熊崎風斗 宇多丸に『timelesz project』の魅力を語る

宇多丸と宇垣美里『アフター6ジャンクション2』初回放送オープニングトーク書き起こし アフター6ジャンクション
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熊崎風斗さんが2025年2月20日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で最終回を迎えたNetflixのオーディション番組『timelesz project』について、宇多丸さんにその魅力を熱く語っていました。

(宇多丸)あの、無理しないでいいんですよ。私、無理強いするつもりはないんです。でも熊崎くんが「言いたいことがある」って言ってたから。

(熊崎風斗)そう。言いたいことがあるんですよ。本当に。週末土曜日、沖縄キャンプに行っていて。キャンプの取材はもちろん大事で、楽しかったんですけども。土曜日がね、注目している案件がありまして。私の9月からの楽しみが終わったっていう1日で。また、ここから楽しみが始まったとも言えるんですけど。

(宇多丸)9月から始まって。

(熊崎風斗)タイプロってご存知ですか?

(宇多丸)タイプロ? はいはいはい! あの、オーディション?

(熊崎風斗)あのオーディションがこの前の土曜日、Netflixでずっと配信してたやつの最終回があって。メンバーが決まりましたっていうのでそれまで3人組だったのが今、8人組として始動するっていう。その最終回がこの前の土曜日だったんですよ。

(宇多丸)あんまり俺、詳しくないんだけど……。

(熊崎風斗)timeleszっていう、元々はSexy Zone。中島健人くんが抜けて今、3人になって。菊池風磨くんとか松島聡くん、佐藤勝利くんの3人になって。

(宇多丸)まあ、いわゆる旧ジャニーズ事務所からのっていう。

元Sexy Zone、timeleszの新メンバーを選ぶ

(熊崎風斗)で、今回、「新メンバーをオーディションで加えます。今までグループでやったことがないことをやります」っていうのが始まって。これが9月から配信がスタートしたんですね。でも最初はファンの皆さんからすると、全く知らない人が入ってくるわけですよ。いわゆるジュニアと呼ばれるところから叩き上げで来た人たちじゃない人が外から来る。もう大批判だったんですよ。「受け入れられない!」って。

(宇多丸)へー!

(熊崎風斗)ただ、これオーディションやっていくとそうなるんですけど。オーディションでみんな、参加した方々が頑張っていく姿を見せてくれると、どんどんと否から賛に変わっていって。

(宇多丸)これはASAYAN以来のね、オーディション番組の……。

(熊崎風斗)そうなんですよ。これ、オーディション大成功パターンで。これいきなりパッと知らない人が加わっていたら、「いやいやいや……」ってなっちゃうんですけど。みんな、もう感情移入してる中で……僕もそうですけど。それで決まったんで、もう完璧な8人に。まあ落ちちゃった子もいて、これは悲しいんですけれども。「完璧な8人が加わった」っていう風になって。で、ここからまた、いろんなツアーとか、番組に出たりとか、新たな楽しみが始まっていくっていう。もう僕、本当に超ハマりまくっていて。

(宇多丸)ああ、本当? へー! すごい話題になっているなとは聞いてました。

(熊崎風斗)最初の方はちょっとこう、言っちゃダメですけども。やる気がないというか。「本当に入る気、あるのか?」みたいな子たちがオーディションを受けたりもしていて。「いや、なんだよ?」みたいな空気感もあったんですけど。三次、四次、五次と進んでいくともう本気でtimeleszに入りたいっていう子たちしかいなくなって、涙涙。毎回、落ちるたびに涙みたいなのがあって。そこでもう、どんどんどんどんファンの皆さんがタイプロ現象みたいになっていって。で、その参加者で寺西くんっていう方がいて。

今、ものすごく人気になってるんですよ。元々ジュニアで、個人で活動していて、俳優部っていうので。まあミュージカルとか、たくさん出たりもされていたんですけど。で、個人で活動してて、グループにはこれまで所属してなかったけどやっぱりアイドルとして活動したいっていう。そんな憧れはあったっていう、もう本当に苦労人の子がいて。その方も参加していて。もう……。

(宇多丸)だから昔から応援してるような人にとっての物語もあるし。

(熊崎風斗)そうなんですよ。そういう人も2人、入って。でも一橋大学の大学生とかも入ったりして。いろんな個性がぶつかった8人になって、ここからが注目という感じなんですけれども。これが土曜日で、本当に大感動でした。

(宇多丸)なんかちょっとだけ……日比ちゃんから。日比ちゃんも見ていて、ちょっと話は聞いていて。それでなんか面白いなと思ったのはやっぱりあの旧ジャニーズ事務所。あれだけ禍々しい出来事っていうのが明らかになって。で、途方に暮れるところもあったと思うんです。当人たちは。というところで、要するにあのジャニー喜多川というとんでもない人がいてという、そのイズムを抜いた後、それでも残るその自分たちっていうのをなんか、再定義っていうか。ここで再定義する。じゃあ、自分たちは何がしたいのか? 自分たちがしてきたことで何がよかった部分なのか? みたいなことを再定義しようとしてるような試みだという風に話を聞いていて思って。

(熊崎風斗)いや、まさにそうですね。それで途中、先輩たちがオーディションの様子を見に来るみたいなのあって、いろんな方が来るんですけど。木村拓哉さんがいらっしゃった回があって。だいたい他の皆さん、当たり前かもしれないんですけど。「頑張ってね」ってオーディションを受けてる人たちに対して言っていて。「頑張ってね」とか「上手くなってるね」みたいな、そういう声かけをするんですけど。木村拓哉さんは「今、こうやっていろいろと問題がある事務所に来たいと思ってくれて、ありがとう」みたいなところから始まって。もうそこがしびれるんですよ。僕たちからすると。

で、木村さんはその練習生たちにみんな、敬語を使って話していて。「君たちみたいな方が新たな力となって……僕たちの新たな力となって、変えてくれるんだ」みたいな、そのリスペクトをものすごく込めて話していて。「やっぱりキムタク、違うな!」みたいな。そんな空気感があったり。それとtimeleszのオーディションなんですけど、同じ事務所の先輩たちみんなが新しい何かをやったりして、注目して。「みんなで作りたいんだ」っていう空気感がオーディション全体の中ですごく伝わってきましたね。

「みんなで作りたいんだ」という空気感が伝わる

(宇多丸)ねえ。その話もちらっと聞いて。そこはだからさすが、木村さんだし。やっぱりね、あれだけのことがあってそれでまた再出発……並のことじゃないっていうか。

(熊崎風斗)そうですね。相当な覚悟を持ってやった……。

(宇多丸)というか、それがないとダメだと思うんですよ、こんなの。「0からやり直す」っていう気がないとダメなことだったと思うんです。あれって。だから、なんかそれがちゃんと現れてるってことなんでしょうね。ちょっと僕、直接見れてないので申し訳ないけど。

(熊崎風斗)菊池風磨さんとかが中心になって、新たなメンバーを加えるってなった時、たぶんいろんなところから批判はあったんですけど。「これじゃダメだ。何か変わるためにはこれぐらいのことをしないと、変わったことにもならないし。それで変わったことになるかどうかもわからないけれども……」っていうところがある中で始まって。それで半年かけて、視聴者というかファンを納得させたっていう。これはすごい取り組み、新しい取り組みだなっていう気はしましたね。

(宇多丸)やっぱり評判というかね、それは聞いてたんだけども。そうか。それなりのちゃんと、あれがあったんですね。そういう深みがね。

(熊崎風斗)でもね、これはそういうのも全部、抜きにしてシンプルに楽しいってところももちろんあって。素で見ても面白いですし、推しとか見つかるというか。普通のオーディション番組と同じようなところもあるんですけど。

(宇多丸)でもオーディション番組ね、その後、いろいろ増えたじゃない? その中でやっぱり成功したものもあれば、そうでもないものもある中でこれはだから……。

(熊崎風斗)追加メンバーオーディションっていうのはなかなか……ゼロイチを作るオーディションが最近、ほとんどだったので。追加メンバーオーディションっていうのは、それこそモーニング娘。とか、そういう以来で。相当久しぶりな案件だなっていう。

(宇多丸)たしかに、たしかに。その元からあるイズムにフィットする人なのかどうかっていうのもあるし。なるほど、たしかに。

「timeleszの仲間探し」

(熊崎風斗)だからこれ、難しいのは結局、「timeleszの仲間探し」っていうことをみんなずっと、言っていて。歌が上手いから、ダンスが上手いからっていうだけが通る条件じゃない。今の3人と合わせた時、チームとしてどうなのか、なので。だから視聴者からするとちょっとモヤモヤする部分とかも……あんなにダンスがうまくて、あんなに歌がうまくて輝いた人が落ちちゃって、とかっていうところもあるんだけど。でも、それはもう大前提、そういうパッケージというか。「timeleszに合うメンバーを揃えたい」っていうところだったっていうことですよね。

(宇多丸)もちろん単純にね、スキル順じゃないみたいなのもありますよね。なるほどね。

(熊崎風斗)そうなんですよ。で、受かったから優秀だとか、そうじゃないとか、そういうことでも全くないっていう。

(宇多丸)なるほどね。これ、Netflixで見れる?

(熊崎風斗)Netflixで見れます。

(宇多丸)番組名的には?

(熊崎風斗)『timelesz project』。

(宇多丸)タイプロ。OK。なるほどね。いや、熊崎くんならではのナイスネタですよ。

あちこちで話題になりまくっている『timelesz project』。熊崎さんのお話を聞いてやっとその概要が掴めたような気がします。(ほぼほぼ宇多丸さんと同じリアクションをしながら聞いていました)。あのちゃんラジオの謎のタイプロものまねとかで気になってはいたんですよねー(笑)。ちょっとオーディションが見たくなってきたけど、沼にハマりそうで怖いです!

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