オードリー若林『ヒルナンデス』卵入りもんじゃ焼きの違和感を語る

オードリー若林『ヒルナンデス』卵入りもんじゃ焼きの違和感を語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2020年12月12日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で『ヒルナンデス』のロケで訪れた足立区のもんじゃ焼き屋で出会った卵入りのもんじゃ焼きに感じた違和感について話していました。

(若林正恭)それでさ、話がだいぶ戻るんだけど。『ヒルナンデス』のロケでさ、もんじゃ屋さんに行ったじゃん。足立流……浅草流だっけ?

(春日俊彰)足立流? 足立式だっけ?

(若林正恭)でね、これはね、ずっともう毎日、思い出しているんだけども。もんじゃの焼く対決……それで俺は月島流を背負ったんだけども。まあ、もんじゃを焼く対決をするっていうのがあったんですよ。そしたらね、もんじゃの具が入っている器があるじゃない? あれにね、卵が載ってたんですよ。俺、小3。10歳から32年間、もんじゃを焼いてますけど。卵が入っているもんじゃなんて、見たことないですよ! で、トリッキーなことこの上ないんですよ。俺にとって。でもなんかね、「足立流は入れるんだよ」ってそこのおじさんが言っていて。「いやー、聞いたことねえけどな!」って思って。

(春日俊彰)うん。「もんじゃに卵」っていうのはね。

(若林正恭)これさ、どのぐらいあり得ないことだと思う?

(春日俊彰)もんじゃに卵が入っていること?

(若林正恭)もしかして、あってもおかしくないと思ってる?

(春日俊彰)いや、だから私も「珍しいな」とは思ったよ。

(若林正恭)お前さ、そういうところ、あるよな。なんか制作を立てちゃうところ。俺と一緒に戦ってもよかったじゃん。「これ、見たことないですけどね?」って。なんか昔からお前って寡黙だよな。

(春日俊彰)フフフ、まあ、そうだね(笑)。

(若林正恭)なんかそのお前の美学も知ってるよ。多くを語らず死んでいくみたいな。そういうの、あるじゃん。お前の。

(春日俊彰)そんなのは別にないけど(笑)。ただ口数が少ないだけだけど。

(若林正恭)しゃべれ、もっと!

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! いや、だからあれは別にその月島派でも足立派でもないから。

(若林正恭)所沢派だもんな?

(春日俊彰)所沢だから。なんか若林さんと一緒に戦うっていう武器もないし。足立側につくっていうあれもないわけよ。後ろ盾みたいなのも。だから「珍しいな。見たことないな」とは思ったよ。もんじゃ焼きって言ったらさ、そのシャバシャバの汁みたいなさ。

(若林正恭)そうそう! シャバシャバの汁よ!

(春日俊彰)だから「お好み焼きっぽいいな」と思って。お好み焼きは卵、入ってるじゃん? だから珍しいなと思ったけど。

(若林正恭)だから俺は本当に「いやー、参ったな」と思って。でもなんか、その店長の店だし。卵をボーン!ってヘラではねてさ、どかして焼くわけにもいかないけども。もうとんでもなくはね返したかったよ。卵を。「どかせ、これ!」って思って。

(春日俊彰)フフフ、だから、そうか。

(若林正恭)で、俺は『ヒルナンデス』でもんじゃ焼いたらまあ、いいことないわ! 前もキャンプの時にもんじゃを作らせてもらうってなったら、もう生地がお好み焼きの生地なのよ。固さが。で、カチコチになっちゃって。ヤバいな……みたいなことも起こったし。

『ヒルナンデス』でもんじゃを焼くといいことがない

(若林正恭)今回も卵が入っていて。それでなんかさ、「月島のやつは卵が高価だから食えねえんじゃねえのか?」みたいなことを言い出してさ。俺も「ぶっ飛ばされるぞ?」みたいな口を聞いちゃって。「まあまあまあ……」みたいになっちゃって。なんかあの時間、険悪だったよね?

(春日俊彰)なんかちょっとね、ピリッと……もうちょっとバラエティーの対決だったのに。

(若林正恭)いや、卵は入れるんだろうけど。その店でなのか、足立区でなのかはわからないけど。「でも、勝負にしてはトリッキーすぎるでしょ?」って思って。で、みんなはその感じ、わからないじゃん?

(春日俊彰)まあ、わからない。そんなね、「卵が1個入ってるだけじゃん」みたいなね。

(若林正恭)卵はありえないのよ! だって、シャバシャバで最後にパリパリになるのが美味しいものなのに。卵は別の料理だから! それは卵焼きだから!

(春日俊彰)だからちょっとふわっとしちゃうというか。

(若林正恭)ふわっとしちゃうでしょう! シャバシャバ、カリカリを楽しむもんがふわっとしちゃったら別の食べ物よ。だからあれ、別の名前にしなきゃダメなんだよ!

(春日俊彰)もんじゃ焼きじゃなくて。

(若林正恭)あれはもんじゃ焼きじゃない。足立焼きだよ、足立焼き!

(春日俊彰)ああ、まあそこまでの違いはわかんないよ。

(若林正恭)すごい迷ったよ。勝負で。「『ちょっとちっちゃい器を持ってきてください』って言って卵をボカーン!ってどかしてやろうかな? でも、さすがに失礼だよな」と思って。

(春日俊彰)まあ、そうだね。

(若林正恭)それでなんか俺、ずっとぶつぶつ言っちゃっていたよな。「卵がな……」っつって。言いながら焼いていて。それで、ソースの量がわからないのよ。やっぱり卵が入ると。

(春日俊彰)なるへそ。

(若林正恭)それで「いつも入れるぐらいの手の目分量のソースだと足りない気がするな……でも、もうちょっと入れると卵が入ってるからな……」とか思って。それで結局、焼いたらなんかゆるゆる卵焼きみたいなのが出来上がっちゃってさ。

(春日俊彰)なんかちょっと中途半端な、卵焼きでもないし、もんじゃ焼きでもないし……みたいね。

(若林正恭)「ハメられた」っていう気分だよ。制作に。俺が恥ずかしいところを、偽物感を出されたのかなと思って。

(春日俊彰)それはないでしょう? だから卵が入っている、入ってないがそんなに違いがあるかっていうのはやっぱり分からない。私も分からないし。スタッフさんも分かんないっていう。

(若林正恭)だよね。それで俺、あの後にロケが終わって速攻、地元の友達3人に電話したの。「卵入ってるもんじゃ、見たことある?」っつって。「ないな」「ねえな」「そんなの卵焼きじゃん!」ってみんな言ってたよ?

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!

地元の友人たちの反応

(若林正恭)もう俺と同じテンションで。「聞いたことねえよ!」みたいな。「足立区の人はさ、『卵は高価なもんだから月島とか築地の人は入れねえんじゃないの?』とか言ってたよ?」「ざけんじゃねえよ!」ってみんな言っていたもん(笑)。

(春日俊彰)なんだよ……(笑)。やっぱりあるんだね。そのもんじゃに対して。

(若林正恭)「全然聞いたことないよ! キャベツを刻まないぐらいだったらよくある話だけども」って。

(春日俊彰)ああ、刻まなかったね。たしかにね。

(若林正恭)刻む、刻まないなんて話はもうベタすぎてなんとでも言えっていう感じなんだけども。卵は納得いかなくて。友達もみんな、同じリアクションだったよ。「いや、聞いたことないけどね!」っつって(笑)。

(春日俊彰)そんなに違うんだね(笑)。

(若林正恭)それで「お前は悪くない」みたいな話になって。だからどこかでもう1回、ちゃんとこっちのホームで。月島の……現場でも言ってたけど。月島のホームでちょっと対決をしたいなって。

(春日俊彰)だから、あるんじゃない? 月島って中央区になるの?

(若林正恭)でも、月島は月島で俺が焼くと「入船のやつはちょっと違う」みたいなことが始まっちゃうんだよ。どんどん……。

(春日俊彰)そんな細かいの?

(若林正恭)細かく。だって築地の人は俺が歩くと「お前、築地出身じゃねえな」ってなるし。でも、築地の隣の明石町っていうところがあるんだけど。明石町の人は「いや、入船も築地だよ」って言うの。でも築地の人は「入船は築地じゃねえよ」って言うんだよ。だから……もういいや。この話は(笑)。

(春日俊彰)そうだね。うん(笑)。

(若林正恭)「築地の駅、使ってるもんね」みたいな話になるんだけど。分かりにくじゃん。「入船」なんて言われても。

(春日俊彰)どのへんかはわかんない。築地っつったらだいたいね……。

(若林正恭)だから俺はこれからも「築地」って言い続けるけれど。

(春日俊彰)うん。まあ築地の人には怒られるよね(笑)。

(若林正恭)なんかあるんだよな。町の空気みたいな。細かい空気。なんか築地……あんなもう300メートルぐらいの距離でさ、「やっぱり入船のやつはノリが違う」とか言うんだもん(笑)。「お祭りのノリが違うから合わない」とか。あんな300メートルか500メートルかぐらいの距離だと思うんだけどね。

(春日俊彰)違いが出そうでもないけどね。その短い距離だったらね。

(若林正恭)そうなんだよ。ちょっともんじゃ、『ヒルナンデス』で焼くとうまくいかないね。何かと。

(春日俊彰)なんか、そうだね。うん。合っていないのかな?

(若林正恭)やっぱり一番もんじゃが上手に焼けるのは、この番組の新年会だね。そこが一番上手くいくな。そういえば、前も何度も話してるけど、焼いてる時に石井ちゃんが腹が立つんだよね。石井ちゃんってね、なんか揚げ足を取るの、好きでしょう?

(春日俊彰)まあ、たしかに。

(若林正恭)石井ちゃんって失敗している人のことが好きだから。

(春日俊彰)まあ、いい人間じゃないよね。そういった意味じゃね(笑)。なんか若林さんがちょっともんじゃを作りながら失敗したらなんか言われるの?

(若林正恭)いや、これは全く同じ話をしてるんだけど。もんじゃを作るのと漫才を作るのは一緒なんですよ。全くもって。

(春日俊彰)どういうことが?

もんじゃを作るのと漫才を作るのは一緒

(若林正恭)だからケツに上げてたたみかけていくとか。短時間で勝負とか。ケツに向けて作業がどんどんどんどん増えていくとか。そういうのがもう全く一緒なの。俺の中では。それを石井ちゃんは「それ、3年連続で言ってますよ?」とか言って。毎回、パーソナリティーが機嫌よくもんじゃを焼いているのに。「3年一緒だろうが、聞けや!」って思って。

(春日俊彰)たしかに。気付いてもね、「そうなんですか?」でいいじゃないよ、別に。

(若林正恭)いや、そうすると……(笑)。

(春日俊彰)だって、気持ちよくなってるんだから。パーソナリティーが(笑)。

(若林正恭)まあまあ、いいんだけども。「毎年毎年、それ言いますね!」みたいなことを言われるからさ。今年はもう中止にしてやりましたよ!(笑)。

(春日俊彰)そのせいで? たったそれだけのことで?(笑)。

(若林正恭)そうそう(笑)。

(春日俊彰)いや、やりたいけどね。

(若林正恭)いや、卵は俺は聞いたことないよ。これはちょっとメールでも聞いてみたい。「卵を入れるって聞いたことありますか?」っていう。中央区在住の人限定。これはメールを送ってください。

(春日俊彰)いや、それはいいでしょう? 地元の友達が「入ってない」って言ったんだから。わざわざメールで……(笑)。

(若林正恭)正直、全員で足立区流もんじゃの悪口になるな。「絶対にあり得ない!」っつって。

(春日俊彰)まあ、材料が違うとたしかにね、難しいですよ。

(若林正恭)いやー、卵はびっくりしたな。何度も思ったな。「卵は入れないけどね」って。でもやっぱり卵が入ったから勝負勘がちょっとあれだったんで……って。なんかすごく良い編集にしてくれてたんだけど。スタッフさんはね。

(春日俊彰)まあ、そうね。それはしょうがないね。

(若林正恭)そういうロケをやりましたけどね。

<書き起こしおわり>

オードリー若林 卵入りもんじゃ焼きへの反響を語る
オードリー若林さんが2020年12月12日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で紹介した『ヒルナンデス』のロケで訪れた足立区のもんじゃ焼き屋で出会った卵入りのもんじゃ焼きに対する、リスナーからの反響メールを紹介していま...
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