Superorganism・Oronoと小田部仁 星野源を語る

Superorganism・Oronoと小田部仁 星野源を語る Inter FM

ライター・編集者の小田部仁さんがInterFM『Oh Wow, Very Cool!』にゲスト出演。Oronoさんと星野源さんについて話していました。

(Orono)ゲストの小田部仁!

(小田部仁)小田部でーす(笑)。なんかさ、最近日本によく帰ってきてるじゃない?

(Orono)うん。

(小田部仁)どう? まだ嫌い? 「嫌い」っていうか、まだ微妙? どう?

(Orono)うーん、難しいね。難しい。

(小田部仁)前よりはComfortableに見えるけどね。

(Orono)うん。だって友達増えたもん。

(小田部仁)そっか! それはいいことだね。

(Orono)単純に。

(小田部仁)じゃあ、楽? 結構こっちにいる方が?

(Orono)楽かな? よくわかんない。

(小田部仁)あれじゃない? 日本の社会に染まってきてるんじゃないの?

(Orono)染まってないよ。真逆。だって外に出かける時に鼻歌を歌うようになってきた。

(小田部仁)どういう話なの?(笑)。

(Orono)だってさ、日本でそれをやっていると絶対に頭おかしいやつだって思われるじゃん?

(小田部仁)思われる。

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(Orono)最近、増えてきてる。もっと歌っている。

(小田部仁)もっと歌ってるんだ。

(Orono)だって今日、駅についてイギー・アゼリアを歌っていたものん。1人で。

(小田部仁)超怖いね。でも、俺もたまにカーディ・Bの『Bodak Yellow』とか歌うけどね。「If you wanted to♪」ってさ。

(Orono)うんうんうん。

(小田部仁)あれ、びっくりしたけどね。

(Orono)でもね、なんだろう。たぶん、Comfortableになったのかな? たぶん最近ね、縁を感じる。

(小田部仁)フフフ、超日本的な考え方じゃん?

(Orono)めっちゃ日本的な考え方だね、たしかに。

(小田部仁)ああ、でも外国にも「カルマ」とかあるか。

(Orono)でも、本当にこの番組を手伝ってくれているエミカ、ヤマモト。そこにいるんだけど。もうすごく……もうね、I don’t know them fully yet, or not like best friends. でも、素晴らしい人間なんだなっていうのはすごく感じるの。なぜか。

(小田部仁)ああ、うんうん。

(Orono)フフフ(笑)。

(小田部仁)すごいね! あ、めちゃくちゃキスを……エミカさん。

(Orono)フフフ、めっちゃかわいい! でも、2人ともかわいいの。人間的にかわいい。最高なの、なんか。

(小田部仁)だって俺のLINEにも送ってきたもんね。「今日、2人だけで話すの、ちょっと怖い」みたいな話をしたらさ、「いや、大丈夫。ヤマモトとエミカさんっていう人がいるから。2人はSuper Chillだから!」とかって。

(Orono)めっちゃChillだよ。

(小田部仁)「本当なの?」とかって。「Super Chillな人に会うの、ちょっと怖くない? なんか……」って(笑)。

(Orono)でも、Super Chillじゃん?

(小田部仁)Super Chillだった。

(Orono)めっちゃChillじゃん? すごいいい人たちじゃん? なんかそういう人たちに最近囲まれているなって感謝を感じている。なんか……Lucky Bastardみたいなのを自分に対してすごく思っている。「こんないい人たちに囲まれて、なんて恵まれたやつなんだろう!」って。自分の家族に対してもすごくそれを思うし。

(小田部仁)なるほどね。でも前までさ、結構自分がこのツアーや音楽活動を続けていくっていう時に、「自分がこんな位置にいるのはラッキーだから、すごく感謝しなきゃいけない。周りにももっと感謝しなきゃいけない」っていうので潰されそうになっていたじゃん? その感謝とはたぶん、また違うんでしょ?

(Orono)全然違う。どう違うんだろう? でも、これは本当にそういうのも考えず、本当に会った時とかもなんかホッとしたっていうかさ。愛を感じたっていうかさ。

(小田部仁)最近オロノ、「愛」とかさ「縁」とかさ「神」とかさ……。

(Orono)ホシゲンのせいじゃない?(笑)。

(小田部仁)ああ、星野さんのせい?(笑)。

(Orono)フフフ、たぶんね。

星野源のせい

(小田部仁)You know, we went to Gen Hoshino’s concert, right?

(Orono)We should do.

(小田部仁)Yeah, at Sapporo Dome.

(Orono)そうだね。

(小田部仁)How… did you like it?

(Orono)I loved it. I cried.

(小田部仁)Oh!

(Orono)「Oh!」じゃねえよ、お前、隣にいたじゃん(笑)。

(小田部仁)そうだね。めっちゃ泣いてたよね。びっくりしたよ、すごい。

(Orono)「泣いている」って言ったの、お前じゃん?

(小田部仁)そうだね。あの、めちゃめちゃさ、曲の最中にいきなりポロポロ泣き出したから、めっちゃびっくりしたけど。

(Orono)あれ、ポロ泣きした。

(小田部仁)ポロ泣きした。

(Orono)なんて曲?

(小田部仁)あの曲、かけたいよね。

(Orono)かけて。

(小田部仁)じゃあ、僭越ながら僕がご紹介させていただきます。星野源さんで『くせのうた』。

星野源『くせのうた』

(小田部仁)俺も結構この曲、大好きなんだけど。『くせのうた』って。

(Orono)いいよね。

(小田部仁)「君の癖を知りたいが……」っていう歌い始めなんだけどさ。なんかさ、そういう「癖」でラブソングみたいなのを作れるんだ!って思って。癖の話で。

(Orono)そりゃ、作れるでしょ。

(小田部仁)いや、そういうことをお前に言われたらおしまいじゃん。なんなの、そういうの?

(Orono)なんでおしまいなの?

(小田部仁)いや、喧嘩腰じゃん。なんなの、それ?

(Orono)いやいや、作れるでしょう。

(小田部仁)すごいじゃあ……You relate to him.

(Orono)Do I relate to him?

(小田部仁)I don’t know.

(Orono)He’s good at Pop musics about relatability. And a certain amount of abstractness.

(小田部仁)What I meant was like his perspective was really unique. That’s what I talk about.

(Orono)Is it unique?

(小田部仁)It is, man!

(Orono)えっ、でも、思わない?

(小田部仁)Yeah, but like you know, nobody like talking about those kind of stuff, “kuse” or something for love song.

(Orono)Really? No!

(小田部仁)Into the context.

(Orono)Oh, Japanese context. I mean I have no idea about J-POP.

(小田部仁)Do you know any other song?

(Orono)No. OK, so most of J-POP is trash. So,I can… I see what you mean. Because genuinely I think he’s like… Like him, Perfumue, and Kyary. They are the only good J-POP, in my opinion.

(小田部仁)OK.

(Orono)And so I see what you mean, now. Because all the other pop songs are about nothing.

(小田部仁)I don’t saying that kind of stuff.

(Orono)Oh, I’m saying that.

(小田部仁)OK, cool.

(Orono)I’m dissing every one in J-POP, right now. Eat my ass hole!

(小田部仁)OK. That’s enough.

(Orono)うーん。星野源。

(小田部仁)星野源さん……ラジオにもお邪魔したんだよね。

(Orono)Yup. あいつ、超ナイスガイ!

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(小田部仁)めっちゃいい人だよね。星野さんって本当に。びっくりするぐらいいい人だよね。って、俺が言うのも変な話だけども。オロノはどう思ったの、星野さんのこと?

(Orono)なんかね、でも、日本のエンターテインメントには一切興味がないから。特に星野源のアートをフォローしたこともないし。だから、もう彼と会った時とかももう人としてしか見ていないから。

(小田部仁)そうだよね。

(Orono)だから、「いい人だな」って思った。本当、単純に。

(小田部仁)そうだね。札幌のライブの後の打ち上げにお邪魔させてもらってね。そこでめっちゃめちゃ熱い話をしていたよね?

(Orono)めっちゃめちゃ熱い……もうすっごいね、魂がすごいコネクトしているなって思った。

(小田部仁)あの時、本当にすごかったね。面白かったよ。横で聞いていて。

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(Orono)「神様、いるな」って思った。そう。だからまず「人としてすごいな」っていう、それが最初にあって。まあ贅沢な話だけどさ。それで後々、CDをくれてそれをちゃんと聞いたんだけど。やっぱりライブでもいちばんグサッと来たのは『Pop Virus』。Not “ウィルス”. It’s “ヴァイラス”.

(小田部仁)星野さん、「どっちでもいい」って言ってたよ?

(Orono)ダメダメ!

(小田部仁)OK. 『Pop Virus』。

(Orono)『Pop Virus』。Listen to it. It’s amazing song.

(小田部仁)『ポップウィルス』。

星野源『Pop Virus』

(Orono)よくね?

(小田部仁)すげーいい曲。本当に。めっちゃかっこいいよね!

(Orono)すごい好き。うん。

(小田部仁)もうなんか、カオスとメロディーが。

(Orono)うん。たしかにカオスだね。っていうかこれがアルバムの最初の曲っていうのがすごくかっこいい。好き。

(小田部仁)あと、ビートにすごい感動していたよね?

(Orono)うん。

(小田部仁)「Sick!」って言ってたよ(笑)。

(Orono)It’s too sick, bitch! Really cool! And I can’t think of any other like J-POP artist doing this kinds of Western production.

(小田部仁)Yeah.

(Orono)Because he’s so good at combining like, you know, J-POP song with like popular in the Western pop world right now. And what I hate about J-POP song is that sound is so clean and polished. And this is what my mom noticed the other day. She said… なんか、オーケストラみたいなさ、音。そういう音をJ-POPってすげえやりたがるじゃん?

(小田部仁)そうね。

(Orono)それ、すっげー嫌い。気持ち悪い。

(小田部仁)でも、星野さんの曲もオーケストラが入っているけど、あれはマジで狂気的で。クレイジーだよ。

(Orono)クレイジーだし、そのバランスがちょうどいいの。日本のJ-POPって本当にきれいなのを目指しているから。そこをうまい感じで壊しているのがあの曲の素晴らしいところ。

(小田部仁)あと、彼のユニークなそのBizarrenessみたいなのもすごい出ているしね。

(Orono)そうそう。いいよ。超いいよ。聞いてみ?

<書き起こしおわり>

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