安住紳一郎 ハロウィン音楽祭と地味ハロウィンを語る

安住紳一郎 ハロウィン音楽祭と地味ハロウィンを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中でTBSの音楽特番『ハロウィン音楽祭』についてトーク。自身がすることになった過去の仮装やイベント・地味ハロウィン、そして「ハロウィーーン」と言い続ける意味などについて話していました。

(安住紳一郎)さて、それからハロウィーーンですか。そうですね。すみません。全然なれていないものですから、ハロウィーーンのイベント名がスッと出てこないという。

(中澤有美子)フフフ、あと3日……2日か?

(安住紳一郎)そうですね。10月の最後、31日がハロウィーーン本番というようなことのようですが。ただ、ちょっとお祭り騒ぎをしたいというような人はだいたい31日の直近の週末の夜というのがいちばん楽しいのかもしれませんね。昨日もずいぶんと盛り場には仮装をした人たちが出ていたようですが。ハロウィーーンも2009年ぐらいから盛り上がりを見せているようですけどもね。あんまり40代とか50代とか60代、70代、80代のみなさんは特になにも心動かないという感じでしょうか? 孫がやるから、子供がやるのでちょっと、あんまり否定的に入ってもいかん……みたいなことでやっているのかもしれませんけども。

(中澤有美子)ええ、もう。ハロウィーンネイティブではないですよね。

(安住紳一郎)「ハロウィーーンネイティブ」っていう言葉があるんですね?

(中澤有美子)いや、ちょっとわからないけど。ええ。生まれながらにあったわけじゃないですから。

(安住紳一郎)そうですよね。もともと当然、アメリカの風習、イベントなわけですけども。よくこれも言われていますけども、浦安の東京ディズニーランドがハロウィーーンのイベントをやり始めたの1997年でいまから20年くらい前で。それを生まれた時から見ている人はごくごく普通に「私もハロウィーーンをやろう」という気持ちになるそうですね。なので、ちょうど21年前なので、いまの14歳、15歳ぐらいの子たちなどはもう普通に、ごくごく生まれてからすでにハロウィーーンというものが生活にありましたということで。そしてその、ちょうどそれぐらいの年齢のお子さんを持つ親御さんたちも、子供が学校で、保育園でやるので、ということで。近所の友だちとやるので、ということでごくごくハロウィーーンをやることに抵抗がないみたいですが。

(中澤有美子)うんうん。

(安住紳一郎)今年の仮装の人気は何だったんでしょうね? いろいろとありますよね。

(中澤有美子)ねえ。年末の羽子板みたいな感じで、こうね。世相を織り込んだりしますよね。

(安住紳一郎)そうですよね。いろいろと、またちょっとね、売られている既成品のものだけでは飽き足らなくなって、ずいぶんと本格的にやる人が増えてきたりして。日本人は仮装が好きですからね。結構盛り上がりますよね。

(中澤有美子)ああ、そうなのかー。

(安住紳一郎)ハロウィーーン。私も音楽番組をたまに担当するんですけど、一度ハロウィーーン特番というものをやるってなりましてね。それで「本当にそれ、盛り上がるんですか?」なんて話をして。そしたら、「まあ若い子はみんなやっているから……音楽番組も出場してくれる歌手のみなさんが仮装をして10月に放送しよう」っていうことになって。それで「本当に大丈夫なのかな?」って思って、当日フタを開けてみたらやっぱり歌手のみなさんはそれぞれの楽曲のイメージがあるからね。なかなか仮装をして歌おうっていう人が最終的には人数が揃わなかったみたいで。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)「どうするんですか、これ? ハロウィーーン!」みたいな。

(中澤有美子)フハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「どうするんですかー?」って言って。で、「特に前半、仮装をするアーティストの方が少ないので、ハロウィーンらしくないから……」みたいに言われて。「どうするんですかー?」みたいなことを言って。……まあ、半分結論はわかっているんだけど。「まさかですよね?」みたいな。

(中澤有美子)アハハハハハッ!

(安住紳一郎)で、当日。2時間ぐらい前に「これは……私が仮装らしい仮装をして出るしかないじゃないですか!」って思いましてね。大至急、近くのお店に行って、ありきたりなウォーリーを買ってきて着たんですよね。

(中澤有美子)ああーっ! あれ、2時間前? そんな直前に決まったことだったんですか?

(安住紳一郎)ええ。そうですよ。いや、別にそれがどうということではないんですけども。

(中澤有美子)すっごい似合っていた。

放送2時間前に手配したウォーリー

(安住紳一郎)いえいえ。すっごいなんかね、あの……ちょっといま思い出してもクラクラしちゃうんだけども。もともとは「いや、ハロウィーーンって私はもう40過ぎのおっさんだから、仮装とかはしませんよ!」みたいなことを言ったら、「いや、それでも構いません。みなさんが仮装をしてきますから。その仮装を楽しむみたいな感じでお願いします」なんて言われていたんですけど、当日になってみたらね、自分から言い出さざるをえないみたいな感じになっちゃって(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハハッ!

(安住紳一郎)フフフ、「さすがにこれはおじさんが張り切って仮装でもしていないと……番組の立ち上がりがどうにも上がりませんよ、これ!」みたいなことでね、やりましたね。最終的にはね、あれは自分の責任でやったっていうことなんですよね。面白いですねー。

(中澤有美子)ということになるんですか(笑)。

(安住紳一郎)いろんなことがありましたね。いやー……その前の年は、そうですね。黒柳徹子さんと一緒にやったんですけども。その時は一部だったんですけどね。その時は黒柳徹子さんが、ええとお姫様をやるって言ったのかな? それで私はもっともっと地味な感じでやろうと思ったんだけども、「徹子さんがお姫様をやっているから、お前もちょっと過激なやつをやってくれない?」なんて言われて。これもね、バカ殿になるっていうことになってね。

(中澤有美子)アハハハハハハッ!

(安住紳一郎)キツかったなと思って……本当にキツかったなと思って。

(中澤有美子)よくぞいま、言ってくださった。

(安住紳一郎)いえいえ。本当に。あれは……。

(中澤有美子)似合ってましたね。

(安住紳一郎)似合っているっていうかね、あれ、結局私だってことを気づかない人も中にはいましたよ。

(中澤有美子)フハハハハハハッ! 本当に?

姫・黒柳徹子とバカ殿・安住紳一郎

(安住紳一郎)それから放送局っていうのはああいうことに関しての技術はものすごい蓄積があるんですよね。連日、ほぼ毎日仮装の人を誰か作っているっていうぐらいなものですから。それで、安住がバカ殿をやるってなって、そしたらみなさん思う存分実力を発揮して。

(中澤有美子)嬉々として(笑)。

(安住紳一郎)嬉々としてね。ものすごいんだよね。いや、本当に経験っていうかノウハウは大事で。メイクさんとかもすごい、「色はこの白じゃないですね。真っ白だと思っている人がいるかもしれませんけど、バカ殿の白はこの白じゃないんです!」とか言ったりして。

(中澤有美子)へー! お肌、顔を。

(安住紳一郎)お肌の顔色とかを合わせてね。そしてカツラがありますもんね。そしたらカツラがすごい本物のカツラが来て。それでよくよくそのカツラの外箱を見ると、「えっ、これ使っちゃいけないんじゃないの?」っていうような……ここだけの話ですけど。たぶん違うかもしれないですけど、なんかその箱の書き方の感じを見ると、これは本物のバカ殿のところに行くやつじゃない!?っていうカツラが来てて(笑)。

(中澤有美子)アハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「こ、これはダメだろう!? まあ、仕事とはいえこっちはおふざけバカ殿だからな……」っていう。この住所とか使った形跡とかを見ると、「ええっ、これは……これは本物の人のところに行くものの一部じゃない?」みたいな。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)「あれっ?」みたいな。おなじみのカツラメーカーのが入ったりとか、一度どこのスタジオに行った的な、その荷札が残っていたりするんですよね。で、それを、ちょっと剥がされているんですけど……「ええっ!」みたいな(笑)。「この制作会社は……本物のところだけど!」みたいな。

(中澤有美子)アハハハハハハッ! すごい!

(安住紳一郎)「いやいやいや、私は……むしろこういうのはちゃんと向こうサイドに一度、ちゃんと仁義を切っておいた方がいいんじゃないの?」みたいなね。向こうは向こうでね、「おいおい!」って……。

(中澤有美子)フフフ、一度安住氏が(笑)。

(安住紳一郎)「なに、これ? 誰か1回使った形跡があるけど……誰が使ったの?」なんつって。「それはよくないよ、ねえ?」って思って。私も一度、言うべきかどうか悩んでいるんですけども。もしかするとね、おさがり的なものなのかもしれないですけど。でも、あの時はちょっと震え上がりましたね。

(中澤有美子)震え上がりましたか(笑)。

(安住紳一郎)で、たぶん本物と推定されるカツラですからね。見事なバカ殿でございましたからね(笑)。

(中澤有美子)似合っていました(笑)。

(安住紳一郎)いいえ。気になりますね。写真、あとで上げておきましょうか?

(中澤有美子)アハハハハハハッ! ひさしぶりに、また見たい!

(安住紳一郎)で、最近はなんか、「ラジオ番組の評価はなるべくネット系でバズった方がいい」っていう、そういうちょっとね、荒っぽい、そういうご指示も最近あるらしいので。ちょっとまたこれで……。

(中澤有美子)狙っちゃう?

(安住紳一郎)一昨年の私のハロウィーーンをご覧いただきましょうかね?

(中澤有美子)フフフ(笑)。

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