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プチ鹿島 テレビの可能性と映画『We Love Television?』を語る

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プチ鹿島さんがYBS『キックス』の中で最近のテレビについてトーク。テレビの持つ魅力や可能性、そして萩本欽一さんを追ったドキュメンタリー映画『We Love Television?』について話していました。

(プチ鹿島)火曜日ということで、スポーツ新聞を見ましたところ、テレビ週間視聴率というのが載っているんです。これ、11月6日から11月12日。日曜日までの視聴率が出ているんですよ。それで言うと、日曜日……一昨日の夜の番組が結構チラホラ載っていて。すごく賑やかで楽しくなかったですか? たとえば、『イッテQ』とか相変わらず3位なんですね。日本テレビ、19.3%。『行列のできる法律相談所』。あれ、モーリー・ロバートソンさんとかにゃんこスターとか出ていて。一方で、日曜劇場『陸王』。役所広司さんの。あれ、すごくないですか? 顔が。

(塩澤未佳子)そうだ! 顔がね(笑)。

(プチ鹿島)賑やかですよ、もう。

(塩澤未佳子)わかるわかる(笑)。賑やかですよね(笑)

(プチ鹿島)僕もダイジェストを見てからやっぱりハマってしまって。夜中とかね。リアルタイムというよりかは寝る前に見ているんですけど。寝る前に見ると、眠れなくなりますよね。役所広司さんのあの圧がね。

(塩澤未佳子)はい(笑)。

(プチ鹿島)僕、今年4Kテレビを買ったんですよ。前もお話しましたよね? スポーツ中継とか、その映像の様が素晴らしいと。で、いちばん最初に感動する映像って何かな?って思っていたら、スポーツよりもむしろ、北朝鮮の軍事パレードだったんですよ。

(塩澤未佳子)言ってましたね(笑)。

(プチ鹿島)あれ、カラフルで統一が取れているからさ、ものすごい迫力なの!

(塩澤未佳子)はい(笑)。

(プチ鹿島)でも、二番目はやっぱり役所広司さんの顔ですよね。

(塩澤未佳子)二番目に来ますか!

(プチ鹿島)だいたいあの物語のクライマックスになると、かならず感動して泣くんですよ。泣き始めると、目の下がだんだん赤くなってくる様子とかがはっきりと見えますね! すごいです。まあ、そんなのが日曜9時にあるでしょう? で、この間はなんつったってテレビ朝日で『シン・ゴジラ』ですよ。

(塩澤未佳子)やってました、やってました。地上波初。

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盛り上がった『シン・ゴジラ』の地上波初放送

(プチ鹿島)あれ、賑やかだったなー。面白かった。だから本当に日本テレビだろうがテレビ朝日だろうが、ねえ。賑やかじゃないですか。久しぶりになんか面白えな、なんつって。「久しぶりに」っていうか、気に入ったものは録画して見るんですけど、久しぶりにリアルタイムを楽しんだっていう感じがするんですよ。だって、そうでしょう? 『シン・ゴジラ』なんて僕、2回、3回見ていますからね。

(塩澤未佳子)ちゃんとスクリーンでね。

(プチ鹿島)見ているし。じゃあ、地上波初登場って、録画したら意味がないわけですよ。だってDVDとかブルーレイで見りゃあいいわけだから。でも、それよりは2回、3回と劇場で見ているけど、地上波だったらリアルタイムでお祭り気分を味わいたい。いまだったらTwitterとかでみんな盛り上がるじゃないですか。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)っていうのでやっぱり見ちゃったんです。そうなると、僕は見ながらふと思ったんですけど。僕、もともとテレビの面白さってね、いろいろとあって。そのうちのひとつの醍醐味は生放送なんですよね。『ザ・ベストテン』とかあったじゃないですか。生放送で昔。あと、特番とかいろいろとね。で、そこで生放送、なにが起こるのかわからない。ニュース番組も含めて、選挙特番とかも含めて。あのときめきっていうのがテレビの醍醐味のひとつなんだなってずっと僕は子供の頃から思っているんですよ。と、なると、やっぱり『シン・ゴジラ』とかをね、録画したら意味ないじゃないですか。さっき言ったように。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)だってDVD見りゃいいんだから。それよりも、地上波だっていうんでそれに合わせてテレビの前に座って。で、娘なんか3才ですから解説してね。蒲田に上陸した……娘は「赤ちゃんゴジラ」って言っていたんですけどね。「赤ちゃん、赤ちゃん!」なんっつって。それでワイワイしながら。で、たまにTwitterを見たりするとそれも盛り上がるっていうので。「ああ、これもある種の生放送の面白さだな」っていうので。やっぱりテレビ、すげえなって思ったんですよ。で、裏は『陸王』で役所広司さんがまたすごい顔をしているでしょう?

(塩澤未佳子)アハハハハッ!

(プチ鹿島)すごいじゃないですか。やっぱりすごいなと思ったんですよ。ライブ感ね。だから僕、ちょうど2週間前にほら、AbemaTVで『72時間ホンネテレビ』ってあったじゃないですか。あれなんか、どうしても最近ですけど週刊誌とかオヤジ系のオヤジジャーナルに届き始めると、イコール「テレビのピンチ」みたいになるんですけど。僕、2週間前に言ったように、そうは思っていなくて。あくまでも選択肢のひとつが増えたっていうだけなんですよね。だからそっちのAbemaTVも面白いし、テレビも面白いことをやりゃあいいじゃないって、僕はそういうスタンスなんですよ。

『72時間ホンネテレビ』

プチ鹿島 フジテレビ『めちゃイケ』終了とAbemaTV『72時間ホンネTV』を語る
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(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)で、よく「テレビがつまらない」「最近のテレビはつまらなくなった」って言う声をチラホラ見かけたこと、ありません? で、僕はその声があるうちはまだ大丈夫だと思っています。だって期待している証拠だから。

(塩澤未佳子)ええ。見ているっていうか、気にしているわけですもんね。

(プチ鹿島)「テレビがつまらない」っていうのは「期待している」っていうことだから。「テレビは面白いはずだ」っていう思いがあるから、そういうのが出てくるわけ。だって、思い出してください。僕の分野で言うとね、「新聞つまらない」って最近、誰か声を大にして言いましたか? あんまり言わなくなりましたよね。それは逆に、ピンチなんです。だってみんなそれに期待しなくなったっていうことですから。

(塩澤未佳子)ああーっ!

(プチ鹿島)これ、僕の実感では10年、15年ぐらい前まではオヤジ系週刊誌とか「新聞つまらない」とか「なんだ、この記事は!」みたいな、そういうのがすごくメインにあったんですけど。いま、なかなかそう声を大にして「新聞つまらなくなった!」とか「新聞衰退」とか言わないでしょう?

(塩澤未佳子)もう静かですね。いま。

(プチ鹿島)その方がピンチなんですよ。だからこそ僕は、『芸人式新聞の読み方』っていうので、「新聞を読めよ」っていうんじゃなくて、「新聞っていまの時代も利用できるよ」っていうのをアピールしたんですよね。で、いろんなニュース、フェイクニュースとか自分で引用元とかを確認しなくちゃいけない情報の渦の中、じゃあ最初の「いつ、どこで誰が何を……」っていう基本的なのは訓練された新聞記者が出している新聞は全然利用できると思いますよっていうのを言っているんです。だからそういう意味で話を戻すと、僕、テレビは全然まだ面白いじゃないですか。

(塩澤未佳子)そうかそうか。まだまだ。

(プチ鹿島)特にリアルタイムでね、見るようにすればこんなに面白いものはないなって改めて、ゴジラだ何だっていうのでね、面白かったんです。そんな中、いまある映画が東京でやっているんですよ。萩本欽一さんを追っかけているドキュメンタリー映画。その映画を撮っているのが土屋敏男さんっていう、ご存知日本テレビの名物プロデューサーです。『電波少年』とかねの。

(塩澤未佳子)それを仕掛けた(笑)。

(プチ鹿島)そうです。僕も若手新人の頃ね、一度それの系列の『雷波少年』で使っていただいてえらい目にあいましたけども。

(塩澤未佳子)アハハハハッ!

(プチ鹿島)まあ本当にテレビの鬼ですよね。最近だと、『あまちゃん』が流行った時に朝一から『あまちゃん』を見ながら土屋さんと語るっていう土屋さんの、それこそネットテレビですよ。それに僕、呼ばれて。ずーっと『あまちゃん』についてしゃべっていた、そういうお仕事をしたこともあるんですけども。まあ、そんな名物プロデューサーの土屋敏男さんが萩本欽一さんに密着して。「視聴率30%を超えるテレビ番組をもう一回、作りませんか?」って打診するんですよ。しかも、ノーアポで。

(塩澤未佳子)ええっ!

(プチ鹿島)で、そこからドキュメンタリーが始まるっていうので『We Love Television?』っていう……「あなた、テレビ好きですか?」っていうような。「愛してますか?」っていう。それこそ、それは土屋さんなりの「テレビ、いまどうなの?」みたいなのも耳に入ってきているから、じゃあ欽ちゃんって……だって昭和に視聴率30%を超える番組を週に3本も持っていて、合計すると100%を超えていて。「視聴率100%男」って言われていたんですよ。僕が子供の頃は。もうテレビの神様ですよ。

『We Love Television?』


(塩澤未佳子)ねえ。だってチャンネルをひねれば、毎日どこかに出ていたんですから。

(プチ鹿島)あれが、先々週の土曜日かな? 公開されて。僕はちょうど1週間前の『キックス』が終わった後、渋谷の映画館に行って、1週間前に見てきたんです。だからこれ、誰にもまだ言っていないんですよ。このオープニングで話そうと思って。もしくは、東スポのコラムで書こうと思って。で、「もう一回、30%のテレビを作りませんか?」っていうそういうお誘いで。で、欽ちゃんが「やりましょう!」って言って。それがね、面白かったのが、僕はあえて「欽ちゃん」って愛称で呼んでいますよ。土屋さんがノーアポで夜中、家に帰ってきた欽ちゃんに突撃した時、「30%を超える番組、作りませんか?」って提案した時に、萩本さんが喜んだんですよ。喜んだ後、すごく喜びとかうれしさを超えて、安堵してるんですね。

(塩澤未佳子)おおーっ。

(プチ鹿島)というのは、「ああ、よかった、よかった。土屋が来てくれたかー」って言うんです。それはなぜかと言うと、「30%を超えるようなテレビ企画案というのは実はもう考えてある」って言うんです。「だけど、こういうのっていうのは自分から周囲にやろう、やろうって言うんじゃダメだ。誰かが誘ってくれるまで待っていなきゃ、いいものは生まれないんだ。だから、待っていたんだよー!」って。

(塩澤未佳子)ええーっ!

(プチ鹿島)それ、2011年の話なの。いまから6年前の姿を追った、それをまとめたドキュメンタリーで。2011年にその打診をしていたんですって。で、そこから半年間ぐらいを追っていて。で、実際にそのテレビ番組は2011年に放送をしているんですけどね。それまでの過程を……だから、言ってみれば欽ちゃんからすれば、30%を作り続けてきたノウハウというか言ってみれば神業、奥義ですよね。それがカメラ前で果たして見れるのか?って観客はドキドキしますよね。プロセスをね。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)で、それをカメラを渡してノーアポで、どんどんどんどんある種追い込んで行く、まあ土屋さんの十八番ですよね。だからある種、テレビの巨人2人がぶつかり合っている、そういう映画なんですよ。だからこれ、結果はともかく映画を見た方が面白いので、それは劇場に足を運んでほしいんですけども。僕、ここで言いたいのは昔、欽ちゃんの本を読んだことがあって。っていうのはすごく欽ちゃんって「運」……だからさっき言ったように運とか流れを尊重している人なんですよね。僕は慌てて、「そういえば昔、そういう本を読んだな」って思って、映画を見た後に本棚から引っ張り出して来たんですよ。それが『負けるが勝ち、勝ち、勝ち!』っていう新書なんですけど。

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(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)やっぱり30%を連発して、視聴率100%を追っていた頃って欽ちゃん、何をしていたか?って言ったら、競馬の馬券を毎回300万円買っていた。しかもそれは当たるためじゃなくて、溶かすために。

(塩澤未佳子)ええっ?

(プチ鹿島)それはなぜかというと、「テレビの運が良すぎたので、お金をたくさん使ってバランスを取らなくちゃと思った。テレビの視聴率は上がる。お金は貯まる。2ついっぺんに運が続くのはよくない」っていうことで。もう預金を管理している銀行員に毎回「300万、持って来い」っつって。で、毎週300万円を使って、その馬券が外れると「ああ、よかった。これでバランスが取れる」って。で、仕事に集中するっていう。

(塩澤未佳子)そんな!(笑)。ええーっ!

(プチ鹿島)おかしいでしょう? フハハハハッ!

(塩澤未佳子)おかしい! だって、どっちもほしいじゃない?

(プチ鹿島)だからそれが僕ら凡人なんですよ。欽ちゃんはそこでやっぱりマイナスというか、まあ厄が落ちたみたいな感じで。だから実は映画の中でも今回、いろいろな「どうする、欽ちゃん?」みたいな場面があって。でも欽ちゃんは「ああ、これは神様がそう言っているんだ」って、喜んでいるんですよ。すごくないですか? で、こういう話をすると欽ちゃんって全てが運任せみたいな感じになるけど、違うんです。とにかく仕事に終わりがなくて、本番直前まで「ああでもないこうでもない」ってとことん突き詰めるんですよ。ひとつしゃべれば、もう2時間、3時間しゃべっている。そこまで突き詰めた人が、最後の伸び代みたいなオマケの部分を運とか、誰かが誘ってくれるまでこのプランを言わないとか。そういうところも大切にしているんです。

(塩澤未佳子)ええっ?

(プチ鹿島)これ、もう最強じゃないですか。そりゃあ、運を持っている神様だって観念した感じで欽ちゃんに微笑みますよ。そんなことしたら。これ、すごいなと思ったんですけど、、これにぴったりな言葉がひとつあって。「人事を尽くして天命を待つ」っていう言葉なんですね。僕ら、簡単にこの言葉を使いますけど、人事を本当に尽くして天命を待ってますか?」っていう。だからそういう意味で、仕事をもう追い込んで追い込んで、自分を追い込んでやる。完璧にやる一方で、運も大切にするっていう。

(塩澤未佳子)はー!

(プチ鹿島)そういう……まあ、詳しくはこの映画を見てください。本当に面白かった。

(塩澤未佳子)見たいなー!

(プチ鹿島)だからまあ、テレビってすごいよねっていう。だからこの1週間、本当にそれを考えましたね。で、いいじゃないですか。もうひとつの選択肢としてAbemaTVみたいなのを。あれだってテレビ朝日が共同出資しているから、言ってみれば半分テレビ朝日。で、実際に僕も1本、お世話になっていますけど。テレ朝のスタッフが作っていますからね。だから、やっぱりそういうのでいろんな盛り上がりを目の当たりにしていると。ゴジラをみんなで一緒に騒ぐとかね。そりゃあ「テレビつまらねえ」とか言っているのがもうつまらねえなって改めて思うんですよね。

(塩澤未佳子)そうですね。

(プチ鹿島)というわけでございまして火曜『キックス』、スタートです。

<書き起こしおわり>

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