イジリー岡田さんがニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』にゲスト出演。伝説の番組『ギルガメッシュないと』に出演するきっかけや、番組内での葛藤について話していました。
(若林正恭)それで、相方さんが遅刻で。で、相方さんが辞めるんですか?
(イジリー岡田)そうです。事務所がちょっと、ダメだみたいな感じになって。
(若林正恭)で、ピンになるんですか?
(イジリー岡田)そうですね。ピンになって。で、ホリプロライブって毎月やっていたんですけど。いままでコンビでやっていたのに、その月のライブは『お前、1人で。ピンネタだ』っていう。
(若林正恭)へー!
(イジリー岡田)急に、ネタをピンでって。で、出なきゃいけないし。作っていたんですけど。で、方向性をどうしようか?っていうのが26ぐらいなんですよ。
(若林正恭)26の時なんですね。ええ。
(イジリー岡田)で、『ギルガメッシュないと』に出会うのが27なんですよね。
(春日俊彰)ほー!1年。
(イジリー岡田)1年。1年後に出会うんですけど。
(若林正恭)その1年が不思議な・・・
(春日俊彰)その間はどういう風なことを?
(イジリー岡田)1年は、岡田昇という普通の本名でですね。
(若林正恭)岡田昇(笑)。
(春日俊彰)『イジリー』じゃないんですね。まだ、イジリーさんじゃないんですね。
(イジリー岡田)じゃないんですよ。解散して、岡田昇で。ピンで。まあ、他局ですけど、ラジオ。他局の話、していいんですか?
(若林正恭)ああ、大丈夫です。
(イジリー岡田)吉田照美さんの『やる気MANMAN!』っていう番組で中継コーナーを担当してたんですよ。それで1本、レギュラーをいただいていたんですけど。それでつないでいて。
(若林正恭)ネタもやりつつ。ピンで。
(イジリー岡田)ピンでね。そうです。毎回ライブ出なきゃいけないんで、やりつつ。それで、うちの当時のマネージャーさんが『岡田はゴールデンに行く前に、深夜で1回練習させて。何度か場数を踏ませてから行くから。深夜の番組、どんな番組でもいいから。俺は走り回って、歩きまわって見つけてくるよ』って。
(若林正恭)へー!
(イジリー岡田)っていうことだったんですよ。
(若林正恭)ちなみにピンの時は、どんなネタをやっていたんですか?漫談ですか?
(イジリー岡田)コント。
(若林正恭)コント。1人コントやってたんですね。へー!そん時は別にセクシーな感じの路線じゃないんですよね。
(イジリー岡田)もう、萩本欽一さんが僕、好きでこの世界入ってきているから。もう一切、下ネタ・・・
(若林正恭)下ネタ、いちばんやらないですもんね。
(イジリー岡田)下ネタ、いちばんやらないですよ。僕、いちばん下ネタやらないし。正統派の。
(若林正恭)あ、じゃあコントの時もそうだし、ピンの時も、シモを入れなかった?
(イジリー岡田)もちろん、もちろん。一言も言わなかったです。それで、マネージャーさんが27才になった9月ぐらいに電話が留守電に入っていて。『テレビ東京さんの深夜、1本決まりました。おめでとうございます』って留守電が入ってたんですよ。
(若林正恭)それが・・・
(イジリー岡田)それが『ギルガメッシュないと』。
(若林・春日)へー!
(イジリー岡田)それで・・・入っちゃうね。CMですね。
(若林正恭)CM、いま行きますけど。この後。
(CM明け)
(若林正恭)いや、いま話・・・言っていいですか?
(イジリー岡田)いいですよ。
(若林正恭)下ネタ、お好きじゃない?
実は下ネタが苦手
(イジリー岡田)そうですね。どっちかって言うと、嫌いです(笑)。
(春日俊彰)へー!それは、いまでもですか?
(イジリー岡田)これ、爆弾発言ですね。
(若林正恭)だってコントにも、ピンのネタにも、シモをぜんぜん入れなかったんですよね。
(イジリー岡田)入れないです。で、後輩に対していつも言っていたのが、『裸で笑いを取るやつは卑怯だからな』って言ってたんですよ。
(若林正恭)あら?春日さん・・・めちゃめちゃ裸。9割、裸だもんね。いままで取ってきた笑い。
(春日俊彰)そうだね。いかに早く脱げるか?って練習してますからね。いまは。
(イジリー岡田)あ、いまは別に怒らないから。怒っていた俺が、毎週裸だったからね(笑)。
(若林・春日)(爆笑)
(春日俊彰)後輩からしてみたら、わけわかんないでしょうね(笑)。
(イジリー岡田)わけわかんない。『あれ?岡田さん、毎週裸じゃないか?』って(笑)。
(若林正恭)俺らの今日のオープニングを聞いていて、不快だったんじゃないですか?
(イジリー岡田)いや、いまは本当に、50も過ぎたんで。ゆるやかになってきました。
(若林正恭)イジリーさん、でも下ネタ言う人の目つきじゃないっすもんね。
(イジリー岡田)(笑)
(若林正恭)だってそれで、萩本さんに憧れていたってことは。それでネタに、テレビで優勝なんてすごい自信になるし。『俺、ネタに強いな』って思うじゃないですか。若手。20代だし。
(イジリー岡田)思う。思う。
(若林正恭)それで、ラママとかに出て。ピンになっても、ウケた記憶があるから。ネタでいけるよって、下ネタもあんまり好きじゃないわけじゃないですか。で、ギルガメが来るんですよね?
(イジリー岡田)来るの。そのマネージャーがピンとしてどうしよう?っていう時に、初めてピンで。テレビのレギュラーだから。で、マネージャーさんが、まあ失礼な話ですけど。『テレビ東京さんの深夜なんで、3ヶ月で終わると思います』って言われたんですね。
(若林正恭)なるほど、なるほど。
(イジリー岡田)失礼ですよ。この後、まあテレビ東京さんの・・・
(若林正恭)テレビ東京の佐久間さん、来ますけども。
(イジリー岡田)まあ、当時ね。23年ぐらい前ですよ。で、『3ヶ月、お前、がんばれよ。必死にがんばれよ』って言って、1回目に行ったんですよ。で、みなさんが知っている『ギルガメッシュないと』ってエロい番組じゃないですか。
(若林・春日)はい。
(イジリー岡田)最初は、東京のデートスポットはどこだ?ヘリコプターでデートできるよ、とか。真面目な演劇をスタジオにちゃんとセット作ってやったりとかっていう番組で。イジリー岡田のコーナーだけ、AV女優さんのお宅訪問だったんですよ。
(春日俊彰)急ですね!(笑)。急だな!
(イジリー岡田)うん。急発進なんだよね。
(若林正恭)急にフルアクセルで行くんですね。
AV女優お宅訪問
(イジリー岡田)CM明け、視聴者の人は『チャンネル変えちゃったのかな?』って思うぐらいな。さっきまで、演劇やってるのに。
(若林正恭)へー!AV女優お宅訪問っていう。
(イジリー岡田)それが、一生懸命やんなきゃいけないから。
(若林正恭)そうですね。若手だから四の五の言えないし。
(イジリー岡田)これを一生懸命やんなきゃいけないんだけど、春日くんには話して。春日くんもこのね、オードリーのオールナイトニッポンで話してくれたけど。やっぱり最初にAV女優さんのお宅訪問に行った時に、飯島愛ちゃんを発掘した後藤えり子さんっていう伝説のAV女優さんがいるんですけど。
(若林正恭)はいはい。
(イジリー岡田)その方のお宅に行ったんです。本当の家に行くんですよ。
(若林正恭)はいはい。マジの。
(イジリー岡田)いま、あんまり考えられない。で、行って。タンスがあって。
(若林正恭)ええ、ええ!
(イジリー岡田)で、開けるじゃないですか。で、俺、萩本欽一さんが好きで入ってきたのに、これを開けることがまず、まず、辛いじゃないですか。
(若林正恭)はい。
(イジリー岡田)で、一応開けますよね?『ああー、パンティーですね』っていうの。
(若林・春日)(爆笑)
(若林正恭)もう本当、心を絞って絞って『パンティーですね』って言ってるんですよね?
(イジリー岡田)うん。敬語でね。で、閉めちゃうから。で、『1回、止めよう!』って言われて。ディレクターさんに。『ちょっと!なにやってんの!』って言われて。
(若林正恭)うわー、怖い怖い・・・いや、気持ち、それ・・・
(イジリー岡田)『パンティー、まず持って。カメラに見せるでしょ?』って。持っちゃいけないと思うじゃないですか。女性のパンティーなんか。
(若林正恭)うわー・・・
(イジリー岡田)『それでさ、嗅ぐとかしないと』とか言われて。
(若林正恭)うわー・・・
(春日俊彰)すげーダメ出しですよね(笑)。『おめー、なんで嗅がねーんだよ!』って(笑)。
(若林正恭)そん時は、まだ名前、岡田昇ですか?
(イジリー岡田)もうイジリー岡田なんです。
(若林正恭)もうなっているんですね。
(イジリー岡田)実は、ギルガメが始まる2ヶ月前に襲名披露があって。金屏風の前に榊原郁恵さんと吉村明宏さんに挟まれて。『イジリー岡田に改名』っていうちっちゃい記事が出たんです(笑)。
(春日俊彰)(笑)。それはもう、ギルガメ用じゃないですもんね。
(イジリー岡田)ギルガメじゃないの。
(若林正恭)俺らは、やっぱギルガメで、愛撫の意味の『イジリー』と思っていたんですよ。
(イジリー岡田)それが、『客いじりが上手いね』ってことでつけられた。お客さんをいじることで前説が長かったんで。
(若林正恭)なるほど。そうっすよね。
(イジリー岡田)その金屏風のをやっているのは、ギルガメがぜんぜん決まってない時だったから。その2ヶ月後にもう・・・
(若林正恭)でも、よりによって運命めいてますよね。それで、イジリー岡田っていう芸名って。
(イジリー岡田)たぶん岡田昇じゃあパッとしないし。たぶん・・・
(若林正恭)イジリー先行だったんですね。
(イジリー岡田)『なんでこの人の名前、イジリーなんだろう?』って。
(春日俊彰)気になりますよね。
(若林正恭)それって、AV女優の引き出しを開けて、パンツを開く。パンツを見せる仕事って、『いや、俺は違うんだ。萩本さんみたいに人をいじって笑いを取りたいんだ。でも、3ヶ月だけやって、腕を磨いて・・・』っていう気持ちなんですか?
(イジリー岡田)そう。そう。
(若林正恭)じゃあ、ちょっとしんどいっすよね?
(イジリー岡田)しんどい。すごくしんどい。
(若林正恭)すごくしんどいですよね?
(イジリー岡田)すごくしんどいし、両親にも『レギュラー決まった』って一応言ったんだけど。『これは、見せれない』と思うじゃない?
(若林正恭)そうですよね。
(イジリー岡田)でも、両親は息子が初めて決めたギルガメ。レギュラーだから。土曜の夜、遅い1時15分から。まさにいまのこの時間。2時15分までなんで。録画して、日曜にお昼に見てくれてたんです。
(若林・春日)(笑)
(イジリー岡田)日曜のお昼に、毎週全部見てくれてたんですよ。昇の、エロいことを。ただ、弟だけは・・・
(春日俊彰)これはいい話!
(若林正恭)いや、これはわかる!俺らも、仕事ぜんぜんないから。エロいチャンネルので、春日と街を歩いて女の子に声をかけて。
(イジリー岡田)ええっ!?
(若林正恭)直にブーツを脱いでもらって、足の匂いを2人で嗅いで。それを、ソムリエになっていて。俺らが。『何年ものの匂いです』って言って。
(イジリー岡田)(笑)
(若林正恭)で、それで足を上げる時に、できればパンツが見えるぐらいのきわどいショットを撮っていくっていうのを来て。で、俺、それ『やりたくない』って初めて事務所に言ったら、道玄坂の上のデニーズに呼ばれて。もう、ションベンちびるほどキレられたこと、あるんですよ。
(イジリー岡田)(爆笑)
(若林正恭)『どの面さげて、仕事断ってんだ?』って。
(イジリー岡田)2人で叱られて?
(若林正恭)いや、俺だけでした。呼ばれたの。その気持ち、わかるっていうか・・・こんなことしてまでっていう気持ちは、生意気ですよね。いま考えたら。いまだったらやっちゃうけど。で、イジリーさんはそういう性格じゃないから、やるってなって。気持ちをなんとか・・・っていうことですよね。
(イジリー岡田)ここで3ヶ月間、マネージャーさんが取ってくれた仕事をやらないとっていう。
(若林正恭)ですよね!駆けずり回って、マネージャーさんが取ってくれたんですもんね。
(イジリー岡田)誰だか知らないのに、たぶん仕事を取ってくれた。局側もね。それはね、すごく葛藤がありましたよ。
(若林正恭)へー!だって、腕があるって思ってますもんね。その時、正直。ネタ芸人だから。
(イジリー岡田)これじゃないなっていうのがね、あって。
(若林正恭)じゃあ、パンツを開く時も、手は重かったですよね?
(イジリー岡田)重かったし、あの、あと、下の引き出しを引いたら、俺、27の時なんですよ。ギルガメって。初めて、大人のおもちゃがあったんです。見たんです。初めて。
(若林正恭)初めて、大人のおもちゃを?その時、イジリー岡田さんは、結構どうなんですか?プライベートで女の人、抱いていたりする感じなんですか?
(イジリー岡田)あ、27の時ですか?それは、抱いてますけど。大人のおもちゃは見たことがなかったんで。
(春日俊彰)まあ、なかなかないですよね。
(イジリー岡田)ピンクの小さいやつなんですけど。
(若林正恭)ああ、ピンクの小さいのが入ってましたか。
(イジリー岡田)そしたら俺、知らないから。これ、なんだ?と思って。V、回ってますよ。『これ、なんですか?』って聞いちゃったんですよ。
(若林正恭)へー!見たことないから。
(イジリー岡田)そしたら、『またー、知ってるくせに。こうやって使うのよ』っつって、前でやってくれたんです。
(春日俊彰)(爆笑)
(若林正恭)それ、すっごい話ですね。
(イジリー岡田)立ち上がりましたね(笑)。
(春日俊彰)すごい!そん時、イジリーさん、どういうリアクションを?
(若林正恭)これ、しんどいぞ、この話。
(イジリー岡田)『ああ、これ・・・ああー、これ、これ・・・ああー、これ・・・』ぐらいしか言えないんですよ。『ああ、これ・・・』って。
(若林・春日)(笑)
(イジリー岡田)『ああ、これ・・・ああー、これー!』ぐらいしか。
(若林正恭)『ああ、これ・・・』なんすね。そん時、人間って。
(イジリー岡田)うん。で、女優さんは感じてるし。
(若林正恭)ちょっと待って。ちょっと待って。それ、テレ東で深夜で、どのぐらいの感じ?
(イジリー岡田)放送は、できなかったと思います。それは。
(若林正恭)えっ?放送はできないけど、それはどういう状態でそのピンクのを当ててるんですか?
(イジリー岡田)下着の上から当ててます。
(若林正恭)それ、すごいっすね!
(イジリー岡田)ランジェリーで待ってましたからね。
(若林正恭)それ、勃ってたんすか?イジリーさん。そん時。
(イジリー岡田)勃ちませんよ。
(若林正恭)あ、勃って・・・すいません。変なこと聞いて。
(イジリー岡田)(笑)
(春日俊彰)そりゃ勃たないよ。お仕事でも・・・・
(イジリー岡田)よく聞かれた。『ギルガメ6年半やって、勃ったことありますか?』っつったら、一切ない。次の進行があるから。なぜかっていうと、ほとんど素人に近い、まあAV女優さん、そしてセクシーグループ。
(若林正恭)俺、『キャンパスナイト(フジ)』で水着の子、歩いてきた時、勃ってたけどね。
(イジリー岡田)すごい。男優向きだ。
(若林・春日)(笑)
(春日俊彰)イケんじゃん?意外に、そんな。意外にノリノリで、行けるんじゃないか?
(イジリー岡田)それは、すごい。一切。
(若林正恭)まあでも、そうですよね。
(イジリー岡田)で、ここで笑いというか自分の仕事を・・・
(春日俊彰)まあ、何とかしないと。そうですよね。
(若林正恭)すごいなー!で、笑いを取りつつ。それも別に、見れて得とか、そんなこと思ってないですよね。
(イジリー岡田)そうですね。女優さんの良さと、エロいシーンが撮れているのか?
(若林正恭)でも、気持ちとしては3ヶ月・・・みたいな感じですか?
(イジリー岡田)それが、まさかの6年半でしょう?
(若林正恭)いや、もう正直、ブチハネてましたもんね、イジリーさん(笑)。
(一同)(笑)
(若林正恭)もう、俺らの中ではスターですよ、スター。
(春日俊彰)スター。もう、ヒーロー。
(若林正恭)がっつりだから。泊まりに行ってね。友達の家に泊まりに行って、ギルガメの時に、夜みんなでこっそり見てっていう感じっすから。世代的には。
(イジリー岡田)それは、うれしいよねえ。いま、こうやって終わってさ、27年ぐらいたって・・・いや、17年か。
(若林正恭)いや正直、イジリーさんがもう、ハネたじゃないですか。世間的に。
(イジリー岡田)ハネた。
(若林正恭)その時ってどうですか?『ヤバい。このキャラで俺、行くことになるぞ』っていう気持ちなのか、ハネてうれしいのかって。
(イジリー岡田)うれしかった。
(若林正恭)あ、もううれしいところに入ってるんですね。その時は。
(イジリー岡田)下ネタやる云々よりも、名前が売れてよかった。当時、浦和から通ってましたから。神谷町まで。だからその、京浜東北線に乗ったりしても、コソコソ学生が『あれ、イジリーじゃね?』って言われて。ああ、そういうのって芸能界、経験したことがなかったんで。それはうれしかった。
(若林正恭)じゃあもう、気持ちとしては『よし、俺はこのキャラでやっていくぞ』っていう感じですね。
(イジリー岡田)これでやっていくしかないなっていう。
(若林正恭)はー。27、8ですか?
(イジリー岡田)そう。番組が、もう人気になっちゃっているんで。代名詞みたいな。ギルガメッシュないと=イジリー岡田みたいになっちゃっているから。
(若林正恭)いや、そうですよね。完全に、そうですよ。
(イジリー岡田)岩本恭生さんが司会をやって、フーミン。細川ふみえちゃんやって。飯島愛ちゃんになって、とかありましたけど。やっぱり、スタジオのエロいコーナーのMCもやる、ロケも俺がやるってなっちゃうと、やっぱりエロいことは俺が引っ張らなきゃっていうのが。ええ。
(若林正恭)ですよね。
(イジリー岡田)もう、やんなきゃいけなかったんで。
(春日俊彰)それはもう、そうですよね。
(若林正恭)もうぜんぜん、じゃあもうやっていくぞっていう心構えだし・・・
いまだに言えない恥ずかしい言葉
(イジリー岡田)心構えなんだけど。俺、あれ、ひとつ、いまだに言えない恥ずかしい言葉があるんですよ。
(若林正恭)恥ずかしい言葉?
(イジリー岡田)自慰行為のことなんですけど。
(若林正恭)あ、言えないですか?
(イジリー岡田)『オ』から始まるやつ、言えなくて。いまもそれ、恥ずかしいんですよ。それで、そのギルガメの中で・・・
(若林正恭)(爆笑)
(イジリー岡田)びっくりでしょ?言えないの。『オ・・・』をいま、言えないんですよ。恥ずかしくて。
(春日俊彰)えっ?あんなに鏡ナメたりしてたのに・・・いまさっき。リップクリームを。
(イジリー岡田)そうそう。舐めたりするけど。
(若林正恭)逆になのかな?
(イジリー岡田)あの、あれが言えなくて。で、ギルガメって毎回、普通のコーナーはあったけど。人気コーナー『ギルガメ治療院』とか。『夜食バンザイ』とかあったけど。毎回特番のようなもんだから。ある日、イジリー岡田のコーナーで、『オ』から始まる、『○○○○研究所所長のイジリー岡田です』ってセリフがあったの。
(春日俊彰)すげーセリフ、それ!
(一同)(笑)
(若林正恭)これね、結構春日さんもそうで。
(イジリー岡田)言えないよね。
(若林正恭)『オ』の言葉、言えなくて。『自分磨き』って言ってるんですよ。それを、言い換えて。
(イジリー岡田)ああ、いいね。それだったら言える。でも、『オ』から始まる言葉は言えなくて。
(若林正恭)でも、『研究所』って言わなきゃいけないですよね?
(イジリー岡田)『○○研究所所長のイジリー岡田です。今日は、オ○○についてのたくさんの仕方をですね・・・』っていう(笑)。
(若林正恭)うわー、でも言わなきゃいけないですよね?
(イジリー岡田)それをディレクターさんに言って。初めて、台本。『これ、言えないんです』って言ったんですよ。大人が(笑)。『いや、言ってください』って言われて。
(若林正恭)へー!
(春日俊彰)それはもう、決まっちゃっているから。
(若林正恭)それ、いくつの時ですか?
(イジリー岡田)たぶんギルガメ始まって、27の時始まったから、28ぐらいじゃないですかね?
(若林正恭)『僕、ちょっと「オナニー」って言えないんですけども・・・』って?したら、たぶんディレクターさん、『なに言ってんの?』ってことでしょうね。
(イジリー岡田)と、思ったと思うんですよ。お前はそれ言えないのか?って。不思議だと思ったでしょうね。
(若林正恭)はー!えっ、それ、ご両親、見る感じですかね?
(イジリー岡田)見てるんですね。全部見てましたからね。
(若林正恭)ギルガメッシュ。
(イジリー岡田)次の日の、日曜の昼に見てました。弟は、弟だけは似てるんですけど。7つ下の弟は、職場で『君さ、岡田君ってさ、いまギルガメってやっているイジリー岡田と顔、似てるよね?』『はい。そうですか?』『えっ、知り合い?』『ぜんぜん、他人です』っつって(笑)。
(若林正恭)やっぱ、そうなんですね。
(イジリー岡田)弟は隠してた。
(春日俊彰)そうかー!まあ、いじられますもんね。それこそ。
(若林正恭)なんか、こうやってちゃんと面と向かって話させてもらうの、初めてですけど。一切下ネタ言わない、落語家さんみたいな表情してますもんね。
(イジリー岡田)(爆笑)
(若林正恭)なんか、上品な芸人さんの顔、してますよ。
(イジリー岡田)(笑)。でもね、ナメる時はひどいから。
(若林・春日)(笑)
<書き起こしおわり>