イジリー岡田 苦手なエロ・下ネタで生きていく覚悟を決めた話

イジリー岡田 苦手なエロ・下ネタで生きていく覚悟を決めた話 オードリーのオールナイトニッポン

イジリー岡田さんがニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』にゲスト出演。もともと苦手だったエロや下ネタを一生の芸風にしようと覚悟を決めたきっかけについて話していました。

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(若林正恭)それで、自分で(ギルガメッシュないとに)戻ったら、イジリーさん、そこを背負っていく心構えって・・・

(イジリー岡田)ありました。ありました。

(若林正恭)もう一生の芸風になるな、みたいな?

(イジリー岡田)うん。もういいなと。

(若林正恭)もう、ここで行こうと?

(イジリー岡田)やっぱり、1回辞めて帰ってきた時からやっぱり、これはどんどんやっていかないと。どんどんエロくやっていかないと。

(若林正恭)どんどん行こうっていう。だって、それで裸でいきなり女流カメラマンに・・・

(イジリー岡田)そうですね。撮られて(笑)。それはやらないとっていう風に思ったし。

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(若林正恭)で、やっぱりちょっとシモに対して抵抗があるから、逆に・・・後輩が言うのも失礼ですけど、上手にできるんですかね?ああいう、なんだろう?

(イジリー岡田)スタッフの方が言っていたのは、『本当にドスケベだと、たぶん引く』っていう風に。

(若林正恭)ああ、やっぱそうなんすね。俺、よく、苦手なんです。水着の子とか出てきて。なんかいじったりしなきゃいけないの。マジでエロい目で見てるからなんすかね?

(イジリー岡田)(笑)。そうだと思います。

(若林正恭)そうですよね。たぶん、そうなんだろうな。で、そこがないから、ちょっと振ってみようとか。徐々に行こうとかあるわけですよね。

(イジリー岡田)あと、必死だったっていうのはあるんですけど。これでトーク、上手くなっていかなきゃいけないから。エロくなっている場合じゃないっていう。

(春日俊彰)なるほどね。

ギルガメッシュないと『夜食バンザイ』

(イジリー岡田)だから『夜食バンザイ』っていう憂木瞳ちゃんと。エプロン一枚で裸っていう。

(春日俊彰)裸エプロンで。

(イジリー岡田)で、『コショウがないな』っていうと憂木瞳ちゃんが脚立に乗っていくのを下から見て。『おおーっ!』って言って。瞳ちゃん、あれ、なんにも。ノーパンティーなんで。

(若林正恭)そうですね。ありましたよね。よくね。

(イジリー岡田)もう全部、見えるんですよ。僕から。で、俺の顔とか肩とか肘とかでカメラさんとの入念なリハーサルで大事なところを隠すっていう。

(春日俊彰)邪魔でしたね、あの当時!邪魔でしたわー!

(若林正恭)それがいいんだもんな。

(イジリー岡田)これですよ、これ。これ、CDの。これが憂木瞳ちゃんの。

(若林正恭)懐かしいなー!

(イジリー岡田)これ、一応裸にエプロンのジャケットなんですけど。これ、割り箸をここにはさんでクルクル丸めると、裸に見えるよっていう(笑)。

(若林正恭)ちょっといいっすか?へー。

(春日俊彰)あ、この歌。

(イジリー岡田)『マンゴ・ナタデココ』っていう。『もしかしてPart2』でお馴染みの美樹克彦先生に作っていただいた。

(若林正恭)イジリーさんって、こん時、オールバックでしたっけ?

(イジリー岡田)オールバックで、2ブロックで、横がないんですよ。これですね。かかっているの。

(若林正恭)全部見えるんですね。これ、だってみんなであれだもんな。録画のビデオデッキしちゃうと、ウィーンって回るじゃないですか。で、親にバレるから。で、たぶん、ギルガメッシュを見たいがために、みんな『自分の部屋にテレビ買ってくれ』っつって。

(イジリー岡田)(笑)

(若林正恭)で、親に『ダメだ』って言われて。ねえ。大ゲンカして。

(イジリー岡田)じゃあ、普及してたんですね。ギルガメで。

(若林正恭)『なんで買ってくんねーんだよ、テレビは!』っていうは、もうギルガメを見たいからだけなんですよ。

(イジリー岡田)(爆笑)

(若林正恭)本当、そうだよね?

(春日俊彰)そうですよ。

(若林正恭)『買え、テメー!この野郎!』みたいな親とのケンカは、ギルガメ見るためだけだからね。

(イジリー岡田)うれしいなー!

(若林正恭)みんな、そんなのあったよな。自室にテレビを入れたいから。

(春日俊彰)いやいや、そうです。そうじゃないと、見れなかったですからね。

(若林正恭)あと、家の、自分の部屋にテレビあるやつの家に泊まりに行きましたもん。

(イジリー岡田)それは、ねえ。やっぱり見たいもん。親のちょっと邪魔が入ったりするとね。

(若林正恭)俺、なんかこんなちっちゃい液晶の・・・そんなんで見てましたもん。部屋で。自分の。

(イジリー岡田)(笑)。そんなちっちゃいのとかで見れるのは、すごい関東とか。北海道もやってたんですけど。九州とかも。やってないところ、あるんですよ。

(若林正恭)アンテナを。

(イジリー岡田)それで、山口県かどっかの、仕事で出会ったディレクターさんが、『ギルガメ、うちの方、山の方でやってなくて。それで、噂だけは流れてくる。ギルガメっていうのがすごいって。それで、友達の家に行って。本当になんか、音は出ないけど、チャンネルだけで。「ザーッザーッ・・・ギルガメッシュ、ナナナ、ナイト・・・」って始まったっていう。その音だけで、すごい興奮してた』って言ってましたからね。だから、音だけでも興奮できたっていう(笑)。

(春日俊彰)いや、そうだよ。だって土曜とかもう、そのテンションが。もうね、土曜の夜はこれを見るっていう風になっているから。お盆かなんかの時期に、田舎に帰った時にやってなかったんですよ。土曜のその時間に。

(イジリー岡田)あ、そっちはやってない。

(春日俊彰)だけどなんか、テンションだけは持って行っちゃってるから。もう、1人、寝れないの。

(イジリー岡田)(爆笑)

(若林正恭)体に入っている。

(春日俊彰)体にもう、リズムで入っちゃっているから(笑)。やってないのに、1時、2時ぐらい。『くっそー!ギルガメ、見れねえ!』みたいな。ありました。中学ぐらいの時。

(イジリー岡田)(笑)。それは本当、申し訳ない。

(若林正恭)ああいう、なんかでもペットボトルとか。部屋に入っていって・・・っていうのはイジリーさんから結構始まったっていうところ、あるじゃないですか。

(イジリー岡田)あ、たぶんその前にいるんですよ。お二人。

(若林正恭)あ、そうなんですか。

(イジリー岡田)鶴太郎師匠と・・・

(若林正恭)あー。鶴太郎さんとかもやってたんですね。

(イジリー岡田)あの、寝起きですよね。寝起きを、たぶん元祖は鶴太郎師匠じゃないですかね?

(春日俊彰)はー!でも、我々が体験したのはイジリーさん。世代的に。

(若林正恭)でも、そうだよね。俺らは。でも、イメージがバーッ!って先行しちゃっていて。その『エロだ』っていう風に見られるじゃないですか。いろんな番組で呼ばれて。そういう時に、『いやいや・・・』っていう思いとかってないんですか?なかったんですか?

世間のエロイメージとのギャップと葛藤

(イジリー岡田)もう、いまはないんだけど。『アメトーーク!』で、初めてアイドルの楽屋に行って・・・っていう。おかげさまで、何年か前に出た時に名物コーナーになり・・・っていうのがあったんですけど。でもその時も、本当に自分の中では、これ、ダメだ。これ、本当にベロとか下ネタのイメージだと仕事も少なくなるし。アメトーーク!さんに呼んでいただいて、アイドルのものを舐めた後に、『やっぱり1回、封印しよう』ってなったんですよ。

(若林・春日)へー!

(イジリー岡田)それで悩んでいる時期があって。それで、あるメイク室でたまたま、出川さんと2人になったんですよ。そしたら、出川さんが『イジリーくん。この間、見たよ。「アメトーーク!」、超面白かった』って言われて。『あっ、でも出川さん、僕あの、ちょっと芸風的にベロはちょっと、今後やめていこうと思うんですよね』『えっ?なんで?』『いや、ちょっと僕、やっぱり正統派のをやっていきたいっていう気持ちがあったんで』って。

(若林正恭)その思いは、ずっとあるんですよね。やっぱり。

(イジリー岡田)そしたら出川さんが『違う。イジリーくん、あれはね、もう1周してるんだし。ギルガメの時から。伝統芸なんだし、誰もやらないんだし。あれは続けた方がいいよ』って。メイク室でいっぱいタレントさん、いるじゃないですか。でも、その時2人きりだったんですよ。

(若林正恭)へー!

(イジリー岡田)出川さんが『あれはやった方がいいよ』って言ったんで。『じゃあ、やろう!』って思ったんですよ。

(若林正恭)あ、そうなんですか。それで、やっぱりやっていこうと。

(イジリー岡田)そうですね。そういった時に、出川さんが。でも、出川さんにそういう話をしたら、覚えてないです。

(若林正恭)ああ、覚えてなかったですか。

(イジリー岡田)はい。人って、自分が言われたことは覚えているけど。

(若林正恭)だから、そんだけ別に『いいことを言おう』とかっていう気持ちじゃないですね。ピュアに、『そう思うよ』って言ったからこそですよね。へー!

(イジリー岡田)そうなんですよ。

(若林正恭)だから、そうですよね。俺らも、やっぱり中高生だから。わかんないから。失礼な話、エロいイメージなんですよ。で、俺、『未来ロケット』っていう番組やっていて。で、イジリーさんが大人の女性にインタビューするっつって。一般の人とか、グラビアであんまり鳴かず飛ばずの人とか。絡み、正直、難しいじゃないですか。

(イジリー岡田)12人ぐらい。

(若林正恭)もうイロハもぜんぜんわかっていない人たちなんですよ。

(春日俊彰)まあ、そうだろうね。そりゃまあ、そうだろうね。

(若林正恭)そう。で、難しかったので。改めてモニタリングしてて。『未来ロケット』。『イジリーさんってすげーな!』って思ったんですよ。持っていき方とか。腕が。

(イジリー岡田)腕が?うれしいな。

(若林正恭)で、生意気ですけど。後輩が言うのは。で、乃木坂の番組とかを見ても。それででも俺、芸人としてそこを、そこよりぜんぜん先にエロのところで見られちゃうのって・・・でも、評価されたいとかってないのかな?って思ったんですよね。すごいから。

(イジリー岡田)評価・・・そうか。

(若林正恭)だって、評価がグイグイもらう人もいるわけじゃないですか。芸人のタイプによって。なんか。言いにくいっすけど。

(イジリー岡田)んー・・・乃木坂の番組に関しては、やっぱりギルガメの時に、そういう風に女性の番組だっていうのが入っているから。やっぱり、乃木坂のおかげで僕はMCでいるんだから、乃木坂を目立たせる合間に、ちょっとツッコミでギャグを入れる程度でいいっていうのがあるし。

(若林正恭)いや、それすごいなって思って。この子にいま、やらせていた方が・・・とかの感じとか。いや、そういうので評価・・・評価されればいいってもんじゃないっすけど。なんかそこをほしいなって思うこと、ないのかな?っていう風に思ったんですよね。

(イジリー岡田)ああー。いま、50才でも、いまでもそういった仕事をもらえてありがたいっていう気持ちでやっているので。

(若林正恭)別にそんなの、いらないんですね。評価とかは。

(イジリー岡田)うーん。だから乃木坂のメンバーも俺のベロ、慣れちゃったし。

(若林・春日)(笑)

(イジリー岡田)もう『ベロが早くてキレイですね』って言われてるから(笑)。

(春日俊彰)エロいとかじゃなくて。

(イジリー岡田)んじゃなくて。で、だからもう、乃木坂のみなさん、本当に素敵な子たちなんで。それで、慣れているけど、リアクションはしてくれる(笑)。

(若林正恭)なるほど。なるほど。

(イジリー岡田)『いやーん!』って言うけど、笑顔だからね(笑)。

(若林・春日)へー!

(若林正恭)でもなんか、面白い話ですね。シモ嫌いからデビューして、そうなるって。なんか不思議な縁というか、めぐり合わせっすよね。

(イジリー岡田)ねえ。で、当初から、僕ね、デビューが春日くんの地元の西武。所沢の西武の屋上デビューなんですね。アイドルの司会で。で、初めてそういう芸能の仕事で、『アイドルの司会ってこんなに楽しいんだ』と思って。『将来、司会やりたいな』って22才の時に思ったんですね。それがいま、乃木坂とかそういう一流のアイドルの司会をやれているっていうのが、エロを1回挟んでますけど、よくエロを挟んでいる俺が、秋元さん許しているなっていう。

(若林正恭)なるほどねー。

(イジリー岡田)AKBも、AKBの『AKBINGO!』ってありますけど。最初は『AKB0じ59ふん!』とかって、AKBがブレイクする前の第一回の隠しゲストだったんですよ。

(若林正恭)へー!

(イジリー岡田)で、秋元先生から、『とにかくバラエティーわかんない子たちで、初めてのレギュラーなんで。泣かしちゃってください。ベロで』って言われて。だから、AKBも絡んでいるし、乃木坂も絡んで。乃木坂の方がお嬢様っぽいっていうか。よく・・・

(若林正恭)たしかに、お嬢様っぽいですからね。

(イジリー岡田)よく俺と絡ませてくれているなっていうのが。そこが不思議でしょうがないですけどね。で、ありがたいっていう気持ちと。

(若林正恭)そうかそうか。へー!

(春日俊彰)なるほどね。

(若林正恭)いま、春日さんとね、2人で。

(イジリー岡田)『美人妻いただきます』。これは、久しぶりにギルガメの時の俺、イジリーが出てますよね。

V☆パラダイス『美人妻いただきます』

(春日俊彰)いやいや、もう間近で高速ベロみたいな。普通にもう、中学生に戻る瞬間、ありますよね。

(イジリー岡田)ずーっと2人で、『奥さん!奥さん、奥さん、奥さん!奥さん、もっとお尻を!奥さん、奥さん!奥さん、もっとこっちを見て!奥さん、もっと胸元いこうか?奥さん、奥さん!』って。『「奥さん」って何回言ってるんだろう?』と思って。1日4本撮りだから(笑)。

(若林正恭)味わい深くなってくるよなー。

(イジリー岡田)で、久しぶりにイジリー岡田。ギルガメのが見たい方は、『美人妻いただきます』をね。

(春日俊彰)あれは、いいですね。全開のイジリーさんが。

(若林正恭)これ、このなんかすごいストーリー。お笑い芸人のストーリーを聞いた上で、俺、『美人妻』の素材を見たら、大爆笑だよ(笑)。

(イジリー・春日)(爆笑)

(春日俊彰)その葛藤があった末の。

(若林正恭)余計、笑っちゃうよ。そのベロに(笑)。

(イジリー岡田)それはね、爆笑できると思います。それぐらい、吹っ切れてやっているもんね。

(春日俊彰)そうですね。

(若林正恭)これでもう、お時間・・・

(イジリー岡田)来ちゃった?

(若林正恭)あっという間。ちょっと聞きたいことがいろいろあったんですけど・・・

(イジリー岡田)ありがとうございます。本当に、もう。

<書き起こしおわり>

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