R-指定さんとDJ松永さんが2020年11月17日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中で前週に開催したCreepy Nutsの武道館公演2 Daysを振り返り。松永さんの号泣エピソードなどを話していました。
2020.11.11,12
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— Creepy Nuts (@Creepy_Nuts_) November 12, 2020
(DJ松永)まあでも我々はその音楽をこの1週間、めちゃめちゃね頑張らせていただきました。
(R-指定)そうやね。頑張りましたよね。
(DJ松永)まあ、一昨日で言うと『情熱大陸』がありましたしね。『情熱大陸』の放送中に木村拓哉さんからもLINE、いただきましたよ。
(R-指定)俺も来たんですよ。見てくれてたんや!って。しかも2人に木村拓哉さんが「見てるよ」っていうのを。
(DJ松永)しかも2人、それぞれにですよ。なんていう……「兄貴!」って思うよね。
(R-指定)思うよな。
(DJ松永)で、その『情熱大陸』の何日前になる? 3日前か。11日と12日には我々、Creepy Nutsの武道館のワンマンライブ2デイズがございました。いやー、本当にそこからもう1週間ぐらい経つけど。俺が嬉しいのが、オールナイトの各パーソナリティーがもう毎日のように誰かしらしゃべってくれるっていう。こんな奇跡、ある?
(R-指定)いや、ありがたいよ。
(DJ松永)オールナイトのパーソナリティー、みんなすごい人たちですよ。それこそ先週の佐久間さんに始まり……佐久間さん、すげえ熱い触れ方してくれたよ。選曲でRHYMESTER『K.U.F.U.』をかけて、『あゝオオサカdreamin’night』をかけて、最後に『生業』をかけて……。
(R-指定)粋やな!
(DJ松永)それで「俺は俺の生業を頑張ろう」って言って番組が終わっていったから。「なに、その渋いパッケージのラジオ? かっこいい!」って思って。で、水溜りボンドのお二人も話をしてくれて、曲をかけてくれて。
(R-指定)ありがたいね。
(DJ松永)それでオードリーもがっつりとトークしてくれて。
(DJ松永)それで霜降り明星も話してくれて。
(R-指定)あの……相田さんも言ってくれてるんですよ……。ごめん、なんか「音楽舐めプおじさん」とか言って。ごめんなさい、相田さん。
(DJ松永)フフフ(笑)。
(R-指定)すいません、なんか……なんかその、不買運動とか(笑)。あんだけ言ってくれた人に(笑)。
(DJ松永)まあ、それは……すいませんでした(笑)。そう。相田さん、がっつりその日のエピソードトークを丸々言ってくれて。それでしかも昨日、菅田将暉さんも触れてくれて。ウイカさんも超がっつり触れてくれて。
(R-指定)ありがたいよ。
(DJ松永)もうほぼほぼ……こんなこと、ある? もう幸せすぎてヤバいよ。
(R-指定)ホンマやな。嬉しいよ。
公演直前の深夜ラジオ生放送
(DJ松永)で、11日が初日でしたけど。その前日はオールナイトでしたね。朝方までラジオをやって、その日の昼からもう武道館の当日入りでしたけど。本当に意味がわからなかった。本当にラジオ、録音にすればよかった。
(R-指定)俺、めちゃくちゃ後悔してた。帰り道。「ええと、あと何時間やな。寝れるの、何時間で、喉を休めなアカンやん。何をしゃべってたんや、俺らは?」って。
(DJ松永)なんか「俺のジャンパーは車だ!」って言って。ジッパーを上げながら「ブルンブルンッ!」とか言って……(笑)。
(R-指定)あんなところで声量を使ったらアカンのよ。
(DJ松永)あの時も若干、レッドRで声を張りながら「ブルンブルン!」って(笑)。
(R-指定)「ブルンブルン!」とかずっと言ってて。そうそう。「体調を整えている」っていうトークをしていたんですよ。先週。その後に全部をぶち壊しにするように「ブルンブルン!」って……(笑)。
(DJ松永)本当、誰か止めろよ。「オールナイト、生放送でやる」って言ったやつ?(笑)。
(R-指定)まともな人、いたでしょう?(笑)。
(DJ松永)本当だよ(笑)。でも11日も12日も本当に幸せな2日間というか。なんか、すごいいろんな人に関わってもらって。目の前にお客さんがいて。いろいろ紆余曲折あったけど、そこに立たせてもらえるということで、いろんな感謝を実感する2日間だったね、俺は。
(R-指定)せやね。俺はホンマにそれこそ、言ったら身体的にも調整に入っていて。だから先週、ラジオでも話したけどそこの前2日間とかはもう練習はしなかったんですね。もうホンマにご飯に気を使って、ウナギを食べたり。ラジオに来る前にも焼肉食べたりとかして。パワーのつくもんを食って、ラジオ終わって家に帰って、風呂入って柔軟して……みたいなのをしていたら7時ぐらいになって。それで「寝なきゃ」ってことで寝て。ほんで、現場に行くじゃないですか。でもやっぱり、当然なんですけど。現場に着いて思わんかった? その関わってるスタッフさんの多さとか。「こんなに……」って。だからリハとか終わって、思わずね、「この人数の人たちが関わってこのライブをやれるんや」って。
(DJ松永)いや、本当に。だから「俺らは本当に助けられてここにいるんだ」っていうのはすごい実感した。
(R-指定)当日のMCでも言ったし。だから、松永さんとかは割といつもライブとかで緊張しないじゃないですか。割と飄々とした感じでバーッとステージに行ってっていう。逆に俺、めっちゃ緊張するから、結構心構えとか心の準備みたいなのをしすぎるぐらいなんですよ。緊張するっていうことで。だから、帰ってからも「明日、どうしよう?」とか思うからあれなんですけど。
たぶん松永さんは普段からそういう感じで……その何も準備していない飄々としたままで武道館のステージに上がったから。ステージに上がってブワッとせり上がってお客さんを見て。その景色を見て、スタッフさんことを思い出して、そこから芋づる式にこれまでの感情とか、ここまで歩んできた道のり全部……全部のこれまでの情報がノンストップで脳になだれ込んできたからお前、泣いたんやろ?
(DJ松永)フハハハハハハハハッ!
(R-指定)心の準備していかんから泣いてもうたんやな?
(DJ松永)R、そうなのよ。本当にそう。本当にありがたいことだけど、本番前から本番後、家に帰るまで。出発してから家に帰るまで、ずっとカメラがついているのよ。で、本当に寝起きで自分のマンションをバッと出た瞬間にカメラを持ったおじさんが立っていて。で、その朝から「今の気持ちは?」みたいに聞かれて。「武道館への気持ちは?」って。それで俺、本当にフラットだからさ。
ライブへの気持ちって本当に何もなかったんですよ。別に武道館目標でずっとそれにかけていて……っていうのでスタートしたわけじゃないから。頑張ったその先に武道館があったわけだから。やっぱりその武道館に当たってどういう気持ちなのか、まだわからなくてまっさらだったんだけれども。でも、ステージに立ってから、本当に無防備な状態で感情が襲ってきたからさ。そりゃあもう、泣くのよ。
いきなり泣き出すDJ松永
(R-指定)だから、その映像もいつかどこかで見れると思うんですけど。俺も同じように家を出た瞬間から武道館までずっとカメラの人がついていて。気持ちとかを聞かれて。俺は結構、なんか熱い気持ちとか。先輩と話した気持ちとか。「般若さんにこういうことを言っていただいて。やっぱり感慨深いですね」とか言ってる俺が泣かんと、なんか飄々とした松永さんが泣いてるから。なんか、見たらおかしいと思うのよ。「どういうこと?」ってなると思う。
(DJ松永)いや、本当に。でも、なんかあれなんですよ。もう立って曲を……まあ、RもMC中で言ったような感じだけどさ。ずっと昔から作った曲をやっていくわけじゃないですか。で、Rはその時の心境をずっとリアルタイムでつづっているから。その時の記録みたいなところがあるじゃないですか。だからそこの曲が全部フラッシュバックするのよね。そこまで、武道館までたどり着いた自分の悲喜こもごもというかさ。恥ずかしかったり、しんどかったり、葛藤や怒り、悩みだったり……その紆余曲折。人との出会いも別れも、その自分の経験全部がなんか肯定されたような気持ちになったんですよね。あそこに立つと。
(R-指定)なんかやっぱり武道館のお客さんたちの感じとかも……当日、CMでも言いましたけども。やっぱり円形になって囲まれてる感じに見えたんですよね。それがやっぱり祝福されてる感というか。みんなのテンションとかもね、支えてもらってる感とかも。
(DJ松永)そう。俺ら、今までにライブを散々したじゃない? で、俺は感極まったことが本当に1回もないのよ。「1回も」っていうか、感動はするけど。あんな状態になることは1回もなくて。
(R-指定)なったことないな。むしろ、俺もライブ中に感極まることってあんまりないけど、まだ俺の方が感情が乗ったりとか、その時によってMCで気持ちがこもりすぎて長くなったりとか。そういうブレみたいなのはあったけど。松永さん、割とずっとフラットやったもんな。どっちかって言うと。
(DJ松永)本当に。なんかやっぱり、そう。過去の自分の葛藤とかいろんな記憶が本当に走馬灯のようにガーッと来るから。なんか、「これはみんな、武道館をいろいろな節目にするわな」ってそこで思うっていう。すごい場所だよ。
(R-指定)そうやな。だから俺なんかは自分の計算で。2日あるから。般若さんにもアドバイスもらって。「2日間あるから、無理やとは思うけどなるべくペース配分を……全力でやるけど、ちゃんと休みどころは休まないとダメだぞ」っていうようなアドバイスをもらってたから。「前日もラジオだろうけど、うまいこと、抜くところ抜けよ」って言われていたから。
だから俺はライブはバーッて全力で歌って、それでMCのところ。そこでちょっと力を抜いて。松永さんにいっぱいしゃべってもらって。それこそ、やっぱりこの松永さんと俺の会話みたいなところもライブの大事な要素ですから。そこで一旦、俺はちょっと水をゆっくり飲んだり、息を整えて。そこで松永さんにブワーッとしゃべってもらって。そこはもうレッド松永になってもらっていいんです。そこはバーッとしゃべってもらおうかなと思って。曲が5曲ぐらい終わって、やっと2人でしゃべるところになったぞ!って思って。
「ハアハア……まあ、ねえ。ありがたいですね。武道館。ねえ、松永さん……」って言って松永さんの方を向いたらなんか「うん……そうだよね……」「いやいや、ヤバいっすよね。こんなにお客さんに囲まれて」「ヤバいよね……」って。「あれ? 全然帰ってけえへんな? こいつ、どういうことや?」って。それで俺、目が悪いから。ボヤッとしているからあんまり松永さんの顔とか見えないんですよ。
それで「なあ、松永さん?」「うん……ヤバいね……」とかしか言わへんから。ほんでみんな、お客さんクスクス笑ってるから、「どういうことなんやろうな?」ってパッと後ろのモニターを見たら松永さんの顔がドアップでバーン!って映されて。目がめっちゃうるんでいて。「お前な! 序盤、序盤!」っていう(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! 序盤(笑)。
(R-指定)ほんでマジでそこから「ああ、悪い。感極まっちゃった」みたいな感じでそこからしゃべるんかなって思っていたら、そこからもう下を向いて一言もしゃべらん。で、俺が焦って「いや、ちょっと感極まって。そういう感情にもなりますよね。だって武道館っていうのは……」って。そっから俺がロングトークして、また曲に行くみたいな。俺はあの日、ほぼ息継ぎしてないのと一緒やで(笑)。
(DJ松永)お前、すごいよ。1日目(笑)。
(R-指定)働けよ、お前!(笑)。今日の1曲目のRHYMESTER『働くおじさん』やあれへんねん!(笑)。
(DJ松永)すいません(笑)。俺、びっくりした。あれね、あのCreepy Nutsの曲って歌唱するRの体力の消費度がマジでエグいじゃん。
(R-指定)ああ、わかってくれてるよな。
(DJ松永)ワンマンライブ、2時間尺のやつを1人で、1MCですよ。それでMCでもすげえ喉を使いますからね。MC、めちゃくちゃ言葉数があるじゃないですか。それを最後までやりきって。「お前、本当にすごいな!」って思って。
(R-指定)いや、違う。だからお前、サポートしてな……っていう(笑)。
(DJ松永)「お前、すごい!」って思った。本当に……本当に俺、びっくりした。だってしゃべったら涙腺崩壊しちゃうよ。俺は「うわっ、松永泣いてる! 泣いてる!」って言われるのが本当に恥ずかしかったので。俺は最後、涙さえ……しずくをこぼさなければ俺は「いや、泣いてねえし!」って言えるし。だから俺はしゃべらない。なんか俺、一言でも……「あ」でもしゃべったらもう涙がこぼれちゃうから。本当に……「お前、俺にマジで話を振ってるんじゃねえよ、コラ!」って思っていた(笑)。
(R-指定)なんでや!(笑)。こいつ、マジでよ……(笑)。
(DJ松永)人前で本当に泣きたくなかったのよ。俺は。