Creepy NutsのR-指定さんが2020年5月26日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中で自宅で背脂チャッチャ系ラーメンを自作した話をしていました。
(R-指定)でも、その「勉強」っていうことで言うと、俺もちょっと勉強したことというか。まあ、「勉強した」というか、自分で頑張ったことというか。この間ね、宿題があったじゃないですか。ドリルじゃないけども。
(DJ松永)おっ! 覚えててくれた?
(R-指定)そりゃあ、覚えてますよ。当然。先週のラジオでラーメンの話になって。「背脂だけ作って……」みたいな、訳のわからん注文を松永さんにされて。
(DJ松永)いや、ちょっとラーメンのスープはRさんレベルにはちょっとあれだから、背脂は俺、正直作ったことあったから。背脂、簡単なのよ。だから「Rさんもどうぞ」って話。
(R-指定)で、言われて。俺もまあ、売り言葉に買い言葉で「背脂、作ったらあ!」みたいなことを言ってラジオが終わったから。「まあ、宿題やから、作ってみるか……でも、どうすんのや?」ってなって。
(DJ松永)えっ、マジで?
(R-指定)「背脂……あれ、どこから来てるの? そもそも売ってるの?」みたいな。で、近くのスーパー行って探したけどないから。だから、売ってるところ。ハナマサに行って。
(DJ松永)ハナマサはすごいよ! いいね、ハナマサ!
(R-指定)行って、店員さんに「背脂ってあります?」みたいに聞いたら「ちょっと待ってください」って言って担当の人は下がって。スペシャリストみたいなおっちゃん。めっちゃ丸々したガタイのデカいおっちゃんがブワーッと歩いてきて。「背脂ですか? 何に使うんですか?」「いや、ちょっとラーメンのやつを作りたくて……」「じゃあ、これですね」って言って。デカい冷凍庫……そこにはゲンコツとかが入っているような冷凍庫。普通やったらアイスが入っているようなあの入れ物にゲンコツとか鶏ガラとか入っていて。そこを開けて「これです」って、600グラムのピンクのデカい塊に「豚ラード」って書いてある、冷凍されたやつを渡されて。それを持って帰って。でも、ラーメンも作りたいから一応、そこにあった……あとは全部、市販にしたんですよ。まあまあ、宿題は背脂だけやったから。
(DJ松永)いやいや、立派よ。
(R-指定)だから麺とスープとチャーシュー、メンマ、煮玉子みたいな。すぐできるやつがあったから、全部買って。それで家に帰って背脂を1日解凍して。それで次の日に作ろうって思って。それが昨日なんですよね。
(DJ松永)ああ、そうなんだ。たしかにあれ、でっかいブロックだから解凍に結構時間がかかるんだよね。
(R-指定)そう。最初は「これ、どうやって?」って思って。一応、その背脂の作り方みたいなのを調べたら、まずはブニョブニョの状態に戻さないといけないから解凍しようと思って、普通に冷凍庫じゃなくて冷蔵庫に入れて。それで次の日。昨日の夜10時ぐらいに……やっぱりラーメンを食いたなるのは夜やんか? で、10時ぐらい「ラーメン、食いたいな。食いたなってきたぞ。よし、作るか!」って思って解凍してある背脂を出してん。それでYouTubeで背脂の作り方を調べたら……まず、ネギとニンニクと一緒に鍋にぶち込んで、1時間煮ないとあかんねん。
(DJ松永)ああ、臭みを取るために?
まず1時間煮る
(R-指定)そうそう。ネギとニンニクと一緒に背脂を鍋にぶち込んで1時間煮込んで。もう夜の11時。めちゃくちゃ腹が減ってんねん。で、「よし、もう1時間煮たな」って思ったら、次の段階。ネギを取って、さらに2時間煮込まなあかんっていう……。
(DJ松永)そんなに? めちゃくちゃ煮込むね!
(R-指定)「嘘やろ?」って思いながら煮込んで。で、ずっと待っていて。その間に2時間、煮込んだのを見て。ほんならもう白色のなんかウニョウニョした物体がいっぱいあるんですよ。でも、もうその頃は夜中の1時。「もうそろそろ食いたいぞ」と思って、そのブニョブニョになった背脂を穴が空いたおたまとかで潰して。一応、その背脂の塊みたいなやつを全部作りきったんよ。で、使い切られへんから、使う分だけお皿に移して、あとはなんか製氷器みたいなのに入れて冷凍するみたいな。
(DJ松永)えっ?
(R-指定)だって600グラムやったわけですから。
(DJ松永)えっ、こいつ、「製氷器」って言った?
(R-指定)そうそう。氷のやつのところに入れて冷凍しとくのよ。氷のトレイのところに。ごめんごめん。
(DJ松永)こいつ……冷たい物を飲む時に凍った背脂入れるのかと思った(笑)。びっくりしたよ。「怖っ、なにそれ?」って……。
(R-指定)それで凍らせて。そしたら、もう夜中の1時やん? そこから段取りが悪くて。「ああ、具材を切るのを忘れていた」と思って、一応買ってたチャーシューとか切ったり、煮玉子を切ったり、メンマとかを入れやすいようにして。で、買ってきた麺を戻して。結果、朝方の4時ぐらいにラーメンが出来上がったんですよ。
(DJ松永)時間かかったなー! えっ、作り始めたのは何時だっけ?
(R-指定)夜10時。
(DJ松永)フフフ、6時間かかっている(笑)。
(R-指定)で、朝の4時にできて。写真も撮って。「よしよし……」と思って。それで市販のスープに戻して背脂とかを入れて、全部盛り付けもやって。それで食べたら、めっちゃマズかってん。6時間かけて……。
(DJ松永)ええっ! なんで?
(R-指定)めっちゃマズかった。でも原因はわかってるねんけど。市販のスープで醤油のスープ、袋に入ってたやつを買ったんやけども、それにそもそも豚の脂が入ってるのよ。で、その豚の脂が入ってるやつの上にまた背脂入れたから、トゥーマッチ。で、かつ俺が選んだ麺が、カッコいいと思われたいから細麺にしたのよ。極細麺。
(DJ松永)あっ! バカ、お前!
(R-指定)めっちゃかっこよかってん。極細麺が。だから、そのトゥーマッチな脂ギトギトのスープの上に、しかも俺は茹ですぎたからにゅうめんみたいなウニョウニョの麺になって。「うわーっ、マズい!」って思ったけども、でも、「残したらあかん。これが今の俺の実力や。これが未熟な今の俺の味やから……」って。
(DJ松永)実力を食う?
(R-指定)そう。実力を噛みしめて。食って。まあ、食い終わって、朝5時ぐらいから。もう胸やけもして。あのね、下品な味やったんですよ。下品に仕上がってしまって。
(DJ松永)うわーっ、そうか……。
下品なラーメンに仕上がる
(R-指定)まあまあ、でも宿題的には終わった。「終わった、終わった、もう寝よう」って。「背脂を作って、結果的に6時間かかってマズかったです。ハハハ……!」って翌日、もうこれで文句も言われへんし。ラジオでそういう風に離せばいいかなって思って布団に入って。「OK、OK。トークできた、トークできた。おやすみ」って布団に入って。で、ジーッと寝ようと思ったんやけど……「納得いかんな!」って。
(DJ松永)おおっ、いいねえ! 自分、いいねえ! マジで?