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モーリー・ロバートソン 経産省官僚・覚醒剤密輸事件とダークウェブを語る

モーリー・ロバートソン 経産省官僚・覚醒剤密輸事件とダークウェブを語る 水曜日のニュース・ロバートソン
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モーリー・ロバートソンさんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で経産省のキャリア官僚の覚醒剤密輸事件とダークウェブ取引について話していました。

(プチ鹿島)じゃあモーリーさん。気になったニュースをCNNから行きますか?

(モーリー)では、ビットコイン。でね、ビットコインが高値になってきている。安住麻里さんが仮想通貨のコーナーでがんばっていた時にはビットコインはダダ下がりだったんですよね。いまやれよ!っていう話ですよね?

(プチ鹿島)いまですよ、これ!

(モーリー)ねえ。それも残念なんですけども。ちょっと今日は国内のニュースと強引に関連付けようと思います。ネットニュースの中で経産省内である官僚が覚醒剤を使っていて。注射器まで出てきたっていう話なんですけども。実はビットコインが少し関連しているんですよ。というのは、そうした関係者がその後、調べたところ、ダークウェブ。普通のブラウザではアクセスできないウェブ上の情報ですね。で、足がつかないので匿名性が高いダークウェブという層がインターネットにはあるんですけども。我々が通常使っているのは表層ウェブ。サーフェスなんですね。その奥の、深海の部分です。

(プチ鹿島)えっ、じゃあもう一般的なイメージの「闇サイト」みたいな?

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(モーリー)それに近いところ。ダークウェブでどうも麻薬の決済をしていたということがわかったんですけども、その時に決済で使用されていたのがビットコインだったという。で、ビットコインはブロックチェーンのテクノロジーで匿名性が高いということが謳われていて。だからビットコインはこれから新しい通貨になるって言われているわけじゃないですか。

(プチ鹿島)はいはい。

(モーリー)それで当初から犯罪に利用されやすいのではないか?っていうことが懸念されていたんですけども、今回は見事にその典型。ステレオタイプにはまっちゃって。ダークウェブの闇サイトで注文を出し、ビットコインで決済をし、それがロサンゼルスから送られてきたものを税関で検査してわかっちゃったので、泳がせて本人が郵便物を受け取りにきたところを捕まえたという。

(プチ鹿島)はー! 絵に描いたような。

(モーリー)絵に描いたような捕物だったんですよね。ただ、興味深い側面がありまして。要するに、ダークウェブとかは匿名性が高いので、捜査当局はそれを使っている人たちがいわゆる表層ウェブのソーシャルメディアなんかで自分の個人情報をうっかり漏らすのをじーっと待つしかないんですよ。あるいは、そのリアルな世界で実際に税関とか郵送物という水際作戦で捕まえるところに力を注ぐしかない。そして、さらに郵送物というのは実は日本でドラッグを手に入れる時にはリスクが高いと言われているんですね。

(プチ鹿島)うんうん。

(モーリー)というのは日本の税関や麻薬捜査が実は優秀なので、そういうところにまぶして入れてもX線とかでわかってしまう。そこで、日本で日常的にドラッグを買っている人たちというのはいろんな情報を組み合わせるんですけども。ひとつのポピュラーな薬物売買、密売の方法が「手押し」と呼ばれるものなんですね。

(プチ鹿島)手押し?

(モーリー)手で押す手押し車みたいなイメージなんですけども。「押す」は英語で「Push」。「Push」は「麻薬を密売する」という英語の隠語なんです。それを日本語にして「押す」。手で押すっていうことは、つまりフェイス・トゥ・フェイスでどこかで連絡を取り合って、落ち合って。で、すれ違いざまにお金と薬物を交換したりとか。「あそこの自動販売機の裏にあるよ」って。

(プチ鹿島)それが「手押し」っていう隠語なんですね。

(モーリー)だから人から人へ。パーソン・トゥ・パーソンで売るっていうのが……いわゆるネットで見えないもの同士で、お金も見えなく決済して郵送物でやるっていう。でもその郵送物っていうのが日本だとお縄になりやすいので、むしろ日本ではそのリスクを避けるために手押しをする。だけどそのかわり、セキュリティーにお金を払うっていうことで価格は高くなるのね。だから手押しが高いから、いっそのことダークウェブでやっちゃえ!って気を許した途端に捕まるっていうこともあるわけですよ。

(プチ鹿島)なるほどね!

(モーリー)それでこの手押しがどのぐらい日本の社会で日常的にすぐそこにあるか? なんですけども。たとえばTwitter。Twitterでリアルタイム検索を先ほど、番組前にかけました。

(プチ鹿島)えっ、「手押し」で検索してみた?

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「手押し」で検索

(モーリー)すぐ出てきましたね。ツイートを1個、書き写しました。「東京、神奈川、都内、川崎。野菜、氷、チャリ、紙。大口可能。値段要相談。お待ちしています」って。

(プチ鹿島)えっ? じゃあこの「野菜」「氷」っていうのは?

(モーリー)「野菜」はいわゆる草。グラス。大麻。

(プチ鹿島)や、野菜には野菜で意味があるんだ? 「手押し野菜」ってごまかしているんじゃなくて?

(モーリー)「道の駅で農協をくぐらなかったキュウリを売っています」とか、そういうわけじゃないんですよ。「野菜」というのは「大麻」のことなんですね。

(プチ鹿島)ああ、じゃあ全部それには意味があるんだ。

(モーリー)ずばり、隠語なんですよ。「手押し」と同じようにね。で、「氷」っていうのは「覚醒剤」を意味しています。覚醒剤のことを「アイス」って言ったりもするんだけど、そこから来ている。で、「チャリ」。どうして「チャリ」なのか? 自転車のチャリだと思うじゃないですか。でも「チャリ」っていうのは英語の「Charlie」から来ているんですね。で、チャーリーっていうのは大文字の「C」がつくので「Cocaine(コカイン)」のことなんですよ。

(プチ鹿島)はー! なんでモーリーさん、全部知っているんですか?

(モーリー)なんでだろうねー? みたいな(笑)。

(プチ鹿島)フフフ、それはともかく、それを解析してもらったんでしょう?

(モーリー)で、実はこういうのがいま、Twitterを見ると何十個かに1個……いまテレビをご覧になっている皆さん。「手押し」でTwitter検索をすると結構ガンガン出てきます。

(プチ鹿島)マジですか!

(モーリー)中には「我が子の手押し車が……」っていうのもありますよ。でも、その間をぬって「手押し、紙、野菜、チャリ」ってなったらもうこれしかないんですよ。で、アカウント名とボットで作った文字列が延々と続いているアカウント名だったりとか。そういう風に足跡を消すように密売人はやっているんですよね。

(プチ鹿島)でも、それは当然、モーリーさんも知っているぐらいだからちょっと情報に詳しい人も知っているぐらいだから。捜査当局も追いかけているんじゃ……?

(モーリー)ある意味、野放しなんですけども。たぶん、実際にその取り引きの現場については詳しくは聞いていないんですけども。こんなにTwitterで野放しになっているということは、相当にしょっちゅうアカウントが変わったりとか。あとは捜査当局の人が囮で。「じゃあ、買いたいので落ち合いましょう」ってなっても、たぶん向こうはなんとなくわかっちゃって。

だからたとえば、その場所に現れず、電話がかかってきて「自分の後ろを見て。その電信柱の影に貼っておいたよ」とか、いろんなことが出てくると思うんですよ。だから非常に周到に、目の前で「チャリ」っていう言葉を使っているくせになかなか捕まらないっていうこの妙な実態があり。それと捜査当局が優秀すぎるがゆえに、税関ではなくて手押しを捕まえるしかないという。この奇妙なねじれが日本では起きているという。

(プチ鹿島)どんどんどんどんハイテクになればなるほど。アナログに戻っていくみたいな。

(モーリー)マニュアルになっていくんですね。ということがなぜかビットコインのニュースを聞くと、いまはそれしか思い浮かばないっていう状態に陥っておりました。

(プチ鹿島)いい話ですね! ありがとうございます。

(モーリー)いい話だね(笑)。

(プチ鹿島)「手押し」。明日、みんな1回検索しましょう。

(モーリー)捕まりたくなかったら手押しには手を出さない方がいいと思うよ。

(プチ鹿島)うっかりツイートしたらヤバいですから。

(モーリー)俺、1回そういう「手押し、野菜」っていうのをコピペして自分のアカウントでツイートしたんですよ。そしたら日本中の麻薬が好きな人たちがRTをして。それで睨まれたらしい。

(プチ鹿島)ああ、そうですか?

(モーリー)冗談が通じない世界だからね。

(プチ鹿島)はー! 知らない人はなんかモーリーさんが移動野菜販売でもやり始めたのかな?って。

(モーリー)ねえ。こうやって引っ張ってね、「美味しい野菜が産地直送で取れました!」とかね。恐ろしいですね。

(プチ鹿島)なるほど!

<書き起こしおわり>

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