佐久間宣行さんが2020年2月5日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中でオークラさんと飲みに行って『星野源のオールナイトニッポン』の中でオークラさんが行った星野源楽曲解説&弾き語りを絶賛した話をしていました。
(佐久間宣行)今週、そういえば結構いろいろあったんですよ。今日は『あちこちオードリー』の収録があって。ベッキーと又吉くんとかアンミカとか来てくれて。ベッキーと又吉くん、めちゃくちゃ面白くて。ただ、オードリー、ベッキー、又吉っていうメンバーなのに半分、綾部の悪口を言ってるっていう。フハハハハハハハハッ!
綾部の悪口スペシャルみたいになってるんだけど(笑)。まあ、まあたぶん土日でオードリーが綾部に会ったからだよね。フロリダで。で、たまたま帰ってきたら又吉が来たから、又吉に綾部の報告をするっていう収録(笑)。で、それがすげえ面白かったんで見てほしいんだけども。
『あちこちオードリー』綾部の悪口スペシャル
「あちこちオードリー」収録終わり!めちゃくちゃ面白かったです!
2/15・22OA
アンミカ&青山テルマ2/29・3/7OA
ベッキー&又吉直樹出前芸人は宮下草薙
お楽しみに! pic.twitter.com/20RwVz4UQK
— 佐久間宣行 (@nobrock) February 5, 2020
それで今週、ゴットタンでマジ歌のリハーサルがありまして。で、マジ歌のリハーサルって結構朝から晩までやるのよ。いろんな芸人が来てね。あれ、何組も出るから。それで22時半ぐらいまでかかったのかな? それでみんなで疲れ果てて控え室に行った時に、オークラさんが普通だったらすぐ帰るんだけど。作家のオークラさんがね。リハーサルに付き合ってくれて。それでメシ食いに行くオーラを出す時ってあるじゃん? なんか、何も言い出さずに席にいるみたいな。「ああ、これはメシ食いに行きたいんだな」と思って「ああ、オークラさん、メシ食いに行きますか?」って言ったらうれしそうに「そうなんだよね。何も食ってないんだよ」って言って。
それで俺とオークラさんが、まあ要はゴッドタンのチーフプロデューサーとチーフ作家の2人が「メシ食いに行きますか!」って盛り上がってて。それで俺がパッて「どう? こんなの珍しいよ。ないよね。行く?」って言ったらがADが全員下を向いて作業し始めて(笑)。あからさまに。それでもう1回、「うん、そうそう。何を食います?」ってオークラさんと話して。もう1回、仕切り直して。「何を食います?」「うーん、肉かな?」って。「ああ、焼肉ね!」って。「焼肉」っていうキーワードをわざと出したのよ。ADが大好きな食べ物でしょう、焼肉?(笑)。で、和食とかになると盛り上がらないから。
「ああ、焼肉ね! 行きましょう!」っつってADを見たのよ。あからさまにもう打合せを始めてさ。「いや、今日のリハーサルで直さなきゃいけない点が……」って。「ああ、こいつらはもう嫌なんだな。行きたくないんだな。まあ、たしかに疲れているし、切羽詰まってるしな」と思って。だったら、そこに3人ぐらいディレクターがいて。みんな同い年なのよ。仲がいいのよ、俺たち。だからその人たちに「焼肉、行きます?」って言ったら普通に……まあ、仲がいいから言えちゃうのかな? 「ああ、やだ、やだ!」って言われて(笑)。「やだ、やだ。疲れた!」って言われて。フハハハハハハハハッ!
「ロケ弁、食うわ」って言われて。それでオークラさんが「あのさ、こういうこと言いたくないよ? こういうこと言いたくないだけど……俺と佐久間さん、結構忙しいんだよ?」って言って。フハハハハハハハハッ! 「こういうこと、ないよ?」って言ったんだけど誰も行ってくれないから、しょうがないから。「分かりました、分かりました。分かったているんですけど、気を使わせて……」って。それ結局、みんなから追い出す空気を出されて。あれですよ。12月31日の朝の打ち上げを待つ俺を追い出したニッポン放送のスタッフと同じ空気?(笑)。あの空気。「打ち上げ、朝にあるんだろうな?」と思ったやつ。
それで結局2人で追い出されたの。2人で追い出されて、2人で焼き肉を食べに行ったのね。おじさん2人で(笑)。深夜23時半ぐらいから。で、食べ始めたのよ。そしたら、飲みながら……結構なんか逆に2人でサシで飲むこともないから、結構仕事の報告ですごく盛り上がってきて。
結果的にサシ飲みに
そういえば俺、オークラさんにこの話をしたいなと思ったことがあって。星野源さんのオールナイトニッポンにオークラさんが出たんだよ。で、その時に星野源さんのオールナイトニッポンの中でオークラさんが箱枠みたいなのをやって。「星野源の音楽的偉業」みたいなのを熱く語って、星野源さんの『ばらばら』っていう難しい曲を弾き語りするっていうがあって。それが結構感動的でさんで。星野さんも感動してたんだよ。
オークラによる星野源楽曲解説&弾き語り
俺はそれ、飲みながら聞いてて。俺、なんかすごい感動しちゃって。その感動をどこかで話さなきゃなと思ってたんだけど、酔っ払って思い出したから結構なテンションでしゃべってるうちに俺、すごい熱くなってきちゃって。「オークラさんさ、あの素晴らしかったですよ」って。それでオークラさんもさ、「ああ、そうなんだよね。リスナーの人は言ってくれるんだけど、業界の人が誰も別に言ってくれないんだよ」とかって言って。
それで俺が「それはおかしい!」って。たぶん酔っぱらってたのと、何だろうね? いろんな人にご飯に行ってもらえなかったって気持ちも俺を高ぶらせたんだと思うんだけど。何か急に……もう今、シラフで言うと恥ずかしいんだけども。
「星野源さんっていうのは今、日本で音楽でメジャーなのと新しいことの両方をやっていて。要は日本の音楽業界のトップの1人なわけじゃない? その人を褒めて、やる気出させた。褒めてやる気を出させたってことはあんた、オークラさんさ、間接的に日本の音楽業界を面白くしたんだよ? 大したことじゃないっていう風に言わないでほしい。あんたね、日本の音楽業界を1個、面白くしたんだよ。俺たち、そういうことを褒めることでできるんだよ!」みたいなことを言ったのよ。
パッと見たらオークラさんね、泣いてたんだよね。フハハハハハハハハッ! おじさんがおじさんを褒めて、泣くっていう(笑)。で、オークラさんが「そういうの、言ってほしかった!」っつって。フハハハハハハハハッ!
おじさんがおじさんを褒めて、泣く
「そうなんだよ、オークラさん!」「めちゃくちゃうれしい!」って始まって。で、俺もなんか「オークラさんがやってることはすごいでっかいことなんだよ。ものを作るだけのことじゃないんだよ!」って言ったら今度はオークラさん、「佐久間さん、それを……俺が星野源さんにやったことを、俺にもやってほしい」って言われて。
フハハハハハハハハッ! で、俺はそこからオークラさんに……「いや、オークラさんのやってることはお笑いから始まっていろんなね、バナナマンとかバカリズムとか中堅のトップを取ってる芸人たちを支えつつも、そことコントとドラマと……」みたいなのを俺、30分ぐらい説明したのよ。で、オークラさんが下を向いてるから感動してるのかなと思ったら、「足りない」っつってて(笑)。
で、そこから俺、3時ぐらいまでかな? オークラさんを褒めるっていうのをやって、最終的にもう覚えてないの。3時だか4時だかも覚えてないぐらい、2人でべろんべろんになって帰って。それで翌日の会議、2人とも寝坊するっていう(笑)。で、ゴットタンのメシを食い行かなかったADたちが「うわー……」って顔して軽蔑されるっていうことがあったのね。
<書き起こしおわり>