東京03飯塚悟志さんが2026年10月28日配信のポッドキャスト『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!』に出演。キングオブコント2026を振り返る中で5組目のダウ90000の「三竦み」ネタを振り返っていました。
(博多大吉)ではいきましょう。5組目、ダウ90000。
#キングオブコント 2026
5組目は…初の決勝!
◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
エントリーNo.3331
#ダウ90000
_______________◢コントと演劇の二刀流を貫いてきた8人が
キングオブコントに新しい風を吹かせる‼️ https://t.co/hL8IGcTlHB— キングオブコント【公式】 (@koc_staff) October 17, 2026
(飯塚悟志)はい。ダウ90000も8人組で。5分のネタの大会で決勝に上がってくるっていう、もうそれだけで化け物だと思うんですよね。で、やってる設定も繊細だし。すごく。これが3タイプの男の話で。真面目で夢を追いかけてる若者はクールで貧乏な若者に勝てない。で、クールで貧乏な若者は気さくで成功した大人に勝てない。で、その気さくで成功した大人は真面目で夢を追いかける若者には勝てないっていう、そのじゃんけんの関係性のネタ。こんなの、ちょっとコントでここまで繊細な設定は見たことないっていうのはあるんですけど。
(博多大吉)しかも人数ね、ちゃんとほら、男女でみんな、それができるから。
(飯塚悟志)しかも5分で。で、このネタは元々、見たことあって。そもそもたぶん20分ぐらいあるんですよ。
(博多大吉)ねえ。本来は長いらしいですね、これね。
(飯塚悟志)で、その女子のじゃんけんの関係性とかも見えてくるんですけど、完全にそこは端折って。そのネタの前半部分だけをたぶん切り取って5分にして持ってきたんでしょうけど。やっぱりもうその5分間で8人でどうやってやりくりするかっていうことが大変すぎて1人1人のキャラクターの強さみたいなものはやっぱり他と比べて見せづらいですよね。これはもう、だから蓮見くんは当然、わかってることだと思うんですけど。そうですね。だから人によっては本当に、本当のちょい役みたいな子も出てきちゃうし。どうしたって。忽那さんっていう、そのすごくキャラクターのいい女の子がいるんですけど。やっぱりその子にほとんどセリフを与えられてないネタになってしまったりとか。
(博多大吉)うんうん。最後ね、2人で出てきたじゃない? 女の子がね。まあ、言ったらあれ、2人いるか?っていう。1人でよくない、みたいなね。そうなっちゃうのかな。でも僕はもう本当、面白かった。ダウ90000。「なんなん、これ?」と思って。
(飯塚悟志)「なんなん?」(笑)。
(博多大吉)「なんなん、これ?」って。で、当然こんなん、5分やったけどどうせ元ネタあるやろうし。「下手したら4、50分やるやろ、こんなこと。うわっ、すごい集団だ」と思った。でもやっぱりキングオブコントの決勝ステージっていうところとの相性なのかな? やっぱり5分になると。
(飯塚悟志)っていうのはあると思いますね。
(博多大吉)まあ審査員の皆さん、小峠さんの87点がすごく気にはなりますが。飯塚くんも90点。これ、どうなの? よくね、僕はもうほっといていいと思うんだけど。そのコントなのか、演劇なのか、お芝居なのか、みたいなので結構、お笑いファンの方が論争を起こしたりするじゃない? 飯塚くんはどう思う?
コントと演劇・お芝居を分ける基準
(飯塚悟志)僕ら、東京03も「演劇寄り」みたいに言われることもあるし。だから本当にその笑いに特化していたら僕はコントだと思うんですよね。目的が「お客さんから笑いを取る」だったら……たとえば1時間半の長いお芝居も笑いを取ることが目的だったらもう、それはロングコントだと思うんですよね。で、ダウ90000はたぶん、笑いをちゃんと取りに行ってるはずなので。僕は演劇だとは思わないんですけど。そこの線引きもなかなか、人それぞれで難しいかもしれないですね。
(博多大吉)意外とやってる方はそんな、「これはコントだ。これは演劇だ」って思ってないのかな?
(飯塚悟志)うん。やってる方は。はい。
(博多大吉)見てる人たちが、やっぱりキングオブコントとかになるとそういう論争がどうしても出ちゃうかなと思いますけどね。
(飯塚悟志)そうですね。スパイシーガーリックのあのエスカレーターのネタとかもボケ・ツッコミ全然ないんですよね。あれだけで笑わせる潔さなんですけど。あれもじゃあ、演劇寄りなのか?ってなっちゃうし。まあ、本当に笑いを取るためだけに作られたものは全部、コントだと思うんですけどね、僕は。
(博多大吉)だから「コント師」なんていうね、そういうカテゴリーをみんな、付けたがるというか。どうしても付けちゃうんで。なんかダウ90000、だからね、いろいろほら、問題っていうか話題になったじゃない? 伊集院さんと揉めたりとか、なんか。だからちょっと逆風が吹いてる中やったから、「頑張れ!」と思いながら見てましたけど。なんかすごい「ああ、ダウ90000ってやっぱり面白えな」と思いながら。
(飯塚悟志)僕は一箇所、見ていて気になったのは……。
(博多大吉)はい。ぜひ教えてください!
(飯塚悟志)そこもだから好みの問題なのか、わかんないですけど。まあ、ある程度3人の関係性、じゃんけんの関係性が終わった後に園田くんという短髪の男の子が出てきて。
(博多大吉)4人目がね。
(飯塚悟志)はい。で、まあ最終的に「俺は誰にも勝てねえな」って言って笑いを起こすんですけど。あのセリフって前の3人のくだりを見てないと絶対、出ないんですよ。
(博多大吉)なるほど!
(飯塚悟志)そう。でも、いきなり出てきてあのセリフを言った時に「えっ?」ってちょっと思っちゃったんですよ。
(博多大吉)全部、もう作られた世界に見えちゃうよね。そうなると。
(飯塚悟志)あれはちょっと都合が良すぎるセリフで。でも、それもたぶんあのネタを5分尺にまとめなきゃいけないから端折って端折って、ああなのかもしれないですけど。
(博多大吉)もし映像作品なら後ろの方に座らせとけばまだ成立するけど。急に出てきて。
(飯塚悟志)そう。あのセリフは出ないと思うんですよ。「俺は誰にも勝てねえな」って。
(博多大吉)かぁーっ! 目が覚めた!
(飯塚悟志)なんで? いやいやいや(笑)。
(博多大吉)目が覚めました、私は。たしかに! おっしゃる通り。
(飯塚悟志)そこはでも一番、気をつけなきゃいけないところで。
(博多大吉)03なんかも一番そこは?
(飯塚悟志)そこはやっぱり僕は嫌うので。
(博多大吉)僕も漫才師としては本当、おこがましいけど。辻褄を合わせないと気が済まない男なんで。細部に実はね、気を遣うけど。やっぱりちょっと次元が違うな、03は。っていうか、コント師は。コントっていうのはやっぱりそういうもんで。漫才はね、口八丁手八丁やから何とでもなるんやけど。実は。多少、荒くても。
(飯塚悟志)そうですね。まあ、それの方が笑いは取りやすいんですよ。絶対。お客さんはその流れを見てるし。
(博多大吉)だから志村けんさんの変なおじさんじゃないけど。急に出てきてっていうのが面白いから。
(飯塚悟志)なんですけど。それをやっちゃうのは簡単だから。
(博多大吉)聞いてるかな、蓮見くん?
(飯塚悟志)いやいや、たぶん分かってると思います。
(博多大吉)「分かった上で」だよね。
(飯塚悟志)と思います。
(博多大吉)いや、本当にこういう議論をね、TBSラジオで深めていこうよ。ダウ90000と東京03の間で。私が仲介しますんで。
(飯塚悟志)なんでですか?(笑)。そう。ちょっと気になったっていう。それでちょっと僕はより、低くなってるんですよ。
(博多大吉)僕はもう観客として、視聴者として見ていて、あの人が出てきた時点で「もうオチだな。じゃんけんを崩すんだな」っていうのはなんとなく想像できるじゃない? だからまあまあまあ。で、皆さんの点数出た時にまあまあまあと思ったけど。もう次元が違いました。飯塚審査員。そこでやっぱり審査員の皆さんも違和感というか。
(飯塚悟志)うん。違和感は感じると思います。「うん?」っていう。だから別のセリフにできたらよかったんでしょうけど、たぶんあのセリフが一番強いんですよ。「俺は誰にも勝てねえな」が。
(博多大吉)うんうんうんうん。で、そこも蓮見くんもおそらく悩んで悩んで悩み抜いたけど、こっちを取ったっていう。
(飯塚悟志)と思います。なんせ、やっぱり5分にしなきゃいけないから。
(博多大吉)いや、本当。ダウ90000をね、批判するのは簡単やけど。ちゃんとこんだけ理論立ててみんな、やってよ? 悪く言うんなら。私は悪く言うことなんか1個もないと思ってるから。
(飯塚悟志)うん、1個もない。
(博多大吉)もう応援団です。私はダウ90000の。でも今、言われた通りやね。
(飯塚悟志)引っかかったって感じですかね。
(博多大吉)で、何回も繰り返し言うけど、コンテストだから。これは。点数を入れなきゃいけないってなると、そういうところも審査員は見逃さないよっていう。そういうところに普段は目をつぶるけど、そこでつけちゃうよっていうのはね。でも結果的には6位になったのかな? ダウ90000は。結構ね、高得点ではありましたけども。まあ、でもダウ90000で……あのダウ90000で合計得点が635点っていうね。そのオンエア上もなんか、まだこれより先、いるの? みたいな。ちょっとハラハラ感はありました。まだ残ってんの? これより上がと思いながらね、見ていましたけども。
ダウ90000 コント「三竦み」






コントと演劇・芝居を分ける基準として「笑いを取ることが目的かどうか?」という飯塚さんの考え、とても腑に落ちました!