秋元康さんが2020年2月19日放送のニッポン放送『佐久間宣行の東京ドリームエンターテイメント』にゲスト出演。佐久間宣行さんとドラマ『あなたの番です』や海外ドラマについて話していました。
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— ニッポン放送 (@1242_PR) February 19, 2020
(佐久間宣行)この番組はエンタメの話なんで。秋元さんにいろいろとお聞きしたいなと思いながら……まず、聞きたいのは最近だと『あなたの番です』が2クール、あったじゃないですか。あれって元々日テレと話をし始める時、企画は秋元さんじゃないですか。何から……?
(秋元康)元々はその前に『愛してたって、秘密はある。』っていう福士蒼汰さんと川口春奈ちゃんのドラマをやったんだけど。なんかこう、元々ほら、佐久間もそうだけど。アメリカのテレビドラマが大好きでさ。ああいうミステリー物をやりたいなっていうのがあって、たまたまその企画を話していて。それをやったんだよね。で、それが視聴率が後半になって盛り上がっていったんで。
(佐久間宣行)ああ、そうですよね。福士蒼汰くんが出ていたやつですね。
(秋元康)そう。それで10話で終わっちゃったんで。「これは2クールの方がいいね」みたいな話はあったんだけども。その時、「次に何をやりますか?」みたいな話をされたんで。なんかマンションで住民会っていうのがあって。そのマンションの住民会っていうのが面白いなと思っていたわけ。前に白金の方のマンションに住んでた時に、そこに熊川哲也くんも一緒のマンションで。吉田拓郎さんもそうなんだけども。それがさ、住民会で会うとさ……(笑)。
(佐久間宣行)フフフ、熊川哲也と吉田拓郎さんと……(笑)。
(秋元康)吉田拓郎さんのところは出てこなかったんだけどさ。
(佐久間宣行)それと秋元康さんが住民会で会うんですか?(笑)。
(秋元康)そうそう。それでなんかさ、観葉植物の配置についてみたいな話をするとか、面白いなって。それが記憶にあって、ここで何か違うとんでもない話にしたら面白いなと思って。その住民会ありきだったの。
(佐久間宣行)ああーっ、住民会があって、そこで殺人の話をしたら面白いなっていう?
マンションの住民会から着想を得る
(秋元康)それで「殺した人、いません?」とかって。それで交換して殺人したら……まあ、昔から交換殺人なんてヒッチコックのもみんなあるわけじゃない? だけど、この複数で交換したらどうなるんだろう、みたいなところから始まったの。
(佐久間宣行)あのネタバレはあれかもしれないけども。もうさすがしていいと思うんですけども。ワンクール目の最後に主人公が亡くなるじゃないですか。あれは、最初に決めてたんですか?
(秋元康)あのね、2クールにしようってなった時から。初めは1クールで企画を進めてたんだけども、日本テレビの編成が「2クールにしてもらえますか?」って言われたんで。じゃあ2クールにするためには1クールの終わりになんかすごいことがなきゃいけないっていうのがあったんで。「じゃあ、いなくなっちゃおうか?」みたいな(笑)。
(佐久間宣行)フフフ、ということは、キャスティングの時に「1クールで死にますけど?」って言ってブッキングしていたんですか?
(秋元康)そうそうそう。そりゃそうだよね。
(佐久間宣行)そうですよね。スケジュールがあるから。そうかー。だからその、僕も結構エンターテイメントが好きで。配信ドラマの人がするじゃない? でもこの業界でね、配信ドラマで「あれ、見た?」って人が僕に言ってくると、だいたい見てるですけど。僕が見てないものを勧めてくる人って、今のところ2人しかいなくて。それが『カルテット』のプロデューサーやっているTBSの佐野(亜裕美)さんっていう女性と、あとは秋元さん。それで俺、秋元さんと知り合って2年間で度肝を抜かれてるんだけども。夜中に配信ドラマをめちゃめちゃ見てるの。
(秋元康)うん。好きだね。
「佐久間、Netflixの『メシア』見た?」
(佐久間宣行)好きですよね! 最近も「佐久間、『メシア』見た?」って言われて。Netflixで『メシア』っていうめちゃくちゃ面白いドラマがあるんだけど。現代に急にイエス・キリストが現れたら……みたいな話ですよね。
(秋元康)そう。
(佐久間宣行)それが現れると、昔じゃないから。現代だから。CIAはこう動くみたいな。
(秋元康)あれ、よくできているよね。
Netflix『メシア』
中東に突如現れた謎の青年。数々の奇跡を起こし救世主と民衆に讃えられていたが、CIAは彼をテロリスト認定し捜査を行うが…。本当に奇跡?いやその裏には何らかのトリックが?まだ視聴途中だけど、かなり気になる展開。大工の息子っぽいビジュアルのイケメン救世主の雰囲気も神秘的 pic.twitter.com/0TTmeiGlKg— もるだー (@mulder_UI) January 5, 2020
(佐久間宣行)あれ、面白いですよね! それでそれを教えてもらって。知らないから悔しくて、2晩で見て(笑)。
(秋元康)フフフ、佐久間は頭がおかしいんだよね(笑)。寝ないのよ、佐久間は。
(佐久間宣行)いやー、あれは面白かったですね。
(秋元康)だいたい、明け方のLINEで返信が返ってくるのって佐久間しかいないからね。
(佐久間宣行)フハハハハハハハハッ! そうですね。明け方に……まあ4時か5時ぐらいに急に秋元さんが。まあまあ、昔は気を遣ってくれたんだけど、「返信が来る」って分かってるから。「佐久間、あの映画見た?」みたいなのが来るわけ(笑)。で、俺も見ているから、そのまま返すみたいなやり取りをしてるっていう。だからその中で……僕、乃木坂の曲のカップリングかなんか。随分前の曲に『ハウス・オブ・カード』みたいな歌詞が出てくるんですよね。『ハウス・オブ・カード』ってNetflixのアメドラで、最初にNetflixが作ったオリジナルドラマで。その時点でもう見ていたっていうことですもんね?
乃木坂46 『嫉妬の権利』
(秋元康)うん。大好きだったよね。やっぱりさ、ああいうのを見るとさ、「やられた!」って思うのよ。つまりさ、別にそんな戦っているわけでもなんでもないんだけど。やっぱりカメラ目線でセリフを言うとかってさ、「それは卑怯だろ?」って思うわけじゃない。あれ、すごいよね。
(佐久間宣行)「やられた!」って思って乃木坂の歌詞にこっそり忍ばせた?
(秋元康)そうそう。そういうのはよくあるよね。うん。
(佐久間宣行)そうなんですね(笑)。
<書き起こしおわり>