ハライチ岩井『スラムダンク』を語る

ハライチ岩井『スラムダンク』を語る ハライチのターン

(澤部佑)そこで終わりじゃないよ! 全国に行っているから。

(岩井勇気)ああ、そうなの? 「もうちっとだけ続くんじゃ」って言ってた?

(澤部佑)亀仙人的なやつが?(笑)。

(岩井勇気)うん。

(澤部佑)『スラムダンク』に亀仙人的なやつ、いないから。

(岩井勇気)あそこまでは俺、めちゃめちゃ読んだんだよ。で、あそこまでしか読んでないから、俺が本当に『スラムダンク』で一番好きなキャラクターっていうのは水戸なんだよね。水戸洋平。

(澤部佑)フフフ、あの襲撃の喧嘩の時の水戸洋平はちょっとかっこよすぎるからな。

水戸洋平が一番好き

(岩井勇気)めちゃめちゃかっこよかったじゃん? 花道の不良仲間のさ。水戸と高宮と大楠、野間っていう。

(澤部佑)桜木軍団ね。

(岩井勇気)そう。桜木軍団5人組じゃん。だからあいつらの話だと俺は思ってるからね。『スラムダンク』に至っては。正直、だから宮城リョータとかさ、最後の方に出てきたけどほぼ空気だと俺は思っている辛さ。

(澤部佑)最後の方と捉えちゃっているからね。たしかに(笑)。

(岩井勇気)「宮城ってちょい役なんだろうな」って思って。

(澤部佑)違うんだよ。その後に活躍するシーンがあるから。いっぱい。

(岩井勇気)だから『スラムダンク』はあそこまでは結構喧嘩してたけど。三井のところ以降、なんかみんなさ、バスケをし始めたから。なんか読まなくなったんだよね。

(澤部佑)そもそもがバスケットボール部の漫画だから。

(岩井勇気)いや、不良漫画、ヤンキー漫画のはずなのに。

(澤部佑)不良漫画っぽい要素もそこまでは結構入ってたけども。

(岩井勇気)「なんかすげえバスケしだしたな……」って思って。

(澤部佑)バスケット漫画だから! そもそも。

(岩井勇気)それであんまり見なくなったんだよね。だから本当、俺の中の『スラムダンク』のピークは三井が学校に戻ってきて襲撃する時に出てきたあの巨体の鉄男っていう男、いたじゃん? デカい、タンクトップ着たやつ。そいつが水戸に蹴りを放った時に水戸がカバンで受け止めたっていう。あそこがピークだね(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! 

(岩井勇気)ああ、ヤンキーっぽいわ!って思って。

(澤部佑)あそこ、かっこいいんだよね。水戸……鉄男もこれ、強いなっていうね。「水戸がカバンで受けるほどか……」っていうね。

(岩井勇気)カバンで受け止めたのが「これ、ヤンキー漫画のいいところだな!」って思って。

(澤部佑)ヤンキー漫画じゃないんだよなー。そこまででもバスケも結構やっていたでしょう?

(岩井勇気)やってたのかな? だから俺の中では高校生編より中学生編の方が好きだから。やっぱり。

(澤部佑)中学生編?

(岩井勇気)そう。中学に入った花道がさ、ライバルの水戸と喧嘩して仲間になって……っていうところ?

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! いや、ないのよ。そこ、ないのよ。なにそれ?

(岩井勇気)中学生編。で、水戸と花道が仲間になって、2年に「生意気だ」なんて目をつけられてさ。で、2年の幹部のやつに呼び出されたんだけど、2人でボコボコにするっていう中学生編。

(澤部佑)いや、なにそれ? すげえありそうなヤンキー漫画。

(岩井勇気)『スラムブルース』の方が好きなんだよね(笑)。

(澤部佑)ああ、それ知らない(笑)。『スラムブルース』っていうヤンキー漫画、知らないわー。

(岩井勇気)『スラムブルース』の方が好きなんだよね。だから『GTO』における『湘南純愛組』みたいな……。

(澤部佑)『GTO』の鬼塚の前の状態が描かれているっていう。

中学生編『スラムブルース』が好き

(岩井勇気)あれが好きなのよ。で、2年を倒したら2年の一番強いやつが出てきて、水戸がやられそうになるんだよね、また。で、ボコボコにされそうになるんだけど、水戸がキレてさ。キレた水戸、めちゃめちゃ強いんだよね。うん。見境がないから。2年のこの一番強いやつも半殺しにしてさ。で、花道に「おい、やめろ、水戸!」って言われて。

(澤部佑)花道が止めるの? ええっ?

(岩井勇気)そう。「キレた水戸は手がつけられねえ……」って。

(澤部佑)まあ、ありそうだけど。キレた時に一番強いやつっていう。

(岩井勇気)「それ以上はやめろ、水戸!」なんつって止められるっていう。あの『スラムブルース』よ。

(澤部佑)いや、知らないよ(笑)。それ、ネットに転がってるの? その漫画。知らないけど……。

(岩井勇気)あれなんだよね。そしたら次、3年が出てくるんだけど。3年のね、四天王みたいなやつと……(笑)。

(澤部佑)フフフ、あるな。ヤンキー漫画でよく。

(岩井勇気)その四天王みたいなやつと戦うっていうね。でも、実は全ての糸を引いてるのは、数学の山下っていう教師だっていう(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ!

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