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佐久間宣行 2020年アカデミー賞を語る

佐久間宣行 2020年アカデミー賞を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0
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佐久間宣行さんが2020年2月12日放送のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の中で2020年のアカデミー賞について話していました。

(佐久間宣行)あと今週のニュースっつったらアカデミー賞が発表されたっていうことですね。で、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』が作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞……いわゆる外国語映画賞っていうやつですね。それで四冠。英語以外の作品が作品賞を取るのはアカデミー賞史上初だ!からね。これ、すごいですよね。めちゃくちゃ面白いし、取ってほしいなと思ってたけど、国際長編映画賞、国語映画賞を取った時点で「うわっ、消えたわ」と思ってたのよ。

だって思うじゃん? じゃなかったら長編映画賞をあげないじゃんって思って。で、監督賞も取った時点で「もう消えたわ」と思ったのよ。『パラサイト』が作品賞を取るんだったら、監督賞はタランティーノだと思ってたから。だと思って、「うわ、消えたわ」と思ったら、もうただの四冠。フハハハハハハハハッ! ぶち抜いて。「歴史を変える」とかって……もう一気に歴史を変えちゃったから。ちょっとすごすぎるんだよね。

最優秀主演男優賞は『ジョーカー』のホアキン・フェニックスで。で、『パラサイト』のすごさというか……もう、いろんなところで語られていて。今日、なんか打ち合わせしていたら「佐久間さん、『パラサイト』のすごさを語ってくださいよ」って言われたんだけど、もう嫌なのよ。町山智浩さんとか宇多丸さんとかが語り尽くしてるんだから、その後に映画を語るっていうのは……(笑)。

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ポン・ジュノ作品の魅力

でもね、俺もポン・ジュノはすごい好きなの。で、ポン・ジュノの作品というのがすごい好きなのは、作品の中に「一見、怪獣映画ですよ」とか「一見、スリラーですよ」と思わせながら、コメディとホラーと社会批評がちゃんと毎回同時に入っていて。だから観客は要はひとつの映画を見てると予想がつかなくて、ストーリーの中で振り回されているんだけども、いつの間にか説教がましくなく社会批判も入っていて。で、その入口と出口が全然違うところにあるっていうのが俺が好きな映画のひとつなんだけど。それが、ポン・ジュノは本当にそうなんだよね。と、思っています。

今回も序盤、コメディで「うわっ、面白いな!」って思ってたら、ジャンルがころころ変わって。なんか『パラサイト』のラストはスリラーっていうかホラーに近いような味わいになってくるんだよね。それがポン・ジュノ作品の魅力のひとつっていうか。あと、『スノーピアサー』っていう映画もそうだったけど、社会における格差とか階級、階層とかっていうのを絶対に入れてて。でも、ポン・ジュノは「いや、面白いのでやってるだけです」って言っていて。これがまず、かっこいい上に素晴らしいっていう風に思いますね。

『パラサイト』自体で見ててすげえなと思うのは、社会格差をテーマにはしてるのね。でもそれが……最近、そういう映画って多いじゃない? 『ジョーカー』も『万引き家族』もジョーダン・ピールの『アス』もそうだけど。ケン・ローチの『家族を想うとき』もそうだけど。やっぱりさ、グローバル社会が行きすぎていてさ、社会格差がガーッと起きていて。

各地で同じような映画が撮られているんだけど、その中でやっぱり一番軽やかで笑えて。なのに残るものが実は一番重いっていうのがポン・ジュノ映画の魅力だと思います。フフフ、うーん……まあ、やりゃできるか? フハハハハハハハハッ! いや、もっとね、いろいろ語りたい面白いところはあるんだけどねっていう風に思いながらも。

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9時-5時で制作した『パラサイト』

あと、やっぱりすごいのはさ、今回のポン・ジュノの映画って9時-5時で撮っているんだって。要は徹夜をしていないんだって。で、子供とかはわざと時期をずらして夏休みとかに撮ってるらしいんだよ、どうやら。で、9時-5時で撮ってるから。だからみんな全然辛くなかったんだって。集中してできるっていう。で、それって作品の後半に生きてくるんだって。みんな、考える時間があるから。

だからやっぱりそれ、すごいよね。だってさ、日本の映画ってさ、俺も昔、ドラマやっていたけども。ぶっ続けで撮っているもんね、本当に(笑)。いや、これは変えた方がいいなっていうのは思いましたね。あとは、あれ。ブラッド・ピット。ブラッド・ピットが『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で最優秀助演男優賞を受賞したんだけど。それ自体は、いろんな賞を取っていたからいいし、アカデミー賞でのスピーチも素晴らしかったんだけど。俺、ブラッド・ピットのめちゃくちゃ好きなスピーチがあって。

今回、全米映画俳優組合賞でのスピーチがまず壇上に呼ばれてパッと上がった瞬間にね、「これもTinderのプロフィールに入れないとな」っていう(笑)。今、ブラピ独身だから(笑)。まずそれでドカーンってなって。で、その後に「いや、今回の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のこういう役だったんですけど、難しかったんですよ。なんでか?っていうと酒に酔ってラリって筋肉を見せて、カミさんとトラブる役っていうすごい俺からは遠い役だったんで」っつって。それでまたドッカーン!っていう(笑)。めちゃくちゃかっこよくない? フハハハハハハハハッ!

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ブラッド・ピット SAG Awards スピーチ

本当は自分にめちゃくちゃ近いっていう(笑)。これは最高でしたよ、うん。このスピーチ、最高だなと思ったんでね。あとはみんな大好き、キアヌ・リーブス。受賞じゃないけど、脚本賞のプレゼンターとして出てたんだけど。ダイアン・キートンと2人で脚本賞を発表したんだけど、そのキアヌが「脚本賞にノミネートされている方々はこちらです」って言って。それで受賞候補の映像が流れて、2人が封筒に書かれた受賞者の名前を発表するという段取りだったのね。

それなのにダイアン・キートンさんがキアヌの「脚本賞にノミネートされてる方々はこちらです」の後に、その映像が流れる段取りを忘れちゃって。飛ばして、封筒をすぐに開けようとしたんですよ。そんなもん、もうテレビだったら本当にフロアのインカムからディレクターが「どうなってんだよ! おい、どうなってんだよ! カンペ、出せ!」っていう風に言う状態ですよ。たぶん起きてるよ。ハリウッドのフロアも。アカデミー賞のフロアももうインカムから漏れるぐらい。

だったんだけど、そこはキアヌが、リハとかもちゃんとやる人なんでしょうね。「ノーノー、まだだよ?」っつって。で、そのまま修正して戻したのよ。キアヌは本当、リハもちゃんとやるし、段取りもちゃんと頭に入れる、スタッフとしては本当に助かるタイプの俳優。だからもう沢村一樹さんタイプよ。フハハハハハハハハッ! 「求められればエロいことも言いますけど、段取りもわかります」みたいな(笑)。

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スタッフとしては助かるタイプの俳優、キアヌ・リーブス

だから『グランメゾン東京』の番宣でさ、木村拓哉さんが出る時はだいたい隣に沢村さんがいるもんね。だいたい。ちゃんとやってくれるから(笑)。で、今年はだから本当に面白い映画が、このアカデミー賞もそうだけど。最近かかってる映画でもめちゃくちゃ面白い映画がたくさんあるから。それを皆さんkぜひ楽しみにしてほしいな、なんていう風に思います。

<書き起こしおわり>

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