ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『爆笑問題日曜サンデー』にゲスト出演。爆笑問題のお二人に、ウルトラセブン『ノンマルトの使者』の深さについて語っていました。
(太田光)(リスナーからのメールを読む)『ウルトラマンと仮面ライダー、どちらが好きですか?』。
(宇多丸)これは世代的に言って、作品の質云々で言えばウルトラマンとかね、すごいのあるんですけど。世代から言うと、僕仮面ライダー世代なんですよね。で、あとからウルトラマンとかはむしろ。すごいなって。
(太田光)大人になってからね。ウルトラセブンなんか、特にそうだよね。
(宇多丸)そうですよ。
(田中裕二)だって子供の時、理解しないで見てましたよね。
(宇多丸)だって、『ノンマルトの使者』とか、どんだけすごい話なんですか。
(太田光)どんな話?
『ノンマルト』の正体
(宇多丸)ノンマルトの使者は、要するに地球はかつて、ウルトラセブンがね、ノンマルトと呼ばれていたなって。そういう話があって。したら、いまいる地球人はそのノンマルト星人を侵略してきた、かつての侵略者の末裔なんだということが暗示される。わかるわけですよ。で、そのノンマルト星人は海の底に追いやられて。海底都市でひっそり暮らしているわけですよ。で、それをしったウルトラ警備隊、どうするか?っていうと、『そんなことはあり得ない。そんなこと、許しちゃいけない』っていうんで、そのノンマルトの都市を攻撃するんですよ。
(太田・田中)わー・・・
(宇多丸)で、そのノンマルトの生き残りの少年がモロボシ・ダンに怒りの叫びをするところで終わるっていう。
(田中裕二)えっ、それって怪獣は?
(宇多丸)怪獣も出てくるんですけど。
(太田光)壇蜜が・・・
(宇多丸)えっ?
(太田光)壇蜜が最後・・・
(宇多丸)壇蜜!?
(田中裕二)モロボシ・ダンからかかってるんですかね。
(宇多丸)ねえ。
(江藤愛)2人が考えましたね。
(太田光)セブンはたしか、沖縄がテーマなんだよね。
(宇多丸)急に!急に本当に真面目なところに(笑)。そう。沖縄のね、出身のライターの方が。そういう少数民族のあれで。でも、これってすごくないですか?つまり、元々自分たちが守っていた、正義としているものの根本を揺るがすようなことを。何のために戦っているのか?が揺らぐみたいなことになっていて。
(太田光)大人だよね。
(田中裕二)ウルトラマンとかも、ジャミラとかさ。
(太田光)ジャミラね。トラックの運転手。
(宇多丸)トラックの運転手?
(太田光)が、なっちゃうんじゃなかったっけ?
(田中裕二)いやいや、宇宙飛行士!トラックでは、ならないです。
(宇多丸)(笑)。あの、何からの類推かわかんないんで!
(太田光)(笑)
(宇多丸)ジョナサン?どういうこと?
<書き起こしおわり>