R-指定さんが2022年10月10日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』の中でSOCKS & DJ RYOW『Osanpo』を紹介していました。
（R-指定）ちょっと曲行こう。今日、紹介するのはですね、名古屋のSOCKSさんというラッパー。
（DJ松永）曲、当てていい？
（R-指定）うん。
（DJ松永）『Osanpo』？
（R-指定）正解！
（DJ松永）よっしゃー！
（R-指定）正解です！ SOCKS & DJ RYOW『JUNK TAPE – EP』に入っている最高の犬散歩アンセム。もうクラシック。リル・ジョンのような叫ぶサビで作られた、懐かしさも感じられるリリックが最高の『Osanpo』です。
（DJ松永）よし！
（R-指定）じゃあ、聞いてもらいましょうか。SOCKS & DJ RYOWで『Osanpo』。
SOCKS & DJ RYOW『Osanpo』
（R-指定）フフフ（笑）。
（DJ松永）最高だな！
（R-指定）最高ですよね？ サビのなんていうか、この懐かしいビート感とかもありつつ。で、「愛犬と、お散歩、お散歩」って来て。その次が「愛犬と、おっさんの、お散歩 連れてくんじゃない 連れてってもらう」って（笑）。
（DJ松永）「おっさんのお散歩」（笑）。
（R-指定）おっさんが連れてってもらうっていう（笑）。マジでこの人、なんでこんなに日常でおもろいリリックを書くんやろう？ SOCKSさん、レンタルビデオを借りるだけとか、ホームセンターに行くだけの曲とかでこんなにおもろい……で、犬のお散歩に行くだけのでこんなにおもろい曲にするし。
（DJ松永）すごいよな。
（R-指定）1回でも、その友達のワンちゃんのお散歩に行ったことあるやつとか、めちゃくちゃわかりますからね。これ。「どこどこに行って……」みたいなルートが決まってるとかさ。
（DJ松永）ああ、そうなんだ。
（R-指定）そう。誰々に吠えられるとか。それで最後の……なんて言うの？ たぶん近所で遭遇するワンちゃんの名前をね、『ECDのロンリーガール』ばりに羅列していく。で、1個やっぱり粋なのが「虹の橋渡ったブンとダイ、シド、ネロ、安らかに」みたいな。あれは『セデック・バレ』という映画であの世に行くことを「虹の橋を渡る」っていう風に言っているやつで。戦士として気高く虹の橋を渡るみたいな。そういうところからも取ってきていたりして。
（DJ松永）へー！ シャレが効いてるな。
（R-指定）しかも「犬、大好き」とか。そのNIPPSさんのフレーズ。あれを想像したり。「あれなのかな？」みたいなね。あと、最後の「全ての動物に愛を」とかも「全てのハスラーに愛を」みたいなのがよぎったりして。いろいろなサンプリングがよぎったりしつつ、素でリリックも超面白いとかさ。
（DJ松永）ああ、そうか。韻のサンプリングも入っていて？
（R-指定）たぶんSOCKSさんのことやから、そこもわざとやっているんやろうなって。あと、何気に「愛犬と」っていうのと「I can’t stop」っていう韻とかも超上手いしな。
（DJ松永）ああ、上手い！ 「I can’t stop」はヤバいなー！
（R-指定）「なに、この人？」っていう。リリックおもろいわ、上手いわっていう。
おもしろ上手いリリック
（DJ松永）間もいいよな。
（R-指定）この人、間の使い方も超上手いもんな。マジでこれは新しい動物アンセムというか。
（DJ松永）俺もお散歩、行きたくなったもん。まずトラックで「えっ？」ってなって。
（R-指定）ねえ。トラック、最高やもんな。マジ、最高ですよ。『Osanpo』（笑）。
＜書き起こしおわり＞