モーリー・ロバートソン 杉田水脈議員発言への海外メディアの反応を語る

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モーリー・ロバートソンさんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で「LGBTの人々には生産性がない」という杉田水脈議員の発言に対する、海外メディアの反応を紹介していました。

(モーリー)今日はこのコーナーですでに先週から常連になりつつある方が中東のアル・ジャジーラ系のメディア『AJ+』のアカウントで紹介されました7月25日のツイートです。まず、こちらをご覧ください。

(モーリー)『AJ+』のオフィシャルアカウントで杉田議員です。動画付きです。しかも再生済みが25万8000回。世界が興味を持っている。そして杉田議員が言った過去の発言っていうのがここにちゃんと英語の字幕が付けられていて。で、もともとのソースは「SAKURASOTV」って……たぶんチャンネル桜とかだと思うんだけど。で、「This Japanese lawmaker doesn’t think LGBT people deserve social welfare because they’re not “producing” children.」っていう。この中で面白いのは「生産性」っていう言葉、日本語で最初に杉田議員が発言したことが日本の中で騒ぎになった。これが英語でどういう風に翻訳をされていくのか? 意訳も入るんですけども。「生産」っていう言葉が「Produce」なんですよね。それが「“producing” children」って……「子供を”生産”していない」っていう。これ、「産む機械」に近い考え方ですよね。これ、非常に興味深い意訳になっております。

(プチ鹿島)うんうん。

(モーリー)それで、一応日本語訳もあります。「この日本の議員はLGBTの人々は子供を”生産”していないので社会福祉に値するとは考えていません」っていうことで。要は、「LGBTカップルのために税金を使うことに賛同が得られるのでしょうか? 彼ら彼女らは子供を作らない。つまり生産性がないんです」っていう一文が『新潮45』の8月号に寄稿された記事に載っていたんですね。これに対して、実際にLGBTの方からいろんな反論記事が出ているんですけど、「そもそも日本ではLGBTカップルに公的支援のお金なんか使ってないよ!」っていう。

(プチ鹿島)そう。だから「度が過ぎ」ていないんですよ。

(モーリー)度が過ぎるどころか、使ってないよみたいな話ですよね。

(池田有希子)だって、使えるものとしたら啓蒙活動ぐらいですよね? そんなの微々たるものでしょう?

(モーリー)そうなんですよ。だから全然、それをもってして「すでにお金を使いすぎている」っていうのはどっちかって言うとアメリカの極右のオルト・ライトのレトリックをちょっと日本語に翻訳したかのような……私はいま、その筋で推理をしているんですけども。

モーリー・ロバートソン 杉田水脈議員「生産性」発言の背景を語る
モーリー・ロバートソンさんがAbemaTV『けやきヒルズ』の中で杉田水脈衆議院議員の「LGBTの人々には生産性がない」という寄稿記事についてトーク。海外メディアの反応や杉田水脈議員...

どちらかというと、欧米の極右政治家が「多様性にお金を使いすぎだ!」って言う。でも、それはどちらかというと「移民」ですよね。移民にお金を使いすぎて、生活保護を与えたりしているっていうことの延長でそういう多様性を否定するんですけど。この場合、杉田さんは存在しない公的予算について「もったいない!」という発言をしている。それで、私もTwitterでリツイートしたんですけど、他の海外メディアもツイートをしています。はい。これを見てください。

(モーリー)これはデモが起きた時に「生産性で差別をするな!」ってこういうレインボーカラーのプラカードを持った人がデモに駆けつけたんですけども。これを紹介したのが、まずはイギリスのインディペンデントですね。これは先ほどとほぼ同じ見出しになっているんですけど、LGBT系のニュースサイトのひとつであるPinkNewsっていう、これはUKのメディアです。ここがどんどんアップデート記事を頻繁に出していて。もっと細かくいろいろと杉田議員の過去の発言なんかも掘り下げる記事が出たりしているんですね。この流れでPinkNewsではアップデートが頻繁に出ている。そうすると、1個出た見出しは「日本はLGBTの人々を災害地域の観光に呼び込んでいる」っていう見出しが踊ったんですよ。

(プチ鹿島)うん。

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「日本はLGBTの人々を災害地域の観光に呼び込んでいる」

(モーリー)これは要するに東北地方に復興庁がLGBTフレンドリーでそこに居心地が悪くならないようにいろいろと配慮した新たな観光を呼び込みましょう。そしていろんなグループの人たちに観光……インバウンドを呼び寄せるんだけど、東北地方は地の利がよくないから少ないんですよね。それで復興庁がLGBT観光を東北で増やしましょうっていうプログラムを作ったわけ。PDFで資料をダウンロードできるのよ。

(池田有希子)うん……?

(モーリー)いまゆっこ、ちょっと「おぞましい……」っていう顔になっているけど。

(池田有希子)ええっ?

(モーリー)それが英語の見出しになった時、あたかも「災害や放射能汚染が問題になっている東北にLGBTを日本政府が優先的に呼び込んでいる」という風に見えるような見出しになっちゃったわけよ。

(プチ鹿島)うーん。

(モーリー)これはちょっとネタ記事ね。そんなにそれを深く掘り下げてはいないけど、ちょっとネタ記事としてそういう復興庁の振る舞いが逆に妙な風評被害になりつつある。で、そのPDFをさっきダウンロードして読みました。復興庁、全くなんの差別意識もないよ。よかれと思っているの。つまり、復興庁としては東北をいろんな外国の人に知ってほしい。なのでセグメントごとに分けていきたいということで、LGBTフレンドリーな東北を作りたいっていう。前向きなのよ。

(池田有希子)それはわかる。

(モーリー)ところが杉田さんが暴言をやっちゃった後だと、全てが……「そもそも日本ってLGBTの人の命を下に見ていない?」とかっていう風な勘ぐりが入るわけ。そこで「普通の人が行くとヤバいエリアや災害地域に優先的にLGBTを送り込んでいるんじゃないか?」っていう勘ぐり記事が出るわけよ。

(池田有希子)ヤバい。なっちゃう。

(モーリー)ヤバいよね。だから杉田さんがやったことの二次被害。付帯的損害ですよね。コラテラル・ダメージ。これは結構深いところに及んでいるということで、引き続き警戒をしております。

(プチ鹿島)あとこれ、僕も一言いっておくと、やっぱりこれは新潮社の責任も大きいですよね。というのは『新潮45』でなんで杉田さんの寄稿が載ったか?っていうと、「日本を不幸にする朝日新聞」特集っていう、その特集なんですよね。そこで「朝日新聞っていうのはLGBTの記事が多すぎやしないか?」っていうので杉田さんが書いているわけです。そこで一本につながるんですよ。

(モーリー)だから朝日新聞さえ叩いておけば保守層が買ってくれるっていう。

(プチ鹿島)そういう朝日新聞アンチがいてもいいし、そういう特集があってもいいんだけど、それを頻繁にやりすぎるから、じゃあどんどんレベルが低い論客が出てきちゃうっていうことなんですよ。

(モーリー)だから結局それを掲載したっていう新潮社側のエディット(編集)のレベルの低さっていう。これはもう活字全体の問題でもありますよね。

(プチ鹿島)そうそう。

<書き起こしおわり>

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