安住紳一郎 有働由美子からの返信を紹介する

安住紳一郎 有働由美子との意見交換を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2020年5月10日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で番組宛てに届いた有働由美子さんからの返信を紹介していました。

(安住紳一郎)さて、先週は番組で私が女性キャスターの有働由美子さんの話をしました。「しました」というよりも「してしまった」という言い方が正しいかもしれませんけども。元NHKにお勤めでいらっしゃって、現在は日本テレビの夜のニュースショーのアンカーウーマンということで。当然、皆さんご存知だと思いますけれども。有働由美子さんですけれども。

「コロナニュースが連日、続いている中で、私たちもどういう風にやったらいいか迷う部分もあるということで。普段は連絡を取らないようなライバル局の同業の方と意見交換する機会がありました」ということで、大変有意義な時間になり、それぞれ思うところをお互いに話し合って。生かす部分あり、参考にする部分ありということで、思うところが多々あったわけですけれども。

「なかなかない機会だったので、すごくよかった。嬉しかった」っていう話をしたんですけれども……まあ元々話す予定がない話だし、そんな内輪の話をする予定もないし。名前を出すっていうのもおかしな話なんですけれども。私も40過ぎましたから前頭葉大脳皮質がだいぶ溶け出し始めまし手。本来はここで理性でグッと抑える部分なんですけれども、も体験したこととかを全部口でしゃべってしまうという傾向がありまして。本来ですと有働さんの名前なんか出す必要はないし。ということなんですよね。

ただ、なんか「昨日あったことはなんだろう?」という風に思い、マイクの前に座ったらもうダラダラダラダラしゃべっちゃったっていうことで。それで結果、誰も得しないみたいな、そういう話になっちゃったわけですよね。「有働さんは北極星で、私が宵の明星だ」みたいな話になって。で、お互いのその番組の進め方とは、別にまあ粗探しみたいなところが。私たち同業の中ではそういう最初のプロレスの技の掛け合いっていうか、じゃれあいというのはある程度の社交辞令なんですよね。褒め合っても全然、お互いの意見が出ないんで。ちょっと最初、軽い猫同士の噛み合いみたいなのがあるんですけども。

安住紳一郎 有働由美子との意見交換を語る
安住紳一郎さんが2020年5月3日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で他局のキャスターたちとしている意見交換についてトーク。有働由美子さんと意見交換をした際の模様を話していました。 (安住紳一郎)さて、それから5月6日まで緊急事態宣言でした...

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)なかなかこれ、言っても伝わらないんですけども。うん。

(中澤有美子)そうなんですよね。他のお仕事をされてる方は結構びっくりするみたいですね。「こんなにディスりあうんだ」みたいなね。

(安住紳一郎)そうですね。まあ「ディスりあう」っていうか、なんか……。

(中澤有美子)なんというかまあ、私の偏見ですけども。

(安住紳一郎)それで先に軽めに……ちょっと先に軽く甘噛みするっていうのが私たちの世界の中では作法なんですよね。うん。まあ、なかなか伝わりづらいんですけれども。まあ、それがまた楽しいという部分はあるんですけれども。実際、でもそうだと思うんですよ。第三者の人たちもね、お互いに会って褒め合ってる人を見たって、さほど……「うーん」っていう部分はありますから。

やっぱりちょっと甘噛みが必要なんですよね。で、その作法がわかっていない若手の皆さん方がInstagramで「仲のいい○○さんと会いました」みたいな写真を出すからダメだっていうことを私は何回も言っているんですけども……あっ! ごめんなさい! また私の前頭葉が崩壊しているので。思っていることが全部口に出ちゃった!

(中澤有美子)フフフ、余計なことがダダ漏れに(笑)。

前頭葉崩壊で思っていることがダダ漏れに

(安住紳一郎)いいんです、いいんです。若い人たちはそれでいいんですけれども、私たちの世代は同業の人と会うとちょっと甘噛みをするっていうのが嗜みとして上級とされてるんです。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! わかってもらえるかな?

(安住紳一郎)まあ「ジジイたちが何を言ってるんだ?」っていう感じになるかもしれないけど。「じゃあ、有働さんがババアっていうことになっちゃうじゃないか!」っていうことで。「やめろ!」って言っているんだけれども。

(中澤有美子)フフフ、こらっ! もう(笑)。

(安住紳一郎)「やめなさい!」っていう。だから結局、誰も得しないことになっちゃうでしょう? という話をしたんですよ。やめてくださいね。スポニチアネックス。やめてくださいね!

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)まあ、それはいいとしましても……でもちょっとさすがにね、有働さんの名前を出してしまったということに対しては少し私が勇み足っていうことは十分に感じたわけなんですけども。ただ、やっぱりAMラジオであるという甘えがありまして。ハンディキャップメディア。どんどん衰退しているメディアなんですけれども、ラジオで話したことがこれまで以上により社会に知れ渡るという……なんか知らないけれども、ハイリスク・ローリターンな世界になっちゃって。

(中澤有美子)フハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)何ですか? それ、でも実感しますよね? ラジオを聞いてる人はどんどん少なくなっていって、AMラジオの聞き方を若い人は「知らない」って言ってるんだけども、AMラジオで話したことがネットのニュースになるっていうのはこれ、どういう地獄ですか? おかしいですよね?

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 本当だ(笑)。

(安住紳一郎)うん。まあ、不思議な世界だなという風には感じているんですけれどもね。で、有働さんのお耳にどうやら入ってしまったということになりまして。ご迷惑をかけたということですね。うん。だいぶね、私の前頭葉が崩壊してるって感じが皆さんにも伝わってるんじゃないかなと思いますけれども(笑)。そしたら、有働さんから返信がありましたので。「番組宛てに」ということでございます。

(中澤有美子)わあ!

(安住紳一郎)嬉しいですよね。「番組の皆様、そして安住様。先週は何の前触れもなく名前を出していただき、びっくらこきました。私、有働のInstagramにチクリが入り、気付いた次第です。何でも私のことを『北極星』と言ってくださり、どんな褒め殺しかと背筋も凍る思いです。ついてはこの恐怖を味わったお詫びとして、私のインスタの紹介をしてください。地震や台風の被災地のことや、今は新型コロナについてクラスター班と相談して情報を東北弁で発信しています。

始めたきっかけは東日本大震災の被災地を回っている時に『ニュースのアクセントで読まれると他人事みたいだ』って青森のお爺ちゃんに言われたことがあるからです。隅々に届けられるように……との思いで個人で始めました。紹介していただけましたら『外出自粛要請』がちょっと『外出じしちゅ要請』になったからって細かくチェックする安住の狭量な心持ちを許します。番組と関係のないメッセージですいません」ということです。

(中澤有美子)狭量な心持ちを?

(安住紳一郎)私の狭量な心持ちを許してくださるということですね。よかったですね。有働さんのInstagram、熱心に取り込まれてるんですけれども。有働さんがInstagram、写真ではなくてどちらかというと動画の方をたくさんあげていらっしゃるんですけれども。いろいろ取材をされている中で、「情報を東京の言葉で出すとなんとなく他人事みたいで実感がない」ということで有働さんは東北の方言を使っていろいろ、現在の状況を説明する。そういう動画をInstagramに上げていらっしゃる。そういう活動をされていらっしゃるということでぜひ、ご覧いただきたいだと思います。というInstagramの紹介でございました。

有働由美子・Instagram(東北弁で情報発信)

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家で一発撮り録音しているもので、録音中に。。。。すみません。放送事故、だわこれ 専門家会議から、コロナ時代を生きる「新しい生活様式」が示されました。「制限」をどう「楽しめ」ばいいのか。みなさんのお知恵をぜひ教えて!共有させてください。 #うどばあちゃん の#18 #今日も何かを我慢してくれてありがとう #新たな生活 様式①歌や応援は、十分な距離かオンライン #接触自粛 しよう #みんな 一緒に #新型コロナ ウイルス #みんなの命を守る #緊急事態宣言 #政府発表だけではなく 皆さんの年齢の、皆さんの地域の方々に届く言葉でどうぞお伝えください #有働由美子 #放送事故

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(安住紳一郎)ねえ。いきなり有働さん東北弁でしゃべっていて、ちょっとびっくりしますけどね。

(中澤有美子)そうなんですね。ご出身で東北弁がお上手ということなんですね?

(安住紳一郎)有働さんの出身は大阪なんです(笑)。

(中澤有美子)ああ、そうですよね? 「あれっ?」って思って。へー!

(安住紳一郎)だから東北のニュースを東京の言葉で伝えると他人事みたいだっていう風に青森のおじいちゃんに言われたので、これはニュースなどで伝えている情報を東北弁で伝える手段もあった方がいいということで、Instagramでやっていらっしゃるということのようですね。あんまりね、自分の頭とか自分が前の日に経験したことをそのまましゃべると、本当にダメだっていうことが何回もよくわかったんですけども(笑)。

(中澤有美子)ちょっと熟成をさせないと……っていうところ、ありますよね。

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