星野源さんが2023年9月17日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で安住紳一郎さんの孤独な成人式エピソードが大好きであることを紹介。星野さんもゆかりのある埼玉県与野市、浦和市の情景などもあわせて、安住さんと話し合っていました。
(安住紳一郎)さて、星野源さんのお話。おしまいの三つ目は「私が好きな話」。これはなんでしょうか?
(星野源)ああ、今の話に繋がるんですけど。僕、安住さんの成人式の話がすごく好きで(笑)。
(安住紳一郎)アハハハハハハハハッ! ありがとうございます(笑)。
(星野源)すごい好きなんですよ。
(安住紳一郎)埼玉県与野市。
(星野源)与野市で。いわゆる、ゆかりのない場所で成人式に出なくちゃいけなくて。そこで安住さんがとんでもない孤独を味わったという。
(安住紳一郎)そうです。
(星野源)それで、あまりにも寂しすぎて1回、家に帰ったんだけどその後、浦和市の成人式でもう1回、出たっていう(笑)。
(安住紳一郎)そうなんですよ(笑)。
(星野源)それがもう好きで好きで。僕、ずっと育った場所が川口市芝っていうところで。おじいちゃん、おばあちゃんが住んでいた場所が与野だったんです。
(安住紳一郎)ああ、そうですか。
(星野源)なので、その景色がありありと……。浦和にもよく行っていたんで。いとことか、浦和に住んでいたんで。もうありありと、情景として浮かび上がってきて。で、なんかやっぱり人がいっぱいいる中で孤独なのって、つらいじゃないですか。でも結構、与野市って静かな街だから、ちょっと離れただけでもっと孤独っていうか。なんか、そのダブルパンチがすごいわかるんですよ。
(安住紳一郎)いやー、ありがとうございます。
「安住さんの寂しい成人式の情景がありありと浮かび上がってくる」(星野)
(星野源)あの寂しい感じっていうか。静かでいい街なんですけど。しかも、そこに北海道から来られて。「それは寂しいだろうな」みたいな。
(安住紳一郎)ありがとうございます。いや、たしかにあれは与野と浦和の街の関係性を知ってる方が聞くと、余計にあれですよね。
(星野源)そうなんですよ。駅前とかはね、なんか賑わっているんですけども。でもその、浦和市の成人式にもう1回、出るっていうのもすごい好きで。
(安住紳一郎)そうですか。
(星野源)たぶんね、俺はその頃の小6とか……たぶんそうなんですよ。だから、安住さんに会っている可能性があるんですよ。僕、よく浦和に行ってたんで。
(安住紳一郎)ああ、そうですか。
(星野源)あと、たぶんバイトもされてましたよね?
(安住紳一郎)デニーズ西浦和店。
(星野源)俺、たぶんそのデニーズ、行ってると思うんですよ。
(安住紳一郎)ああ、そうですか? あの田島団地のところですよ?
(星野源)たぶん行っているはずなんですよ。
(安住紳一郎)そうですか。あら、近いところにいたかもしれない?
(星野源)そうなんすよ。だから、ニアミスがあったかもしれなくて。だからより……それこそ、その頃の恨みっていうか、つらみみたいなものを、あの熱量でお話されてるのがすごい好きだなっていう。
(安住紳一郎)いやー、ありがとうございます。本当に、当時の私が泣いて喜んでると思います。
(中澤有美子)そうですね。教えてあげたいですね。
(安住紳一郎)教えてあげたい。「30年後、こんなことになるんだ」っていうね。2回、成人式出てよかったっていうことでしょうかね。
(星野源)アハハハハハハハハッ!
「2回、成人式出てよかった」(安住)
(安住紳一郎)本当に午前中、与野市の成人式に行って。全然、知り合いがいなかったんで、ものすごい孤独感にさいなまれちゃって。そして、家に戻って。「これじゃダメだ! 何のために関東に出てきたんだ?」っていう風に自分を奮い立たせて午後、なぜか呼ばれてもいない隣の街、浦和市の成人式に出て。最前列で大きな声で『君が代』を歌ってまいりました。
(星野源)アハハハハハハハハッ! 素晴らしい(笑)。なんか、誇りです。埼玉県民だった身としては。なんか、嬉しいっていうか。
(安住紳一郎)そうですか(笑)。いや、そんなことまで言ってもらって。ねえ(笑)。
<書き起こしおわり>