オードリー若林 新型コロナウイルス感染時の味覚障害を語る

オードリー若林 年の差夫婦の悩みを語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリー若林さんが2022年2月26日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で新型コロナウイルス感染時の味覚障害について話していました。

(若林正恭)俺、あんまりしゃべんなかったんだけど。コロナで味覚がなくなったのよ。

(春日俊彰)へー。まあ、症状としてよく言うというかね。挙げられるやつだ。

(若林正恭)あれ、不安になるぞ。

(春日俊彰)どういう……風邪の時ってさ、なんか味がわかんなくなったりするじゃん? 普通の風邪でも。それよりもわかんないってこと?

(若林正恭)いや、俺ちょっと風邪でその味がわかんなくなるっていう経験、ないわ。あるんだ。

(春日俊彰)まあ、味がわかんないっていうか、鼻が詰まるからさ。

(若林正恭)それは別の話じゃん?

(春日俊彰)でもほら、味がわかんなくなるじゃなん。鼻から抜けないから。

(若林正恭)えっ、「別の話じゃん」って言ったじゃん? なんでそんな、返してくるのよ。それは鼻が詰まってるから風味が感じられないっていうことでしょう? そのまま、その味を感じるところと匂いを感じるところがやられるわけじゃん。コロナはね。

(春日俊彰)どんな感じなの? 食べた時に。

(若林正恭)それはリモートの背景と一緒よ。余計なことすんなよ(笑)。

(春日俊彰)狙いに行った?(笑)。

(若林正恭)腹、立っていいよね。今のは俺(笑)。なんかお前とかって体が強いから、そういうことを言うよな。なんか、鼻が詰まっているのとは違うんだよ。帰れよ、お前!(笑)。いや、腹が立つんだよな。なんか体が強いやつって。わかってねえくせにさ、寄り添ってこようとするから(笑)。

(春日俊彰)いや、なんとか理解はしたいのよね。だけど、たしかに経験にはないね。こっちの経験で似たような感じは。

(若林正恭)最初、お味噌汁で気付いたの。単純にもう、味がしないの。で、「お湯か?」って言われたら、お湯でもないのよ。お湯って、なんかお湯の味がするじゃん?

(春日俊彰)ああ、する。お湯味ね。

(若林正恭)うん。それもないから。

(春日俊彰)どういうこと? 水?

(若林正恭)だから最初、お味噌汁を飲んで「味がしない」って思った時に「歯磨きした直後だからかな?」って思ったのよ。歯磨きした直後って、スースーして味があんまり分かんなくなるじゃない?

(春日俊彰)ああ、そのスースーの方に引っ張られてね。

(若林正恭)そうそうそう。でね、あれまたなんかバイアスが働くね。「歯磨きした直後だからわかんないんだな」って言い聞かすんだよね。

(春日俊彰)なるへそ。「そんなはずはない」って。わかるわかる。

食感しかわからない

(若林正恭)でも、ご飯食べてもシャケを食べても食感だけなの。結構だからさ、怖かったのがさ、俺がなってた当時、ニュースでさ、「オミクロンは味が分からなくなることはない」みたいな時期、あったじゃん? 今は「オミクロンも全然ナメちゃダメですよ」みたいな風潮あるけど。「オミクロンはそうでもない」みたいな時期、あったよな? 2週間ぐらい! 俺はそこの2週間を許さない。テレビ!

(春日俊彰)まあまあ、まだあんまりわかってなかった時期ってことだよね。

(若林正恭)なんかあったよな? 「オミクロンはそうでもない」っていう時期。で、39度出ている時にテレビのニュース見てたら全部「37度5分以上」って情報しかないのよ。「刻め!」と思ってたよ。「37度5分以上の人が○人。そこまで出ない人が△人」みたいのが出てたのよ。グラフでよく。その時期に。でも「38」「38.5」「39」「39.5」で割合を出してくれないと……「ええっ、みんな37度5分ぐらいなの? あと、味がなくなりはしないの? これ、俺だけ?」っていうのはめっちゃ怖かったのよ。テレビを見ていて。「刻め!」と思ってたの。ワイドショー見ながら。「範囲が多いよ!」って思って。「37度5分以上出た人と、そうじゃない人」みたいな。そんな時、あったよな。1週間ぐらい。

(春日俊彰)まあまあ、あったね。うんうん。

(若林正恭)それでさ、食感しかないから。結構、みんな言わないのよね。タレントさんも「味なくなった」って言うとちょっとニュースになっちゃうから。でも聞いてみたら結構いるよね。で、もちろん軽く済んだっていう人もいて。髪切ってて「こうこうこうだったんですよ。熱は○℃で味はこうだったんですよ」って言ったら「いや、若林さんぐらいですね。いっぱいかかって治ったっていう人も髪を切っている時に話しましたけど。一番、話を聞いてきた中で重かったかもしれないです」って言ってた。これも一例で。聞いてみたら「味なくなった」っていう人、結構いるね。だから食感だけはあるから俺は、その食感がだんだんしんどく感じた。正直、気持ち悪く感じたね。

(春日俊彰)へー。それは味がないから?

(若林正恭)そう。おかずとお味噌汁とご飯で三角食べしててもさ……。

(春日俊彰)食感だけが違うんだ(笑)。

(若林正恭)そう。それがね、ちょっと俺はキツかった。なんかドレッシングがかかっているサラダのシャキシャキとニュルニュルだけを感じるから。で、味はないから。それがちょっとしんどくて。

(春日俊彰)ああ、たしかに。嫌だね。

(若林正恭)それでシャケはシャケであの食感。だからご飯とパンだけ食べてたた。で、俺はね、3日間だけだったの。

(春日俊彰)へー。それは急に治るの? だんだん治ったの?

(若林正恭)急に治った。

(春日俊彰)パーン!って治ったの?

(若林正恭)パーン!って治って。で、その幸せが半端じゃなくて。

(春日俊彰)それは何を食べた時に?

急に味覚が戻った

(若林正恭)それはね、だから10日間の療養というか、実家のおやじの部屋にいたのが終わって、自分の家に帰ったの。で、奥さんの料理を食べた時に……あ、違う。チョコマーブルのパンを食べたんだ。チョコマーブルのパンを食べたら、チョコの味がして。

(春日俊彰)ああ、じゃあなんか特別、味が強いものとかではなかったんだ。辛いとか。

(若林正恭)もういきなり戻った。で、そのチョコの香りが抜けてく、その芳醇な香り。もう最高だな!って思ったな。で、サトミツと20代の頃、調子こいて。ハスってさ。「俺、もう仙豆だけでいいわ」みたいな。忙しいクリエイターみたいな。「グミだけでいいわ」みたいな。2人で「仙豆だけでいいよな」って言っていて。「春日がラーメン雑誌とか買ってるの、バカらしいよな。ダセえな」って。

(春日俊彰)そんな話してたのかよ?(笑)。

(若林正恭)「俺たち、仙豆でいいわ。仙豆、開発されねえかな?」みたいな。あの時の2人をぶっ飛ばしたいね。

(春日俊彰)いや、本当だね。

(若林正恭)食べることほど楽しいことないよ(笑)。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! そうね。「あんまり食、興味ねえわ」みたいなね(笑)。

(若林正恭)それから何を食べても「ああ、黒豆ってこういう味なんだ。甘くてなんかほっこりしてて、いいな」とか。俺、この3日の経験したらからめちゃくちゃ食リポがうまくなるなって思ったのよ。その3日、味がしないって結構キツかったから味がするってことの喜びを1回、知ったわけだから。

(春日俊彰)ああ、だから感激というかね。感情が込められるという。

(若林正恭)「行くぜ、食リポ!」って思ったの。そしたら『ヒルナンデス』でフタを開けたら、なんだろうな? 時間と横並びの演者のプレッシャーなのかな? 結局、「好きぃ~」しか言ってないのよ。

(春日俊彰)いや、プレッシャーなんかないでしょうよ? 『ヒルナンデス』でしょう? 知った仲じゃん。プレッシャーを感じる必要ないじゃない。そんなに。

<書き起こしおわり>

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