プチ鹿島 ロシアW杯 日本代表を報じる日本の夕刊紙を語る

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プチ鹿島さんがBSスカパー!『水曜日のニュース・ロバートソン』でサッカー・ロシアワールドカップの日本代表を報じる日本の夕刊紙を読み比べ。ポーランド戦の時間稼ぎと決勝トーナメント進出について、日刊ゲンダイと夕刊フジの報道の仕方の違いを紹介していました。

(プチ鹿島)さあ、ここからは私、プチ鹿島のコーナーです。「タブロイドからこんにちは!」。ということで私、先ほどもちょっとお話ししましたけども。まあ「マスゴミ」なんてよく言うじゃないですか。意識の高い方たちは。それは一言で切って捨てるんじゃなくて、僕は「オヤジジャーナル」と呼んで、古めかしいけどもおじさんたちはいま、こんなことに夢中になっているんだよということでオヤジジャーナルウォッチングをしているんですが。その中で今週、気になった記事をご紹介していくんですが、だいたいタブロイド紙……ご存知だと思いますが日刊ゲンダイとか夕刊フジとか。ちょっとこれぐらいのサイズでお仕事帰りに電車で読んでいるのがあります。

これ、永遠のライバルだけあって論調が正反対なんです。そのわかりやすい例が今週もございましたのでご紹介しましょう。まずはゲンダイ。サッカーワールドカップ、ポーランド戦で負けているにもかかわらず最後10分、ボール回し。パス回しをして。で、セネガルが負けたのでフェアプレーポイントの差で勝ち上がったんですが、ゲンダイはやっぱりね、何事にも一言でいえばケチをつけたい派なんですよ。革命おじさんですから。だからやっぱりここではあんな恥ずかしいプレーをやりやがって!ってことで「世界が嘲笑」と。次のベルギー戦、こんなことをやれば致命傷だよ!ってことで。

言ってみれば日本中がお祭り騒ぎで決勝トーナメント出場を喜んでいるんですが、ゲンダイだけはこういう辛口で攻めているんです。じゃあ一方、同じ日にライバルの夕刊フジ。あのサッカーのボール回しをどう表現したのか? こちら。真逆です。「世界が酷評も逃げ恥上等じゃないか」っていう。見事にわかれているでしょう? ちょっと並べてみましょうか。はい。これ、同じ日の見出しなんですよね。

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ゲンダイとフジ 真逆の見出し

(モーリー)へー!

(プチ鹿島)というのも特性として、ゲンダイというのは何でも権力に対して突っ込んでいく、ケチをつけるスタンスです。夕刊フジというのはフジサンケイグループですから、どちらかというと日本バンザイ、いいじゃないか! 日本が勝ったことについて世界が酷評も逃げ恥上等。勝ちゃいいんだよっていうので、日本よくやった!っていう。

(モーリー)アハハハハハッ!

(プチ鹿島)だからこれ、普段は安倍政権で同じような見出しをやっているわけです。今回、サッカーではこれだけわかりやすい。ただ、面白いのが先ほどの日本のおじさん論にも通じると思うんですけども。どちらも真逆の論評なんですが、見てください。「世界が嘲笑」「世界が酷評」ってやっぱり「世界にどう見られているのか?」っていうのをおじさんは気にしているんですよ。

(モーリー)なんかさ、さっきの肩書の話の延長線で。「世界は日本をこう見ている」っていう昭和的な……。

(プチ鹿島)だから結局ゲンダイも「世界が嘲笑してるじゃないか。恥ずかしい!」って言っているし、フジも「世界が酷評? だからどうした!」っていう。基準はやっぱり人にどう見られているのか?っていうのをすごく気にしているわけです。

(モーリー)あのね、だから「かわいい」っておっしゃってましたけども、僕らから見ると#MeTooの時代になってくると本当にもう駆逐したいぐらい嫌な面があるけど。でも基本、素朴なんだよね。善良だからこうやって世界が日本をどう見てるか?っていうのを気にしているわけだよね。

(プチ鹿島)そう。だからまあやっぱりおじさんにとっては自分にとってどちらのスタンスが近いのか?っていうことで、ゲンダイを買うかフジを買うかっていうので会社帰りのおじさまたちは電車の中で楽しんでいる。だから僕はどっちも楽しめばいいと思っているんですよ。ただ、「世界に見られているじゃないか」っていうのは共通していて面白かったですね。

(鈴木涼美)「世界に見られている」っていうのは本当に好きだと思います。いかにアメリカ人が北斎を好きか? みたいな番組ばっかり最近やっているじゃないですか。

(モーリー)あのね、僕最近「日本を褒める外人」枠で仕事をいっぱいいただいているんですよ。

(プチ鹿島)褒める外人枠ね(笑)。

(鈴木涼美)日本人って外人に褒められたいんですよ(笑)。

(モーリー)しかも日本語が流暢で漢字も読める外人に褒められたら、有頂天ですよね。そんな外人、どこにいるんだ?っていうね。

(プチ鹿島)だからある意味これは外圧でもあるわけですよ。ほら、日本では正面を切って言えないけど、「世界はこう見ている。こう言っているぞ!」っていうことで「じゃあ、どうするんだ?」っていう。

(モーリー)でも議論にそういう外圧なり世界の評判、あるいは世界が褒めているっていう後ろ盾がないといけない理論って理論と呼べないよね。心情でしかないよね、それは。

(鈴木涼美)「外国人が選んだ○○ランキング」とか好きですもんね。

(プチ鹿島)そうそう。大好きなの。基本だから井の中の蛙感が出ているんですね。じゃあおまけでこの記事もご紹介しましょう。同じワールドカップサッカーでネット炎上事件簿ということで。最近、あのパス回しについて俳優の野村周平さんが「サッカー、なにあれ?」っていうのをツイートしたんですって。そしたらたちまち「何様?」とか「何がダメなの? 価値観を押し付けるな!」っていうリプライが殺到したという。やっぱりサッカーで勝った、負けたというのを俳優の人が何気にツイートしても、すぐにこういう……来ません? いわゆる「クソリプ」みたいなの?

(鈴木涼美)でもスポーツに関して楽しみで見ていて、ちょっとした文句も言えないなんて……じゃあ何についてなら言っていいんだ?っていう(笑)。

クソリプ炎上問題

(プチ鹿島)僕はTwitterっていうのは昔から「脳のオナラ」だと思っているので。それに対して真面目にクソリプを送ってもしょうがないんじゃないか?って思って。だから僕はこういう人たちって逆にオナラに対していちいち文句を言うような風に見えちゃうんですよね。モーリーさん、クソリプとかどうですか?

(モーリー)クソリプを釣る技術も持っているんですよ。で、上手に炎上させて上手に火消しをすると話題作りとしてはいいよね。

(プチ鹿島)だからそこを上手く利用するという。ただ、こういうのが続くとサッカーを見てちょっとした感想、言えなくなっちゃいますよね。

(鈴木涼美)夜中によく炎上なんかしますよね(笑)。

(モーリー)あと「AV女優が言うんじゃない」とか「俳優が言うんじゃない」とか。なんかそのね、発言のカースト制度がある。じゃあ何? 二階俊博さんなら言っていいの? 安倍さんが「この試合じゃあみんな見ないよな」って言ったことが記事になっていたけど、安倍さんにクソリプを送る人はあんまりいないですよね?

(プチ鹿島)ですよね。だからまあ、どんどんどんどん……。

(鈴木涼美)だから言っていい相手みたいなのを見極めるんでしょうね。

(プチ鹿島)ということで、いろいろとワールドカップ案件でオヤジジャーナルは盛り上がっているということでした。

<書き起こしおわり>

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