安住紳一郎 2017年上野パンダ赤ちゃん誕生と世間の変化を語る

安住紳一郎 2017年上野パンダ赤ちゃん誕生と世間の変化を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で2017年、上野動物園のリーリー、シンシンの間に生まれた赤ちゃんパンダについてトーク。期待が集まるパンダ名前予想や、世間の状況の変化について話していました。

(安住紳一郎)それからパンダですね。上野のジャイアントパンダ。ちょうど2週間前、シンシンがリーリーとの子供を産みまして。ちょうど2週間たったということですね。

(中澤有美子)はい。スクスクと。ねえ。

(安住紳一郎)パンダは新生児が死んでしまう確率がかなり高く、60%ぐらいなんですよね。お母さんに対して赤ちゃんがあまりにも小さいので、お母さんが踏んじゃったりするというような、そういうような事故も多かったりしますね。母体に比べて新生児が1000分の1ですか? 体重比が。人間の50キロぐらいのお母さんだと、ほぼミニトマトを産んでいる感じですからね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)ミニトマトと一緒に一晩寝て、ミニトマトを潰してしまうお母さんっていますよね? きっとね。

(中澤有美子)自信ないですよ。ええ。

(安住紳一郎)朝起きたらブチュッて潰れていたみたいなこと、たぶんあると思うんです。それぐらいの感じなんですよね。なので、まあ大変に新生児が元気で育つという確率も低いということで。あまりね、早い段階で名前などつけていまいますと、悲しさが大きくなるということで。少し静観した方がいいんじゃないかなというところもありまして。しばらくお話を控えていましたが。ずいぶんと大きくなりまして。木曜日で体重が283グラムということですね。生まれてからすでに倍ぐらいになったんですかね? ようやく、大きくなりましてメスであることも先週木曜日に発表になりました。

(中澤有美子)ええ。

パンダ名前予想 安住紳一郎の実績

(安住紳一郎)そろそろ名前を……ということになりますね。私はずっとパンダの名前を当て続けてまいりまして。去年の12月、和歌山で生まれたメスの赤ちゃんパンダも「結浜(ユイヒン)」。名前が当たりまして。

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(中澤有美子)当たりました。

(安住紳一郎)2015年ですね。同じく和歌山で2頭のメスパンダが双子で生まれたんですが。双子の名前、両方当てているというですね。「桜浜(オウヒン)」「桃浜(トウヒン)」っていうのを当てているんですね。

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(中澤有美子)当てちゃって。

(安住紳一郎)さらに今回、お父さん・お母さんになりました上野動物園にやってきた、当初は「ビーリー」と「シェンニュ」っていう名前がついていたんですが、日本の上野動物園に来るということをきっかけに名前を変えるということで、募集を2011年にして、名前が変わったんですが。その時のオスのパンダの「リーリー」も当てているんですね。

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(中澤有美子)当ててるんです。

(安住紳一郎)しかも、メスの「シンシン」も惜しかったんですよね。私は「シェンシェン」って予想していたのと、後は最終候補にも「シンシン」っていうのが入っていたのですが、「シンシン」っていうパンダがメキシコの動物園にいるということでそれをあえて外したというね。うーん……ということで、まあ十中八九パンダの名前当て、当たるぞ! ということを自慢げに話しておりました。そういう経緯もありまして、「今回の名前を予想するんですか?」などという問い合わせが頻発しております。

(中澤有美子)ああ、みなさまからもう。ありがとうございます。

(安住紳一郎)ただ、当初名前を当てようと思ったのは、他のテレビ、新聞、雑誌、インターネットなどではやっていないような、一歩先んじたパンダ情報を……ということでお送りしてまいりましたけども、まあちょっと、うーん。正直な気持ちなので言ってしまいますが、最近は私の感性に周りが追いついてまいりましたね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)この間、ワイドショーとか見たらもう名前の予想とか、普通にやっていますからね。なので、もうごくごく当たり前の行為になってしまったということで。少し何かちょっと気分が乗らないというところが正直あるわけですね。

(中澤有美子)先生の気分が乗らない(笑)。

(安住紳一郎)いやいや、昔は本当、誰もやっていなかったんです。

(中澤有美子)そうでしたよね。本当、そうでした。

(安住紳一郎)それで、ちょっとラジオっていうのは若干ハンディキャップを背負っているメディアですから。なにかちょっとラジオならではの情報をと思ったんですけど、もうテレビとか雑誌とかがやっちゃっているんで。なんかちょっとね……みたいなこともありつつ。さらに実はパンダの名前予想っていうのは、比較的簡単なんです。種明かしをすれば。ただ、時間がかかるんです(笑)。

(中澤有美子)時間がかかる。へー。

(安住紳一郎)丸2日ぐらいかかるんですよね。なので、その作業が億劫だっていうのが正直な気持ちなんです。

(中澤有美子)正直(笑)。

(安住紳一郎)さらにもうひとつ。パンダの名前の予想っていうのがごくごくオーソドックスな企画になってきたということもあり、雑誌社からの取材依頼が殺到しております! 「ぜひ私どもの週刊誌上で名前の予想をやってくれませんか?」というようなオファーがここ1週間ぐらいでたくさん来ていて。しかもかなり名前の売れている週刊誌などからも依頼がありまして。私、心が揺れております。

(中澤有美子)どうしましょう(笑)。

(安住紳一郎)みなさまにとってはね、「何を言ってるんだ?」って感じなのかもしれませんが、正直な私の気持ち。全てこれはね。「うーん。へー」って思っちゃって。

(中澤有美子)世の人たちの目に触れる機会がそっちの方が多いかしら?

(安住紳一郎)それと……週刊誌などで取材に答えた場合は謝礼が出るんですって。

(中澤有美子)そこ?(笑)。

(安住紳一郎)どう思います? みなさん。

(中澤有美子)どう思います?(笑)。魂を売ろうと?

(安住紳一郎)魂っていうかね……まあみなさんの声がここまで聞こえてますけども。でも、俺は俺の気持ちがあるしね。謝礼が出るんだ(笑)。

(中澤有美子)謝礼(笑)。

(安住紳一郎)ひと稼ぎしてみようかな? みたいな気持ちもちょっとありますね。こんな赤裸々な話、続けていいんですかね。私、TBSラジオからお給金一銭も出てないんですよ! あら、急に話変ってきた。みなさん、知らないでしょう? この複雑なシステムの話。

(中澤有美子)知らないですね。

(安住紳一郎)私はね、TBSテレビの社員なんだよね。10年ぐらい前に分社化いたしましてね。TBSラジオとTBSテレビって別会社なんですよ。私、TBSテレビの社員なんです。で、TBSラジオでしゃべっていますよね。これ、おかしな話でございましてね。TBSテレビ所属のアナウンサーがTBSラジオでしゃべっているっていう。「じゃあ、勤務形態はどういうこと?」って……TBSテレビの株主はなんかちょっとね、おかしなことになるわけですけどね。ええ。曖昧なままTBSラジオでしゃべっているんですね。

(中澤有美子)そうなんだ(笑)。

(安住紳一郎)そうなんですね。TBSテレビで仕事をするための、なんて言ったらいいのかな? うーん……研修的な感じでラジオで。当然ね、仕事だと思ってみんなやっていますけどもね。ええ。お給金はね、いただいてないんですよ。

(中澤有美子)ふーん。

(安住紳一郎)ああ、どうです? この赤裸々な情報。パンダの名前を当てるというファンタジーな題材から、こんなサラリーマンの内情まで。

(中澤有美子)そうか……。

(安住紳一郎)冗談でございますよ。全ての週刊誌の依頼を断り、このTBSラジオでパンダの名前予想をまたしてみたいと考えております。

(中澤有美子)こちらにしてくださる?

(安住紳一郎)ただ、もし書店などの週刊誌上で私の予想の記事などを見かけた際には「ああ、両方にいい顔するんだな」という風に思ってもらって結構でございます。

(中澤有美子)まだ残されてる。そっちの可能性も(笑)。

(安住紳一郎)また、上野のジャイアントパンダの新しく生まれた赤ちゃんパンダの名前予想などもしてみたいと思います。少し、ちょっと状況が変わってきましたんでね、なんか今回は少し大きく動くんじゃないかな? というような、そんな感想も抱きつつですね。

(中澤有美子)大きく?

(安住紳一郎)ここ最近の中で、やっぱり相当「新しい赤ちゃんパンダの名前は」みたいなことが注目されておりまして。都知事もね、早々に記者会見で「みなさんも名前、考えてください」なんて呼びかけましたからね。ずいぶんと、普段はパンダの名前など気にしない方々もかなり興味を持って取り組むんじゃないかなというところもありますし。さらには、直前で起こった社会の動きなども影響してきますので。そういうことを鑑みると、もしかするとものすごく大きく動く可能性もあるなという風に考えています。うーん。だいたいね、繰り返しの名前がつくことが多いんですよね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)あれは中国だとなんとなく、繰り返しになるとかわいらしいイメージがつくので。「ランラン」とかつくと、なんとなくすでにそれで「ランランちゃん」とかいうイメージになるので、繰り返しの名前がかわいいとされているんですけども。たぶん、なんかでも世の中自体が動き始めましたんでね。結構変わっているなと思いますし。もうすでに、「私はこういう名前になると思います」なんて私のところにメールを送ってくださる人もいるんですけど。かなりね、いつもとやっぱり違いますね。うん。

(中澤有美子)ほうほう。

(安住紳一郎)今回でびっくりしたのは「ピンクピン太郎がいいと思います」みたいなのとか。

(中澤有美子)ありましたね(笑)。

名前候補:ピンクピン太郎

(安住紳一郎)最近のね、歌手の名前とかもずいぶんと変わりましたでしょう? ねえ。なので、もしかするとこれまでみたいな「ランラン」とか「トントン」とかね、「リンリン」みたいな名前じゃなくて、すっごいのが来る可能性もありますね。

(中澤有美子)なるほど。

(安住紳一郎)「ピンクピン太郎」とかね。

(中澤有美子)そういう空気を感じる?

(安住紳一郎)感じますね。うん。

(中澤有美子)ピンクピン太郎(笑)。

(安住紳一郎)あと、なんかねえ。「サクラ」と「タロウ」とかね。そういうのとか。あとはなんか、「三代目カンカン」みたいなのとか。

(中澤有美子)いっそね(笑)。

(安住紳一郎)いっそね。うん。「二代目リンリン」とか、なんかもう、そういう感じもあるんじゃないかなというね。思いますね。

(中澤有美子)うんうん。

(安住紳一郎)わからないけど。「上野の女王」とかね。「う、上野の女王!?」みたいな。なんかでも……。

(中澤有美子)ああ、広がりが感じられますね。

(安住紳一郎)なんか、新時代を迎えたような気もちょっとするんですよね。これでね、たぶん普通の「テンテン」「ナンナン」「ノンノン」ってなると、オーソドックスすぎるな。ちょっと物足りないなんて思う人がいるかもしれないじゃないですか。こういう社会の声なき声が動かしているんですよ。実は、パンダの名前を。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)なので、もしかするとピンクピン太郎とかね。

(中澤有美子)推してますね(笑)。

(安住紳一郎)来るかもしれないですよ。「上野山子(ウエノヤマコ)」とかね。

(中澤有美子)ですか?(笑)。

(安住紳一郎)結構あるかもしれないですよ。うーん……。

(中澤有美子)そっちもにらみつつ。

(安住紳一郎)にらみつつですね。かなり今回の名前予想は難しいと考えていますね。うーん。もうみなさんの頭の中はピンクピン太郎で一色だと思うんですよね(笑)。

(中澤有美子)もうね、本当そう(笑)。ええ、ええ。他に行けない。

(安住紳一郎)行けないですよね。困りましたね。「白黒子(シロクロコ)」っていうのもありましたからね。白黒子はもう、完全に時代動きましたよ。「はーっ!」みたいな。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)でもね、ちょっとみなさんも思っていますでしょう? もしかするとそういう系統もあるかもしれないぞってもう、思い始めてますよね?

(中澤有美子)もうね、なんかね(笑)。

(安住紳一郎)前、2012年に生まれた時には全くそういう風な余地はなかったんですよ。

(中澤有美子)なかったんですね。ええ、ええ。

(安住紳一郎)2012年。生まれて6日後に亡くなってしまいましたけども。その時は本当にみんな「ナンナン」とか「テンテン」とかだったんです。もうそれ以外にないと思ったんですけど。今回は白黒子とかね。もう1回、言っていいですか? ピンクピン太郎とかね。グッとあるんだよね。こういうね、世の中の動きっていうのは、怖い。動く時、一気に動くから。

(中澤有美子)本当ですか?(笑)。

(安住紳一郎)本当に動く時は一気に動きますよ。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)なんかね、たしかに歌手の名前とかも10年前だと考えられなかった名前とかがごくごく普通にあったりとか。お店の名前とかもね、昔は絶対にありえないようなレストランの名前とかが増えてますもんね。芸能人の名前とか、番組の名前とか。あとはまあ、放送などで発言するような内容もずいぶんと変わりましたもんね。うん。どう思います? 行ってみますか?

(中澤有美子)行ってみますかね。

(安住紳一郎)すでにメスだって発表されたから、ピン太郎はないだろうって気はしますけどね(笑)。

(中澤有美子)本当だ(笑)。

(安住紳一郎)みなさんから、名前のお話などもぜひお寄せいただきたいと思います。

(中澤有美子)思います。

<書き起こしおわり>


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