(松尾潔)で、そんなエッセンス・フェスティバル、ここまでいろいろ話していただきましんだけれども、それでも今年の主役はいままで一言も出てきてないこの人だったということで。最後にご紹介いただきたいのが……。
(林剛)エラ・メイです。
(松尾潔)エラ・メイですよ! ミス『メロ夜』ですよ!(笑)。
(林剛)いや、もう本当にこれは「現象」と言っていいほど。もちろんね、『メロ夜』で松尾さんがいろんなリミックスが出ているとか、紹介をされていたのでその流行り具合というか盛り上がりは知っていたし。向こうでもそれこそフィラデルフィアのクラブとかでよくかかっていたんですけど。まあ、今回ニューオリンズに行って街でもラジオでも流れる。カーステレオからも流れてくる。あとは街でワイヤレススピーカーを持って散歩しているお兄ちゃんが『Boo’d Up』を歌いながら……。
(松尾潔)それぐらい盛り上がっているんだ!
(林剛)なにかと言うと。もう本当に30分に1回ぐらいはどっかで耳にするっていう感じでしたね。だからその今回テディ・ライリーのニュージャック・スイングのパーティーっていうか。それもまたいろんなサプライズのゲストが出てきたんですけども。
(松尾潔)開催前はね、それが随分話題になってたんですけども。
(林剛)そこで、まあニュー・ジャック・スイングは実はね、そんなにやらなかったんですけども。で、ハイ・ファイブが出てきまして。新生ハイ・ファイブ。トニー・トンプソンのいないハイ・ファイブですね。で、その2曲目に……最初、『I Like the Way』を歌って。で、次に『Boo’d Up』をを歌ったっていうね(笑)。
(松尾潔)なるほどね。ヒット曲ってこういうことなんだな。いやー、熱いレポート、ありがとうございます。じゃあ、聞いていただきましょう。エラ・メイで『Boo’d Up』。
Ella Mai『Boo’d Up』
(松尾潔)お届けしたのは今年のエッセンス・フェスティバルの主役、エラ・メイで『Boo’d Up』でした。さて、楽しい時間ほど早く過ぎてしまうもの。今週もそろそろお別れの時が迫ってきました。ということで今週のザ・ナイトキャップ(寝酒ソング)なんですが、林さん。この人のステージも素晴らしかったんですって?
(林剛)素晴らしかったですね。スヌープ・ドッグ。最初はね、自分のヒットをやって、その後にちょっとスヌープ・ライオンの曲、レゲエのやつをやった後、もう後半戦は今回出たゴスペルのアルバムを。
(松尾潔)いやー、ヒップホップ、レゲエ、ゴスペル。全部スヌープ・ドッグの仕切りでやっちゃう。
(林剛)そうなんですよ。そこにクラーク・シスターズ、ジョン・P・キー、フレッド・ハモンドが出てくるっていうね。もう、すごい!
(松尾潔)そこまでの大立者になったんですね。彼はね。じゃあ、今日はそのスヌープ・ドッグの大変に評判になりました『Bible of Love』というゴスペルアルバムの中から、スライ・パイパーをフィーチャーした『Sunrise』を聞きながらのお別れです。これからお休みになるあなた。どうかメロウな夢を見てくださいね。まだまだお仕事が続くという方、この番組が応援しているのはあなたです。次回、来週7月30日(月)夜11時にお会いしましょう。リクエスト特集です。お楽しみに。お相手は僕、松尾潔と……
(林剛)林剛でした。
(松尾潔)それでは、おやすみなさい。
<書き起こしおわり>