上坂すみれと吉田豪 杉作J太郎を語る

上坂すみれと吉田豪 ストロングゼロを語る SHOWROOM

上坂すみれさんが『猫舌SHOWROOM』火曜日に出演。吉田豪さんと杉作J太郎さんについて話していました。

(吉田豪)でも、本当にあれなんですよね。1回、上坂さんとトークイベントをやった時、「あまりにもトークの方向性も含めて杉作J太郎と話が合うと思うんですよ。1回、絡んでほしい」って言っていて。で、『夏の魔物』に1回出られた時に僕らのコーナーに飛び入りで出ていただいて。

(上坂すみれ)本当、乱入っていう感じで。

(吉田豪)あれもやっぱりさすがだったんですよね。本当にほんの20分程度の会話ですけど、杉作さんとばっちりかみ合ってましたもんね。

(上坂すみれ)いや、あんなに打ち合わせなしでほぼ初対面で。私も初対面の人と話すの、苦手すぎて。いつもなんか……フロイト的心理学的にこう、心理があるとこのへん(上部)のことしか出てこないんですけど。なんかこう、はじめて会った気がしないというか。なんだろう? 昔、双子だったんじゃないか?って。

(吉田豪)フハハハハハッ! 杉作さんと?(笑)。

(上坂すみれ)フフフ、前世はもしかしたら双子かもしれない(笑)。血を分けているかも。異母兄弟とかだったらどうしましょう?

(吉田豪)終わった後も杉作さん、大絶賛していましたよ。受けのコメントとかで全てが間違いないっていうか。「彼女はすごい頭がいい」みたいな。

(上坂すみれ)いやいや、杉作さん、たぶん私が大きくなったら杉作さんみたいになるんだろうなってちょっと思ったり……。

(吉田豪)どんなことを思っていたんすか?(笑)。えっ? ああなっちゃダメですよ。ファンが止めますよ!

(上坂すみれ)あと20年ぐらいしたらああなるのではないだろうかと、ちょっと思う……でもなんか、杉作さんと私の厳然たる違いはファーストガンダムが好きか嫌いかっていう。

(吉田豪)大きいですね。決定的ですよ。

ファーストガンダムに対する評価の違い

(上坂すみれ)私は全然……杉作さんはどっちかと言うとキャラデザとか作画でアニメを見るじゃないですか。

(吉田豪)そうなんですよ。

(上坂すみれ)私は絵は割と何でもよくて。グルーヴ感っていうか、自分に合う、合わないがしばらく見ないとわからないので。だから……。

(吉田豪)それが『ボトムズ』であり、最近はファーストガンダムをようやく見てハマりっていうことなんですね。

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(上坂すみれ)そうですね。でも、なんだかんだいって最近、『セーラームーン』を1から見始めているんですけども。

(吉田豪)知らないで見に行っちゃったからですよね。イベントを。

(上坂すみれ)そうなんです。知らないでQ-pot CAFE.のセーラームーンコラボグッズを買ってしまって。セーラームーンのQ-potの展示会があって、そこで「グッズを買えますよ」っていうことで「じゃあ、この火星の方でお願います」って……(笑)。

(吉田豪)「火星の方」(笑)。

(上坂すみれ)「マーズですね!」って。「あっ、これは申し訳ない……」って思って。「火星じゃない。(火野)レイちゃんっていうんだ」っていうのを勉強しようって思って。ちょうどアマゾンプライムにいま、あったので。1話から見て。でも1話から見ると、ぜんぜん……まず、(月野)うさぎさんが出てきて学校に言っていて。しゃべるララァ・スンが出てきて。

(吉田豪)「しゃべるララァ・スンが出てきて」。フフフ(笑)。

(上坂すみれ)ララァ・スンの声をしたネコちゃんが出てきて(笑)。

(吉田豪)フハハハハハッ! ララァ・スンはしゃべるからね(笑)。

(上坂すみれ)ララァ・スンはしゃべりますね(笑)。ニュータイプじゃないララァ・スンのネコちゃんが出てきて。で、「うさぎちゃーん! あなたはセーラー戦士になるの!」って言って。で、セーラー戦士になるけど、うさぎちゃんにはあんまりプロ意識がなくて。「ひーん、全然勝てない。こわーい!」ってなっている時にアムロ・レイ(タキシード仮面)がやってきて(笑)。アムロ・レイが助けてくれるっていう話が10話ぐらい続いてだんだんこの……。

(吉田豪)どうしてもファーストガンダムを見た後だとそういう見方になる(笑)。

(上坂すみれ)アムロが助けてくれるっていう(笑)。で、亜美ちゃんとレイちゃんが最近出てきたよっていうぐらいなんですね。

(吉田豪)ぐらいなんですね。いまが。

(上坂すみれ)でもアムロ、強いですね。さすがだな!って。

(吉田豪)アムロは別に強くないはずですよ(笑)。

(上坂すみれ)でも街に出てくるアムロとタキシードを着ているアムロの態度が全然違うんですね。

(吉田豪)タキシード仮面が。うん。

(上坂すみれ)はい。なんですか? あのモビルスーツの……。

(吉田豪)モビルスーツじゃないですよ(笑)。もっとSMプレイみたいな……(笑)。

(上坂すみれ)そうです。女王様みたいなやつ(笑)。めちゃめちゃ強くて。しかも紳士なので。「ああ、アムロもこんなに……」って。じゃあ、ブライトさんもいつか出てくるんですかね?

(吉田豪)鈴置さん、出るかな?

(上坂すみれ)楽しみです。

(吉田豪)はい。杉作さんはガンダムSEED派なんですよね。絵もきれいで。たしかに。

SEED派の杉作J太郎

(上坂すみれ)SEEDはね、私は小学生ぐらいで。でもたしかにすごくガンダムSEEDのBLがお好きなお姉さまがいっぱいいたイメージがありました。

(吉田豪)WとSEEDは女子っていう感じですよね。

(上坂すみれ)やっぱりちょっと影のあるタッチ。SEEDはでもそんなBLなお話なんですか?

(吉田豪)僕もSEED、全然見ていないんですよ。

(上坂すみれ)えっ、そうなんですか? じゃあ、全然わからない……。2人ともわからない。なんということでしょう!

(吉田豪)フフフ(笑)。

(上坂すみれ)杉作さんとそんなに仲がいいのに、SEEDは見ていないんですね。

(吉田豪)杉作さんのモノマネによってSEEDは知っているぐらいなんですよ(笑)。

(上坂すみれ)フハハハハハッ!

(吉田豪)こういうの、僕すごい多いんですよ。杉作さんのモノマネによって知っている文化って。

(上坂すみれ)そうなんですね! なるほど。じゃあ、この話だけは広がらないですね(笑)。

(吉田豪)フハハハハハッ!

(上坂すみれ)残念。

(吉田豪)残念。ちょうど『夏の魔物』の時は『ボトムズ』論争だったんですよね。

(上坂すみれ)ああー、『ボトムズ』は杉作さん、どうだったんでしたっけ?

(吉田豪)郷田ほづみさんと仲が良くて。それこそキリコの声優だった郷田ほづみさんと一緒にバンドやったりとか野球をやったりとかするぐらいの仲だったんだけど、「『ボトムズ』は絵が古いから嫌いだ」って言っていて(笑)。

(上坂すみれ)ううう~~~、もったいない~! もったいないぃ~~~! そんな……だってキリコとバンドを組むってとんでもないですよ!

(吉田豪)あり得ない話ですよね。

(上坂すみれ)あり得ないですよ! 異能生存体とバンドを組んだらもうどうなることやら! 永久に敵が襲ってきますよ、ライブ中に。乱入してくるし、ロッチナは毎回どセンターに来るし。大変ですよ! フィアナといるところを写真に撮られたら大変なことになるし。あと……そうなんだ。いいなー、キリコのいるバンド、夢があるなー! キリコ、なんのパートをやるんだろう?

(吉田豪)フハハハハハッ! やるのかな?(笑)。

(上坂すみれ)えっ、『ボトムズ』は絵はそんな古いっていうか?

(吉田豪)大好きですよ。劇画タッチみたいな解釈では全然ありだと思うんですけど。

(上坂すみれ)『赫奕たる異端』とかはちょっと等身が違ったりしますけど。テレビシリーズは割と、イプシロンとかは特に美少年じゃないですか。これでもお眼鏡にかなわないんですか?

(吉田豪)杉作さんはだからアニメにハマったのが遅いんですよね。ちょうど『エヴァ』で1回ハマって。で、その頃は『エヴァ』と『ナデシコ』ぐらいしか見ていなくて。で、かなりのブランクがあって放送されているアニメを全部見るぐらいの時期が訪れて。その時期にSEEDにハマって……っていう感じなんですよね。で、SEEDからサンライズをたどるっていうやり方をしたから。

(上坂すみれ)なるほど!

(吉田豪)SEEDが基準なんで。「なんかどうも絵が古いね!」なんて。ファーストガンダムをそれで斬るっていうね。「絵が古からね!」っていうね(笑)。

(上坂すみれ)いやいやいや!

(吉田豪)ええっ? あんなに面白いのに!っていう(笑)。

(上坂すみれ)手で描いているから、そりゃあガンダムもちょっとはズレるけども。そりゃあ手で描いているから!

(吉田豪)テレビシリーズでひどい作画の回もあるけども。『ザンボット』もひどい作画ばっかりだけども。作画がすごいいいのは2、3話しかないけど(笑)。

(上坂すみれ)それも毎週、手で描いているからですよね。じゃあ、いまのアニメも結構チェックされているっていうことなんですか?

(吉田豪)アニメチェック期はちょっと終わっちゃったっぽいんですよね。

(上坂すみれ)ああ、そうなんですね。

(吉田豪)4、5年前はほぼ全部見ていましたね。うん。

(上坂すみれ)すごい!

(吉田豪)ほぼ全部チェックをして、ぐらいの。いわゆるアニオタの方と同じ活動をほぼやっていましたよ。

(上坂すみれ)へー! じゃあアニメ雑誌を買ったり、キャラソンCDを買ったりとか?

(吉田豪)キャラソンCD……でも、あの頃はそれなりに聞いてましたね。

(上坂すみれ)すごい。私、ちょうどその頃に声優の仕事をし始めたので。じゃあなんか見てくださっているアニメもあるのかも。

(吉田豪)確実に。

<書き起こしおわり>

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