ハライチ岩井 魚の骨が喉に刺さった苦しみを語る

ハライチ岩井 魚の骨が喉に刺さった苦しみを語る ハライチのターン

ハライチの岩井さんがTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で魚の骨が喉に刺さってしまったエピソードを紹介。その苦しみについて話していました。

(岩井勇気)私もまあダイエット中なんですけどね。別にちょっと太っては痩せようとして……っていうのを繰り返していて。別にもう全然痩せている域には入っているんですけども。俺ももう月末の自分の誕生日に向けてやろうっていうことになりまして。月末の自分の誕生日、もうバカ食いしてやろうと思って。

(澤部佑)ああ、そういうことですか。なんか予定は決まってるの?

(岩井勇気)別にないんですけど。その時、もうバカ食いしてやろうと。もう脂を食ってやろうと思ってんの、俺は。丼いっぱいの牛脂を食ってやろうと思ってんの、俺は。

(澤部佑)いやー、めちゃめちゃ気持ち悪いと思うんですけどもね。誕生日に?

(岩井勇気)で、いま食べないダイエットを実行していますんで。1日1000キロカロリー以下に抑えるっていうね。

ハライチ岩井「脳を支配するダイエット」を語る
ハライチの岩井さんがTBSラジオ『ハライチのターン!』ラジオクラウドで現在行っている「脳を支配するダイエット」について話していました。 (岩井勇気)ダイエットをね、実はいましてるんですよね。 (澤部佑)ええっ? あら、そうですか。なんで? ...

(澤部佑)だいぶキツめの。

(岩井勇気)そうそう。やっているんですけども。でもこの間、夜に知り合いの仲のいい害虫駆除の社長がいるんですけども。それでメシを食うことになって、そのへん界隈の友達も含めて4人でっていうことになったんですけども。まあ、店選びは俺、好きだから。「俺が選びますわ」っていつも通り食べログで検索をして。で、沖縄料理の店があって。3.5以上のところを見つけたから「ああ、いいじゃないか。そこにしよう」っていうことで。で、予約して行ったんですよ。それで沖縄料理って割とヘルシーですね。だいたいね。

(澤部佑)まあ、そうね。

(岩井勇気)で、予約して店に行って。「○○です」「ハイサイ!」なんて言われてさ。なんか言っていたけど、まあまあ、「はいはいはいはい……」って。

(澤部佑)沖縄っぽさを楽しめよ!

(岩井勇気)で、席について、飲み物をたのんで。「食べ物、どうしようか?」って。ヘルシーなもの、海ぶどうとかゴーヤチャンプルーとか。ミミガーなんかも全然脂肪がないから。大してカロリーがないものばっかりたのんで。で、他にももうちょっとたのんで、飲みながら楽しく話していたんですけども。まあ、沖縄料理でマズいとかってあんまりないしね。

(澤部佑)まあ、そうだね。

(岩井勇気)そのかわり、めちゃくちゃ美味いとかもあんまりないけどね。安定だからね。安定の料理。公務員みたいな料理だからね。

(澤部佑)うーん、ちょっとわかんないですけど。

(岩井勇気)公務員専用の、公務員のような料理ですからね。安定ですから。安定っていうのは時に怖いけどね。

(澤部佑)フフフ、そんなことを言っているとまた琉球放送にネットを外されちゃうからな! そうだよ、復活したんだから。やめろよ!

(岩井勇気)そうか。琉球放送、1回切られてるのか。沖縄料理っていうのは本当に、もう最高の料理ですよ!

(澤部佑)フハハハハハハッ! 遅いよ。美味しいけどね。安定して美味しい。

(岩井勇気)なによりも美味い料理ですから。でさ、お酒も1杯で回っちゃうんだよね。お腹になにもないから。ダイエット中って。で、ほろ酔いでさ、誰かがたのんだ沖縄のグルクンっていう魚があるんだけどさ。そんなに大きくない、南国っぽいちょっと骨ばった魚というか。

(澤部佑)沖縄といえば……みたいなね。

(岩井勇気)そう。その焼き魚が来ていてさ。少しつまもうかなと思って食べたんです。そしたら結構やっぱり骨が多くて。でも俺、口に含んだ魚の骨を口から出すの、あんまり好きじゃないわけ。

(澤部佑)デカくても?

(岩井勇気)うん。なんかおばあちゃんがさ、はっさくを食べて皮だけ口から出すみたいな。あの感じになるのよ。俺のイメージは。それがなんか嫌でさ。だいたいでも、骨あんなぐらいだったらもう噛み砕いて食べちゃうんだけど。で、グルクンの骨をある程度歯で噛み砕いてさ。ゴクンと飲み込んだんですよ。そしたらその瞬間、喉の奥にザクッとした感触があって。それと同時に「オエッ、ガッ、グハッ!」ってなっちゃって。むせちゃって。本当にツバを飲んでも、水を飲んでも痛くて。「オエッ! グヘッ!」ってなっちゃって。で、みんなザワザワなっちゃって。もう地獄なわけ。本当になんか喉に通ればガーッてなっちゃうみたいな感じだから地獄でさ。

(澤部佑)痛いね。

グルクンの骨が喉に刺さる

(岩井勇気)で、苦しまぎれにゴーヤチャンプルーがあったから、その皿に乗っていたやつをかき込んで。ガーッて飲み込んだの。そしたらちょっと骨が取れる感じがしたの。「はあ、よかった」って思ったんだけど、でもツバとか飲み込むとまだ痛いのよ。位置はよくなったけど、まだ刺さっているみたいな。これがまあ、辛いんですよね。で、むちゃくちゃテンションが下がっちゃって。「なんか飲み込んだら取れるんじゃない?」なんて言われて、唐揚げがあったんだけど。唐揚げを半ば丸呑みだよね。

(澤部佑)えっ? 唐揚げを?

(岩井勇気)「いったいこれ、何キロカロリーあるんだよ?」とか思いながらも。

(澤部佑)たしかに。ダイエット中だけど。

(岩井勇気)久しく唐揚げなんか食べてないよ。ダイエットと真逆のものだから。ずっと食べたかったもん。唐揚げなんて、いまいちばん欲しているものだから。まさか丸呑みするとは思わないよ。

(澤部佑)骨のためにね。

(岩井勇気)そう。久々に食べる唐揚げ。でもゴクッと飲んだんだけど、取れないわけ。もうすっげーチクチクするからさ。で、他の友達はサーターアンダギーが運ばれてきて。それにバニラアイスかなんかが乗っかっていて。「うわっ、すげえ!」なんて言って盛り上がってんの。でも、俺はそんな気分にはなれないの。本当に。なぜなら、魚の骨が喉に刺さっているから。

(澤部佑)すごいストレスだね。

(岩井勇気)そう。なぜなら魚の骨が喉に刺さっているからね。

(澤部佑)なんだよ、その言い方?

(岩井勇気)で、みんなさ、ハブ酒とかたのんじゃって。で、「キツい!」とか言いながら回して飲んでいるんだよ。

(澤部佑)テンション、上がってるね!

(岩井勇気)でも俺、全然楽しくないの。なぜならね、魚の骨が喉に刺さっているからね。

(澤部佑)わかったよ!

(岩井勇気)このまま一生魚の骨が喉に刺さっていたらさ、二度とテンションを上げることはできないんだろうなとか思っていたよね、俺は。

(澤部佑)フフフ、とか考えてちゃったのね。

(岩井勇気)「俺は暗いやつになっちゃんだ。このまま、俺のここからの32からの人生は暗い人生だ……」って。

(澤部佑)先は長いもんな。

(岩井勇気)で、どうにかして取ろうと思って、ネットで調べたんだよ。そしたらまず出てくるのが「ごはんを飲み込むと取れる」っていう。聞いてはいたんだけども、ネットで調べてもこれだってなって。そしたらメニューに1個だけ、おにぎりがあったんですよ。これがまた、沖縄の油味噌っていうね、やつなんだけども。「油の味噌……どんだけのカロリーなんだよ?」っていう。

(澤部佑)たしかにね。

(岩井勇気)「よりによって油味噌かよ? カロリー、ヤバいだろうな」ってたのんだの。そしたらもう普通のおにぎりの倍ぐらいある爆弾おにぎりみたいなのが出てきちゃって。「うわあ……ヤバい、デカいな」って。とりあえず、それは来たけども、本当に頬張って、とりあえず口に入れて飲み込もうってかじりついたの。もう油味噌がめちゃめちゃ入っていてさ。もうたぶん、とんでもないカロリーなわけ。

(澤部佑)まあね。

(岩井勇気)食いたくないのに食わなきゃいけないっていうね。こんな悲しい食事、ないよね。

(澤部佑)いや、本当だね。ダイエット後の食事なんていちばん美味いんだけどね。

(岩井勇気)本当よ。楽しみにしているのにね。しかもダイエット中。ダイエットしたいの。でも食べなきゃいけないんだよ。地獄だよね。本当に。で、ゴクンって飲み込んでもさ、また取れないんだよね。それで「また一口、また一口……」ってどんどんどんどんこのおにぎりを食べていくんだよ。俺としてはもう拷問なんだよね、これね。

(澤部佑)痩せたいのに?

(岩井勇気)食べるっていう拷問があったんだって思って。全然取れないわけ。で、ついに食べきっちゃってさ。

(澤部佑)ええっ? 爆弾おにぎりを? それで取れないの、まだ?

(岩井勇気)取れないのよ。「バケモノじゃねえかよ。もうダメだ……俺はダメなんだ。一生、魚の骨が刺さったまま生きていくんだ。魚の骨が刺さってなかった時は、よかったな……」って。

(澤部佑)ああ、もう? 過去を思い返しちゃってるじゃない?

骨が刺さっていない幸せを噛みしめる

(岩井勇気)やっぱり俺、あの幸せは普通だと思っていたけども、いざ魚の骨が喉に刺さってみるとあれは幸せなことだったんだなって気付かされるよ。魚の骨が喉に刺さるとさ。「帰って寝たいわ」って思ってさ。「もしかして、寝て起きたら取れているんじゃないか?」って思って。でさ、「ちょっと今日は帰りますわ」って。

(澤部佑)ええっ?

(岩井勇気)恥ずかしかったよ、俺だって。だって、喉に魚の骨が刺さったぐらいで帰えるんだから(笑)。

(澤部佑)じゃあ、残れよ(笑)。

(岩井勇気)でも、そんなテンションじゃないの。痛いし。

(澤部佑)耐えられないんだ。その場にいるのは。

(岩井勇気)「本当、申し訳ございません。サーターアンダギーやらハブ酒で盛り上がっているところ、すいませんけども。帰ります」って。

(澤部佑)もう言い方が……言い方が骨刺さっているやつの言い方だわ。

(岩井勇気)まあ俺の中でもさ、「俺が骨刺さっているのに盛り上がっているの、ふざけんな!」っていう気持ちもあったけども。

(澤部佑)うわっ、嫌なやつ! 骨刺さったやつの思考回路!

(岩井勇気)「骨刺さっていないから、わかんないんだろうな」って思って。「骨刺さったこと、ないんだろうな」って思った。

(澤部佑)みんなたぶんあるよ!

(岩井勇気)いやいや、この世の中には2つの人間がいるんだよ。骨刺さった人間と刺さってない人間。あいつらは骨刺さっていない側なんだよ。

(澤部佑)フフフ、みんな1回は刺さったことあるって、絶対に。ちっちゃい頃とか。

(岩井勇気)いやいや、違う。これぐらいの刺さりじゃないもん。

(澤部佑)みんな刺さったことあるけど、それを踏まえた上で岩井への……。

(岩井勇気)お前、グルクンで刺さったことないだろ?

(澤部佑)グルクンはないわ!

(岩井勇気)グルクンで刺さったらヤバいぞ、お前。

(澤部佑)出せよ! じゃあお前が食べた時、骨が大きいなと思ったらっ!

(岩井勇気)そんなことは、グルクンで刺さってないから言えるんだよ!グルクンで刺さったやつしか言えないからな。グルクンで刺さったら、もうそんなことは言えない。

(澤部佑)まあまあ、それは俺も経験がないけど……。

(岩井勇気)「痛いよな」ってねぎらうことしかできないよ。でさ、荷物をまとめて帰ったんだよ。で、もう本当になんにもできないの。それですぐ寝たんだよ。それで朝になったんだよ。早朝。まだ痛いの。取れてないし。どこかで俺の中でも「夢であってくれ」っていう気持ちもあったけど、魚の骨は現実なわけ。

(澤部佑)そうでしょう。

骨が刺さっているという現実

(岩井勇気)「魚の骨が刺さった」っていう事実は、確実にあったんだよ。「誰でも起こりうる災厄なんだ」って思ったんだよ、やっぱりこれって。魚の骨が喉に刺さるって……。

(澤部佑)まあ、そうだね。身近なことではあるよ。

(岩井勇気)で、その日がまた早朝からおはスタなわけ。で、おはスタは好きだけどさ、それは魚の骨が刺さっていない状態でのおはスタが好きなだけであってさ。魚の骨が刺さっている状態でのおはスタはさ、辛いでしかないから。

(澤部佑)「辛いでしかない」(笑)。

(岩井勇気)そう。辛いでしかないよ。魚の骨が刺さった状態のおはスタは辛いでしかない。

(澤部佑)「辛いでしかない」……辛いっていうことだね(笑)。

(岩井勇気)辛いでしかないよ、うん。魚の骨が刺さった状態のおはスタだったら、魚の骨が刺さっていない状態の他の番組の方がマシ。

(澤部佑)ああ、いつもだったらおはスタの方が楽しいのに?

(岩井勇気)楽しいけど。で、その後もさ、終わったら病院に行こうと思って。もう無理だって。

(澤部佑)そんだけ取れないとね。

(岩井勇気)で、耳鼻咽喉科を調べたんだよ。ただ、月曜日。祝日よ。

(澤部佑)あたたたたたたっ!

(岩井勇気)やっていないのよ。「なにが祝日だよ。人が喉に魚の骨が刺さっているの、祝ってんじゃねえよ!」って思って。

(澤部佑)フフフ、それは知らないよ!

(岩井勇気)「しかも、海の日じゃねえかよ! 海の呪いを受けちゃってるんじゃねえかよ! なにが海の日だよ、ふざけんなよ! 俺は海からの呪いを受けてるんだよ」って思って差。「どうしよう、どうしよう?」って。でもハッと思い浮かんだんだよ。行きつけの歯医者。で、調べたらやっているの。「うわっ!」って思って。「ちょっと1回、かけてみよう」って思って。「もしもし? 歯、全く関係ないんですけど、魚の骨が喉に刺さってしまいまして。取っていただけませんか?」って。

(澤部佑)ええっ?

(岩井勇気)恥ずかしいよ、本当に。魚の骨が喉に刺さったぐらいで歯医者に行くんだから。

(澤部佑)意味がわかんないしな。向こうからしても。

(岩井勇気)「ちょっと耳鼻咽喉科がやっていなくて……」って言ったら、「ああー、まあ、うーん。とりあえず、来たら? わかんないけど。見える範囲だったら取れるかもわかんないけど」って。もう本当に恥ずかしい状態で行ってさ。で、「保険証、ありますか?」なんて言われて。「これはなんの治療なんだ?」って思いながら保険証を出してさ。で、「とりあえず横になって」って言われて、寝て。そしたら「ああー、刺さってるね!」って言われて。

(澤部佑)見えたの?

(岩井勇気)「ちょっと1回、ピンセットやってみるわ」ってガーッと抜いてさ。そしたら、何本も刺さっているのよ。

(澤部佑)ええっ?

(岩井勇気)細かいのと、太いのが1本刺さっていて。で、ピンセットでやっても抜けないの。で、グッ!っていっぱい引っ張って抜けるぐらい。で、「オエッ!」ってなってさ。それで「抜けたよ。こんな大きなの、刺さっていたよ」って。それで歯医者が取ってくれて。

(澤部佑)ああ、すごいね。取ってくれたんだ。

(岩井勇気)で、「ああ、前歯のところもちょっと虫歯の予備軍みたいになっているから、ちょっと治療しておくね」って、歯もやってくれるの、あそこ。歯の治療もやってくれるのよ。

(澤部佑)歯医者だからな!

(岩井勇気)あの魚の骨を抜いてくれるところ。

(澤部佑)魚の骨を抜くクリニックじゃないから。歯医者だから。

歯の治療もやってくれるクリニック

(岩井勇気)「ああ、歯もやってくれるんだ、ここ。ありがとうございます。なんか。できるんすね」って。で、やってもらって。「よかった……」って。だからもう、魚の骨には気をつけようって今週は思ったよね、俺はね。

(澤部佑)いやいや、なんだよ? それ、ずーっと魚の骨が刺さっているテンションでしゃべっているから。今日もなんか。

(岩井勇気)そう。俺の心の中にはまだ、魚の骨が刺さっているから。

(澤部佑)ダメじゃん! 治ってないじゃん!

(岩井勇気)そう。

(澤部佑)今後ずっとこのテンションなの?

(岩井勇気)1回魚の骨が刺さっちゃったら、抜けないんだよ。人の心に魚の骨が刺さっちゃったら。

(澤部佑)いや、前半は明るかったじゃん……。

(岩井勇気)フフフ(笑)。プロだからね。

<書き起こしおわり>

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