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小袋成彬とDJ Takaki ロンドン・ドラムンベースシーンを語る

小袋成彬とDJ Takaki ロンドン・ドラムンベースシーンを語る MUSIC HUB
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ロンドン在住のドラムンベースDJ、DJ TakakiさんがJ-WAVE『MUSIC HUB』に出演。小袋成彬さんとロンドンのドラムンベースシーンについて話していました。

(小袋成彬)久々にゲストをお迎えしております。前回はですね、夏帆ちゃん。それ以来のゲストになります。ロンドンに移住して初めてのゲストです。今日のゲストはDJ Takakiさんです。よろしくお願いします。

(DJ Takaki)よろしくお願いします。こんばんはですね。

(小袋成彬)Takakiさんはですね、なれそめというか、いちばん最初に会ったのはですね、僕が一方的に日本でお見かけしていて。というのも、TakakiさんはDJをされていて。ロンドンをベースに活動されてるんですけど。この前、日本で公演をされたんですよね。

(DJ Takaki)そうですね。なんかロンドンのとあるレベルと一緒に日本に来日をしてツアーをしたんですけども。それの東京公演に小袋さんも来ていただいて。

(小袋成彬)はい。行きました。

(DJ Takaki)その後に直接コンタクトを貰って。で、ロンドンで初めて会ったと。

(小袋成彬)それが2月の10日とかでしたよね?

(DJ Takaki)そうですね。2月の10日でしたね。

(小袋成彬)で、僕がここに来たのが2月の14日なんで、本当にその1週間後ぐらいにちょうどロンドンで初めてお会いしたんですよね。

(DJ Takaki)なんかちょうどいいタイミングで。日本で同じ場所にいれて、その後にちょうどロンドンでメッセージをもらって会ったという。いい流れでお会いできて。

(小袋成彬)本当ですよね。その後、僕はTakakiさん家に行って、「ドラムンとは何ぞや?」というのを……ああ、そうです。言い忘れました。Takakiさんが主にやっているジャンルというかね、いわゆるタグ付けをするなら「ドラムンベース」っていう。

(DJ Takaki)そうですね。ドラムンベースというダンスミュージックのジャンルがありまして。なんかロンドン発祥の、ロンドンで非常に活気がある文化と言いますか、音楽のジャンルなんですけども。

(小袋成彬)僕は聞いたことがなくて。だからテクノ、ハウスはなんとなく聞いたことあるんだけど、ドラムンっていままで触れてこなかったなと思って、Takakiさん家でいろいろね、仕込んでいただいて(笑)。

(DJ Takaki)フフフ(笑)。

(小袋成彬)今日は絶対……まあ僕もいまだに理解しないところがあるので、もう根掘り葉掘り聞こうかなと思っているので。ぜひ、よろしくお願いします。

(DJ Takaki)こちらこそ。

(小袋成彬)ちなみに、Takakiさんはいま、 もうロンドンでいっぱいDJをされていますもんね。

(DJ Takaki)そうですね。いくつかレジデント枠みたいな感じで、ロンドンの主要クラブで定期的にプレイしているのと、あとはそれ以外にもいくつかたまにプレイをしていて。まあ、僕がこっちに移ったのも3年ぐらい前なんですけども。

(小袋成彬)3年いらっしゃるんですね。

(DJ Takaki)そうですね。で、僕も元々、日本で10年以上ぐらいDJとしていろいろ活動してたんですけども。あるきっかけでこっちに移住してこようと。自分の中では大きな決断だったんですけど。まあ、ずっとこっちのダンスミュージックの文化を日本にいた時からずっと追いかけていたような感じで。で、ちょこちょここっちに遊びに来たりとかはあったんですけども、やっぱりこっちのクラブ文化をいろいろ肌で感じていく中で、やっぱりどうにもこうにもこの先、自分がDJとしてどういう方向に向かっていきたいのかとか、どういう価値観を軸に音楽をやっていきたいのかってなった時に、やっぱりちょっと自分の中で移住をして、こっち。ロンドンベースで活動をしていくという風に落ち着きまして。

(小袋成彬)いや、素晴らしいですね(笑)。

(DJ Takaki)で、ちょっと思い切って移住を決断して、いまちょうど3年ぐらい住んでいます。

(小袋成彬)3年はもう大先輩ですよ。僕からしたら。まだ1ヶ月ちょっとしか経っていないんで(笑)。よろしくお願います(笑)。

(DJ Takaki)よろしくお願います。

(小袋成彬)まあ、2週に渡ってゲストに来ていただくんですけど、その2週を含めてドラムンベースとはそもそも何かとか、どんな発祥があったのか、あるいはいま、どういう状態でどういう文化なのかっていうのをちょっと聞いていこうかなと思うんですが。まずですね、ドラムンベースって多分ね、知らない人もいっぱいいて。もちろん僕も1ヶ月前まで知らなかったんで。何だ?っていうと……。

(DJ Takaki)いわゆるDJがクラブでかけてるような音楽の中に、まあテクノとかハウスっていうのは結構割とみんな知ってる人も多いんじゃないかなって思うんですけど。ドラムンベースっていうのはテクノ、ハウスよりもかなり早いドラムのビートに低音域がすごく特徴的なベースラインが鳴っているような音楽で。まあ、もちろんそれだけではなく、いろんなメロディーラインが乗っかってたりとか、歌が乗っかってたりとか、まあ時にはラップが乗っかってたりとかっていう楽曲ももちろんあって。でもそのボーカルが乗っていない曲も基本的にはすごくいっぱいあって。まあイギリスのロンドン発祥で、非常にエキサイティングな音楽というか。

(小袋成彬)百聞は一見にしかずで、聞いてみますかね。「百聞は一見にしかず」じゃ全然合ってないけど、1回聞いてみますか。どんなジャンルか、どういう音楽か。とりあえず、聞いていただきましょう。

(DJ Takaki)じゃあ、Artificial Intelligenceで『Moment of Truth』。

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Artificial Intelligenceで『Moment of Truth』

(小袋成彬)ありがとうございます。

(DJ Takaki)はい、ありがとうございます。これはどういう感じで聞けばいいんですか?

(DJ Takaki)まあ、そうですね。基本的にやっぱりすごくダンスミュージック……DJがクラブでかけるような音楽なので、やっぱりクラブの環境。クラブのサウンドシステム、クラブの雰囲気、クラブの環境の中で聞くのがやっぱりいちばん心に響くというか。

(小袋成彬)真っ暗闇の中で、小さい箱で、肩と肩がぶつかり合うような、人がひしめいてる感じで踊り狂うと。

(DJ Takaki)そうですね。踊り狂うような感じの音楽ですね。

(小袋成彬)BPM、早いですね。

(DJ Takaki)BPMはこれ、174くらいになっていて。だいたいテクノとかが4つ打ちのビートで124とか……。

(小袋成彬)130行かないぐらいですね。

(DJ Takaki)そのぐらいですもんね。だからまあ、それに比べるとかなり早くて。で、ドラムのパターンも4つ打ちではないので。だけど、踊りやすい音楽なのかなっていう感じはして。あとクラブで聞くとその低音域がやっぱりズシズシ来て、クラブのサウンドシステムの中じゃないと感じえないような帯域のベースが鳴ってたりする曲もたくさんあるので。まあ体感するような感じに近いですかね。

(小袋成彬)五臓が震えるようなね。

(DJ Takaki)そうですね。

(小袋成彬)いちばん最初にドラムンベースに出会ったのはいつだったんですか?

(DJ Takaki)それは日本でなんですけど……そうですね。中学生ぐらいの頃にロニ・サイズっていうアーティストを僕、初めて聞いたのがきっかけで。まあ結構かなり衝撃的で。それからドラムンベースにどんどんハマっていって。当時、DJはすでにやってたんですけど、何かいわゆるちょっとヒップホップに近いような感じのDJだったりとか。あともうちょっとスクラッチとか、技をするような感じのDJをやっていたんですけど。なんかもともとでも音楽がすごく大好きで。そのロニ・サイズっていうアーティストを聞いたきっかけですごく衝撃を受けて。そこからドラムンベースっていうジャンルを深く掘り下げていったような形みたいな。

(小袋成彬)うんうん。これ、でも僕も正直言って衝撃だったんですよ。まずクラブには行きますけど、ドラムンベースにまず行ったことがなくて。で、2月の10日にやっていたやつがまさにこれじゃないですか。だから結構衝撃だったんですよ。昔はね、でも日本でもよくあったんですよね?

(DJ Takaki)そうですね。日本でたとえば東京にあるWOMBってクラブで毎月ドラムンベースのレジデントナイトがやってたりとか。あとユニットっていうクラブで同じくドラムンベースのレジデントのイベントがあって。それ、僕は両方出させていただいてたんですけど。それは結構、そのいまのロンドンとかからいわゆる外タレの大物DJを招待して。定期的にイベントをやっていく。それで結構しっかりお客さんも毎回入って、非常に活気がある、東京でも活気があった文化ですね。はい。

(小袋成彬)少なくとも僕は出会ってなかったんで。だから聞く場所が全くなかったんですね。

(DJ Takaki)そうですね。あとやっぱりそのイギリス、ロンドン発祥のダンスミュージックっていうこともあって、やっぱり空気感。音楽ってその音楽と街と人々と……みたいな、そういうバックグラウンドの背景がやっぱりすごく説得力として胸に響く要素だと思うんですけど。なんかロンドンでドラムンベースを聞くと、やっぱりなんかなるほどなというか。その街全体の雰囲気だったりだとか、人々の雰囲気だとか。やっぱすごく説得力が、日本で聞くのとはかなり……。

(小袋成彬)ガレージの感じとか、レンガの本当にアリの巣みたいなところでやっている感じとかもなんかわかりますね。

(DJ Takaki)もうなんか「ここ、大丈夫か?」みたいなところとか(笑)。

(小袋成彬)本当、そうですよね(笑)。

(DJ Takaki)「ここに来ている人たち、みんな大丈夫か?」みたいな(笑)。

(小袋成彬)「なにして生きてるんだろう?」っていう感じですよね。そこにこの熱狂と歓喜の渦があるわけですね。

(DJ Takaki)そうですね。

(小袋成彬)ロンドンが発祥と言っていいんですか?

(DJ Takaki)みたいですね。一応やっぱりロンドンがそのドラムンベースの聖地というか、みたいな場所で。

(小袋成彬)なんでこんなにBPMが早いものが流行ったのかというか、ジャンルとして確立するまでに人々に知れ渡ったのか。なんでなんでしょうね?

(DJ Takaki)そうですね。多分その、イギリス発祥のダンスミュージック。アンダーグラウンドなものって結構、ちょっとひねくれた表現っていうか。たとえばこれ、パンクロックとかでもそんなような気がするんですけど。なんかその表現としてちょっと遠回りをして、ひねった表現というか。みたいな風潮って僕はあるのかなと感じていて。で、ドラムンベースもなんかそういう視点から考えると、それっぽい音楽なのかなというか。

まあドラムも早くて。あと低音。ベースラインが非常に特徴的な曲とか。すごく聞いたことがないようなベースの音色が鳴っていたりとか。で、ドラムンベースを作る人たちも、その低音っていう部分をひとつの美徳というか、価値観としてこの低音域でどれだけドラムンベースファンをうならせるかとか。ドラムンベースファンの腹に響くような、どんだけえげつないベースを作るかとか。そういう部分のプロデューサー側の意識も結構あるので。そうですね。

(小袋成彬)でもいまだにすごい一大ジャンルですよね。こっちでは。

(DJ Takaki)そうですね。で、結構ドラムンベースのイベントで普通に数千人くらいのベニューが……。

(小袋成彬)数千人?

(DJ Takaki)結構そのぐらいの規模で成り立っていたりとか。時には、たとえば国が変わって、チェコでやっている『Let It Roll』っていうフェスティバルがあるんですけど。それとかはもう数万人規模のドラムンベースのフェスティバルで。ヨーロッパ全域でこう、決してマイノリティーなジャンルとかマイノリティーな音楽ではなく、もうすでにロンドンを中心にヨーロッパ全体では市民権というか、多くの人が好んでいて。まあドラムンベースが主軸に数千人、数万人規模のイベントも産業として普通に成り立っているような。

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数千人、数万人規模のイベントも

(小袋成彬)すっげー不思議なんですよ。まずテレビで流れる音楽じゃないし。ましてやJ-WAVEで流すような音楽でもないじゃないですか(笑)。

(DJ Takaki)そうですよね(笑)。

(小袋成彬)たとえば、僕らがJ-POPを知るんだったら、まあラジオで聞いて「ああ、いいな」って思って調べる。あるいは、先輩から教えてもらうとかってあるんですけど。いまのここの若者たちがどうしてこのジャンルを知り得ているのかがいまだに、感覚として掴めないんですよ。

(DJ Takaki)うん。ロンドンのそのクラブカルチャーと照らし合わせて、じゃあたとえばいまから10年ぐらい前になると、ロンドンってこう少しやっぱり10年前に遡るといまと状況が若干違っていて。当時すごく活気があったベニューが閉じてしまったりとか。たとえば例を挙げるとTHE ENDっていうクラブとか、HERBALとかPlastic Peopleとかいろいろとあるんですけども。まあ、やっぱりその若くて音楽が好きな子たちが当時、そのSNSとかであんまり情報を得るということがいまほど普及してなかった中で、じゃあその音楽が好きな子たちがどういうところからその最新のトレンドだったりとかを得るんだろう?ってなった時に、やっぱりクラブに行くっていうこと以外はあまり選択肢はなかった。

(小袋成彬)なるほど。

(DJ Takaki)で、こっちは夜11時ぐらい過ぎると飲食店も閉まってしまうので。ナイトライフって考えた時にクラブに行くっていう選択肢以外、もうあんまりなかったんですね。

(小袋成彬)なるほど。そういう場があったんですね。

(DJ Takaki)そうですね。で、ロンドンにFabricっていう有名なクラブがひとつあるんですけども。まあFabricもドラムンベースの歴史を語る中だと非常に1個、銃用なベニューで。

(小袋成彬)なるほど。ちょっとじゃあ後半にそれを聞いてみたいなと思います。J-WAVE『MUSIC HUB』、まだまだ続きます。

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