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林剛と松尾潔 ESSENCE Festival 2018を語る

林剛と松尾潔 ESSENCE Festival 2018を語る 松尾潔のメロウな夜
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林剛さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』にゲスト出演。松尾潔さんとニューオリンズで行われたESSENCE Festival 2018について現地の模様などを話していました。

(松尾潔)お届けしたのはSkoop On Somebodyで『a tomorrowsong』でした。これは2002年にリリースされた彼らのシングルナンバー。僕、松尾潔とSkoop On Somebodyの共作詞で。まあその後、長い付き合いになるSkoop On Somebodyとのこれが初めてのコラボレーションでした。

そんなSkoop On Somebody、この番組にもね、ゲストに来てくれましたけども。いまはデュオ体制になっていますが、現メンバーのKO-ICHIROさん、そして元メンバーのKO-HEYさんと、もうそうですね。いまを遡ること20年前ですかね、こういうあの僕がプロデュースなんかをするずっと前の話なんですが、90年代に彼らと一緒にニューオリンズの当時は「エッセンス・ミュージック・フェスティバル」と呼ばれていた音楽フェスに足を伸ばしたのもいい思い出ですが。

今夜は元エッセンス・ミュージック・フェスティバル、現エッセンス・フェスティバル。いまではね、そのオーソリティーと言っても差し支えないんじゃないかと思います、音楽評論家の林剛さんをゲストにお迎えして、「林剛がお届けするエッセンス・レポート2018」と題してお届けしたいと思います。はい、ここまで引っ張りました。ゲストをご紹介しましょう。林剛さんです。

(林剛)こんばんは。

(松尾潔)こんばんは。1年ぶりのご登場。

(林剛)そうですね。また1年ぶりにお邪魔することになりました。

林剛と松尾潔 ESSENCE Festival 2017を語る
林剛さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』にゲスト出演。松尾潔さんと現地取材をした『ESSENCE Festival 2017』の模様について話していました。

(松尾潔)今年もエッセンスに行かれたんですよね。

(林剛)そうなんですね。まあ去年もね、お話ししたんですけども。毎年、2005年から連続で行っておりまして。

(松尾潔)今年で何年目ですか?

(林剛)今年で14回目ですか。

(松尾潔)14回。ああ、あのSkoop On Somebodyとゴスペラーズと我らがマーチンこと鈴木雅之さん。この3組がホストになって毎年やってるフェス、「ソウルパワーサミット」っていうのがね、日本で開かれてますけども。それが今年13年目なんですよね。で、まあ彼らも言ってることなんですけども、まあ「日本におけるエッセンスみたいなことやりたかった」って言って始まったのが最初なんですけども。

(林剛)そうですね。ちょうどだから僕が2005年に初めて行ったんですけども。その時に初めてゴスペラーズの皆さん……当時4人で行かれたっていうお話でしたが。そこでなんかゴードン・チェンバースのところに……まだ僕ね、ゴスペラーズのメンバーはその時はまだ知り合ってなかったけども。あのラウンジっていうちっちゃい会場のところにですね、もう日本人しかいなかったんですね。お客さんが(笑)。ゴードン・チェンバース。やっぱりね、なんかゴードン・チェンバースってああいう裏方の人っていうのは、やっぱりこう表に出ないとなかなかアメリカでは評価されないというか。

(松尾潔)なるほどね。

(林剛)だから彼もなんか「アンジー・ストーンの曲を作ってるんだ」とかね、そういうこと言ってようやくお客さんに認知されるというか、なんか歓声を浴びるというか。そんな感じでしたね。

(松尾潔)まあここまで言うとね、なんかゴードン・チェンバースの曲をこの後にご紹介しそうなんですが、ではないんですね。まず1曲、ご紹介したいんですが。まあかつて、ゴードン・チェンバースが作品を提供したこともありましたよね。この人にね。いないそうですねはいメアリー・J.ブライジ。僕がエッセンスに行っていた90年代……まあ95年がたしか1年目だったと思いますけども。その頃からまあ十何年、エッセンスの顔といえばフランキー・ビヴァリー率いるメイズという。これがもう相場だったんですけども。この10年ぐらいはメアリー・J.ブライジがエッセンスの顔と言って差し支えないんじゃないですかね。

(林剛)そうですね。2009年まで15年間、フランキー・ビヴァリー、メイズが3日目の大トリを務めていたんですけども。まあメアリー・J.ブライジ、大トリでライブをやったことはたぶんないと思うんですが、でも本当にもう女性版のフランキー・ビヴァリーと言うかね。そういう存在になってますよね。この10年間ぐらい。

(松尾潔)まああのね、歌世界がやっぱりフランキーと同じで、ずっとどんなに成功してもゲトーから離れないと言うか。ゲトーソウルっていうのをずっと丁寧に歌ってきたイメージがございますが。そんなメアリー・J.ブライジがこのエッセンスのタイミングで新曲を披露したっていう風に聞いてますが。

(林剛)そうですね。今回、新曲だったんだね、あんまり皆さんお客さんも「あれっ?」っていう感じの盛り上がり方だったんですけども。

(松尾潔)僕も動画サイトで見たんですけど、尺もフルではなくてワンハーフぐらいの感じでしたよね。エッセンス初公開と言ってもいいのかな?

(林剛)そうですね。エッセンス……シングルがたぶんエッセンスの直後ぐらいに正式に発売になったと思ので、初公開だと思います。

(松尾潔)では、そのメアリー・J.ブライジがエッセンス・フェスティバルでほぼ初めて人前で歌ったというの新曲、いまはもう作品の形でリリースされましたので聞いていただきたいと思いますよ。これ、林さんに曲紹介していただきましょうか。

(林剛)はいメアリー・J.ブライジで『Only Love』。

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Mary J. Blige『Only Love』

(松尾潔)お届けしましたのはメアリー・J.ブライジの新曲です。『Only Love』。これはエッセンス・フェスティバルで初お披露目のような形になったという風に聞いてますが。まあファースト・チョイスの『Doctor Love』。もう40年前の曲ですけどね。77年のヒットですが。

(林剛)サルソウルのね。

(松尾潔)まあメアリー・J.ブライジは以前にもこういうアプローチ、やってましたよね。

(林剛)そうですね。まあファースト・チョイスっていうか『Let No Man Put Asunder』っていう曲がありますけども。それをメアリー・J.ブライジがカバーしていたこともありますよね。

(松尾潔)「It’s not over♪」ですよね。だからまあ、当然ながらこういう曲との相性はいいんですけど。林さんはこれをその時に初めてお聞きになってどんな印象でしたか?

(林剛)これ、「あれ? いきなりなんかファースト・チョイスの曲が流れてきた。あれ、こんな曲あったっけ?」って思って。

(松尾潔)そうか。先入観なく聞いているから。そうかそうか。

(林剛)だから「あれ? でも、ファースト・チョイスのカバーは昔、やってたよな。それに繋げるのかな?」かと思って。と、思ったんですけども。それでその時は分からなかったんですけど、後で帰ってきて。帰国後にこれが新曲だったんだっていうことが判明したという感じですね。

(松尾潔)なるほど、なるほど。こういったアプローチ、メアリー・J.ブライジのいくつかの引き出しの中のひとつなんでしょうけど。

(林剛)これはプロデュースがポップ&オークっていう2人組の……ポップ&オークは”ポップ”・ワンゼルっていうデクスター・ワンゼルの息子さん。だからまあ、フィラデルフィアの人っていうこととなれば、この曲を使ったっていうのもちょっとね、つながるかなっていうね。

(松尾潔)これ、さっき聞いてる時に林さんと話してたんですけども。アリシア・キーズがプロデュースしてホイットニー・ヒューストンの晩年にね、やっぱりそういうアプローチでやったことがありましたけども。ちょっとね、またホイットニーとメアリー・J.ブライジっていうともちろん持ち味が違いますから。メアリー・Jの方がよく言えば豪快。言葉を選ばずに言うと多少雑なところもあって(笑)。そこもまた、メアリー・Jが愛されている理由でもあるんだな、なんていろいろと考えたりもしたんですけども(笑)。

(林剛)メアリー・J.ブライジって、それこそさっきはメイズの話を出しましたけども。メイズの曲もトリビュートでカバーしてますよね。それもね、結構ちょっと雑というか大味といか……(笑)。

(松尾潔)我々も愛ゆえのこうやって語ってますけどもね。

(林剛)本当に愛ゆえですよ。好きだからこそ言ってるんですね。でも別に雑だからダメだっていうわけではないですからね。

(松尾潔)まあ、そうなんですよね。人と同じなんですけどね。僕もね、メアリー・J.ブライジのライブを見るたびに「歌としての精度はいかがなものか」って思う時があるんですよね(笑)。毎回ライブごとに歌も違うし、もっと言うと録音作品とライブの形が違うなっていう時がよくあるんですけど。

(林剛)そうですね。でもまあ、そこらへんも含めてストリート感と言うか、路上感というかね。

(松尾潔)なんか「同じこと繰り返すだけじゃないのよ。その時その時が私のリアル・メアリーなのよ」って言わんばかりの感じですもんね。

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