安住紳一郎さんが2025年4月6日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で教習所に4回、通ってやっと普通自動車免許を取得した話を紹介。「第一段階のプロ」と言われた話や府中の運転免許センターで仮免の一発免許を受けた話などをしていました。
(安住紳一郎)さて、新年度ということでいろいろ新年度に変わることもあるようですが。私が気になったのは自動車運転免許が教習、オートマの車でマニュアル免許もやるというか。マニュアル希望者もずっとオートマの車を使って。マニュアルの操作の授業を4時間だけやるっていうことのようになったようですね。私、車の運転免許を持ってるんですけども、取るのに大変、いろいろ四苦八苦した思いがありますんで。いまだに運転免許に関することは知りたいっていう気持ちが強いんですよね。
(中澤有美子)アップデートを怠らないんですね。
(安住紳一郎)怠らないですよね。車の免許、最近はね、あんまり取得する人が少なくなったようですけれどもね。私、教習所に結局計4回、通ったのかな?
(中澤有美子)えっ、よ、4回!?
(安住紳一郎)4回。4チャンス。
(中澤有美子)入学を4度、した?
(安住紳一郎)あれ? その話、しませんでしたっけ?
(中澤有美子)多く、長く通ったとは聞いてたんですけど(笑)。
(安住紳一郎)まさか4回とは思わず?
(中澤有美子)だったような気がする(笑)。
(安住紳一郎)そうですか。そうですよね。普通はみんな1回で取るんでしょうけれど。まあ、ごくごく稀に期限切れということで2回目っていう人、いると思いますけど私、4回。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! お仕事をなさりながらでしたものね? たしか。
4回通う人はなかなかいない
(安住紳一郎)いや、正しくはね、学生の頃に行って。学生の頃も「俺、そういえば運転免許、必要ないんじゃないか?」と思って1回、やめてるんですよね。
(中澤有美子)ああ、そうなんですか。
(安住紳一郎)そうなんですよ。ええ。あまりにもなんかこう、スケジュールを取るのが大変で。まあ、あんまり文句ばっかり言っちゃいけませんけど。当時から私、ケチで。かなり安めのところに行ったんですよ。そしたらもう、なかなか予約が取れなくて。で、アルバイトやら、学校の授業なんかもあったんで「これは通えない」と思って。で、解約手続きできるって言うから最初の1回か2回ぐらいでもうやめてるんですよ。
(中澤有美子)ああ、そうですか。早いですね。
(安住紳一郎)それが1回目。で、社会人になってからそろそろ時間に余裕もできたし、お金もあるんでっていうので2回目、通ってたんですよね。そしたら、意外に社会人時間がないってことに気づいて。で、第一段階までで半年かな? で、最後までで9ヶ月以内に取らなきゃいけないんだけど結局、時間切れになっちゃって2回目、ダメ。で、3回目もたしかダメ。で、4回目でようやくっていう話だったんですよ。
(中澤有美子)大変だったんですね!
(安住紳一郎)で、第一段階までは2回目と3回目の時には行けてたんですよね。なんで私は4回目の教習所に行った時はもう第一段階がすでに3回目っていう。第一段階のプロって言われてます。
(中澤有美子)フフフ(笑)。ああ、何回目だろうがやっぱり第一段階からやんなきゃいけないんですね?
(安住紳一郎)そうなんですよ。もう、だから第一段階までの実技の12時間ぐらいなんかは他の人たちはみんな、一生に一度ですけど。私、3回目だからものすごい慣れていて。教官の人たちに少し嫌がられた。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 「面倒な人来た」って?(笑)。
(安住紳一郎)「安住さん、この授業3回目ですからね」なんつって。で、こっちも慣れたもんだから第一段階って教習所内の決められたコース走る。でもコースなんか把握しちゃってるからさ。もう目つぶっても運転できるぐらいだからさ。もうほぼタクシーの運転手みたいになっちゃってさ。「安住さん、そこ3番のところから出発して4を回って8のところに止めてください」「はい、わかりました。突き当たり、左ですね? 了解!」なんつって。
(中澤有美子)上手なんだ(笑)。
(安住紳一郎)上手(笑)。ブーンなんて。面白いですよね。面白くないか?
(中澤有美子)ご苦労をなさって(笑)。
(安住紳一郎)ご苦労なさってるっていうか、要領が悪すぎるよね。何回も通ってさ、お金がもったいないと思うんだけど。
(中澤有美子)本当に。結局、すごいいっぱいお金、使ってる(笑)。
(安住紳一郎)お金、すごい使ってるんだよ。そう。で、いろんな教習所に行ってるからさ、教習所の比較もできるからさ。もうちょっとした……教官の人たちもなんか、自動車教習所批評家が来たみたいな感じになってさ。
(中澤有美子)「ここってこうなんですね」みたいな?(笑)。
自動車教習所批評家・安住紳一郎
(安住紳一郎)そう。「ああ、そうなんですね。ああ、マツダの車を入れてるんですね」なんて言って(笑)。
(中澤有美子)いやだ(笑)。
(安住紳一郎)いやだよね。そうだよね(笑)。面白かったと思ってね。いろいろありますでしょう?
(中澤有美子)そうですね。
(安住紳一郎)で、最終的にはね、あの4回目の時は第一段階までは私、府中の免許センターで一発免許で取ってるんですよね。
(中澤有美子)ああ、そういうことができるんですね。
(安住紳一郎)そうなんですよ。一発免許ってなんか皆さん、最終的な免許のイメージがありますけども。仮免までも一発免許、取れるんですよ。で、府中の運転免許センターに行って、お金を8000円とか1万2千円ぐらい払って。で、警察官に横に乗ってもらって、そこで仮免許、第一段階まで取って。その仮免許を持って街中の普通の教習所に「私は第一段階まで終わってる人間です。第二段階だけやらせてください」って言って、やるんですね。変わってるでしょう?
(中澤有美子)緊張されたでしょう。ねえ。
(安住紳一郎)免許センターですか? 免許センターは教習所ではないので、減点がたまったらもうその時点で終わりで。アドバイスとかしてくれないし、どこがダメだったっていうこともたしか教えてくれないはずなんですよ。で、だから免許センターで試験をする時はなんとなくこっちがやってるけども警察の人がそれをやったっていう風に認めてくれないと困るから、なるべく口に出して言ったりとかするんですよね。「右見て、左見て……右、左、右。合図出します。1、2、3……もう一度右、左、右。出します」みたいなことを言って。自分で声を出して。
(中澤有美子)そんな生徒さんもいるんですね?(笑)。
(安住紳一郎)そんな生徒もいるんですよ。マニアックでしょう? だから、そう。そんなのが教習に帰ってくるから、怖いよね。普通にね。
(中澤有美子)そうですよね。教官も震え上がります(笑)。
(安住紳一郎)教官も震え上がったよ。「面倒くさい生徒が来たな」みたいな。ねえ。面白いよね。「ルームミラーよし、ドアミラーよし、目視よし。1、2、3。合図(ウインカー)を出します」って。で、合図を出してから3秒後にやらないとダメだから。「1、2、3、一応、4」なんつってさ(笑)。
(中澤有美子)余裕(笑)。
(安住紳一郎)一応、余裕を持って。そうなのよ。「1、2、3って言ってましたけど3秒、経ってないでしょう?」って言われたらあれだから。「1、2、3……一応、4」なんつって。もう全然、出ないんですよ。
(中澤有美子)早くやれ(笑)。でももうね、「やってなかった」とは言わせない。
(安住紳一郎)もうものすごい長い、薬の説明書みたいな生徒になっちゃって。もうずっと、しゃべってんの。念には念を。お金かかってるからさ、必死だよね。「ドアを閉めるようで一度、前で止めてもう一度、ドン!」って。ドアをね、いきなりドンって……今は違うかな? 昔、いきなりドアを全部閉めるとね、なんかボディの骨組がずれるから。1回、手前で止めてからもう一度、押せって言われて。言われなかった? 昔。ドアをバターン!って閉めるとダメなんですよ。
(中澤有美子)それはなんかもう、エレガントじゃないみたいなそういうことかと思ってたら、骨組みがずれる?
(安住紳一郎)そうそう。だからこう、ドアを閉める時は思いっきり勢いつけて閉める直前まで持ってきて、そこからカチャっつってグッと押すみたいな。そういうのもやってないって減点になったりするから「ドアを閉める時は勢いよく手前まで。そしてドン!」なんて。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! なんかクイズ番組みたい(笑)。