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星野源と松重豊 2人の出会いと変態性を語る

星野源と松重豊 2人の出会いと変態性を語る 星野源のオールナイトニッポン
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(星野源)ちょっとまあ、曲をかける前にもうちょっとお話を聞きたいんですけど。俳優じゃないですか。音楽の方に進まなかったというか、俳優になろうと思ったきっかけってあるんですか?

(松重豊)あのさ、だから結局僕は音楽をやりたいって思っても歌が下手だし楽器も弾けないから。もう音楽はやることはできないんだなって思っていた矢先にちょうどいまね、『パンク侍、斬られて候』の監督の石井岳龍さんが石井聰亙さんという名前で。それでちょうど『突撃!!博多愚連隊』とか『1/880000の孤独』とか、それから『高校大パニック』。それから『狂い咲きサンダーロード』とかっていう割とパンクミュージシャンとかを使って映画を撮っていて。

(星野源)映画を撮られていて。

(松重豊)そういう、だからライブと上映が一緒になったイベントとかが福岡でやっていまして。「ああ、これやったら僕もミュージシャンとお近づきになれて、職業になれるかな?」みたいなことで思っていて。「じゃあ、映画監督や!」っていうことで東京に出てきたの。

(星野源)そうなんですね。映画監督をまず、じゃあ最初に?

(松重豊)映画監督志望で。石井聰亙さんが日芸(日大芸術学部)だったんで日芸に行けばいいんだろうなって思っていたんですけど、日芸の学費がやたら高いんですよ!

(星野源)アハハハハハッ!

(松重豊)で、うちは行かせてもらえないってなって。そうじゃないところで「演劇専攻」って書いてあればなんかあるだろうと思って。で、演劇専攻ってあるのが早稲田と明治だけにあったんですよ。それで早稲田と明治を受けて早稲田は落ちて明治の方に入ったんで。で、演劇専攻で演劇だから映画とかをやっているだろうなと思ったら、周りがちょうどアングラの終焉期で。それでも天井桟敷とか状況劇場、そういうのを見に連れていかれて。「ああ、これもある意味パンクみたいなものだな」っていう洗礼を受けて。

(星野源)そうですね。まさに。

(松重豊)「じゃあ、ちょっとやってみるべか」みたいなことから役者を始めちゃったんですよ。

(星野源)その頃、サンシャインボーイズだったんですか?

(松重豊)サンシャインボーイズは……三谷(幸喜)さんとかと出会ったのは俺も芝居をやりながらも映画も撮っていたりして。僕が助監督で入った映画に三谷さんが出ていて。それで三谷さんが「今度僕、劇団という集団で東京サンシャインボーイズっていうのを作るんだけど。出ない?」っていう感じで。軽いノリで。

(星野源)へー! 助監督として参加していたのに三谷さんが「出ない?」って。すごーい!

(松重豊)で、「ああ、いいっすよ」みたいなことで。それで参加したのがはじめじゃなかったかな? その頃、だから自分でも映画を監督で撮っていたし、舞台もやりながら。で、助監督で付いたり。サンシャインボーイズも「出ない?」って言われたら出るみたいなことをやっていた学生時代だったんですよ。

(星野源)なるほどー。僕は松重さんというと、いまの若い人はテレビとか映画に出られている役者さんっていうイメージだと思うんですけど、僕はいちばん最初に演劇ブックで第三舞台とかの舞台とかに立たれている写真を見て「なんて大きい人なんだ!」っていう印象があったんですよ。

(松重豊)フフフ(笑)。

(星野源)なんで「舞台の人」っていう印象が強くあって。映画とか映像志望だったっていうのは、映画の撮影の時にもお話を聞きましたけど、すごい意外で。しかもさらにその前に音楽があったっていうのがすごく意外だったんですよ。

(松重豊)僕からしても星野くんが本当に音楽をやっているけども、大人計画の……で、大人計画を見ていたのがまだ10代っていう。

(星野源)そうです。15とかですかね(笑)。

(松重豊)15の少年が大人計画を選択するっていうのは僕らの時代に天井桟敷、状況劇場に入るのとほぼ同義的な感じで。

(星野源)もう完全にそうですね。あの頃はまだ大人計画がエログロって言われていたんで。

(松重豊)ねえ。だからド変態だなって思って。そこがすごい興味があって。そういうことをね、侍の格好をしながらね。

(星野源)そうですね(笑)。「変態だね!」って言われましたもん(笑)。「君は変態だね!」って。

「君は変態だね!」

(松重豊)うん。でも、そういうのに惹かれる10代っていうのはなんなんでしょうね? やっぱりあうもんなんだね。

(星野源)で、その後に行った飲み屋さんでも「変態じゃないともうダメだよね」っていう話を松重さんもおっしゃっていて。「自然とそっちに行っちゃうんだよね」って。なろうとしてなるものじゃないっていうか。

(松重豊)「変態」って放送禁止用語じゃないじゃないですか。「変態!」っていくら言ってもそんなに傷つける言葉にもならないし。むしろ僕は褒め言葉になる気がしていて。そういう意味でね、やっぱり変態が文化を作っていくんだなっていう気がして。星野くんっていうのはこんなに女性にキャーキャー言われる人気者だけど、ド変態でしょ?

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(星野源)アハハハハハッ! ちょっと語弊があるんですけどね(笑)。

(松重豊)結局、この後にだってビデ選手権かなんかをやるんでしょう? この番組は。そういう番組に出ていて。

(星野源)フハハハハハッ! いや、僕が企画したわけじゃないんですけど。まあでもそうですよね。そういう企画を実現しちゃうんですからね。

(松重豊)もともとだって、オールナイトニッポンって鶴光さんとかがやられていたように……。

(星野源)本当にラジオってそういうもんですよね。

(松重豊)もう夜中に親に聞かれないようにして……。

(星野源)「乳頭の色は……」とか。

(松重豊)ミッドナイトストーリーを聞くっていうことでやられていた番組ですから。そこにまあ、55才の僕が出れるなんてあの当時は夢にも思っていませんでしたけども。まあ、行き着くところはビデ選手権ということで。

(星野源)アハハハハハッ! そうですね。ありがとうございます。こんな番組に出ていただいて。

(松重豊)とんでもない! 光栄でございます。ありがとうございます。目が覚めちゃった。

(星野源)ああ、よかった(笑)。さっきちょっと……。

(松重豊)待合の場所がちょっと空気が薄くて。なんか眠くなっちゃって。「大丈夫かな? 今日は……」って思ったんですけど。

(星野源)「今日はまったりかな?」って思ったら、意外と元気ハツラツな。じゃあ、今日は変態・松重豊。そして変態・星野源の2人でお送りしたいと思います。

<書き起こしおわり>

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星野源のオールナイトニッポン
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