オードリー若林 noteを語る

オードリー若林 noteを語る Inter FM

オードリー若林さんが2021年2月25日放送のインターFM『佐藤満春のジャマしないラジオ』にゲスト出演。文章を投稿しているnoteについて話していました。

(佐藤満春)質問メールが来ています。「若林さん、こんばんは。若林さんに質問です。自分は若林さんのnoteを購読しており、すごい若林さんの書く文章が好きなのですが、新しい書籍を出版する予定などはないのでしょうか? 最新の若林さんの思っていることなどを書籍化してほしいです」っていう。なんか書き物……若林くんのってすごい素敵じゃないですか。文章。

(若林正恭)ありがとうございます。

(佐藤満春)僕も好きで読ませてもらっているんですけども。書き物の仕事というか、それに対する思いってどうですか?

(若林正恭)今のところ、新しい書籍の出版の予定はないですけどね。うん。

(佐藤満春)note、あれはどういう経緯で始めたの?

(若林正恭)本当は月刊誌とかで書きたくて。そういうお仕事が来ないかなってずっと思ってたのよ。だけど、来ないし。あと、今って月刊誌とかで連載をしてても、文章がネットに載ったりするのよ。で、俺のはネットで評価を得れるような文章じゃないからさ。なんか、正論とかじゃないから。基本的に俺が書いてることは間違っているから(笑)。

(佐藤満春)そんなことはないだろうけど(笑)。まあ、若林くんなりの目線だからね。

ネットで評価を得れるような文章ではない

(若林正恭)そうそう。結構だから、もしかしたら最初は……月刊誌の連載のお話って待つしかないけど、来ないから。「なんかないかな?」って誰かに相談したら、「noteで書けばいいじゃないですか」って言われて。「なにそれ?」ってなって。それでその人がすごい教えてくれて。それで……っていう感じ。

(佐藤満春)なるほどね。でも、若林くんは書き物の仕事はすごいいいよね。していってほしいなと思うな。

(若林正恭)あれって、雑誌で連載すると……ネットに書いた文章ってネットですぐに感想が書けるじゃない? そのまま、スマホで。だけど本って開いて、閉じて、スマホを持って書かなきゃいけないっていう、その距離があるから。なんかそれは結構いいなと思っていて。それをなんとか再現できないのかな?っていうようなことを言っていたら、「noteがいいんじゃない?」みたいな話になって。

(佐藤満春)たとえば今、書いてるnoteの記事とかをいつか、まとめて販売するってことは別に考えていない?

(若林正恭)それはないね。

(佐藤満春)あれはあれで完結しているというか? そうなんだ。

(若林正恭)そうそう。

(佐藤満春)あれは自分的には書きたいことが溜まった時に書き連ねているの? なんか、日常でメモとかしてるの?

(若林正恭)してない、してない。なんか書ける時間があったら書いてるって感じ。時間がポッとあって「あっ、今、書ける」みたいな。

(佐藤満春)その時に、じゃあもう書きたいことは……「なんか書かなきゃな」とかじゃなくて、溢れ出てきてるわけだ。

(若林正恭)常に頭の中で街頭演説してる若林が5人ぐらいいるから。

(佐藤満春)多いな!(笑)。

(若林正恭)ヤバいやつね。駅のロータリーとかで独り言を言ってるおじさん。あれがね、俺の頭の中に5人ぐらいいて。その人のうちの1人をチョイスすればすぐに書けますよ。

(佐藤満春)フハハハハハハハハッ! 5人いるヤバいやつの1人を選ぶんだ。そう考えたら全員ヤバいやつだからね(笑)。

頭の中の街頭演説している5人の若林から1人をピックアップ

(若林正恭)全然関係ないんだけど。この間さ、なんか1人でしゃべっているおじさんっているじゃん? 俺、自分もその感じに近いから、なんか好きなのね。で、すごいリュックを下に背負っている、本当に50代ぐらいのおじさんがさ、仕事終わりなんだろうね。独り言で「今日は疲れたな。でも、昼間あったかかったから、よかったー」って言っていたの。それを聞いたら俺、泣いちゃったんだよね(笑)。

(佐藤満春)フハハハハハハハハッ!

(若林正恭)ただそれだけの話なんだけど(笑)。

(佐藤満春)どこかになんか、感情移入したのかな? 「お疲れさま」って思ったのかね?

(若林正恭)そうそう(笑)。

(佐藤満春)でも、ずっとさ、若林くんもいわゆる街のヤバい人に対してさ、すごい言っていたよね。「ともすると……」って。

(若林正恭)それはサトミツが一番よく知ってるでしょう? 「ともすると」だよ。

(佐藤満春)そう。「ともすると」。だからそういう涙なのかもね(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! なんでかはわからないけどね。

(佐藤満春)いいよね。でもね。そこも多様性というかね。

<書き起こしおわり>

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