プチ鹿島さんとモーリー・ロバートソンさんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』の中で豊洲市場開場のニュースについてトーク。それに関連して小池都知事についても話していました。
(プチ鹿島)あと、僕が気になったのは豊洲ですよね。オープンしたということなんですけど。結局……あの騒ぎってなんだったんだ?って思いません?
(モーリー)要は小池百合子さんのブームがあったので。
(プチ鹿島)だからオープニングで話した小泉純一郎さんの……。
(モーリー)チルドレン。
(プチ鹿島)だからいい意味で何かを受け継いでいた。やっていましたよね?
(モーリー)そうですよね。トランプさんのポピュリズムと日本の政治ポピュリズムを比べるのはちょっと上手く合わないんですよ。っていうのは、日本の小泉さん以降のある種の劇場型政治っていうのは日本の環境に特化した形でチューニングされていて。みんなの心情を上手く盛り上げる。トランプさんの場合にはそれとソーシャルメディアとか、もしかしたらロシアのヘルプなんかも入っていたりしてるので。ソーシャルメディアなしではトランプ現象は語れないんですね。ですから、ちょっと時代が違ってしまうのであんまり「ポピュリズム」という一言では一緒にしたくないんだけど……ただ、たしかに小泉さんが非常に上手にみんなの気持ちを高揚させていた。その手法を小池さんは継承し、そしてたとえば「郵政改革、イエスか、ノーか?」ってやったように「豊洲移転、イエスか、ノーか?」っていうようなことを彼女はやっていたと思いますね。
(プチ鹿島)ただ、小泉さんほど振り切れないですよね。いいとこ取りを……だって「築地も生かす、豊洲も生かす」って……じゃあ何?っていうようなことを言っていましたでしょう?
小泉元首相と小池都知事の違い
(モーリー)ちょっとね、小泉さんが……これはイメージですよ。私が受けた印象では小泉さんがカリスマを持っていたのは「無私の奉公を国にやっている」っていうこと。私を考えていない。公のためにやっている。小池さんの場合には自分の将来の権力獲得のためのステッピングストーンとして知事になって、小池総理に向かっているっていう風に、ショートカットをやっているように。その私利私欲の片鱗がイメージとしてチラついたんだと思うんですよね。だから彼女が一言、笑顔で言った「排除します」というのが命取りになってしまったという。
(プチ鹿島)まあ、ちょうど1年前に。
(モーリー)これはメディアが彼女をさんざん持ち上げたくせに、今度は希望の党で猜疑心を持ったわけですよね。だから小池さんはメディアを操縦をしたつもりが、噛みつかれたのかもしれない。
(プチ鹿島)そうですね。はい。ありがとうございます。
<書き起こしおわり>