佐久間宣行とオークラ おぎやはぎ・矢作の褒めるスキルを語る

佐久間宣行とオークラ おぎやはぎ・矢作の褒めるスキルを語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

オークラさんがニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。佐久間さんとおぎやはぎ・矢作兼さんの人を褒めるスキルについて話していました。

(佐久間宣行)今日はオークラさんがいろいろと書いてきてくれたレジュメの中から、まだ「バナナマンは最初からバナナマンだった」しか聞けていないから。

佐久間宣行とオークラ バナナマンとの出会いを語る
オークラさんがニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。佐久間さんとはじめてバナナマンと出会った際に受けた衝撃について話していました。 (佐久間宣行)続いてはこんなテーマでお送りします。東京お笑い第5世代・青春時代。オークラ...

(オークラ)そうですね。

(佐久間宣行)この2つ目、行っていい? 「矢作はみんなのお兄ちゃん」っていう。フハハハハハハッ! なにこれ?

(オークラ)あのね、僕らの世代ってとにかくダウンタウンさんの影響もあるのかわからないですけど、すんごいお笑いが尖っていたというか、攻撃だったわけですよ。

(佐久間宣行)バチバチだったんだね。

(オークラ)そう。バチバチで。よく飲み屋に行くと「つまんないと思う芸人を言おうよ」みたいなのがすっごい多かったんですよ。とげとげしかったんですよ。

(佐久間宣行)しかも東京のお笑いの人ってそういう空気、ありましたよね。

(オークラ)めちゃくちゃあったし。当時僕がその時、人力舎に入りたての頃で。人力舎は当時、アンジャッシュがトップで児嶋さん派と渡部さん派でなんかね、関係性がすっごい悪かったんですよね。

(佐久間宣行)へー!

(オークラ)別にだからといってなにか本気で悪いっていうわけじゃないんですけども。

(佐久間宣行)ああ、物理的に仲が悪いとかじゃなくて、なんとなくセンスを見せ合っているというか?

(オークラ)なんかね、うん。合わない感じで。で、まあ絶対に相まみえないっていうわけじゃないんですけども。まあ、とにかくよくはなかったんですよ。

(佐久間宣行)ギスギスしていたんだ。

(オークラ)そんな時、矢作さんが入ってきて。これ、「人力舎の精神革命」って呼んでいるんですけども。

おぎやはぎ・矢作の人力舎・精神革命

(佐久間宣行)矢作さんが人力舎に入ってきた。しかもJCAの養成所も関係なしに入ってきたもんね。

(オークラ)あのね、矢作さんがまず誰よりも笑うんですよ。

(佐久間宣行)ああ、人のネタに? その頃は他人のネタで笑わなかった?

(オークラ)ネタ見せなんて絶対に人のネタでは笑わないし。もう絶対に我慢してますから。

(佐久間宣行)みんなが。で、そこに矢作さんが現れたら……?

(オークラ)「誰が笑うか」っていう感じだったのが、矢作さんが笑って。「おもしろいよね、アンジャッシュ!」とかって言うわけですよ。「飯塚さんのツッコミ、すごい!」とかって言うんですよ。

(佐久間宣行)入ってきてすぐに。うん。

(オークラ)そうすると、みんなだんだん矢作さんのことを好きになっていくわけですよ(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(オークラ)いつの間にか気づくとみんな矢作さんに笑ってほしくて。矢作さんにいろんなことを相談するわけですよ。で、矢作さんが「こうした方がいいよ」って言うと、みんな言うことを聞くようになるっていう(笑)。

(佐久間宣行)フフフ、じゃあもう矢作さんは言ってみればぽっと出に近いわけでしょう? だって養成所からやっていないし。でも、その矢作さんが人力舎を矢作色に染めていくわけ?

(オークラ)そう。しかもぽっと出のくせに「なんか極楽とんぼの加藤さんとも仲がいいぞ?」みたいな(笑)。「何者なんだ、あの人は?」みたいな(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ! あと、外車にも乗っているし(笑)。

(オークラ)そう。「何者なんだ?」ってなって。で、あの人をあんまり寄せ付けない設楽さんですら、矢作さんのこと大好きになっちゃって(笑)。そんな矢作さん……だから矢作さんはすごいんですよ。

(佐久間宣行)すごい。たしかにそうだよね。俺、ゴッドタン始めて10何年になるけど、矢作さんだいたい楽屋で人のことを褒めてるもんね。

(オークラ)そう。褒めてるんです。

(佐久間宣行)あと最近はずっとザ・マミィのことを褒めているもん。「ザ・マミィのネタは面白いよー」って(笑)。

(オークラ)俺、はじめて矢作さんと合同コントっていうか、やった時に自分が書いたネタで2本ぐらいネタが書き終わった時点で俺は当時付き合っていた彼女にフラれちゃって、ネタが1個も書けなくなっちゃったんですよ。それで、矢作さんはその間、ずっと泳がせてくれていたんですけども。「ダメだ、俺はもうこれ以上書けない」ってなった時に「オークラ、俺はいまからお前を殴る! 殴る前までは女の話を聞いてやるけど、それ以降はもう聞かないからな」って。1回、俺を超ビンタして。「これからはネタのことしか考えるな!」っていう、そういうこともあるんですよ。矢作さんは。

(佐久間宣行)フフフ、ちょっと待ってよ(笑)。なに、いまの話?(笑)。

(オークラ)俺、いまだにそれを思い出して……。

(佐久間宣行)お笑いの話じゃないじゃん(笑)。

(オークラ)で、矢作さんのおかげでそれを書き上げて。「ありがとう、矢作さん」って言ったら「よくやったな!」って。それで矢作さん、そのライブに出た瞬間にボロボロ(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ! たまにあるんだよね、噛み噛みの矢作さんね(笑)。それで覚えているのは君の席のライブを見に行ってその後に矢作さんと話をしたら、あれってみんなで書いてるんだよね? いろんな……だからラーメンズも書いているし、バナナマンも書いているし、矢作さんとかも書いていてオークラさんも書いているんだけど。見終わって「俺、あれを見に行ったんですよ」って矢作さんに言ったら、普通は自分の書いたネタの評価を聞くじゃん? でも矢作さんの第一声ね、「オークラさんの書いた葬式のネタさ、あれ最高傑作じゃね?」って。すごくない? 俺、これすげえと思うんだよね。

(オークラ)そうなんですよ。そうやって褒めてくれるんですよ。

他人のネタを超褒める

(佐久間宣行)しかもさ、マジでいまだに矢作さん、あのネタ超褒めるでしょう? 君の席の葬式のネタ。そう。あれ、オークラさんなのよ。あのね、ディレクターの石井くんも君の席のファンだから。フハハハハハハッ!

(オークラ)フフフ(笑)。

(佐久間宣行)だからあのネタを矢作さんが……自分が書いたネタじゃなくて。「あれ、オークラなんだよ」って。

(オークラ)そうですね。あれを書いた瞬間に「やっと俺はシチュエーションコメディーを書けた」って思いましたからね(笑)。

(佐久間宣行)そうそう。あれね、DVDがあったら買ってみてください。あれね、最高だから。

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<書き起こしおわり>

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