

見たら、嫌な気持ちになる

(朝井リョウ)特に「この人を見たい」っていう思いで見ていただけることが多いんじゃないかなと思うんです。その話……全5話の中でもその2つの話は。そうなった時に、きっといい気持ちにはならないから。だから構4年ぐらい前に『何者』っていう作品を映画にしてもらった時にね、すごく今も超人気な人たちが……佐藤健さんとか二階堂ふみさんとか、本当に豪華なキャストの方が出てくださって。それで『何者』って作品を宣伝する時にどういう風に宣伝するか?ってなったんですけど。

それで『何者』もすごいいい気持ちになる話じゃないの。でも、すごく素敵なキャストの方々が出ていただける。若いファンの方も多いキャストの方が集まっているっていう。それで大学生の話だったし。だからなるべく予告編とかでは青春物に見えるように作っていただいたんです。宣伝する時に……主題歌も米津玄師さんだったしっていうのあって、できるだけ若い人に訴求力があるように青春物に見えるような予告編を作っていただいたっていうこともあって。

それで実際に公開されて。「自分の好きな俳優さんが出てる作品だ。どうやら学生の話らしい」ということで見に行ってくれた人のネガティブな感想を見ることがすごく多くて。それで申し訳なくなったの。「そうだよね」っていう。で、それは「こんな気持ちになるつもりじゃなかった」みたいな。友達と見に行って……。

(高橋みなみ)ああ、好きな人が出ているって思ってワクワクして行ったら……。

(朝井リョウ)見に行って。でも映画館を出る頃には「えっ、なんで私たち、こんな気持ちにさせられているんだろう?」みたいな。でも、それはたしかにそうよだなって思ったんです。だから、その時に学んだのは「内容に合った宣伝をしないとやっぱりダメだ」と思ったの。

(高橋みなみ)ああ、そういうことね!

(朝井リョウ)それはでも、誰も悪くないと思うの。宣伝してくれた人もさ、すごい考えてやってくれたわけじゃない? でも、たしかにそういう、青春物を見に行く気持ちで見に行ったら、嫌な気持ちになったっていうのは嫌だろうなとも思うから。でも今回は一応タイトルに……もうわかるじゃない? 『世にも奇妙な物語』のパロディーだっていうか、その要素があるんだなっていうのがきっとわかるだろうから。すごく素敵な気持ちになろうと思っては見ないかな?って……。

(高橋みなみ)めちゃくちゃ気にしているやん!(笑)。

(朝井リョウ)いや、やっぱり私も誰かのファンなので。その気持ちがわかる分、なんか……そう。いろいろとそのあたりを考えて。で、そこから派生して、なんかその「嫌な気持ちになった」っていうことに対する耐性が下がってきていることには問題視する気持ちもあるんですよ。「嫌な気持ちになった」っていうことへの耐性が……2回、言うけども(笑)。その耐性がすごく下がっているなとも思うので。でも私は小説書く時、どうしても人の心の中にある暗部とかをテーマにすることがーーそれはもう癖なんですけどもーー多くて。そうなると、やっぱり読者にとって嫌な気持ちになるシーンが出てくるんですね。

嫌な気持ちになることへの耐性が下がっている

(高橋みなみ)でも、もきっと書いている側からしたらさ、見てる人がそういう気持ちになってくれるのが正解ってことでしょう?

(朝井リョウ)「正解」というか、なんていうのかな? 嫌な気持ちに……私はその人の暗部を見つめるっていうことがたぶん、あんまり嫌じゃないんだろうね。それをずっとなんか見ながら何かを書いてるっていうのが日常なので。あんまりそれが……むしろそれに向き合いたいみたいな気持ちがあるんですけど。何かこう、難しいよね。でも本当に今、全体的にあんまり明るくないじゃないですか。

(高橋みなみ)世の中がね。

(朝井リョウ)そう。となると、フィクションに触れる時ぐらいは……私はやっぱり仕事でも読んだりするからさ。でもそうじゃない人は「お金を払って読むんだったら明るい気持ちになりたい」と思うのは、それはすごくそうだなとも思うし……みたいなことをいろいろ考えたっていう。

(高橋みなみ)フフフ、めちゃくちゃ考えているやん(笑)。

(朝井リョウ)そういうことがありました。このドラマにしていただくということは。でも本当に無事、体調不良の方が出ることもなく撮影も終えていただいたので。ドキドキですよね。その……『世にも奇妙な物語』って本家はさ、全員バラバラの人が脚本を書くわけじゃない? だから私は今回、5話全部自分が作れるから……ということでできるからくりみたいなものをやっているので。それを楽しんでいただけたらなという風に思います。

(高橋みなみ)2021年3月よりWOWOWにて放送です。

(朝井リョウ)あれ、もし今後こういうことがあって、高橋みなみさんに「女優として出てください」みたいにオファーをした時には……大丈夫なですか?

(高橋みなみ)出ません(キッパリ)。

(朝井リョウ)ありがとうございました(笑)。

(高橋みなみ)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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