渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でドレイクがイギリスのメディア『Link Up TV』で披露したフリースタイル『Behind Barz』を紹介していました。
(渡辺志保)次にお届けしたいのは、本当に話題でもちきりですけども。先週、6月下旬に新アルバム『Scorpion』をリリースしたばかりのドレイクが今度はフリースタイルを出しました。『Link Up TV』っていう有名なメディアがあるんですけど。そこでフリースタイル企画っていうのがあって。それでドレイクがフリースタイルを披露していると。
で、もう映像がYouTubeとかでバンバン見れるんですけど、私は単純にドレイクのこういうガチでラップしている姿はかっこいいなと思ったし。で、先週も私は『INSIDE OUT』でいろいろとしゃべらせていただきましたけど、ドレイクの今回の『Scorpion』ってドレイクと言えばメロディアスでキャッチーでポップな曲が多いし、あとは女の子受けが非常にいい曲が多いという。でも、そこをちょっと逆手に取って、「いや、俺は本当はこういう風にラッパーとしてのキャリアもスキルもあるんだからな!」みたいなマインドで作ったアルバムだと思うんですよね。
https://miyearnzzlabo.com/archives/51055
https://miyearnzzlabo.com/archives/51080
で、それを裏付けるかのようにこんなリリースしてすぐにおまけフリースタイルみたいなものもポーンと出した。ちなみにこの『Link Up TV』とドレイクをつないだのは彼の前作って言っていいんですかね? プレイリストアルバム『More Life』にも参加していたUKの人気ラッパー、ギグス。彼が両者をリンクアップさせたみたいで。それでイントロでもドレイクが「シャウトアウト!」って言っていますけども。そんなこんなで『Behind Barz Link Up TV Freestyle』というタイトルで発表されているんですけども。なんとこれが内容的にはずっとビーフをしているプシャ・Tと、あとはカニエ・ウェストに向けたディス曲なんじゃないか?っていう風に巷では騒がれています。
で、『Scorpion』もあらゆるストリーミングサービスでの再生回数記録を塗り替えたっていう。AppleMusicでは24時間で1億7000万回以上っていう、もう数字がすごすぎて……(笑)。
(DJ YANATAKE)で、今日あたり騒がれているのは1週間で10億回を超えたっていうのが記録みたいですね。
(渡辺志保)だからさ、彼も25曲あるわけじゃないですか。だから方やカニエのアルバムは7曲しかないわけでしょう? だからアルバムを1周するだけの……換算ってこれからどうするのかな?ってやっぱり思いますよね。7曲で1枚のアルバムの作品と25曲で1枚のアルバムの作品を同等に数字に換算していいのか? とか思っちゃうんですけど。まあまあ、とはいえドレイクさん、数字は嘘をつかないっていう感じで引き続き記録を更新中という。
で、このフリースタイルの中でもたしかに「すごく彼らがディスり出してSNSでリポストし始めた」みたいなラインがあって。で、それがプシャ・Tとカニエのことかな?って思うし。あとは2バース目で、これが結構カニエに対するディスなんじゃないか?っていう風にも言われているんですけども。「あいつらは自分のヒット曲がない時に俺とリンクしたがるんだ。きっとあいつらは靴を売るのに一生懸命で楽曲制作のことは二の次なんじゃないか? 俺は別にジーンズだの何だのっていうのには興味がないし、イタリアのミラノに行こうとどこに行こうと俺には関係ない」みたいな。そういうことを言っていて。
まあ「靴を売るのに忙しい」ってもうめっちゃカニエじゃん! みたいなね、感じがしますし。でもまあカニエのアルバムに入っている『Yikes』にもドレイクは結局ライターとしてクレジットもされているし。あんまりここがビーフしても何もならないと思うって感じるのと、あとはリスナーとしても「いやいや、ディスる対象がないからってわざわざカニエのことをディスるなよ」って言っている人もいれば、「このフリースタイルでまたドレイクはラッパーとして株を上げたんじゃないか?」って言っている人もいて。本当にリスナーによって意見がわかれるフリースタイルになっています。
なのであなたは一体どういう風にジャッジをするのか? まず聞いてみてほしいなと思いますのでここで聞いてみてください。ドレイクで『Behind Barz Link Up TV Freestyle』。
Drake『Behind Barz Link Up TV Freestyle』
はい。いまお届けしましたのはドレイクで『Behind Barz Link Up TV Freestyle』でした。
<書き起こしおわり>