安住紳一郎『音楽の日』ダンスバトルで元ダンサーの血が騒いだ話

安住紳一郎『音楽の日』ダンスバトルで元ダンサーの血が騒いだ話 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2024年7月14日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で前日に行われた音楽特番『音楽の日』のダンスバトルについてトーク。高校時代、ダンサーだった安住さんのダンサーの血が騒いだ話をしていました。

(安住紳一郎)さて、今日のメッセージではこちらです。「毛にまつわる話」です。広島県の40代女性の方、ありがとうございます。「息子が中学生の頃、ショッピングモールの中にある1000円カットに行かせ、私は終わるまでモール内をウロウロしていました」。中学生の息子さんね。

「30分くらいして息子から電話があり、なんだか怒っているんです。『思っていたのと全然違う髪になった。もう誰にも会いたくない! 今、トイレの個室からかけている。すぐに帰りたいから、黒い帽子を買ってすぐに車に来てほしい』とのこと。私は頼まれた通りモール内で黒いキャップの帽子を買って車に行くと、後ろの死角になるようなところに息子は隠れて乗っていました。車に乗るとすぐにシートを倒して近くを通る人たちの視界に入らないように隠れて座っています」。本当に見られたくないんだね。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)「そして早く髪が伸びる方法など携帯で調べながら『母さん、海藻しかない。今日からワカメのお味噌汁、毎日だよ。あと、もずくとめかぶも』。同居の義理の母、おばあちゃんにもそれを伝え、呆れるおばあちゃんは息子のご立腹ぶりに何も言えない様子でした。その日の夜は美容師をしている主人の友達のお店に行きたいというのでわざわざ連れて行き、『どうしたら前髪を長くできるのか』などと真剣に聞いていましたが、その友人も『カットしてここまでへこまれると、ちょっと俺も自信なくすな』と苦笑いをしていました。

そんな息子は高校の頃におしゃれに目覚め、今は美容師専門学校の学生をしています。ぜひ、お客さんに喜んでもらえるスタイリストさんになってほしいものです」。という。

(中澤有美子)そうですかー。

(安住紳一郎)ねえ。やっぱり興味がある分、自分の主張があって。納得いかなくて、本当にもう誰1人にも見られたくないっていう。いろいろ、ショッピングモールだと同じ中学校のね、友達とかいるかもしれないからということかもしれないですけどね。

(中澤有美子)一瞬でも見られないように。

(安住紳一郎)また多感な時期だからね。でも、すごいね。ここまで本当にへこまれると、周りの大人もびっくりしちゃうね。

(中澤有美子)そうですね。緊張しますからね。

(安住紳一郎)うんうん。お父さんの友達の美容師のところに行ってさ、ちょっとなんかね、「修正できるのか?」みたいなことを相談したんじゃない? そしたらその友人も「ちょっとここまでへこまれると、私も手を出したくないですね」ってことにはなるよね。

(中澤有美子)そうなんですね。やっぱりこの子は感度が高いんだなっていうことですね。

(安住紳一郎)そうですね。わかる! ありますね。やっぱり中学校ぐらいの時は。自分のファッションとか見た目とか、そういうことに対して……そういう大事な時期なのかもしれませんけどね。大人になるとね、もうそういう感覚はずいぶん麻痺してきて。まあ、置かれた場所でどう咲くのかとか、配られたカードでどう手をまとめるのか。ただ、それだけですよね。

(中澤有美子)本当にそうですね。今日1日、どうやり過ごすか、というようなね。

(安住紳一郎)そうですね。はい。私も昨日、8時間の音楽番組、やりました。

(中澤有美子)(拍手)

(安住紳一郎)いやいや、そんな、もうただのあれなんですよね。

(中澤有美子)お疲れ様でした。

(安住紳一郎)いやいや、そういう声を求めてるわけじゃなくてですね。私も本当に、配られたカードで勝負しているだけなんです。本当にね。

(中澤有美子)そうですか。

配られたカードで勝負しているだけ

(安住紳一郎)でも配られたカードの中にしては、やっぱりいい手で上がってきてますよね。ありがとうございます(笑)。よくわかんないけど(笑)。

(中澤有美子)本当にそうですよ(笑)。

(安住紳一郎)よくわかんないけど。いや、素晴らしい、素晴らしいステージの数々。素晴らしいステージの数々でした。

(中澤有美子)本当に素晴らしかったです。

(安住紳一郎)びっくりしました。ダンスバトルっていうのが昨日、1時間15分ぐらいノンストップで続いたんですけどね。素晴らしかった。

(中澤有美子)圧巻でしたね。

(安住紳一郎)もうね、ちょっとなんかやっぱりダンスっていうのは人の心を乗せてきますよね。で、それを誰よりも間近で見ているのが司会者の中居正広さんと私なんで。中居さんもやっぱりダンス、好きだからどんどん乗ってきますもんね。もちろんその中で乗っていないのが私ってことになるんですけど。まあ、あとはラジオをお聞きの皆さんは実は知ってるかもしれませんが。私も実は高校時代、ダンサーだったので。実はですね、結構……ほら、役割的にはさ、そこで私が乗るってのは違うっていうことはわかってるんですけど。私も一応、元ダンサーだったからさ。「そうなんだ」と思いながら見てましたよね(笑)。「ああ、そういう風なステップをするんだ」とか思ってましたね。

(中澤有美子)そうでしたか。

(安住紳一郎)楽屋に戻って真似してみたりとかしてましたよね(笑)。くぅーっ!

(中澤有美子)ちょっと……我が物にしたい?(笑)。

楽屋に戻って真似をしてみた

(安住紳一郎)我が物にしたい。すぐにね、やってましたけどね。はい。メイクさんになんか、すごい怒られましたけども。

(中澤有美子)そうなの?(笑)。

(安住紳一郎)「アホか」って言われましたけども。やっぱりなんか、あれですね。華麗なステップを見せられると真似したいとか、自分もやってみたいっていうのがやっぱりダンスのいいところですよね。

(中澤有美子)本当にそうですよね。

(安住紳一郎)あと、上手な人の歌を聞いたら自分が歌いたいって、なるじゃない? それはみんな、なりますよね。

(中澤有美子)なります。本当に、そう。

(安住紳一郎)昔、私は『あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル』っていう歌の番組をやってたんですが。それはもう完全に歌手の皆さんが歌を延々と歌っていくっていう番組だったんですけど。その番組は収録だったんで、やっぱり結構長い時間……たしか当時、3日間ぐらいかかるのかな? すごい収録をしていて。やっぱりずっとね、前川清さんとか、ぴんからトリオとか、もう往年の歌手の皆さんがずっと歌っていくんですよね。で、その収録にやっぱりずっと参加してると「自分も歌いたい!」って気持ちになって。スタッフと一緒に赤坂のカラオケスナックみたいなところに行ったんですよね。

そして、ちょっとみんなで歌おうかなと思ったんですけど、その市井の皆さん方が普通にね、酔っ払ってるおじさんたちがカラオケを歌っていくんですけども。あまりのその街の人たちの歌の下手さに……やめろ!(笑)。いや、そうなるのよ。

(中澤有美子)なんてこと言うのよ?(笑)。

(安住紳一郎)そりゃそうなんだけどさ。ずっと3日間、プロの音を、もう本当、日本で一番歌の上手い人たちの歌をずっと聞いていたわけでしょう? 間近で。それで、その気持ちで街に出たら、世の中の人の歌の下手さに悪酔いしちゃって。みんなすごい悪いお酒になったの。それ以来、絶対行ったらダメだってことになって。そりゃそうだよ。それはさ、今、俺は言葉悪いことを言って、いろんな人を傷つけてるかもしれないけど。言いたいことはそういうことなんだよ。

(中澤有美子)そうですね。わかりました。

(安住紳一郎)そう。順番がある。順番があるのよ。先に街のカラオケに行って、「ああ、みんな楽しそうに歌っているな。いいな」と思って。「じゃあ、私も十八番を1曲」なんてのがいいじゃない? それが一番いい。で、収録に行って。「ああ、プロはやっぱり全然違うな」って。それでいいわけ。で、おとなしく帰って番茶を飲んでお風呂に入って寝りゃいいじゃん?

(中澤有美子)そうね(笑)。

(安住紳一郎)それなのに、逆をやっちゃったから。もう本当、みんな目バキバキになっちゃって。「安住くん、帰ろうか……」ってなっちゃって。「帰りましょう!」っつって。

(中澤有美子)なかなか経験できない。その逆パターン(笑)。

(安住紳一郎)そうですね。どうでもいい話をしてしまいました。すいません(笑)。赤坂の街には大変お世話になってます。

(中澤有美子)いやいや、本当にもうね、安住さん、お疲れ様です。

<書き起こしおわり>

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