東野幸治さんが2026年3月6日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で西野亮廣さんに請われて声優を務めた『えんとつ町のプペル2』の完成版を見たことについてトーク。思っていた以上に佳境のシーンで棒読みの声優・東野幸治を登場させていることを確認し、西野さんに対して「なんちゅうことをしてくれたんや!」と思ったと話していました。
(東野幸治)『えんとつ町のプペル2』。俺、この番組でしゃべったんですよね。まさかまさか、ミイラ取りがミイラになって『プペル2』のオファー来て。で、のこのこ、ドキドキしながら録音したら、ケラケラ笑われ、バカにされ。ねえ。つらい思いして、泣きながら帰った(笑)。その時、だから声優の仕事やって。ある役なんですよね。で、まあまあセリフ、3つぐらいかな? なんか2つ、3つあるんですよ。俺もそこだけ渡されて。全部の内容がわからんまま、そこだけ渡されて。まあ一応、声を……アニメーションに魂を吹き込んだわけです。俺ね。
(渡辺あつむ)ええと、自分の限界で?
(東野幸治)いや、違う違う。だからまだ音が入ってないそのロボットのアニメーションを東野幸治という声優が声を入れることによって初めて動き出したっていうことですよ。
(渡辺あつむ)ああ、吹き込んだんですか?
(東野幸治)吹き込んだ。命を吹き込んだら、えらいガラクタやってん(笑)。で、まあそれはそれでよしとして。またちょっとね、俺なりに3月の末ぐらいからいよいよ全国の映画館で言ったらロードショーというか。いよいよ映画が公開されるわけです。それでもう「言っていい」って言われたから言いますけど俺、この間その『プペル2』の副音声を録りに行ったんですよ。
だから要はほぼ2時間ぐらいのアニメーション、『プペル2』を新世界の創造主、西野さんと2人で2時間、見ながらああだこうだしゃべる。だからその映画を見に行く方、副音声で聞きながら見たい方はそれで見れるっていうのでやらせていただいて。で、事前にその2時間分の『プペル2』を見てたんですよ。ほな、『プペル2』の話をどこまでしていいかわかりませんけれども、『プペル1』からのその後の物語で。で、まあ西野さん、新世界の創造主の世界の中で言うたらプペルとかルビッチなど、様々なキャラクターが動き出して。で、なんかこうハラハラドキドキしながらの物語で。で、いても立ってもいられないの。なぜかというと俺のその役のキャラクターが全然出てこうへんのですよ。
(渡辺あつむ)うん(笑)。
(東野幸治)で、どんどん物語は中盤以降、佳境になって。もうドキドキハラハラ、なんか「頑張れ! ルビッチ、頑張れ! 果たしてどうなるか。えっ、こういう話やったん?」みたいな、二転三転していく中、まだ出てこうへんのですよ。ほんで最後の最後、もう残り30分を切ったぐらいかな? 一番ドキドキの時に俺、出てくんのよ(笑)。
(渡辺あつむ)あかんやん!
佳境のシーンで棒読み声優・東野登場
(東野幸治)いや、俺も「あかん、あかん、あかん、あかん!」って。もう見ながら「あかん! おい、西野! お前、何やってくれてんねん? 西野、お前……なんちゅうことを考えてんねや? お前のスケールの大きさって、なんや? 銀河並みのスケールで……お前、これはマジか? お前、この状況の時に俺を出すの? ほんまにお前、頭おかしいんちゃうか?」みたいなところだったんです。で、「うわっ、これ、やばいな!」って。俺もほんま正直、「これはやばい」と(笑)。俺は初めて、自分の大根を呪いました(笑)。
今までは1時間のドラマとか2時間のにしても、最初の方でポコポコポコって言って。「いや、もう芸人さんがちょけて、こんなことして。もう下手くそなやつ出すな!」って言いながら物語に流れていって見てる方は全部、俺のことを忘れて没入していくんですよ。ところがですよ、2時間の中の1時間半ぐらいで出てくる時……もうほんまに「さあ、今からどうなるんだ?」っていうところで出てくるからもう絶対、あかんのよ! あの、冷静に見て、嫌悪感しかない(笑)。
(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!
(東野幸治)嫌悪感。ほんまに嫌悪感しかない。「なんやねん、こいつ?」って。俺は監督、西野さん、新世界の創造主から「いつもの棒読みでいいですから、棒読みでお願いします」言うて。で、棒読みでやって。ちょっと大阪弁やし、なんかようわからんし、なんか歌を歌ってるし、下手くそやし。「それでいいんです。練習しなくていいです」みたいなのでOKが出たけど……冷静に考えたらこれ、絶対あかんのよ。
(渡辺あつむ)はい(笑)。
(東野幸治)もう怖くて怖くて(笑)。あかんやん、そんなん?(笑)。
(渡辺あつむ)いや、こんなにエンタメを愛してる東野さんが、エンタメを壊すというね。
(東野幸治)いや、もう本当に。でもまあ一応、西野さんのお願いでこうやったわけですけどもね。副音声もまあまあ収録して。副音声はだから俺も、副音声なんかしたことないからどうかわからんけど。とにかく2時間、もう言うたらそのことも一応、振りに入れつつ。「もうお前、なんちゅうことしてくれたんや」とか言いながらいろんなシーンのね、俺の素朴な疑問とか。「いや、これはおかしない?」とか「お前、どうやこうや。ああやこうや」みたいな副音声を収録させていただいたんで。1回目で見たらずっとしゃべってるから。まあもちろん、切ったりとかすると思うねんけど。うるさくて邪魔になるから副音声は絶対、お勧めできません。
ほんまに副音声を聞きたい方は1回、ちゃんと見てから2回目……もう言うたら2000円ちょっとする映画、大変申し訳ないねんけど。2回目以降で『プペル2』の俺と西野さんの副音声を聞いていただいて、クスクス笑っていただきたいと思うんですけど……映画を見ようと思って副音声じゃなくて『プペル2』を真剣に見てる人と、隣の席で副音声を聞いてる人からすると、その1時間半ぐらいしてからのあの佳境の俺の登場でクスクス、みんなそれは笑いたいからお金を払うわけじゃないですか。で、クスクス笑ってたら横の人がメインで見てたら「いや、何を笑ってんの?」とか。変なところでクスクス、なんか変な笑いとかで散漫になるから。俺、副音声だけの回とかした方がええと思う。まあ俺が言うのもなんやけど。っていう風にちょっと副音声を録らせていただいたんで。もしもよろしかったら、副音声の方もちょっとお楽しみいただけたらなと思いますけれども。
あと、なんかその初見で見た方の僕へのクレームみたいなのはどんどん僕に来ていただいて。もう全部、俺が全身で『プペル2』を守る立場になります(笑)。なんで俺、『プペル2』守らなあかんねん? 全力で『プペル2』を……だからスケジュールが合えば、番宣活動も全然行くよ、みたいなんで。『ネプリーグ』とかもお話が来たけど、スケジュールの都合で行けないとか。なんだったら初日の舞台挨拶みたいなことも言われたりするんですけど。「いや、それはあかん」と。舞台挨拶の仕組み、わからんけど映画を見終わった後、壇上に主演のいろんな方々を始め、その中に俺がなんか、さもありなんみたいな顔でスーツを着て来たらほんまにみんな、睨みつけるというか(笑)。
(渡辺あつむ)西野の罠(笑)。
初日舞台挨拶も断った
(東野幸治)どう考えても西野の罠やと思いますけれども。ちょっと3月下旬公開でございます。『プペル2』でございます。西野さんと『鉄コン筋クリート』のアニメーションチームが作ってるんですよ。
(渡辺あつむ)うわっ、すげえ。
(東野幸治)いや、すごいのよ。あの世界観が。俺、もう震えたもん。「あかん!」って。
(渡辺あつむ)クオリティが高くなれば高くなるほど……。
(東野幸治)鉄コンさんチームも「なんやねん、これ?」みたいな。試写で……。「試写とか、どうですか?」って俺、マネージャーに言われたけど、断ったもん。スケジュール空いてたけど。「怖い」って。「なんや、これ? みんな真剣に声を当ててんのに、なんやねん、これ?」みたいな。あの真っ暗な中、ちっちゃい……言うたら映画会社? 出版会社か知らんけど、小さいところのね、言うたら作った方だけが見るところの試写で。ミニミニ映画館みたいなところの真っ暗な中で『プペル2』を見て。それで俺が登場して。で、終わってパッて客電、つくやん。全員、こっち向くやん?(笑)。
(渡辺あつむ)全員が?(笑)。
(東野幸治)全員がね。ほんなら俺も全員、睨み返すやん?(笑)。
(渡辺あつむ)えっ、睨む権利、ないでしょう?
(東野幸治)いや、ないけど。俺のメンタル、壊れちゃうやろ?
(渡辺あつむ)ああ、虚勢を張って?
(東野幸治)虚勢。ほんまの虚勢や。「うん、なんでっか?」みたいな(笑)。
(渡辺あつむ)脇汗えぐいけど(笑)。
(東野幸治)脇汗、背中、ビッショビショ(笑)。もうすごい薄着して行くけど(笑)。こんなもん、おでこ汗だくやったら恥ずかしいから。一番キャリアあるやつが一番足を引っ張ってたなということでございますけども。もしも良かったらね、『プペル2』を……またタイミングが合えばね、新世界の創造主、西野さんもね、ちょっとゲスト来ていただいて。ちょっとね、昨今のこの映画界とかエンタメの話と『プペル2』とかと。『プペル3』は果たしてあるのか、みたいな話も聞けたらなとは思いますけれども。よかったら参考にしてほしいなとは思います。
『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』
一番ドキドキするシーンで棒読み声優の東野さん登場はノイズでしかないですよね(笑)。悪意あふれる西野さんの声優起用法、めちゃおもろい!